ホテル系クレジットカード比較|マリオット・ヒルトン・IHG、日本で作れるのはどれ?
ホテル系のカードは、年会費も特典の条件もカードごとにかなり違います。
僕もマリオットとヒルトンでかなり迷って、最終的にMarriott Bonvoy アメックス・プレミアムを使い続けています。
この記事では、日本で作れるマリオット・ヒルトンのカード4枚と、カードがないIHGの上級会員の取り方を、各社の公式サイトで確認した今の条件で比べます。
結論から
- マイルにも替えたいならマリオットポイントを38社のマイルに移せる。無料宿泊は利用額が条件
- 年会費を抑えてゴールドならヒルトン一般年会費16,500円で、持つだけでゴールドになれる
- IHGはカードなし。アンバサダーかANA提携年225米ドルでプラチナエリート。ANAとの提携も発表された
この記事でわかること
- マリオット・ヒルトンのカード4枚の年会費と、付いてくるステータス
- 無料宿泊がもらえる条件(年にいくら使えばいいか)
- 泊まって上級会員になるなら、何泊必要か
- IHGのアンバサダーと、ANAとの新しい提携
- 僕がマリオットを選んだ理由
ホテル系クレジットカードで何が変わるか
この章のポイント持つだけで上級会員になれるのが普通のカードとの違い。日本で作れるのはマリオットとヒルトンの4枚
ホテル系クレジットカードは、ホテルチェーンとカード会社が一緒に出しているカードです。
普通のカードとの違いは、持っているだけで、そのホテルチェーンの上級会員(ステータス)になれることです。
上級会員になると、空室があれば部屋のアップグレードやレイトチェックアウトが受けられます。カードの利用額に応じてホテルのポイントが貯まり、条件を満たすと年に1回の無料宿泊ももらえます。
日本で作れるのはマリオットとヒルトンの4枚だけ
日本で申し込めるホテル系カードは、どれもアメリカン・エキスプレスが発行しています。
| ホテルチェーン | 日本で作れるカード |
|---|---|
| マリオット | Marriott Bonvoy アメックス/アメックス・プレミアム |
| ヒルトン | ヒルトン・オナーズ アメックス/アメックス・プレミアム |
| IHG | ihg.comで日本発行の提携クレジットカードは確認できず |
IHG(インターコンチネンタルなど)は、日本で作れる提携クレジットカードがありません。IHGの上級会員の取り方は、後半でまとめます。
年会費は1万円台から8万円台まで差がある
まずは年会費を並べてみます。いちばん安いヒルトンの一般カードと、マリオットのプレミアムでは約5倍の差があります。
年会費の高いカードほど、無料宿泊やステータスの条件が良くなります。ただ、その条件を使い切れるかどうかは、泊まる回数とカードを使う額しだいです。
マリオットとヒルトンのカード4枚を比較
この章のポイントマリオットはポイントをマイルに移せるのが強み。ヒルトンは年会費の安さとステータスの取りやすさ
4枚の条件を1つの表にまとめます。細かい条件は、表のあとでカードごとに書きます。
← 横にスクロールできます →
| 項目 | マリオット一般 | マリオット プレミアム | ヒルトン一般 | ヒルトン プレミアム |
|---|---|---|---|---|
| 年会費 | 34,100円 | 82,500円 | 16,500円 | 66,000円 |
| 家族カード | 1枚目無料、2枚目以降17,050円 | 1枚目無料、2枚目以降41,250円 | 1枚目無料、2枚目以降6,600円 | 3枚まで無料、4枚目以降13,200円 |
| 付いてくるステータス | ゴールドエリート自動付与 | ゴールドエリート(年間(入会日〜12/31、以降1〜12月)500万円以上で付与・12ヶ月有効でプラチナエリート) | ゴールド自動付与 | ゴールド自動、1〜12月で200万円以上利用でダイヤモンド(翌年末まで) |
| 無料宿泊 | 年間250万円以上利用+継続で1泊(50,000ポイントまで) | プログラム期間(入会日/切替日から1年)に400万円以上利用+継続で1泊(75,000ポイントまで) | 年間150万円以上+継続でウィークエンド無料宿泊1泊(金・土・日) | 継続で1泊+年間300万円以上でもう1泊(ウィークエンド限定) |
