子どもの農業体験・酪農体験|乳しぼり・収穫ができる牧場と、泊まって参加できるホテル(北海道・那須・千葉)

✔ 子どもに野菜の収穫や乳しぼりを体験させたい
✔ 家族で行ける農業体験・酪農体験の場所がどこにあるか知りたい
✔ 予約がいるのか、何歳からできるのかが分からない

スーパーに並んでいる野菜や牛乳が、どこでどうやってつくられているのか。

これは、農業体験に行くといちばん分かりやすく伝わると思います。僕らも、娘が5歳の夏に北海道のルスツで野菜の収穫とピザ作りをしました。畑でとった野菜を自分で切って、ピザにのせて焼く体験でした。

この記事では、家族で行ける農業体験・酪農体験を、乳しぼり・収穫・乳製品づくりに分けてまとめます。北海道・那須・千葉の牧場、ホテルで参加できる収穫体験、自由研究へのつなげ方も紹介します。

この記事でわかること

  • 農業体験は「乳しぼり」「収穫」「乳製品づくり」の3つに分けて選ぶ
  • マザー牧場・南ヶ丘牧場・北海道箱根牧場・淡路島牧場の体験と決まり
  • リゾナーレ八ヶ岳・リゾナーレ那須など、泊まって参加できる収穫・農作業の体験
  • 牛の種類のちがいや牛乳の量を調べる自由研究

子どもの農業体験は、3つの種類から選ぶ

「農業体験」とひとことで言っても、やることはかなりちがいます。

子どもの年齢と、どれくらい時間をかけたいかで選ぶと失敗しにくいです。

短い時間で

乳しぼり

数分〜1回あたり

  • 牧場に行けばその日に体験できるところが多い
  • 牛の体温や大きさを直接感じられる
  • 年齢・身長の決まりがある牧場もある
季節を感じる

収穫

季節ごといちご・芋・夏野菜

  • とったものを食べられる
  • 季節で作物が変わるので、何度でも行ける
  • 作物のできで日程が変わることがある
じっくり

乳製品づくり

40〜90分バター・アイスなど

  • 牛乳が食べ物に変わる過程が分かる
  • 雨の日でも室内でできるところが多い
  • 予約制のところが多い

小さい子なら乳しぼりや収穫から、小学生なら乳製品づくりまで組み合わせると、「牛から牛乳、牛乳からバター」まで一続きで体験できると思います。

乳しぼり・乳製品づくりができる牧場

酪農の体験は、観光牧場でできます。

東京から日帰りできる千葉、高原の那須、空港から近い北海道、関西からの淡路島と、行きやすい牧場を選びました。

← 横にスクロールできます →

牧場場所乳しぼり乳製品づくりなど予約
マザー牧場千葉・富津無料(1人2回まで)手づくり体験あり乳しぼりは当日の受付
南ヶ丘牧場栃木・那須—アイスクリームづくり(40分ほど)、ソーセージ&バターづくり(90分ほど)体験は予約制
北海道箱根牧場北海道・千歳1日3回(11時・13時・14時)キャラメルづくり、チーズづくり(事前予約制)受付は牧場のレストラン
淡路島牧場兵庫・淡路島4歳以上・身長100cm以上バターづくり—

マザー牧場は、乳しぼりが無料で、収穫もできる

千葉のマザー牧場では、ホルスタインの「乳牛の手しぼり体験」が無料でできます。イベントが始まってから15分間が受付で、その時間に会場に並べば参加できます。

牛の乳の量には限りがあるので、1人2回までです。しぼり方はスタッフが教えてくれます。1頭のお母さん牛からは、1日25〜30Lの牛乳がとれるそうです。

車なら、館山自動車道の君津PAスマートIC(ETC車限定)から約8km、木更津南ICから約15kmです。

那須の南ヶ丘牧場は、めずらしいガーンジィ牛の牧場

那須の南ヶ丘牧場は、入場無料の観光牧場です。茶色と白の小柄な「ガーンジィ牛」を、創業のころの昭和20年代から育てています。

ガーンジィ牛は、日本の乳牛136万頭のうち0.5%未満しかいない牛で、とれる乳の量はホルスタインの半分ほどだそうです。この牛乳を使ったアイスクリームづくり(40分ほど)と、ソーセージ&バターづくり(90分ほど)が予約制で体験できます。お盆や連休などは予約を受けない時期もあります。

