【プリトヴィツェ湖群国立公園】子連れで1日歩いた|入口1・2・3の違い・ルートと所要時間・チケットと料金・泊まる場所

クロアチアの旅を調べると、だれもが「一度は行ったほうがいい」とすすめているのが、プリトヴィツェ湖群国立公園(Plitvice Lakes National Park)です。

2025年7月、友人の家族と一緒にクロアチアをレンタカーで回ったとき、ここで丸1日過ごしました。午前は雨、午後は晴れという1日です。

この記事では、そのときの様子と、子連れで行く人に向けてルート・入口・チケット・園内の移動・泊まる場所をまとめます。

この記事でわかること

  • 入口1・2・3の違いと、ルートごとの距離と時間
  • 子どもと全エリアを歩いて16,000歩をこえた1日のこと
  • チケットの買い方と、季節ごとの料金(2026年)
  • 雨の日の歩き方と、公園の近くで泊まる場所

プリトヴィツェ湖群国立公園はどんなところ?

クロアチアの内陸、森の中にある国立公園です。16の大きな湖が段々につながり、湖と湖のあいだを無数の滝が流れ落ちています。

1979年に、ユネスコの世界遺産になりました。石灰分を含んだ水が少しずつ固まって自然のダムをつくり、それが湖と滝をつくってきた場所です。

高台から見下ろした、白い岩壁の谷にエメラルド色の湖がいくつも連なる景色

公園の基本の情報はこちらです。

場所クロアチア中部。ザグレブ空港から車で約2時間半(約150km)
入口Entrance 1(北)と Entrance 2(南)。あいだは約3km。Plitvica Selo のそばに Entrance 3 もある(場所は宿で確認)
開園時間季節によって変わる(2026年10月時点は7時〜17時、窓口のチケット販売は14時まで)
大人の料金1日券10〜40ユーロ(季節による)
子どもの料金7〜18歳は4〜15ユーロ、7歳未満は無料
園内の移動電動ボートとパノラマバス(チケットに含まれる)
禁止泳ぐこと、歩道の外を歩くこと、動物にえさをやること、ドローン

入口1・2・3の違い

公園は、北の下湖群(Lower Lakes)と、南の上湖群(Upper Lakes)に分かれています。そのあいだにあるのが、いちばん大きな湖の Lake Kozjak です。

Entrance 1 は北の入口で、谷の底に湖が並ぶ下湖群のすぐそば。いちばん大きな滝、Veliki slap もこちら側です。

Entrance 2 は南の入口で、Lake Kozjak のほとりにあります。上湖群へ向かうボートやパノラマバスに乗りやすい入口です。

このほかに、Plitvica Selo のそばに Entrance 3 と呼ばれる入口があります。公式サイトには案内も場所も載っていませんが、僕らはロッジの人に入口を聞いて、ここから入りました。ちゃんとした入口でした。

Entrance 3 を使いたいときは、泊まる宿の人に場所と使い方を確かめてください。チケットは選んだ入口と時間帯で買う決まりなので、どう買えばいいかも、買う前に宿に聞いておくと安心です。

パノラマバスの道 Lower Lakes (下湖群・谷の底) Lake Kozjak Upper Lakes (上湖群) P2 P3 P1 Veliki slapいちばん大きな滝 Entrance 3場所は宿で確認 Plitvica Selo僕らが泊まったロッジ Entrance 1北の入口・St1 Entrance 2南の入口・St2 Hotel Jezero 入口のあいだ 約3km St3(Labudovac) 電動ボート ↑ 北
公園の中の位置関係(イメージで、縮尺は正確ではありません。P はボート乗り場、St はパノラマバスの乗り場)

どのルートを、何時間で歩く?

