ロワシーバスは廃止|オペラ座からCDG空港への今の行き方と、乗り場・乗り方の記録

パリのオペラ座の横からシャルル・ド・ゴール空港(CDG)まで走っていた「ロワシーバス(Roissy Bus)」は、2026年2月末で運行を終えました。パリ市内と空港を結ぶ交通を管理するイル・ド・フランス・モビリテ(IDFM)が、ロワシーバスの運行を終了し、別の行き方へ切り替えています。

僕ら夫婦は2015年の新婚旅行でヨーロッパを3か月ほど回り、パリには合わせて1か月ほど滞在しました。そのときは空港への足としてロワシーバスを何度も使っていました。

この記事では、ロワシーバスがなくなった今、オペラ座あたりからCDG空港へどう行けばいいかを公式の情報でまとめます。あわせて、ロワシーバスの乗り場や乗り方、夕方のラッシュに巻き込まれた体験も、記録として残しておきます。

ロワシーバスは廃止。今は別の行き方になります

IDFM の発表によると、ロワシーバスは長くオペラ座の地区と空港を結んできましたが、3月からは走っていません。

理由は、道路の渋滞です。パリ中心部と高速道路A1の混雑で、空港までの時間が読みにくく、乗る人も減っていたそうです。僕も後で書くように、ラッシュの時間に乗って空港まで1時間半以上かかったことがあるので、この理由には納得しました。

残っているロワシーバスの切符は、払い戻しの手続きが案内されています。昔買った切符を持っている人は、IDFM のお知らせを見てください。

オペラ座からCDG空港への今の行き方

IDFM がロワシーバスの代わりとして案内しているのは、次の3つです。

1. RER B(いちばん確実)

RER B は、CDG空港の3つのターミナル(1・2・3)に止まります。パリ市内なら、RER B が通っている駅から「Aéroport Ch. de Gaulle 2-TGV」行きに乗れば空港に着きます。

公式の案内では、4時50分ごろから0時ごろまで、6〜15分おきに走っています。空港までの区間は「空港料金」になっていて、1回14ユーロです。普通の地下鉄の切符では乗れないので、切符を買うときは空港までの切符を選びます。Navigo の月・年の定期(全ゾーン)を持っていれば、空港までの区間も含まれます。

オペラ座のあたりからなら、地下鉄やRERでシャトレやパリ北駅に出て、RER B に乗り換えるのが分かりやすいと思います。乗り換えがあるので、大きなスーツケースがあると少し大変です。ただ、道路の渋滞に左右されないので、飛行機の時間が決まっているときは RER B がいちばん安心です。

2. 急行バス 9517(サン・ドニ・プレイエル駅から)

ロワシーバスと同じ車両を使う、急行バス 9517 という路線ができました。メトロ14号線や13号線、RER D が通るサン・ドニ・プレイエル駅から、空港のロワシーポール駅(RoissyPôle)まで約30分です。

毎日5時20分から0時30分まで走っていて、平日のラッシュ時は15分おき、それ以外は30分おきです。土日は昼間20分おき、夜は30分おきです。切符はバス・トラムの切符(Ticket Bus-Tram)で乗れます。

オペラ座のあたりからは、メトロ14号線でサン・ドニ・プレイエルまで出られるので、乗り換えは1回で済みます。ロワシーポールからは歩いて空港へ向かいます。

3. 路線バス 350・351

もうひとつは、路線バスの350番と351番です。350番はポルト・ド・ラ・シャペルから60〜80分、351番はナシオンから70〜90分で空港まで行きます。どちらもバス・トラムの切符で乗れます。

ただ、時間がかかるので、観光客が空港へ行くなら RER B か 9517 のほうが使いやすいと思います。

最新の時刻や切符のことはIDFM の案内ページで確認してください。数年後には、メトロ17号線で空港まで行けるようになる予定だそうです。

空港へ行く日のホテルの選び方

僕らはパリの最終日だけ、ロワシーバスの乗り場の近くにホテルを取っていました。地下鉄だと重いスーツケースを運ばなければならないので、歩いてバス停に行けるようにしたかったからです。

ロワシーバスがなくなった今は、同じ考え方で、RER B の駅の近くに泊まるのが楽だと思います。パリ北駅やシャトレ・レ・アールのあたりなら、乗り換えなしで RER B に乗れます。パリのホテル選びは「パリで観光に便利なおすすめホテルとエリア」にまとめています。

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ホテルを少しでも安く予約するコツは「15年旅してわかった海外ホテルを安く予約する方法」に書いています。

記録:ロワシーバスの乗り場と乗り方

ここからは、僕らが使っていたころのロワシーバスの記録です。今は走っていないので、思い出として読んでください。

乗り場はオペラ座の横

ロワシーバスの乗り場は、オペラ座(ガルニエ宮)の横、「11 Rue Scribe, 75009 Paris」にありました。オペラ座の近くには、宮殿のようなスターバックスもあります。バスを待つ前に寄るのも良いと思います(「パリオペラ座のスターバックス」)。

バスはオペラ座を出ると、空港まで止まりません。一度乗ってしまえば、終点までゆっくりできるのが良いところでした。

時間と運行間隔

僕らが使っていたころは、朝6時から夜23時まで、15〜20分おきに走っていました。空港までは早ければ40分くらいでした。

チケットは乗り場の券売機で

チケットは、バス乗り場にある自動券売機で買っていました。予約は必要ありませんでした。料金は、僕らのときは1人11ユーロです。券売機はクレジットカードと硬貨だけで、紙幣しかないときは運転手さんから買いました。

この券売機は VISA と Master に対応していたのですが、カードによっては使えないことが多かったようです。券売機の前で困っている観光客をよく見かけました。

空港の中でもターミナルを順番に回る

こちらが、ロワシーバスが空港の中で止まっていた順番です。

気をつけたいのは、最初に着くターミナル1から、最後のターミナル3まで15〜30分くらいかかったことです。ターミナルの間の道路が少なく、車が少し増えると一気に渋滞していました。

CDG空港はとても広いので、これは今の行き方でも同じです。自分の航空会社のターミナルを先に調べて、遠いターミナルなら時間に余裕を持っておくのが安心です。

7月、夕方のラッシュに巻き込まれた話

何度か使っていたロワシーバスですが、ある7月、初めて夕方のラッシュに巻き込まれました。

乗ったのは17時。それまでは40分くらいで着いていたのに、このときは最初のターミナル1まで80分かかりました。最後のターミナル3までは100分を超えています。

しかも、このとき初めて気がついたのですが、僕らが乗ったバスには冷房がありませんでした。故障していたのかもしれません。車内は蒸し風呂のようで、誰かが倒れても不思議ではない状態でした。乗っている人もみんなくたくたで、まるで東南アジアのバス移動のようでした。

この経験から学んだのは、次の3つです。

  • 空港への移動は、ラッシュの時間を避ける
  • 飛行機の時間が迫っているときは、時間の読める鉄道を使う
  • ペットボトルの水はいつも持っておく

ロワシーバスがなくなった理由も、まさにこの渋滞でした。今の行き方でも、夕方の時間帯や大きな荷物があるときは、RER B を中心に考えるのが良いと思います。

パリの空港と航空券のこと

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