注意

南ヶ丘牧場は、2026年11月25日・26日は場内の電気工事のため臨時休業です。体験の会場では卵・牛乳・小麦粉を使っていて、アレルギーのある人は3日前までに予約するよう案内されています。

那須には、りんどう湖ファミリー牧場やどうぶつ王国もあります。回り方は「子連れ那須旅行の計画ガイド」にまとめています。

北海道箱根牧場は、千歳で乳しぼりと生キャラメルづくり

北海道千歳市の北海道箱根牧場では、乳搾り体験が1日3回(11時・13時・14時)あります。牧場の牛乳を使ったキャラメルづくりと、事前予約制のチーズづくりもできます。

予約があってもなくても、体験は「牧場のレストラン」で受け付けていて、各体験の15分前に締め切ります。通常の営業は4月下旬から10月下旬の10時から16時で、火曜日が定休です。11月上旬から4月中旬は縮小営業なので、冬は電話で確かめてから行くと安心です。車なら道東自動車道の追分ICから約10分です。

関西からなら、淡路島牧場

淡路島牧場では、乳しぼりとバターづくりができます。乳しぼりは4歳以上・身長100cm以上で、どちらも屋内なので雨でも体験できます。

淡路島のほかのスポットは「子連れ淡路島旅行の計画ガイド」にまとめています。

収穫体験は、季節で選ぶ

収穫体験は、作物によってできる時期が決まっています。

春はいちご、夏はブルーベリーや夏野菜、秋はさつまいもと考えておくと、旅行の時期に合わせやすいです。

マザー牧場の味覚狩りは、予約なしで1年の大半できる

マザー牧場の味覚狩りは予約を受けておらず、当日にフルーツ農園の会場で受け付けています。収穫の道具も農園が用意してくれます。

  1. 1月中旬〜5月下旬いちご狩り
  2. 7月下旬〜8月下旬ブルーベリー摘み
  3. 8月中旬〜9月中旬いちじく狩り
  4. 9月中旬〜10月下旬さつまいも掘り
  5. 11月キウイフルーツ狩り

作物のできによって、開催日や時間が変わることがあります。夏休みに行くなら、ブルーベリーと乳しぼりを1日で組み合わせられます。

リゾナーレ八ヶ岳は、泊まりながら夏野菜を収穫できる

山梨のリゾナーレ八ヶ岳には、僕らも家族で泊まりました。夏に行ったときは、プールとあわせて「夏野菜の収穫」とカヌーのアクティビティに参加しました。そのときのことは「リゾナーレ八ヶ岳 子連れ宿泊記」に書いています。

今は、夏野菜を収穫してその場でグリルにして食べる宿泊者向けのプログラムがあり、2026年は7月から9月の土日祝と、7月18日から8月31日は毎日の開催でした。いちご狩りは1年を通して予約制で、小学生以下は保護者も一緒に参加します。

リゾナーレ那須は、農作業そのものを体験できる

リゾナーレ那須は、森と畑、田んぼが広がる敷地にあるホテルです。「ファーマーズレッスン」では、種まきや収穫など、その時期に必要な農作業をスタッフが教えてくれます。

収穫だけでなく、畑の仕事を季節ごとに体験できるのは、ほかにはあまりない形だと思います。冬はチーズと牛乳がテーマのイベントもあり、酪農がさかんな那須らしさがあります。

北海道のホテルでは、季節の体験をコンシェルジュに相談する

ルスツで収穫体験をしたのは、パーク ハイアット ニセコ HANAZONO に泊まった夏です。ホテルから車で40分ほどのルスツで乗馬をして、そのあとルスツファームで野菜の収穫とピザ作りをしました。