| 泊数のおまけ | 5泊分 | 15泊分 | — | — |
| ポイント→マイル | 38社に移行できる | 38社に移行できる | 公式でレートを確認できず | 公式でレートを確認できず |
「泊数のおまけ」はマリオットのエリートナイトクレジット(ステータスの泊数に足される分)。出典:アメックス公式(マリオット一般)(2026年10月時点)、アメックス公式(マリオット プレミアム)(2026年10月時点)、アメックス公式(ヒルトン一般)(2026年10月時点)、アメックス公式(ヒルトン プレミアム)(2026年10月時点)
マリオットはポイントをマイルに替えられるのが強み
マリオットのカードは、一般カードでもゴールドエリートが付いてきます。プレミアムは、年に年間(入会日〜12/31、以降1〜12月)500万円以上で付与・12ヶ月有効使うとプラチナエリートになります。
マリオットのポイントは、ANA・JALを含む38社の航空会社のマイルに移行できます。ホテルに泊まる予定がない年でも、ポイントが無駄になりにくいです。
ANA・JALへの移行は3:1で、60,000ポイントごとに5,000ボーナスマイル(ユナイテッド航空のみ10,000)がもらえます。
- マリオットのアカウントに航空会社の会員番号を登録するANAマイレージクラブなど、移したい航空会社の番号を入れておく
- ボーナスが付く単位までポイントを貯める60,000pt→20,000マイル+5,000ボーナス=25,000マイル
- マリオットのサイトから移行を申し込む1日に移せるのは1日3,000〜240,000ポイント
- マイルに反映されたら特典航空券を探す反映までの日数は公式に書かれていないので、使う予定の日より早めに移す
出典:マリオット公式(ポイントからマイルへ)(2026年10月時点)。僕は家族3人分の特典航空券にマイルがたくさん要るので、マイルが足りないときの予備として考えています。
無料宿泊は、自分のポイントを足して上のホテルにも使える
マリオットのカードの無料宿泊は、決まったポイント数までのホテルに1泊できる特典です。
自分のポイントを25,000ポイントまで足せるので、プレミアムなら100,000ポイントのホテルまで使えます。
ただし、無料宿泊をもらうには年間の利用額の条件があります。プレミアムはプログラム期間(入会日/切替日から1年)に400万円以上利用+継続、一般カードは年間250万円以上利用+継続です。
以前より条件はかなり上がったので、年にどれくらいカードを使うかを先に考えておくのがおすすめです。
ヒルトンは年会費の安さと、ダイヤモンドの取りやすさ
ヒルトンの一般カードは年会費16,500円で、ゴールドステータスが付いてきます。
泊まってゴールドになるには25泊 または 15滞在 または US$6,000が必要なので、年会費だけでゴールドになれるのはヒルトンの一般カードの大きな魅力です。
ヒルトンのゴールドの特典は、公式では「毎日の飲食クレジット(米国)またはコンチネンタル朝食(米国外)、アップグレード」と書かれています。
プレミアムは、ゴールド自動、1〜12月で200万円以上利用でダイヤモンド(翌年末まで)になれます。無料宿泊は継続で1泊+年間300万円以上でもう1泊(ウィークエンド限定)です。
ヒルトンで気をつけたいこと
ヒルトンの無料宿泊は金・土・日に使うウィークエンド限定です。ヒルトンのポイントを航空会社のマイルに移すレートは、今回公式サイトで確認できなかったので、この記事では比べていません。
泊まって上級会員になるなら、何泊必要か
この章のポイント家族旅行だけでゴールドの泊数に届くのは大変。泊まる回数が少ない人ほどカードの意味が大きい
カードを作らずに、泊まった数で上級会員を目指す方法もあります。3つのチェーンで、1年に必要な泊数を比べるとこうなります。
← 横にスクロールできます →
| チェーン | 1つ目 | 2つ目 | 3つ目 | 4つ目 | 5つ目 |
