外貨両替はどこがおすすめ?両替所・海外ATM・キャッシングの手数料と、DCCで損しない払い方
✔ 海外旅行の外貨は、日本で両替するのと現地で両替するのと、どちらがいいのか分からない
✔ 海外のATMでお金を引き出すのが少し不安
✔ お店やATMで「日本円で払いますか?」と聞かれて、どちらを選べばいいか迷った
海外旅行のお金の準備で、意外と迷うのが現金です。
僕は、旅費はクレジットカード、現地での買い物や食事はWiseのデビットカード、と分けて使っています。現金はできるだけ少なくしています。
この記事では、外貨の用意の仕方を「両替所」「海外ATM」「クレジットカードのキャッシング」に分けて、各社の公式サイトで確認した手数料と一緒に比べます。
この記事でわかること
- 海外旅行で現金がどれくらい要るか
- 両替所・海外ATM・キャッシングの手数料の違い
- 「日本円で払うか、現地通貨で払うか」を聞かれたときの選び方(DCC)
- 僕が海外でやっている、お金の持ち方
海外旅行で、現金はどれくらい必要か
最初に考えたいのは、そもそも現金がどれくらい要るかです。
カードが使える国なら、現金は少しでいい
ヨーロッパやアメリカの都市では、ほとんどのお店でカードが使えます。
フランスでの生活もカード払いが中心で、現金が必要な場面は限られています。ただ、ゼロにはできないので、少しだけ持っておくのがちょうどいいと思っています。
現金が要るのは、こんな場面
カードが使えるかどうかは国やお店で違いますが、現金があると助かるのはこんな場面です。
| 場面 | どうするか |
|---|---|
| チップ | 少額の紙幣や硬貨を用意しておく |
| 市場・屋台・小さなお店 | カードが使えないことがある |
| アパートなどの支払い | 現金の手渡しのところもあるので、事前に確認してATMで引き出しておく |
| カードが使えなかったとき | 予備として少しだけ持っておく |
国によっては、まだ現金を使う場面が多いところもあります。行き先によって、持つ金額は変えるといいと思います。
外貨を用意する方法と、手数料のちがい
現金の外貨を手に入れる方法は、大きく分けると3つです。
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| 方法 | 手数料・コスト | いいところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|---|
| 両替所(日本・空港・街) | レートに手数料が含まれている | カードがなくても使える | 余ると円に戻すときにまたコストがかかる |
| 海外ATM(Wise) | 毎月25,000円まで無料、超過分は100円+1.75% | 必要な分だけ引き出せる | ATMの運営会社の手数料が別にかかることがある |
| 海外ATM(Sony Bank WALLET) | 対象10通貨は引き出し額の1.79%。それ以外は引き出し額の1.79%+ATM利用料220円 | 外貨預金から引き出せる | 対象外の通貨は手数料が上がる |
| クレジットカードのキャッシング | 利息(日割り)+ATMの手数料 | デビットカードがなくても使える | 借り入れなので、早く返さないと利息が増える |
出典:Wise公式(料金)(2026年10月時点)、ソニー銀行公式(2026年10月時点)、三井住友カード公式(2026年10月時点)
両替所の手数料は、レートの中に入っている
両替所には「手数料無料」と書いてあることもありますが、手数料がかからないわけではありません。
両替手数料は両替所などによって異なるが、為替レートに手数料を含めた『両替レート』として提示されるのが一般的です(三井住友カード公式(2026年10月時点))。同じ1万円でも、どこで両替するかで受け取れる外貨の金額が変わります。
比べるときは、手数料の有無ではなく「1万円で何ドル(何ユーロ)受け取れるか」で見るのが分かりやすいです。
空港の両替は、着いてすぐ使う分だけにする
空港の両替所は、着いてすぐに使える便利さがあります。
