家族カードのメリットを旅行目線で比較|保険・SFC・ラウンジ・ポイント合算(ANA・マリオットのアメックス、JALカード)

✔ 家族カードを作ると、旅行で何が変わるのかよくわからない
✔ 家族カードを持っていない子どもにも、旅行保険はつくのか知りたい
✔ SFCやホテルのステータスが、家族カードで妻(夫)にもつくのか気になる

家族カードは「本会員のおまけ」くらいに思われがちです。

でも旅行で見ると、保険・ステータス・ラウンジ・ポイントと、効いてくるところがかなり多いです。僕もANAアメックスの家族カードを妻に持ってもらっていて、SFCのステータスを夫婦で使っています。

この記事では、このサイトでよく紹介しているカードの家族カードで何がもらえるのかを、各社の公式サイトで確認した今の条件でまとめます。

この記事でわかること

  • ANAアメックス・マリオットのアメックス・JALカードなどの家族カードの年会費
  • 家族カードを持つ家族と、持たない家族(子どもなど)で旅行保険がどう違うか
  • SFCのステータス・空港ラウンジ・ポイントの合算が家族カードでどうなるか
  • 2028年4月からのSFCの新しい制度で、家族カードの利用分がどう数えられるか

家族カードで旅行に効く4つのこと

家族カードは、本会員の家族に発行されるカードです。支払いは本会員の口座からまとめて引き落とされます。

旅行で効いてくるのは、大きく分けてこの4つです。

旅行保険家族カード会員にも本人分の保険がつく
ステータスSFCなどは家族カードでも同じサービス
ラウンジ家族も自分のカードで入れる
ポイント合算家族の支払いも本会員にまとまる

家族カードを作れるのは配偶者・親・18歳以上の子

アメックスの場合、家族カードの対象は「原則、配偶者(生計を同一にする別姓・同性パートナーを含む)・両親・18歳以上の子」です(アメックス公式(2026年10月時点))。

つまり、小学生や中学生の子どもは家族カードを持てません。子連れの旅行では、子どもは「カードを持たない家族」として扱われる、というのが前提になります。

うちの娘もまだ家族カードを作れない年齢です。なので我が家では、家族カードは妻の1枚だけです。

カード別の家族カードの年会費

まずは年会費です。カードによって、有料・1枚目無料・何枚まで無料と、かなり違います。

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カード本会員の年会費家族カードの年会費
ANAアメックス7,700円2,750円
ANAアメックス・ゴールド42,900円21,450円
ANAアメックス・プレミアム187,000円4枚まで無料
マリオット ボンヴォイ アメックス34,100円1枚目無料、2枚目以降17,050円
マリオット ボンヴォイ アメックス・プレミアム82,500円1枚目無料、2枚目以降41,250円
ANA JCBワイドゴールド15,400円4,400円
ANA VISAワイドゴールド15,400円4,400円
JALカード CLUB-Aゴールド(VISA・Mastercard・JCB)17,600円8,800円

税込。出典:アメックス公式(家族カード)(2026年10月時点)、JCB公式(2026年10月時点)、ANA公式(2026年10月時点)、JALカード公式(2026年10月時点)

ANAアメックス・ゴールドの家族カードは安くない

ANAアメックス・ゴールドの家族カードは、2026年9月のリニューアルで21,450円になりました。

家族カードの年会費だけを見ると、ANA JCBやANA VISAのゴールドの本会員より高いです。それでも我が家が続けているのは、妻がSFCのステータスを持てるからです。このあと詳しく書きます。

一方、マリオット ボンヴォイ アメックス・プレミアムやANAアメックス・プレミアムは、家族カードが無料の枠があります。本会員の年会費は高いですが、夫婦で持つなら1枚あたりの負担は下がります。

旅行保険は「家族カード会員」と「カードを持たない家族」で違う

家族旅行でいちばん気にしたいのが、旅行保険です。

カードの旅行保険では、家族は2つに分かれます。家族カードを持っている「家族カード会員」と、持っていない「家族」です。

基本カード会員僕
家族カード会員妻(家族カードあり)
カードを持たない家族娘(家族特約などで補償)