公園には、入口ごとに決められた周遊ルートがあります。Entrance 1 から始まるのが A・B・C・K1、Entrance 2 から始まるのが E・F・H・K2 です。

ルートごとの距離と時間の目安はこちらです。

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ルート入口距離時間ボート・バス
A13.5km2〜3時間なし(下湖群だけ)
B14km3〜4時間ボートとバス
C18km4〜5時間ボートとバス(下湖群と上湖群)
K1116.5km6〜8時間短いボート
E25.1km2〜3時間ボートとバス(上湖群)
F24.6km3〜4時間ボートとバス
H28.9km4〜6時間ボートとバス(上湖群と下湖群)
K2217.5km6〜8時間短いボート

子連れで両方を見るなら、C か H

下湖群と上湖群の両方を見たいなら、Entrance 1 からの C、Entrance 2 からの H が目安になります。

どちらもボートとパノラマバスを組み合わせるので、歩くのは8〜9kmほどです。半日で終えたいなら、A や E くらいの短いルートにして、気になる湖だけ見る方法もあります。

僕らは全エリアを回って、16,000歩をこえた

僕らはこの日、すべてのエリアを回りました。歩数は16,000歩をこえています。

それでも、ボートとバスで歩く距離を調整できるのは助かりました。体力や子どもの年齢に合わせて、乗り物を多めに使えばいいと思います。

僕らの1日:雨の午前と、晴れた午後

僕らが歩いたのは、2025年7月27日です。あいにく午前中は雨でした。

午後になると晴れ間が戻ってきて、湖面の輝きと滝の音に癒されながら歩くことができました。

歩道は湖のすぐそばを通っていて、木々のすき間からターコイズ色の水が見えます。

ターコイズ色の湖に沿った森の歩道を歩く家族連れ

曇りでも、水の色はすばらしい

途中から晴れたので良かったのですが、天気によって印象は変わるかもしれません。

といっても、曇っていても、あの水の色はすばらしかったです。岸の近くは底まで透きとおっていて、奥へいくほど青が濃くなります。雨の日しか予定がとれなくても、水の色は十分に見られると思います。

底まで透きとおった水に草が生え、奥が青緑色に変わっていく湖
ターコイズ色の湖の上にかかる木の枝

断崖の岩の層も見ごたえがある

下湖群は、切り立った岩の谷の底にあります。歩道は湖のすぐ上を通り、灰色の岩壁を下から見上げる形です。岩のすき間から木や草が生え、その下はいきなりターコイズ色の水です。

僕には読み解けませんでしたが、断崖には岩の層がくっきり見えていました。見る人が見れば、きっと楽しめる岩の断面だと思います。

湖のすぐ上にそびえる、層が重なった灰色の岩壁

崖あり滝ありで、子どもたちも歩ききった

一緒に歩いたのは、8歳と11歳の子どもたちです。小学生くらいなら全エリアを歩ける、という目安にしてもらえればと思います。

滝もあれば湖もあって、歩くたびに景色がどんどん変わります。それが面白かったのか、子どもたちは最後まで楽しく歩ききってくれました。崖あり滝ありで、アスレチックのような感覚だったのかもしれません。

緑の斜面からいくつもの細い滝が流れ落ち、下の青緑色の湖につながる景色
背の高い木が並ぶ森の中の土の歩道と、先を歩く子ども

森の中の道も含めて歩道はよく整備されていて、子ども連れでも安心して歩けました。背の高い木にかこまれた平らな土の道で、夏でも木陰が続きます。湖のほとりには岩に座れるところもあって、子どもたちはそこでひと休みしていました。

晴れ間が出た湖のほとりで、岩に座ったり伸びをしたりする子どもたちの後ろ姿

ボートで湖を渡る

Lake Kozjak は、電動ボートで渡ることができます。チケットに乗り物代も入っているので、乗るたびにお金を払う必要はありません。

ボートは木のベンチに座ったまま、ターコイズ色の湖の真ん中を進みます。歩き疲れた子どもの休憩にもなります。

電動ボートの木のベンチに座り、ターコイズ色の湖を眺める女の子の後ろ姿

ボートは P1(Entrance 2 の近く)・P2(下湖群側)・P3(上湖群側)を、パノラマバスは St1・St2・St3(Labudovac)を結んでいます。長い区間は、どちらも30分ごとです。

園内のカフェで一休み

公園の中には、カフェやレストランもあります。お昼や休憩をとりながら、1日ゆっくり過ごすことができました。全エリアを回るなら、休む場所を先に決めておくと、子どもに合わせやすいと思います。

園内のカフェのテーブルに置かれた、紙カップのコーヒーとマフィン

ボート乗り場 P2 のそばの Kozjačka draga や、上湖群の入口の Labudovac などに、軽食をとれるお店があります。カードしか使えないお店もあるので、カードを1枚持っておくと安心です。