我が家のやり方

僕らが行ったときは1日2組限定で、ファームでの野菜の収穫と、オリジナルのピザ作りを貸し切りで体験できました。収穫した野菜を包丁で切って、ピザ生地を伸ばして、大草原の中のピザ窯で焼きます。貸し切りだったので、子どものペースでゆっくり作って食べられたのがよかったです。今のルスツリゾートの案内には収穫体験が見当たらないので、行く前に総合予約センターに確かめてみてください。ニセコで過ごした夏のことは「夏のニセコで子連れで楽しめるアクティビティ」に書いています。

北海道は季節によって行ける場所が大きく変わるので、計画の立て方は「子連れ北海道旅行の計画ガイド」にまとめています。

農業体験の旅で泊まるなら

牧場や畑の体験は朝が早いことも多いので、近くに泊まると子どもも慌てずに済みます。

ホテルの中で収穫や農作業ができるところなら、移動もいりません。

リゾナーレ那須畑と田んぼのあるホテル。季節の農作業を体験
料金・空室を見る
おすすめのホテル
リゾナーレ那須
  • 森・畑・田んぼが広がる敷地にあるホテル
  • 種まきや収穫を教わる「ファーマーズレッスン」
  • 冬はチーズと牛乳がテーマの「ファーマーズタウン」
リゾナーレ八ヶ岳 デラックスルーム
家族で泊まったホテル
リゾナーレ八ヶ岳
  • 夏は野菜の収穫、1年を通していちご狩り
  • 乗馬やアスレチックなど、年齢別の子ども向けアクティビティ
  • 1年中入れる波のプール「イルマーレ」
パーク ハイアット ニセコ HANAZONO のシグネチャースイート
家族で泊まったホテル
パーク ハイアット ニセコ HANAZONO
  • 夏は HANAZONO のアクティビティが目の前
  • コンシェルジュに周辺の体験を相談できる
  • キッチン・洗濯乾燥機付きのレジデンスで家族の連泊がしやすい

農業体験を自由研究にするなら

農業体験は、体験そのものが楽しいので、テーマを決めずに行くと写真だけで終わりがちです。

おすすめは「牛乳」をテーマにすることです。乳しぼり・乳製品づくり・スーパーの牛乳と、身近なものにつなげやすいと思います。

  1. 牛のちがいを比べるホルスタインとガーンジィ牛の色・大きさ・乳の量を表にする。ホルスタインは1日25〜30L、ガーンジィはその半分ほどと牧場で案内されている
  2. 乳しぼりの感想を書く牛の体温、乳の出方、大きさなど、触って分かったことを言葉にする
  3. 牛乳がバター・アイスになるまで体験でやった手順を図にする。何を加えて、どれくらい時間がかかったか
  4. スーパーの牛乳パックを比べる家の近くで売っている牛乳の産地や種類別の表示を集めて、地図にまとめる

収穫体験なら、とった野菜を1つ選んで、葉・茎・実の形をスケッチし、どの季節にどう育つかを調べるのも分かりやすいと思います。動物にさわったあとは、食べる前にしっかり手を洗っておきましょう。

よくある質問

乳しぼり体験は何歳からできますか?

牧場ごとにちがいます。淡路島牧場は4歳以上・身長100cm以上です。マザー牧場は年齢の決まりは書かれておらず、受付時間に並べば無料で参加できます(1人2回まで)。

予約なしで行ける農業体験はありますか?

マザー牧場の乳しぼりと味覚狩りは、予約なしで当日に受け付けています。南ヶ丘牧場のアイスクリームづくりなど、乳製品づくりは予約制のところが多いです。

雨の日でも体験できますか?

淡路島牧場の乳しぼりとバターづくりは屋内です。乳製品づくりは室内のところが多いので、雨の予報なら乳製品づくりを中心にするといいと思います。

冬でも農業体験はできますか?

マザー牧場のいちご狩りは1月中旬から始まります。北海道箱根牧場は11月上旬から4月中旬は縮小営業なので、事前に確かめてください。

あわせて読みたい記事