アメックスは、カードを持たない家族にも保険がつく

アメックスのカードは、カードを持たない家族も補償の対象です。対象になる家族は「カード会員(家族カード含む)の配偶者と、生計を共にする6親等以内の血族・3親等以内の姻族」です。

ただ、金額はカードを持つ人より少なくなるカードがあります。治療費用(傷害・疾病とも同じ額)で比べるとこうなります。

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カード基本カード会員家族カード会員カードを持たない家族
ANAアメックス100万円100万円100万円
ANAアメックス・ゴールド300万円300万円200万円
ANAアメックス・プレミアム1,000万円1,000万円1,000万円
マリオット ボンヴォイ アメックス100万円100万円100万円
マリオット ボンヴォイ アメックス・プレミアム300万円300万円200万円

海外旅行の治療費用(旅行代金をカードで払った場合)。出典:アメックス公式(旅行傷害保険)(2026年10月時点)

ANAアメックス・ゴールドとマリオットのプレミアムは、家族カード会員は本会員と同じ300万円、カードを持たない家族は200万円です。

傷害死亡・後遺障害は、ANAアメックス・ゴールドだと本会員10,000万円、家族カード会員5,000万円、カードを持たない家族1,000万円と、3段階に分かれています。

家族の分の旅行代金も、同じカードで払う

アメックスの保険は利用付帯です。家族分の海外旅行傷害保険も対象にするには、家族分の旅行代金も対象カードで決済する必要がある。航空便の遅延や手荷物の遅延・紛失の補償は、ANAアメックス・ゴールドやマリオットのプレミアムでは基本カード会員だけが対象です。

我が家は、家族分の航空券やツアー代金も同じANAアメックス・ゴールドでまとめて払っています。妻は家族カード会員、娘はカードを持たない家族として、それぞれ補償の対象になるという形です。

JALカードは「家族特約」の範囲がブランドで違う

JALカード CLUB-Aゴールドは、家族会員(家族カード)は本会員と同じ補償です。カードを持たない家族は「家族特約」でカバーされます。

ただし、家族特約の対象と金額はブランドでかなり違います。

CLUB-AゴールドJCBVISA・Mastercard
本会員・家族会員の治療費用300万円150万円
家族特約の治療費用200万円150万円
家族特約の対象本会員と生計を共にする、カードを持たない19歳未満の子カードを持たない(家族会員でない)配偶者・生計を共にする収入のない同居の両親・未婚の子

出典:JALカード公式(CLUB-Aゴールドの付帯保険)(2026年10月時点)

JCBは金額が大きい代わりに、家族特約の対象がカードを持たない19歳未満の子だけです。カードを持たない配偶者は対象に入りません。夫婦で旅行するなら、配偶者にも家族カードを作っておくと安心だと思います。

カードの保険そのものについては「海外旅行保険が自動付帯のクレジットカード」に、我が家がアメックスの保険だけで旅している理由は「90日以内の海外旅行に旅行保険は不要?」にまとめています。

ステータスとラウンジは家族カードでどこまで使えるか

次はステータスです。ここはカードによって、家族カードにつくもの・つかないものがはっきり分かれます。

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カード家族カード会員のステータス・ラウンジ
ANAスーパーフライヤーズカードANAカード家族会員には本会員と同じサービスを提供
ANAアメックス・ゴールドプライオリティ・パス:基本カード会員と家族カード会員は年会費無料で登録できる(1回35米ドルの利用料が年2回まで無料)。POWER LOUNGE PREMIUM:家族カード会員と、搭乗券を持つ同伴者1名まで無料
マリオット ボンヴォイ アメックス・プレミアムゴールドエリートの自動付与は『基本カード会員』と書かれている(家族カード会員への付与の記載はない)
JALグローバルクラブ(JGC)本会員が1,500 Life Status ポイント以上なら、生計を同一にする配偶者・両親・18歳以上の子は家族会員になれる(JGC Three Star特典)

