ANAビジネスクラスに安く乗る方法|特典航空券・アップグレード・座席の選び方と家族で乗るコツ

✔ 一度はビジネスクラスで海外に行ってみたいけれど、値段を見てあきらめている
✔ マイルで乗れると聞くけれど、どれくらい必要なのか分からない
✔ 家族で乗るとき、子どもの分や座席がどうなるのか知りたい

ビジネスクラスの航空券を正規の値段で買うと、家族の分ではかなりの金額になります。

僕ら家族は、ANAのマイルを貯めて、家族3人分のビジネスクラスの特典航空券を取ることを目標にしています。妻とあの手この手で探して、ヨーロッパへの長いフライトをビジネスクラスで飛んできました。

この記事では、ANAのビジネスクラスに安く乗る3つの方法と、座席の選び方、家族で乗るときのコツを、ANA公式サイトで確認した今のルールと一緒にまとめます。

この記事でわかること

  • ビジネスクラスに安く乗る3つの方法と、それぞれの向き不向き
  • 特典航空券とアップグレードに必要なマイル
  • ANAのビジネスクラスの座席(THE Room など)の違い
  • 子どもの分のマイルと、家族で取るときの我が家のやり方

ビジネスクラスに安く乗る方法は3つ

ビジネスクラスに安く乗る方法は、大きく分けると3つです。

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方法かかるもの取りやすさ向いている人
① マイルの特典航空券マイル+燃油サーチャージ・税金△マイルが貯まっていて、日程を動かせる人
② 有償エコノミー+マイルでアップグレードエコノミーの運賃+マイル○旅行に確実に行きたい人
③ 有償でビジネスクラスを買うビジネスクラスの運賃◎マイルがない人、日程が決まっている人

いちばん安く乗れるのは、マイルの特典航空券

お金の負担がいちばん少ないのは、マイルで取る特典航空券です。

そのかわり、ビジネスクラスの特典の席は少なく、いつでも取れるわけではありません。特に家族の人数分をそろえるのは、本当に大変です。

確実さを取るなら、アップグレードを組み合わせる

特典航空券が取れないときに使えるのが、有償のエコノミーを買って、マイルでビジネスクラスにアップグレードする方法です。

先に席を確保できるので、「ビジネスに乗れなかったら旅行がなくなる」という心配がありません。我が家は、1と2を同時に進めることが多いです。

方法①:マイルの特典航空券でビジネスクラスに乗る

ANA便の国際線特典航空券は、行き先と時期(シーズン)で必要なマイルが決まります。

家族旅行でよく使う行き先の、片道の必要マイルを並べるとこうなります。往復はこの2倍です。

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行き先エコノミー Lビジネス Lビジネス Rビジネス H
アジア2(バンコク・シンガポールなど)15,00040,00042,50047,500
ハワイ17,50040,00042,50067,500
北米20,00050,00052,50082,500
ヨーロッパ22,50055,00057,50090,000

単位はマイル(日本発・片道・1人)。L=ローシーズン、R=レギュラー、H=ハイ。出典:ANA公式(2026年10月時点)

ローシーズンを選ぶだけで、必要なマイルはかなり減る

同じヨーロッパのビジネスクラスでも、ローとハイでは必要なマイルに大きな差があります。

日程を少し動かせるなら、シーズンの境目を見て決めるだけで、家族の分のマイルはかなり節約できます。シーズンの期間は行き先で違うので、ANA公式のシーズンカレンダー(2026年10月時点)で確認してください。

提携航空会社の特典は、ハイシーズンでも同じマイル

ANAのマイルは、スターアライアンスの航空会社の便にも使えます。こちらはシーズンがなく、1年中同じマイルです。

ヨーロッパ・ビジネスクラス片道の必要マイル

ANA便(ハイ)
90,000
ANA便(ロー)
55,000
提携航空会社
57,500

ANA便の特典提携航空会社の特典(シーズンなし)

単位はマイル。提携航空会社は日本発の国際線2区間だけの往復(Zone1-A)の場合。出典:ANA公式(ANA便)(2026年10月時点)、ANA公式(提携航空会社)(2026年10月時点)

ローシーズンならANA便のほうが少なく済みますが、夏休みや年末年始のようなハイシーズンは、提携航空会社の特典のほうがかなり少ないマイルで済みます。ANA便が取れないときにも、提携航空会社の便を一緒に探すと選択肢が広がります。

なお、特典航空券でも燃油サーチャージと税金はかかります。今のヨーロッパ・北米行きの燃油サーチャージは1人片道55,000円です(ANA公式(2026年10月時点))。家族の分だと大きいので、予算に入れておくのがおすすめです。