ただ、レートは場所によって違うので、街の両替所や銀行と見比べてから決めたほうが安心です。僕なら、空港ではまとめて両替せず、タクシー代などすぐに使う分だけにします。
両替所は、余った外貨を円に戻すときにもコストがかかります。だから、まとめて両替するより、必要な分だけATMで引き出すほうが、無駄が少ないと思います。
海外ATMで引き出すなら、Wiseのデビットカード
現地のATMで現金を引き出すなら、手数料の安い海外向けのデビットカードが便利です。
WiseのATM引き出しは、毎月一定の額まで無料
Wiseのデビットカードは、海外のATMで現地通貨を引き出せます。手数料は「毎月25,000円まで無料、超過分は100円+1.75%」です。
| 項目 | Wise(日本) |
|---|---|
| カードの発行 | 1,200円(デジタルカードは3,000円をチャージすると無料でデジタルカードを発行できる) |
| 海外ATM | 毎月25,000円まで無料、超過分は100円+1.75% |
| 両替の手数料 | 0.27%〜(通貨により異なる) |
| 持っている通貨で払う | 無料 |
| 海外での手数料 | 海外事務手数料はかからない(両替手数料のみ) |
出典:Wise公式(料金)(2026年10月時点)、Wise公式(カード)(2026年10月時点)
少しの現金なら、無料の枠の中に収まることが多いと思います。Wiseはアプリでアカウントを作ってカードを注文します。カードが届くまで時間がかかるので、出発の直前ではなく、早めに用意しておくと安心です。
Wiseはこちらのリンクから作れます。
ATMの運営会社の手数料に注意
ATMの運営会社が別に手数料を取ることがある。手数料がかかるときはATMの画面に出ることが多いので、引き出す前に画面をよく読んでください。
ATMで引き出すときの流れ
海外のATMも、使い方は日本とほとんど同じです。気をつけたいのは、最後の通貨の選択だけです。
- 銀行の中や、人の多い場所のATMを選ぶ夜や人の少ない場所は避ける。ATMにカードを読み取る機械が付けられていないかも見る
- カードを入れて、暗証番号を入れる言語は英語を選ぶと分かりやすい
- 引き出す金額を選ぶ何度も引き出すと、そのたびにATMの手数料がかかることがある
- 「日本円に換算するか」を聞かれたら断る現地通貨のまま引き出す(下のDCCの話)
現金を受け取ったあとでは、通貨の選び直しはできません。最後の画面だけは、ゆっくり確かめてからボタンを押すようにしています。
WiseとSony Bank WALLETの違いや、支払いでの手数料は「海外で使うデビットカード」にまとめています。
クレジットカードのキャッシングは、早く返せば利息は小さい
デビットカードがないときは、クレジットカードのキャッシングで現地通貨を引き出す方法もあります。
キャッシングの利息は日割りで計算される
キャッシングは借り入れなので、利息がかかります。ただ、利息は借りていた日数で計算されます。
| 項目 | 三井住友カードの例 |
|---|---|
| 利息の計算 | 利用額×年利÷365(うるう年は366)×利用日数 |
| 利息の目安 | 年利18%で、1万円を借りた場合、1日あたりの利息は約4円 |
| 海外事務処理手数料 | 海外キャッシュサービスには海外事務処理手数料はかからない |
年利はカードや契約によって違います。出典:三井住友カード公式マガジン(2026年10月時点)、三井住友カード公式(2026年10月時点)
引き出す金額が少なく、返すまでの日数が短ければ、利息はそれほど大きくなりません。
反対に、次の引き落とし日まで放っておくと、そのぶん利息が増えます。カード会社によっては、帰国後に早めに返す方法が用意されているので、使う前に確かめておくといいと思います。
出発前に、キャッシングの枠と暗証番号を確かめておく
キャッシングは、カードにキャッシングの利用枠が設定されていないと使えません。ATMでは暗証番号も必要です。
現地で気づいても間に合わないことがあるので、出発前にカード会社の会員ページで確認しておくと安心です。ATMの運営会社の手数料が別にかかることがあるのは、デビットカードと同じです。
