Ritz Paris宿泊記|Deluxe Room
パリの「Ritz Paris」に家族3人で1泊しました。
かねてから、妻と「いつか行きたいね」と話していたホテルです。娘はまだ小さく、ベビーベッドを入れてもらっての滞在でした。
泊まってみての感想をひとことで言うと、装飾の豪華さに感動するホテルです。世界一のホテルをつくる、という気概を感じました。
この記事でわかること
- ヴァンドーム広場に面した Ritz Paris の立地と、歩いて行ける場所
- 美術館のような部屋と、金の白鳥の蛇口
- Salon Proust やバー、レストランの今
- プールのある Ritz Club と、子連れで泊まるときの注意
Ritz Paris はどんなホテル?

1898年に、ホテル王と呼ばれたセザール・リッツが開いたホテルです。パリ1区のヴァンドーム広場(Place Vendôme)に面していて、ココ・シャネルやヘミングウェイが愛したことでも知られています。
4年近くかけた大改装を終えて、2016年に再開しました。フランスの「パラス」の称号には申請していませんが、パリの最高級ホテルといえば、まず名前が挙がるホテルです。
| 場所 | 15 Place Vendôme(パリ1区)、Opéra 駅・Tuileries 駅から歩いて約6分 |
|---|---|
| 開業 | 1898年(大改装を終えて再開) |
| 部屋数 | 約140室(半分ほどがスイート) |
| 泊まった部屋 | Deluxe Room(予約のときに Executive Room からアップグレード) |
| レストラン | Espadon(ミシュラン1つ星)、Bar Vendôme、Salon Proust |
| バー | Bar Hemingway、Ritz Bar |
| プール・スパ | Ritz Club(屋内プール、スパ、ジム) |
| チェックイン | 15時(チェックアウト12時) |
ホテルから歩いて行ける主な場所
ホテルのまわりの位置関係は、こんな感じです。オペラ座もチュイルリー公園も、歩いてすぐの距離です。
- Opéra 駅・Tuileries 駅:どちらも歩いて約6分
- オペラ座(Palais Garnier):Rue de la Paix を北へ、歩いて約7分
- Jardin des Tuileries:南へ歩いて約5分。子どもが走り回れる公園で、夏は移動遊園地も出ます
- Madeleine 教会:北西へ歩いて約5分
- Place de la Concorde:南西へ歩いて約8分
- ルーヴル美術館:南東へ歩いて約15分
Rue de Rivoli 沿いの Le Meurice も、南へ歩いて5分ほどです。
装飾の豪華さに感動した館内
Ritz Paris で一番心に残っているのは、装飾の豪華さです。ロビーから部屋の小物まで、どこを見ても手が込んでいます。
ヴァンドーム広場を望むレセプション
レセプションは、ヴァンドーム広場に面しています。正面の大きな窓の向こうに、広場の円柱がまっすぐ見えます。
左右には金の燭台のランプと、黄色のベルベットのいす。青いじゅうたんと紺のカーテンが、金色をいっそう引き立てています。

カウンターの木の板には、王冠の紋章と「Ritz」の金の文字。娘は、その文字を指でなぞっていました。
本棚に囲まれた Salon Proust

作家プルーストの名前がついたサロンです。アーチ形の本棚に古い本が並び、オレンジのベルベットのいすと花柄のじゅうたんが置かれています。
ここは午後のティータイムの場所で、ペストリーシェフのケーキと紅茶が楽しめます。妻と娘も、このソファに座っていました。
部屋:美術館にいるような調度品

部屋に入ると、まずシャンデリアが目に入ります。ベッドの上には、バラのつるが描かれた布の天蓋。窓の外は緑の木々でした。
調度品がどれも美しく、部屋にいながら美術館にいるような気分になります。それでいて、豪華さと使いやすさが両立していました。いつまででもここにいたい、と思わずにいられない心地よい部屋です。

