Hôtel Plaza Athénée宿泊記|ジュニアスイート

パリのモンテーニュ通り(Avenue Montaigne)にある「Hôtel Plaza Athénée」に、家族3人で1泊しました。妻と、2歳の娘と僕の3人です。

このときは夏のパリで、パラスホテルを3軒続けて泊まりました。Plaza Athénée は、その2軒目です。

泊まってみての感想をひとことで言うと、色づかいがいちばん好きなホテルでした。

この記事でわかること

  • 赤い日よけとゼラニウムの外観、中庭の様子
  • アップグレードで泊まったジュニアスイートの部屋とバスルーム
  • ディオールのスパ「Dior Spa Plaza Athénée」と、今のレストラン
  • 2歳の子どもと泊まって分かったことと、子連れ向けのサービス

Hôtel Plaza Athénée はどんなホテル?

Hôtel Plaza Athénée のロビー。シャンデリアと黄色い柱、回転扉に向かって歩く妻の後ろ姿

1913年に開業した、パリを代表するホテルのひとつです。フランスで5つ星のさらに上にあたる「パラス(Palace)」に選ばれていて、ロンドンの The Dorchester などと同じ Dorchester Collection のホテルです。

場所25 Avenue Montaigne(8区)、メトロ Alma-Marceau 駅から歩いて約5分
開業1913年
部屋数客室154室とスイート54室
泊まった部屋ジュニアスイート(予約は Superior Room)
レストラン・バーLa Grande Table du Plaza Athénée、Le Relais Plaza、La Galerie、Le Bar、夏は La Cour Jardin
スパDior Spa Plaza Athénée(サウナ・ハマムあり)
料金の目安いちばん下の部屋でも1泊2,000ユーロ前後から
Hôtel Plaza Athénéeモンテーニュ通りの赤い日よけのパラスホテル。セーヌ川まで歩いてすぐ

ホテルから歩いて行ける主な場所

ホテルは、シャンゼリゼ通りとセーヌ川のあいだにあります。まわりの位置関係は、こんな感じです。

Seine Av. Montaigne Pont de l’Alma 凱旋門約20分 Champs-ÉlyséesF. D. Roosevelt 駅・約8分 ホテル Grand Palais約10分 Alma-Marceau 駅約5分 Palais de Tokyo約10分 Bateaux-Mouchesセーヌ川の遊覧船・約5分 エッフェル塔川の向こう・約20分 ↑北
ホテルのまわりの位置関係(イメージで、縮尺は正確ではありません。時間は歩いた目安)
  • Alma-Marceau 駅:メトロ9号線。歩いて約5分
  • Bateaux-Mouches の乗り場:セーヌ川の遊覧船。南へ歩いて約5分
  • Champs-Élysées:モンテーニュ通りを北東へ歩いて約8分。Franklin D. Roosevelt 駅(1・9号線)もここ
  • Grand Palais:東へ歩いて約10分
  • エッフェル塔:Pont de l’Alma を渡って、歩いて約20分
  • 凱旋門:北西へ歩いて約20分

モンテーニュ通りは、高級ブランドの本店が並ぶ通りです。セーヌ川の遊覧船の乗り場もすぐなので、子どもと船に乗るのにも便利な場所です。

赤い日よけと、緑の中庭

Plaza Athénée は、あの色彩がいいんです。

窓の上には赤い日よけ。窓辺には赤いゼラニウム。クリーム色の石の建物に赤がよく映えて、モンテーニュ通りを歩いていても遠くから分かります。

部屋の窓から見下ろした中庭。ツタに覆われた壁と赤い日よけ、白いクロスのテーブルが並ぶ La Cour Jardin

部屋の窓からは、中庭が見下ろせました。壁一面がツタに覆われていて、ここにも赤い日よけが並びます。

中庭は、夏のあいだだけ開くレストラン「La Cour Jardin」になります。白いクロスのテーブルと赤いパラソル。緑と赤と白の組み合わせは、上から見ても絵のようでした。

赤いカーテンのかかったロビーの窓辺で、椅子に座る僕。ガラス越しにモンテーニュ通り

ロビーにも、赤いカーテンと金色の取っ手。どこを見ても色がそろっていて、気持ちのいいホテルです。

黄色い柱とシャンデリアのある Hôtel Plaza Athénée のロビー。回転扉に向かって歩く妻の後ろ姿

部屋:アップグレードしてもらったジュニアスイート

予約した部屋から、アップグレードしていただき、ジュニアスイートに泊まりました。

紫がかったピンクで揃えたファブリック

ジュニアスイートの寝室。シャンデリアとダブルベッド、ベッドの前に置かれた白いベビーベッド、ピンクの椅子

部屋でいちばん好きだったのは、ファブリックの色です。

椅子の張り地、ランプのシェード、クッション。どれも紫がかったピンクで揃えてありました。グレーの壁とカーテンに、このピンクが入るだけで、部屋がぱっと華やぎます。外観の赤と同じで、色の使い方がとても上手なホテルだと思います。