「日本円で払いますか?」と聞かれたら、現地通貨を選ぶ
海外でカードを使うと、お店の端末やATMで「日本円で払いますか?」と聞かれることがあります。これがDCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)です。
| 選ぶ通貨 | どう換算されるか |
|---|---|
| 現地通貨(ユーロ・ドルなど) | カード会社やWiseのレートで円に換えられる |
| 日本円(DCC) | 加盟店が定めたレートで換算され、カード会社などが定める換算レートより割高になるケースが多い |
出典:SMBC信託銀行(2026年10月時点)
円で払うと安心に見えるけれど、割高になりやすい
DCCは、海外の加盟店(店舗・ATM・オンラインショッピング)で、現地通貨ではなく自国の通貨(日本円)で決済できる仕組みです。
その場で円の金額が分かるので安心に見えますが、換算のレートはお店(加盟店)側が決めます。迷ったら、現地通貨を選ぶのが基本です。
Wiseのカードなら、現地通貨を選べばWiseの両替のしくみで払えます。日本円を選んでしまうと、Wiseの安い両替を使う意味がなくなってしまいます。
ATMの「ACCEPT CONVERSION」は押さない
DCCは、お店だけでなくATMでも出てきます。ATMの画面で「ACCEPT CONVERSION」を選ぶとDCC決済になる(画面は一例)。
注意
海外ATMで現金を受け取った後は決済通貨を変更できない。お店でも、店員さんが円を選んで端末を渡してくることがあるので、サインや暗証番号の前に通貨を確かめてください。
僕が海外でやっている、お金の持ち方
最後に、僕が実際にやっているお金の分け方をまとめます。
現金は「少しだけ、必要なときに」
大きな支払いはアメックス、日常の小さな支払いはWise、というのが僕の基本です。カードで払えるところはカードで払うので、現金はチップや小さなお店のための予備くらいです。
我が家のやり方
フランスで暮らし始めたころも、日本のクレジットカードとWiseでかなり対応できました。航空券やツアー代金は家族の分もANAアメックス・ゴールドでまとめて払い、海外ではアメックスが使えないお店もあるので、現地で使う決済用にVISAブランドのカードも1枚持っています。
クレジットカードは、外貨で払うと手数料がかかります。たとえばアメックスの外貨取扱手数料は3.5%、三井住友カード(VISA・Mastercard)は3.63%です。旅費はポイントと保険のためにカード、現地の細かい支払いはWise、と分けるのはこのためです。
旅行で使うカードの選び方は「海外旅行におすすめのクレジットカード」と「旅行に強いゴールドカードのおすすめ」に書いています。
よくある質問
外貨は日本で両替していくのと、現地で用意するのと、どちらがいいですか?
両替所の手数料は、レートの中に含まれているのが一般的で、場所によって違います。僕は、まとめて両替するより、現地のATMで必要な分だけWiseのカードで引き出すほうが無駄が少ないと思っています。Wiseの海外ATMは毎月25,000円まで無料、超過分は100円+1.75%です。
海外ATMでクレジットカードのキャッシングをすると、損ですか?
利息は日割りで計算されるので、少しの金額をすぐに返すなら大きくはなりません。三井住友カードの例では、年利18%で1万円を借りた場合、1日あたりの利息は約4円です。返すのが遅くなるほど利息は増えます。
カードで払うとき「円で払いますか?」と聞かれたら?
現地通貨を選ぶのが基本です。日本円で払うDCCは、加盟店が決めたレートで換算され、カード会社などのレートより割高になるケースが多いとされています。
WiseのデビットカードでATMを使うと、いくらかかりますか?
Wiseの手数料は毎月25,000円まで無料、超過分は100円+1.75%です。このほかに、ATMの運営会社が別に手数料を取ることがあります。
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