|---|---|---|---|---|---|
| マリオット | シルバー 10泊 | ゴールド 25泊 | プラチナ 50泊 | チタン 75泊 | アンバサダー 100泊+23,000米ドル |
| ヒルトン | シルバー 10泊 | ゴールド 25泊 | ダイヤモンド 50泊 | ダイヤモンド・リザーブ 80泊 または 40滞在 かつ 年間利用US$18,000 | — |
| IHG | シルバー 10泊 | ゴールド 20泊 | プラチナ 40泊 | ダイヤモンド 70泊 | — |
ヒルトンは滞在数や利用額でも、IHGはポイントでも条件を満たせます。出典:マリオット公式(2026年10月時点)、ヒルトン公式(2026年10月時点)、IHG公式(2026年10月時点)
ゴールドと、その上のステータスに必要な泊数を棒グラフにするとこうなります。
家族旅行だけでゴールドの泊数に届くのは大変
出張が多い人なら別ですが、家族旅行だけで1つのチェーンに年25泊するのはかなり大変だと思います。
マリオットとヒルトンは、カードを持つだけでゴールドになれるので、泊まる回数が少ない人ほどカードの意味が大きくなります。
マリオットのカードは、ステータスの泊数に足される「エリートナイトクレジット」も付きます。プレミアムなら15泊分が最初から足されるので、プラチナの50泊も少し近くなります。
IHGはカードがなくても上級会員になれる
この章のポイント日本で作れる提携カードはない。有料のアンバサダーか、ANAとの新しい提携で上級会員になれる
IHGは日本で提携カードを作れないので、泊まる以外の方法は有料の会員制度と、ANAとの新しい提携です。
インターコンチネンタル・アンバサダーでプラチナになれる
インターコンチネンタル・アンバサダーは、年225米ドル(または45,000ポイント)で入れる有料の会員制度です。
入ると、泊まった数に関係なくプラチナエリートになります。
| 項目 | インターコンチネンタル・アンバサダー |
|---|---|
| 費用(12か月) | 225米ドル、または45,000ポイント |
| ステータス | プラチナエリート |
| 週末の2泊目 | インターコンチネンタルの週末2泊以上の有料滞在で2泊目無料(年1回・12か月有効) |
| レストラン | 滞在ごとにレストラン&バー最大US$20クレジット |
| チェックアウト | 16:00レイトチェックアウト保証 |
出典:IHG公式(2026年10月時点)
週末の2泊目無料はインターコンチネンタルだけが対象です。インターコンチネンタルに年1回でも週末に泊まるなら、検討する価値はあると思います。
ANAの上級会員なら、IHGのステータスがもらえる提携が始まる
IHGとANAは2026年4月22日に、マイレージとホテルの会員制度の提携を発表しました。
ANAマイレージクラブの上級会員に、それに合わせたIHGのステータスが付く予定です。開始は「2026年10月以降順次」と発表されています。
| 発表された内容 | 中身 |
|---|---|
| ステータス | AMC上級会員(Diamond+More / Diamond / Platinum / Bronze)に対応するIHGステータス(Diamond Elite / Platinum Elite / Gold Elite / Silver Elite)を付与。AMC Diamond・Diamond+Moreは目標ステータス到達に2泊の対象宿泊が必要 |
| ポイントとマイル | IHGポイント→ANAマイルに加え、ANAマイル→IHGポイントの双方向交換 |
| 飛行機に乗ったとき | 対象ANA国際線でIHGポイントも獲得 |
出典:IHG公式(発表)(2026年10月時点)
始まっているかは公式で確認を
この記事を書いている時点では、申し込みが始まったかどうかを公式サイトで確認できていません。使うときは、ANAとIHGの公式サイトで今の状況を確かめてください。
僕はANAのスーパーフライヤーズ(SFC)を持っているので、この提携は気になっています。SFCが対象になるかも含めて、始まったら確かめたいと思っています。
