バルセロナでアパートメントを借りる|探し方と借りるまでの手順、観光に便利なエリアと今のルール

スペインのバルセロナには2回滞在し、あわせて4回アパートを借りました。

アパートを借りるというと、日本のような面倒な手続きを想像されるかもしれません。ただ、ヨーロッパには旅行者が短期で泊まれるアパートが多く、パスポートを見せて料金を払うだけで借りることができます。ホテルに泊まるのと同じ感覚です。

この記事では、バルセロナでのアパートの探し方と借りるまでの流れ、滞在に便利なエリア、それに今のバルセロナの観光用アパートのルール(観光税や登録番号)と、子連れで借りるときに見ておきたいことをまとめます。

バルセロナのアパートはどこで探す?

アパートはインターネットで探します。方法は、大きく分けて次の2つです。

  • 「Barcelona Apartment」などと検索して出てくる、アパート専門のサイトや民泊サイトで探す
  • Booking.comなどのホテル予約サイトに載っているアパートを探す

それぞれの方法について書いていきます。

1. アパート専門のサイトや民泊サイトで探す

日本語で見やすいサイトというと、僕が使っていたのは「Only Apartments」と「Airbnb」です。サイトがすっきりしていて探しやすく、予約まで日本語で進めることができました。

今のAirbnbは、検索結果に清掃料金などの手数料を含めた合計の料金が表示されます。ただ、税金は含まれない場合があるので、最後の支払い画面で合計を確かめておくと安心です。キャンセルの条件も物件ごとに違うので、予約の前に見ておきましょう。

鍵の受け渡しと支払いを事前に確認する

こうしたサイトで気をつけたいのは、当日に鍵の受け渡しが必要になる物件が多いことです。

ホテルのようにフロントにスタッフがいるわけではなく、オーナーや管理会社の人は別の場所に住んでいて、時間を決めて待ち合わせることが多いです。そこでのやりとりは、すべて英語になります。なので、事前にメールで次のことを確認しておきます。

  • 当日の鍵の受け渡し場所
  • 時間
  • 支払いの方法

長いメールではなく、「○月○日の○時に着くので、よろしくお願いします」と伝えれば十分です。面倒見の良いオーナーさんだと、空港からアパートまでの行き方を細かく教えてくれることもありました。

支払いは、クレジットカードが使えるところと、現金で手渡すところに分かれます。現金の場合は事前にATMで引き出しておく必要があるので、これも確認しておきましょう。

2. ホテル予約サイトでアパートを探す

個人的におすすめなのは、こちらの方法です。ホテル予約サイトに載っているアパートは、ホテルのように受付や清掃のある「サービスアパート」が多いです。フロントで鍵を受け取れて、オーナーさんとのやりとりもいらないことが多いので、ホテルの予約と何も変わりません。僕自身、最近はこの方法でアパートを借りています。

Booking.comなら、都市名と日程、人数を入れて検索したあと、宿のタイプを「アパートメント」に絞ります。あとは予算や立地、部屋の写真を見ながら選んでいくだけです。

部屋の設備では、インターネット、洗濯機、キッチンが付いているかを見ておくと、滞在中に便利です。

バルセロナのアパートメント受付のあるサービスアパートなら、ホテルと同じ流れで泊まれる
アパートメントを探す

バルセロナの観光用アパートの今のルール

バルセロナでは、観光用アパート(HUT)のルールがとても厳しくなっています。旅行者として知っておきたいことを、バルセロナ市やカタルーニャ州の公式サイトで確認してまとめます。

観光税は1人1泊9.50ユーロ

バルセロナの観光用アパートには、カタルーニャ州の観光税(1人1泊4.50ユーロ)に、バルセロナ市の上乗せ分(1人1泊5ユーロ)が加わり、今は合わせて1人1泊9.50ユーロかかります。市の上乗せ分は、この先も毎年上がることが決まっています。

かかるのは同じ宿での連続7泊までで、17歳未満の子どもは免除です。税は宿が集めることになっているので、予約の前に、料金に含まれているか、現地で払うのかを確かめておくと安心です。くわしくはカタルーニャ州税務局のページにあります。

掲載ページには「HUTB-」の登録番号がある

カタルーニャ州では、観光用アパートの広告に登録番号を載せることが義務になっています。バルセロナの物件は「HUTB-」で始まる番号です。部屋の中にも番号を掲示し、予約のときに宿泊者に伝えることになっています。

番号がない物件は、違法な民泊の可能性があります。バルセロナ市の公式サイトでは、住所を入れて、その部屋が登録されている観光用アパートかどうかを調べることができます。

2028年までに観光用アパートの許可がなくなる予定

バルセロナ市は、2028年までに観光用アパートの許可をすべて取り消し、約1万戸を住宅に戻す方針です。スペインの憲法裁判所も、この方針のもとになった州の政令を認めています。これから先、バルセロナで借りられる観光用アパートは減っていくと思います。

バルセロナでアパートを借りるならこのエリア

ランブラス通りのまわり

バルセロナでいちばんの繁華街「ランブラス通り」沿いや、そのまわりにアパートを借りれば、どこに行くにも便利です。

レストランやカフェ、映画館、フラメンコが見られる劇場も多く、歩いて地中海まで出ることもできます。夜遅くまで開いているお店が多く、人通りもあります。ただ、人が多いぶんスリも多いので、荷物には気をつけてください。

地図の真ん中から上下にのびているのがランブラス通りです。このまわりのアパートなら立地は良いと思います。

バルセロナでいちばんの市場「ボケリア市場」に歩いて行けるのもポイントです。イベリコ豚の生ハムとパンを買ってきたり、地中海でとれたばかりの魚介を買い込んで料理したりするのも、アパートならではの楽しみです。

サグラダ・ファミリアのまわり

世界遺産の「サグラダ・ファミリア」の近くも、アパートが多くておすすめです。

僕も以前、サグラダ・ファミリアから歩いて2分、窓の向こうに聖堂が見える部屋を借りたのですが、歩いてサグラダ・ファミリアまで行ける毎日は、なかなかできない体験でした。

ホテルで探すなら、エリアごとのおすすめを「バルセロナのおすすめホテルと観光に便利な地区」にまとめています。

子連れでバルセロナのアパートを借りるときに見ておきたいこと

僕が借りたのは子どもが生まれる前でしたが、今子どもと借りるなら、次のことを見ておくと思います。

  • エレベーター:旧市街の古い建物は、エレベーターがないこともある
  • 洗濯機:子どもの服を毎日洗えると、荷物が減らせる
  • エアコン:夏はかなり暑くなるので、エアコンがあるか
  • ベビーベッド:用意があるか、予約前に確認

観光用アパートが減っていく流れなので、子連れなら、受付のあるアパートメントホテルや、ファミリー向けの部屋があるホテルも一緒に比べてみると良いと思います。

バルセロナでアパートを借りてみて

しっかり暮らしたいなら現地のアパートのサイトを、短期で手軽に探したいならホテル予約サイトを使うのがおすすめです。

バルセロナでアパートに泊まって感じたことは「ツーリストとアパート滞在者は感動ポイントが違う?」に書いています。バルセロナからリスボンへ移動したときの比較は「バルセロナ-リスボンは鉄道・バス・飛行機のどれが安い?」に、リスボンでアパートを借りた話は「リスボンで短期アパートを借りてみた」にあります。