出典:ANA公式(2026年10月時点)、アメックス公式(ANAアメックス・ゴールド)(2026年10月時点)、アメックス公式(マリオット・プレミアム)(2026年10月時点)、JAL公式(2026年10月時点)

SFCは家族カードでも本会員と同じサービス

家族カードの価値がいちばん大きいのは、SFC(スーパーフライヤーズカード)だと思います。本会員がSFCを持っていれば、家族カードの会員にも本会員と同じサービスが提供されます。

我が家のやり方

娘が学校に通うようになると、旅行はどうしても混む時期になります。少しでも特典航空券を取りやすくなればと思って、子どもが小さいうちにSFCを取っておきました。家族カードで妻もステータスを持てるので、夫婦そろって使えるのは助かります。

ANAアメックスのSFCゴールドの家族カードは21,450円です。夫婦2人分のステータスを、自分で搭乗して取ることを考えると、家族カードの年会費で持てるのはかなり大きいと思っています。

2028年4月からのSFCは、家族の支払いも合わせて年300万円が分かれ目

SFCは2028年4月から制度が変わります。ANAカード・ANA Payの年間決済額が300万円以上なら「SFC PLUS」、届かなければ「SFC LITE」になります。

  1. 2026年12月16日新制度の最初の集計が始まる
  2. 2027年12月15日この1年の決済額で区分が決まる
  3. 2028年4月SFC PLUS・SFC LITEのサービスが始まる

家族カードで関係するのは、家族会員の利用分も本会員の利用分に合算されることです。夫婦それぞれのカードの支払いを合わせて300万円を目指せます。

SFC LITEになっても、SFCの資格がなくなるわけではありません。ただ、ラウンジは「国際線は羽田・成田・ホノルルのANAラウンジ、国内線は混雑時を除きANAラウンジ・共用ラウンジ(大型連休など混雑時は使えない場合がある)」、スターアライアンスのステータスは「スター アライアンス・シルバー(提携航空会社のラウンジ・優先搭乗などは原則対象外)」になります。

年末年始やゴールデンウィークに旅行することが多い家族ほど、LITEとPLUSの差は大きく感じると思います。家族カードを持っているなら、普段の支払いを家族でまとめるのが一番の対策になりそうです。

マリオットのゴールドエリートは基本カード会員のもの

マリオット ボンヴォイ アメックス・プレミアムは、カードを持つだけでゴールドエリートがつきます。ただ公式の書き方は「基本カード会員に自動的に付与」で、家族カード会員につくとは書かれていません。

家族で泊まるなら、予約は基本カード会員の名前で入れておくのが確実だと思います。詳しくは「Marriott Bonvoy Amexプレミアム5年使ったレビュー」に書いています。

家族の支払いを本会員のポイントにまとめる

家族カードのもうひとつの良さが、ポイントです。

アメックスの家族カードは、家族カードの利用分のポイント・マイルも基本カードと同じように貯まり、基本カード会員にまとめて加算。家族がそれぞれ別のカードで払うより、1つの口座に早く貯まります。

本会員の支払い航空券・ホテル・日常
家族カードの支払い妻の日常の買い物など
本会員のポイント・利用額マイル・ボーナス・ステータスの条件に合算

年間ボーナスの条件にも、家族カードの利用分が入る

ポイントだけでなく、利用額で決まるボーナスにも家族カードの分が入ります。

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カード利用額の条件家族カードの利用分
ANAアメックス・ゴールド利用ボーナスマイル15,000マイル(毎年1/1〜12/31に400万円以上利用→翌年3月末までに進呈)利用ボーナスマイルの利用金額は家族カードの利用分も基本カードに合算
マリオット ボンヴォイ アメックス・プレミアム無料宿泊はプログラム期間(入会日/切替日から1年)に400万円以上利用+継続家族カードの利用分は基本カードに集約され、プラチナエリート取得(年500万円)と無料宿泊特典(年400万円)の利用金額に合算
ANAスーパーフライヤーズカード年300万円でSFC PLUS(2028年4月から)家族会員の利用分も本会員の利用分に合算