僕がマリオットのプレミアムを選んだ理由
この章のポイントどのホテルによく泊まるかと、年にいくらカードを使うかで決まる。サブにVisaかMastercardを1枚
ここまで比べてきましたが、どれがいいかは「どのホテルによく泊まるか」と「年にいくらカードを使うか」でほぼ決まります。
Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム
82,500円年会費
- ポイントを38社のマイルに移せる
- 75,000ポイントまでの無料宿泊
- 無料宿泊はプログラム期間(入会日/切替日から1年)に400万円以上利用+継続が条件
ヒルトン・オナーズ アメックス
16,500円年会費
- 持つだけでゴールド
- 4枚の中でいちばん年会費が安い
- 無料宿泊はウィークエンド限定
ヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアム
66,000円年会費
- 利用額でダイヤモンドになれる
- 継続で無料宿泊
- マイルへの移行は期待しにくい
家族単位で動くので、1つのチェーンに絞った
僕がマリオットを選んだのは、マリオット系のホテルが好みで選択肢が広いこと、ホテルだけでなくマイルにも替えられること、アップグレードが家族旅行で助かることの3つが大きいです。
ホテルの特典だけで考えると、ヒルトンにも惹かれます。
ただ、うちは家族単位での移動が多く、たくさんのホテルに泊まるわけではないので、今はマリオットだけに絞っています。
航空系のカードはANAアメックス・ゴールド、ホテル系はMarriott Bonvoy アメックス・プレミアムの2枚を軸にしています。マリオットで貯めたポイントは、ANAのマイルが足りないときの予備として考えています。
カードの使い方や、使ってみて感じたことは「Marriott Bonvoy Amexプレミアム5年使ったレビュー」に詳しく書いています。マリオット系のホテルに家族で泊まった記録は「ホテル宿泊記」にまとめています。
カードの公式ページはこちらです:Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム(アメックス公式)、ヒルトン・オナーズ アメックス(アメックス公式)。
アメックスだけだと困る場面もある
ホテル系カードは、日本ではどれもアメックスです。アメックスは、海外の小さなお店では使えないこともあります。
メインをアメックスにするなら、VisaかMastercardを1枚サブで持っておくと安心です。サブのカードの選び方は「海外旅行におすすめのクレジットカード」に書いています。
よくある質問
マリオットとヒルトンのカードは2枚とも持てますか?
どちらもアメックスの発行ですが、別のカードなので両方持つことができます。年会費は合わせて、たとえばマリオット プレミアム82,500円とヒルトン一般16,500円になります。
マリオットのカードの無料宿泊はいくら使えばもらえますか?
プレミアムはプログラム期間(入会日/切替日から1年)に400万円以上利用+継続で75,000ポイントまで、一般カードは年間250万円以上利用+継続で50,000ポイントまでです。自分のポイントを25,000ポイントまで足せます。
IHGのカードは日本で作れますか?
ihg.comで日本発行の提携クレジットカードは確認できず。上級会員になるには、泊まるか、インターコンチネンタル・アンバサダー(年225米ドル)に入る方法があります。
マリオットのポイントはANAのマイルに何マイルになりますか?
3:1で、60,000ポイントごとに5,000ボーナスマイル(ユナイテッド航空のみ10,000)がもらえます。60,000pt→20,000マイル+5,000ボーナス=25,000マイルです。
ホテルとマイルの記事をあわせて読む
マリオットのポイントも合わせてどうマイルを貯めているかは「僕がマイルを貯めるためにやっている9つのこと」に、ホテルを安く予約するコツは「海外ホテルを安く予約する方法」に書いています。