グレーのソファとピンクのクッション、ピンクのシェードのランプ、ピンクの肘掛け椅子が並ぶリビング

ベッドのまわりとは別に、ソファとテーブルのあるリビングのスペースがあります。部屋にはベビーベッドも用意されていました。

ソファで娘を抱っこしてくつろぐ妻。大きな窓の外にはバルコニーとゼラニウム

窓は天井近くまである大きなフランス窓で、外には小さなバルコニー。妻と娘も、ソファでのんびりしていました。

テーブルに置かれたウェルカムのアプリコットとピンクのバラ、シャンパンクーラー、名前入りのカード

テーブルには、木箱に入ったアプリコットとピンクのバラ、そして名前入りのカード。ここでもバラの色がピンクでした。

窓辺の丸テーブルに並んだルームサービスの銀色のクロッシュ。赤とグレーのカーテン

窓辺には丸いテーブルもあって、ルームサービスはここに並べてもらえます。子どもが小さいうちは、部屋で食べられるのは助かります。

バスルームと、窓の金具

大理石のダブルシンクのバスルーム。開いた窓の外に中庭のツタとゼラニウム

バスルームは白い大理石で、シンクは2つ。ここにも窓があり、開けると中庭のツタと赤い花が見えます。明るいバスルームでした。

バスルームの窓の外。鉄の手すりのバルコニーに赤いゼラニウムの鉢、向かいの壁にツタと赤い日よけ
フランス窓の金色の取っ手とかんぬき。外に赤いゼラニウム

窓の取っ手は、彫りの入った金色の金具。毎日触るところまで、きちんとデザインされています。

ヒッチコックやカラヤンも泊まったホテル

部屋の美しさもさることながら、うれしかったのは顧客の話です。

僕の好きな映画監督のヒッチコックや、指揮者のカラヤンも、このホテルの顧客だったそうです。その名簿の中に、自分の名前も刻まれた。そう思うと、なんだかうれしくなりました。

ディオールのスパ「Dior Spa Plaza Athénée」

妻がこのホテルを選んだ目的は、ディオールのスパでした。

ベージュのカーテンとバラの絵が飾られたスパのくつろぎの部屋。ソファに座る娘と妻

Dior が初めて開いたスパが、この Plaza Athénée の中にあります。ベージュとピンクの、やわらかい色の空間です。

妻は「よかった」と満足していました。実は僕も受けたのですが、始まってすぐに寝てしまって、ほとんど覚えていません。残念です。

僕らが泊まった2019年は「Dior Institut」という名前でした。その後に大きく改装され、今は「Dior Spa Plaza Athénée」になっています。トリートメントの個室が5つとカップル用の部屋が1つ、サウナとハマム。天井の光で朝から夕方の日の光を再現する「Dior Light Suite」もできました。予約制で、泊まらない人も受けられます。

朝食:娘の顔を描いたカフェラテ

朝食のテーブル。娘の顔が描かれたカフェラテとオレンジジュース、銀の台に盛られたクロワッサン、赤いパン

朝食のテーブルには、銀の台に盛られたクロワッサンやパン・オ・ショコラ。カフェラテには、娘の顔が描かれていました。

自分の顔が描かれたカフェラテのカップを両手で持つ娘

娘も、自分の顔が描かれたカップを小さな両手でしっかり持っています。

表面をこんがり焼いて粉砂糖をかけた、厚くて丸い朝食の一皿

表面をこんがり焼いて粉砂糖をかけた、厚みのある一皿も出てきました。

レストランとバー

館内には、こんなお店があります。

  • La Grande Table du Plaza Athénée:メインのレストラン。ミシュランの星付き
  • Le Relais Plaza:アールデコの内装のブラッスリー
  • La Galerie:朝食やお茶に。パティシエ Angelo Musa のお菓子
  • Le Bar:ホテルのバー
  • La Cour Jardin:夏だけ開く中庭のレストラン

メインのレストランは、ここ数年で何度か変わりました。僕らが泊まったときはアラン・デュカスのレストランでしたが、そのあと Jean Imbert のお店になり、2026年の秋からは「La Grande Table du Plaza Athénée」という名前で再出発しています。

家族で泊まるときに知っておきたいこと

娘はまだ2歳でした。家族で泊まるときのポイントはこちらです。

  • ベビーベッド:僕らのときは部屋に用意されていました。予約のあと、子どもの年齢を伝えておくと安心です
  • 家族向けのプラン:コネクティングの2部屋を組み合わせる「Family Time」があり、朝食と子どもへのプレゼントが付きます
  • 子どものお茶:La Galerie で、子ども向けのアフタヌーンティーがあります
  • プール:ありません。スパとフィットネスはあります
  • 料金:いちばん下の部屋でも1泊2,000ユーロ前後から。朝食付きかどうかも見比べてください

こんな人に向いているホテル

パリらしい華やかな色づかいのホテルに泊まりたい人には、とてもおすすめです。ディオールのスパが目的の人にも合っています。セーヌ川やシャンゼリゼ通りに歩いて行けるので、観光の拠点にもなります。

同じ旅で泊まった Ritz Paris(リッツ・パリ)と Le Meurice(ル・ムーリス)の宿泊記もあります。3軒の違いは「パリのパラスホテルに家族で泊まり比べ」にまとめています。

子どもと行きたいパリの場所は「子連れパリ旅行ガイド」に、エッフェル塔が見えるホテルは「シャングリ・ラ パリの宿泊記」に書いています。アップグレードの話は「ホテルでスイートにアップグレードされるには」にもまとめました。

まとめ:色彩が美しい、モンテーニュ通りのパラス

赤い日よけの外観と、紫がかったピンクで揃えた部屋。Plaza Athénée は、色の美しさがいちばん心に残るホテルでした。

妻はディオールのスパがよかったと言っていました。僕はスパで寝てしまって、ほとんど覚えていないのが残念です。

Hôtel Plaza Athénée の中庭
泊まったホテル
Hôtel Plaza Athénée
  • モンテーニュ通り。Alma-Marceau 駅から歩いて約5分
  • 赤い日よけの外観と、色づかいの美しい部屋
  • Dior が初めて開いたスパがある