出典:アメックス公式(2026年10月時点)、アメックス公式(2026年10月時点)、ANA公式(2026年10月時点)

ANAアメックス・ゴールドの利用ボーナスマイルは、1人の支払いだけで条件に届かせるのは大変です。夫婦の支払いをまとめれば、届きやすい条件になると思います。

ちなみに、ANAアメックス・ゴールドの入会特典も「入会特典の利用条件は基本カード会員と家族カード会員の利用分が対象」です。新しく作るときは、家族カードも一緒に申し込んでおくと条件を達成しやすくなります。

ANAカード・JALカードは家族のマイルを合わせて使える

家族カードとは別に、家族それぞれのマイルを合わせて使える仕組みもあります。

項目ANAカードファミリーマイルJALカード家族プログラム
登録の手数料0円0円
登録できる家族ANAカード本会員と生計を同一にし同居する配偶者・同性パートナーおよび1親等以内の家族親会員と生計を同一にする配偶者および一親等(両親・子)
人数プライム会員(ANAカード本会員1名)+ファミリー会員親会員1名+子会員9名まで

出典:ANA公式(2026年10月時点)、JALカード公式(2026年10月時点)

どちらも、祖父母や兄弟姉妹は登録できません。家族のマイルを合わせて特典航空券に使えるので、子どもが搭乗で貯めたマイルも無駄になりにくいです。

特典航空券を家族の分まで取るコツは「ANA特典航空券が取れない?予約のコツと確保率を上げる7つの方法」に書いています。

家族カードを作る前に確かめたいこと

最後に、家族カードを作る前に確認しておきたいことを順番にまとめます。

  1. 家族カードで欲しいものを決める保険・ステータス・ラウンジ・ポイントのどれが目当てかで、作る価値が変わる
  2. 家族カードの年会費を確かめる1枚目無料・何枚まで無料のカードもある
  3. カードを持たない家族の保険を確かめる子どもは家族カードを持てない。家族特約の範囲と金額を見る
  4. 旅行代金は家族の分も同じカードで払う利用付帯のカードは、払っていない家族は補償されない
  5. 普段の支払いもまとめる利用ボーナスやSFCの区分に、家族カードの分も合算される

我が家の場合は、SFCのステータスを妻にも持ってもらうことが一番の理由で、家族カードを作りました。保険やポイントは、あとからついてきた良さという感じです。

ANAアメックス・ゴールドそのものの使い方は「ANAアメックス・ゴールド10年使った本音レビュー」に、海外での支払いのカードの使い分けは「海外旅行におすすめのクレジットカード」にまとめています。

よくある質問

子どもも家族カードを作れますか?

アメックスの家族カードは、原則18歳以上の子が対象です(原則、配偶者(生計を同一にする別姓・同性パートナーを含む)・両親・18歳以上の子)。18歳未満の高校生で海外留学やホームステイの予定がある場合などは電話で相談とされています。

家族カードを持たない子どもにも旅行保険はつきますか?

アメックスのカードは、カードを持たない家族も補償の対象です。ANAアメックス・ゴールドなら治療費用は200万円です。ただし利用付帯なので、家族の分の旅行代金も同じカードで払う必要があります。

SFCの家族カードでも、ANAラウンジは使えますか?

ANAカード家族会員には本会員と同じサービスを提供とされています。2028年4月からは、家族カードの分も合わせた年間決済額で、SFC PLUSかSFC LITEかが決まります。

家族カードで使った分のポイントはどうなりますか?

アメックスの場合、家族カードの利用分のポイント・マイルも基本カードと同じように貯まり、基本カード会員にまとめて加算。利用ボーナスマイルなどの利用額にも合算されます。

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