取れるかどうかは、予約開始日と直前の空席しだい

ANA便の特典航空券は、搭乗日の355日前の朝9時から予約できます。往復は往復は復路搭乗日の355日前からです。

ここで取れなくても、出発が近くなってから席が出てくることがあります。キャンセル待ちは14日前まで入れられます。

我が家のやり方

モナコに行ったときは、羽田からニースまで(フランクフルト乗り継ぎ)、ANAマイルでビジネスクラスを予約することができました。3人そろって取れないときは、妻と娘の2名分と僕の1名分に分けて探します。妻と娘はビジネスクラス、僕はひとりエコノミー、ということもありました。

取りやすくする7つの方法は「ANA特典航空券が取れない?予約のコツと確保率を上げる7つの方法」に詳しく書いています。

方法②:有償のエコノミーを買って、マイルでアップグレードする

エコノミー(またはプレミアムエコノミー)の航空券をお金で買って、ビジネスクラスへのアップグレードをマイルで申し込む方法です。

対象の運賃でエコノミーを買うまず家族の席を確保
マイルでアップグレードを申し込む空きがなければ空席待ち
取れたらビジネス取れなくてもエコノミーで行ける

必要なマイルは、行き先ではなく区間の距離で決まる

アップグレードに必要なマイルは、特典航空券のようなゾーンやシーズンではなく、乗る区間の距離で決まります。

区間の距離エコノミー・プレエコ→ビジネス
〜2,000マイル12,000
2,001〜3,500マイル18,000
3,501〜4,500マイル20,000
4,501〜5,500マイル25,000
5,501マイル〜28,000

単位はマイル(片道1区間)。出典:ANA公式(国際線アップグレード)(2026年10月時点)

申し込めるのは搭乗日の355日前〜出発24時間前です。ANAが運航するANA便名の便だけが対象で、コードシェア便は使えません。

いちばん安いエコノミー運賃は、アップグレードできない

この方法で気をつけたいのは、アップグレードできる運賃が決まっていることです。

日本発のエコノミーからビジネスにするなら、予約クラスがG/E/Y/B/M/Uの運賃が対象です。セールのような安いエコノミー運賃の多くは対象に入らないので、買う前に予約クラスを確かめてください。

我が家のやり方

最近はこの方法を使うことが多いです。家族3人分のビジネスクラスの特典航空券を同時に取るのは本当に大変ですが、エコノミーの有償航空券なら3席確実に押さえられます。アップグレードが通ればビジネス、通らなくてもエコノミーで旅行はできる。この安心感は大きいです。

方法③:有償でビジネスクラスを買うときに見ること

マイルが足りないときや、日程がどうしても動かせないときは、お金でビジネスクラスを買うことになります。

同じビジネスクラスでも、運賃の条件で値段が変わる

航空券の運賃は、変更や払い戻しができるかどうかで値段が変わります。

安い運賃変更・払い戻しの条件が厳しい
高い運賃変更・払い戻しがしやすい

日程が決まっているなら、条件の厳しい安い運賃を早めに買うのが基本です。子どもの体調で予定が変わりやすい家族旅行なら、払い戻しの条件も一緒に見ておくと安心です。

運賃の条件や、マイルがどれくらい貯まるかは、予約の画面で運賃ごとに表示されます。買う前に一度開いて確認しておくといいと思います。

セールや比較サイトで相場を見てから、公式サイトで買う

航空会社は、ビジネスクラスもセールの対象にすることがあります。比較サイトで相場を見ておくと、安い時期が分かりやすいです。

僕は、値段を比べたあとは航空会社の公式サイトで買うことにしています。理由と比較サイトの使い方は「海外航空券を安く、確実に買う方法」に書いています。

ちなみに、有償の航空券をカードで買うと、カードの旅行保険の条件もそろいます。どのカードで払うかは「旅行に強いゴールドカードのおすすめ」も参考にしてください。

ANAのビジネスクラスの座席は3種類

ANAの国際線ビジネスクラスの座席は、機材によって違います。今の主な座席はこの3つです。

座席特徴
THE RoomB777-300ER(新212席)。ドア付きのワイドシートを前後の向きを組み合わせて配列。全席通路側。フルフラット、24インチ4Kモニター、ペアシートに可動式パーティション。計64席
THE Room FXB787-9(206席)。ドア付きの個室型シート。背もたれをあらかじめリクライニングさせたソファのようなシートで、レッグレストを水平にしてベッドに。24インチHDモニター、ワイヤレス充電。全48席
ANA BUSINESS STAGGEREDANA BUSINESS STAGGERED。フルフラットシートを互い違いに配置したスタッガード配列。全席通路側。B777-300ER(212席)、B787-8、B787-9(246/215席)、B787-10など