水色のベルベットのいすと、刺繍のクッション。ナイトテーブルのランプの脚も金色です。

デスクの上には金の額縁の絵。その下に、タッチパネルの電話がさりげなく置かれています。古い装飾の中に、今の設備がきちんと収まっていました。
金の白鳥の蛇口

僕が特に感動したのが、バスルームの蛇口です。白鳥の形をした金の蛇口で、羽を広げた姿がそのまま水の出口になっています。
この白鳥の蛇口は、リッツの昔からの名物です。ハンドルはクリスタルで、ティッシュの箱や石けん皿まで金色にそろえてあります。
毎日使う蛇口ひとつにまで、ここまで気を配る。ホテルの細部にいたるまでの美意識に、心から感動しました。
部屋で迎えてくれたマカロン

部屋のテーブルには、ガラスのドームに入ったマカロンと、名前入りのカードが置かれていました。グラスやコースターにも、Ritz のロゴが入っています。
レストランとバー
館内のメインのレストランは「Espadon」です。ウジェニー・ベジア(Eugénie Béziat)シェフのフランス料理で、ミシュランの1つ星。中庭の「Grand Jardin」に面していて、夏はテラス席もあります。
朝食や軽い食事なら「Bar Vendôme」。バーは、ヘミングウェイの名前がついた小さな「Bar Hemingway」が有名で、予約は受けていません。
僕らが泊まったあとには、Rue Cambon 側にパティスリー「Ritz Paris Le Comptoir」もできました。泊まらなくても、ケーキを買って帰れます。
プールのある「Ritz Club」

地下には、プールとスパ、ジムのある「Ritz Club」があります。天井に空の絵が描かれ、まわりを白い列柱が囲むプールです。パリのホテルの中でも大きなプールとして知られています。
娘は、上の階の手すりからプールを眺めていました。僕らが泊まったときは、スパはシャネルのスパ「Chanel au Ritz Paris」でした。
プールは朝7時から夜10時まで。子どもが入れるのは、家族向けの時間(水曜の午後と、土日の午前)が中心です。16歳未満は大人と一緒に入ります。時間は変わることがあるので、泊まる前にホテルに確かめておくと安心です。
子連れで泊まるときに知っておきたいこと

ベッドの上には、子ども用の小さなバスローブ。ハンガーにも Ritz のロゴが入っています。

娘には、ホテルからぬいぐるみのプレゼントもありました。
家族で泊まるときのポイントはこちらです。
- ベビーベッド:僕らのときは部屋に入れてもらえました。予約のあとに、子どもの年齢を伝えて頼んでおきましょう
- 部屋:エキストラベッドは入れられないことが多いので、3人以上ならスイートも見てみてください
- 料金の目安:いちばん下の部屋でも1泊1,700ユーロ前後から。朝食は別で、1人70ユーロ台です
- プール:子どもが入れる時間が決まっています
- 料理教室:館内の École Ritz Escoffier に、6〜13歳向けの子どもの教室があります
チュイルリー公園が歩いてすぐなので、子どもが飽きたら外で走り回れます。パリで子どもと行きたい場所は「子連れパリ旅行ガイド」に、プールのあるホテルは「パリのプールのあるホテル」にまとめています。
こんな人に向いているホテル
パリで一生の思い出になるホテルに泊まりたい人には、心からおすすめです。歴史のある装飾や、美しいものが好きな人なら、館内を歩くだけで楽しめます。
オペラ座、チュイルリー公園、ルーヴル美術館に歩いて行けるので、観光の拠点としても便利です。反対に、子どもとプールでたくさん遊びたいなら、時間の決まりを先に確かめておきましょう。
まとめ:細部まで美意識が行き届いた、世界一を目指すホテル
Ritz Paris は、装飾の豪華さに感動したホテルでした。白鳥の蛇口ひとつにまで、世界一のホテルをつくるという意志とこだわりを感じます。
泊まっていることが誇らしく感じるホテルです。妻と「いつか行きたいね」と話していた憧れのホテルに、家族3人で泊まった1泊でした。
この旅では、パリの最高級ホテルを3軒続けて泊まりました。ほかの2軒はHôtel Plaza Athénée宿泊記とLe Meurice宿泊記に、3軒の違いは「パリのパラスホテル泊まり比べ」にまとめています。パリのホテルはShangri-La Paris宿泊記もどうぞ。
- ヴァンドーム広場に面した、1898年創業のホテル
- 美術館のような部屋と、金の白鳥の蛇口
- オペラ座やチュイルリー公園に歩いて行ける