チケットの買い方と、季節ごとの料金

チケットは、公園の公式サイトか、入口の窓口で買えます。

2026年の1日券の料金はこちらです(ユーロ)。

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時期大人学生7〜18歳
1〜3月・11〜12月1064
4〜5月・10月23146
6〜9月402515
6〜9月の夕方から25159

7歳未満は無料。6〜8月は16時から、9月は15時からが夕方の料金

2日続けて入れる2日券(夏の大人60ユーロ)もあります。

  1. 日にちと入口を選ぶEntrance 1 か Entrance 2 か。歩きたいルートから決める(Entrance 3 から入るなら、買う前に宿に確認)
  2. 入る時間帯を選んで買うチケットは選んだ日・時間帯・入口でだけ使える
  3. スマホに入れるか、印刷する選んだ入口で、その時間帯のうちに読み取ってもらう

選んだ入口と時間帯で入らないと、払い戻しは受けられません。夏は混むので、日程が決まったら公式サイトで先に買っておくのがおすすめです。

チケットはプリトヴィツェ湖群国立公園の公式チケットサイトから買えます。

子連れで歩くときに知っておきたいこと

歩道は整備されていますが、木道や土の道、階段もある自然の中の道です。

丸太の柵に手をかけて、高台から青緑色の湖と崖を眺める女の子の後ろ姿
  • 靴:歩きなれたスニーカー。雨のあとは木道や岩がすべりやすいと思います
  • 雨具:僕らの日も、夏なのに午前は雨でした
  • 小さな子ども:階段や段差もあるので、ベビーカーより抱っこひものほうが楽だと思います
  • お金:園内のお店はカードだけのところもあります

雨の日は、乗り物を多めに使って歩く距離を短くするのも手です。天気が心配なら、公園の近くに2泊して、晴れたほうの日に歩けるようにしておくと安心です。

どこに泊まる?公園の近くの2つのエリア

子連れなら、公園の近くに泊まって朝から歩くほうが楽だと思います。

歩いて公園に行ける Plitvica Selo

僕らが泊まったのは、Plitvica Selo の B&B Plitvica Lodge です。空港に着いた日と翌日の2泊にして、まる1日を公園にあてました。

ロッジから歩いて公園まで行けるのが、いちばんの理由です。部屋や食事のことは「B&B Plitvica Lodge宿泊記」に書いています。

B&B Plitvica LodgePlitvica Selo のロッジ。公園まで歩いて行ける

ボートに乗りやすい Entrance 2 のまわり

Entrance 2 のそばには、公園が運営する Hotel Jezero があります。Lake Kozjak のボート乗り場 P1 にも近い場所です。

車で行くなら、どちらの入口から歩くかを決めてから宿を選ぶといいと思います。

プリトヴィツェのまわりに泊まる公園の入口の近くのホテル・ロッジ
料金・空室を見る

まとめ:家族で遠くまで来た、その達成感も含めて

滝と湖の景色はもちろんですが、日本からこれだけ遠く離れた場所に、家族で来られたこと。その旅そのものに、達成感のある1日でした。

雨の午前も晴れた午後も歩いて全エリアを回れたのは、整った歩道とボート・バスのおかげだと思います。

ボートとバスで歩く量を決められるので、子どもと一緒でも無理なく回れます。クロアチアに行くなら、1日あけて歩いてほしい場所です。

よくある質問

子どもと1日で全部回れますか?

僕らは子どもたちと一緒に、1日で全エリアを回りました。歩数は16,000歩をこえました。ボートとバスを使えば、歩く距離は短くできます。

Entrance 1 と Entrance 2、どちらがいいですか?

下湖群と Veliki slap から歩きたいなら Entrance 1、ボートで Lake Kozjak を渡って上湖群から歩きたいなら Entrance 2 です。チケットは選んだ入口でしか使えないので、買う前に決めておきます。Plitvica Selo のそばには Entrance 3 もあります。使うなら、場所とチケットの買い方を宿に確かめてください。

雨の日でも楽しめますか?

僕らの日は午前が雨でしたが、曇っていても水の色はすばらしかったです。足元がすべりやすくなるので、靴と雨具を用意しておくと安心です。

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