運航する機材や座席は予告なく変わることがあります。出典:ANA公式(シート一覧)(2026年10月時点)

THE Roomは、ドア付きの個室のような座席

THE Roomは、B777-300ERの新しい仕様の機材に入っている座席です。

ドアのついた広い座席で、どの席からも直接通路に出られます。2人並びのペアシートには動かせる仕切りがあるので、親子で並んで座りたいときに選びやすい座席です。

どの座席になるかは、便ごとにシートマップで確かめる

同じ行き先でも、便や時期によって使う機材が変わります。予約するときに、その便のシートマップで座席の種類を確かめておくと安心です。

スタッガードの座席も、すべてフルフラットになり、全席から通路に出られます。家族で乗るなら、どの席が隣どうしになるかを、シートマップで先に見ておくのがいいと思います。

我が家のやり方

娘が赤ちゃんのころ、大阪からニースまで行ったときは、行きはANA、帰りはスイス インターナショナル エアラインズのビジネスクラスでした。どちらもフルフラットになる座席だったので、平らにして娘のスペースをつくり、一緒に遊んだり、添い寝したりして過ごしました。

家族でビジネスクラスに乗るときのコツ

家族で乗るときに、まず知っておきたいのが子どもの分のマイルです。

子どもの特典航空券も、大人と同じマイルが必要

だれANA国際線特典航空券
小児小児(2歳以上12歳未満)は大人と同じマイル数
座席を使う幼児座席を使用する幼児は大人と同じマイル数
座席を使わない幼児座席を必要としない幼児(2歳未満)は、同伴する大人の特典航空券と同じ搭乗クラスの必要マイル数の10%(特典利用者登録が必要)。幼児運賃航空券を別に買うこともできる(電話のみ)
予約の方法小児のみ、または2歳未満の幼児を含む予約はANAウェブサイトから申し込めず、電話で申し込む

年齢は最初の区間の搭乗日で数えます。出典:ANA公式(特典航空券のご利用条件)(2026年10月時点)

子どもでも、席を使うなら大人と同じマイルがかかります。家族3人ならマイルも3人分なので、貯める段階から家族の分で考えておくのが大事です。

家族のマイルは、本人+配偶者・同性パートナー・2親等以内の家族(最大10名)を特典利用者に登録すれば、自分のマイルで取れます。マイルの貯め方は「僕がマイルを貯めるためにやっている9つのこと」にまとめています。

我が家は、特典とアップグレードを同時に進める

家族3人分のビジネスクラスを取るときに、僕が実際にやっている流れです。

  1. 予約開始日の朝9時に3人で取りにいく復路の搭乗日から355日前を数えて、カレンダーに入れておく
  2. 取れなければ2名+1名に分けて探すキャンセル待ちも分けて入れる。締め切りは出発14日前
  3. 同時に、アップグレードできる運賃でエコノミーを押さえる特典が取れたら払い戻す。取れなければマイルでアップグレードを申し込む
  4. 出発1か月前からは毎日検索するビジネスの特典の席が出てきたら取り直す

正直に言うと、手間はかかります。それでも、家族3人分のビジネスクラスを正規の値段で買うことを考えると、マイルと工夫で同じ体験ができる価値は十分にあると思っています。

よくある質問

ヨーロッパのビジネスクラスは、マイルでいくつ必要ですか?

ANA便の片道で、ローシーズン55,000マイル、ハイシーズン90,000マイルです(日本発・1人)。提携航空会社の特典ならシーズンに関係なく57,500マイルです。

安いエコノミーを買って、ビジネスにアップグレードできますか?

アップグレードできる運賃は決まっていて、日本発のエコノミーからビジネスなら予約クラスG/E/Y/B/M/Uが対象です。安いエコノミー運賃の多くは対象外です。

子どもの特典航空券は安くなりますか?

座席を使う子どもは、大人と同じマイルが必要です。座席を使わない2歳未満の幼児は、同伴する大人の特典航空券と同じクラスの必要マイルの10%で乗れます。小児や幼児を含む予約は、ANAのウェブサイトではなく電話で申し込みます。

特典航空券なら、お金はかかりませんか?

燃油サーチャージと税金はかかります。今のヨーロッパ・北米行きの燃油サーチャージは1人片道55,000円です。

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