海外旅行の「見えない出費」一覧|保険・通信・空港送迎・チップ・宿泊税・荷物料金

海外旅行の予算というと航空券とホテルを思い浮かべる人が多いと思います。

ただ実際にはその2つの外側で細かいお金がたくさん出ていきます。1つずつは小さくても、家族の人数分を足すとかなりの額になります。

この記事では海外旅行で見落としやすい出費を、出発前・航空券・ホテル・現地の4つに分けて一覧にします。

この記事でわかること

  • 出発前にかかるお金(電子渡航認証・出国税・保険・通信)
  • 航空券に足されるお金と、荷物・座席の料金
  • ホテル代に足される税金・リゾート料金
  • 現地でかかるチップ・空港送迎・カードの手数料

見えない出費は4つの場面で出てくる

まずは全体の一覧

見落としやすい出費を出てくる場面ごとに並べるとこうなります。

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場面見えない出費人数分かかるか
出発前電子渡航認証(ESTAなど)、出国税、旅行保険、通信、空港までの交通・駐車場認証と出国税は1人ずつ
航空券燃油サーチャージ、空港の使用料、荷物・座席指定・機内食(LCC)ほぼ1人ずつ
ホテル宿泊税・消費税、リゾート料金、駐車場、デポジット部屋ごと・1泊ごと
現地チップ、空港送迎、カードの外貨の手数料、ATMの手数料使った分

人数分かかるものと、1泊ごとにかかるものは、家族旅行ほどふくらみます。

ここから場面ごとに見ていきます。

出発前にかかるお金

電子渡航認証は赤ちゃんも1人ずつ

ビザがいらない国でも、事前にオンラインで申請する「電子渡航認証」が必要な国が増えています。

行き先申請と料金
アメリカ・ハワイESTA 1人40ドル
イギリスETA 1人20ポンド。赤ちゃん・子どもも必要
ヨーロッパ(シェンゲン協定の国)ETIAS 20ユーロ。2026年の最後の四半期に始まる予定
韓国K-ETA は日本国籍なら2026年12月31日まで免除

2026年10月時点。申請は必ず公式サイトから。よく似た代行サイトは料金が高い

家族3人でハワイに行くならESTAだけで120ドルです。始まる時期や料金は変わることがあるので、予約の前に公式サイトで確かめておきます。

出国税は2026年7月から3,000円

日本から出国するときにかかる国際観光旅客税は、2026年7月1日以降の出国から1人3,000円になりました。2歳未満はかかりません。

ふつうは航空券の代金に入っています。家族3人なら9,000円で、前より6,000円上がった計算です。

旅行保険はカードの保険で足りるかを先に見る

旅行保険はクレジットカードについている保険で足りることも多いです。

僕はカードの保険が使える期間(多くは90日)の旅行なら、別の保険には入っていません。ただ、今は旅費をそのカードで払うことが条件の「利用付帯」がふつうなので、家族の分も同じカードで払っておきます。

別に入る場合は、ネットの保険で家族3人・ハワイ6日なら5,710円という例もあります。詳しくは「海外旅行保険は必要?」で書いています。

通信はeSIMとローミングを比べる

スマホの通信も家族の台数分かかります。

方法料金の例
旅行用のeSIM(Airalo)フランス 5GB・7日で1,650円
楽天モバイルのローミング海外で2GBまで追加料金なし
ahamoのローミング国内と合わせたデータ量の範囲で追加料金なし(15日まで)

2026年10月時点。eSIMは為替やセールで変わる。出典:各社公式(2026年10月時点)

僕は旅行用のeSIMは使っていないので、ここは比べるだけにしておきます。数日の旅なら、家族のうち1台だけつないでテザリングにする方法もあります。選び方は「海外eSIMの使い方と選び方」にまとめています。

航空券に足されるお金

燃油サーチャージは特典航空券でもかかる

ANAやJALの航空券には運賃とは別に燃油サーチャージがかかります。ANAのハワイ行きなら1人片道35,800円です(2026-09-01〜2026-10-31 発券(購入)分)。

マイルの特典航空券でも同じ額を現金で払うので、「マイルで行くからタダ」ではありません。

LCCは荷物と座席で値段が変わる

LCCは運賃が安いぶん預ける荷物・座席指定・機内食が別料金のことが多いです。

家族で隣の席に座りたいなら座席指定が要りますし、子どもの着替えでスーツケースも増えます。運賃だけで比べず、家族の荷物と席まで入れた金額で比べてみてください。

荷物を減らす工夫は「スーツケースの選び方」に書いています。

ホテル代に足されるお金

税金とリゾート料金は1泊ごとにかかる

海外のホテルは表示された1泊の料金のあとに税金が足されることがあります。ハワイなら宿泊税と消費税で宿泊料金の約19%です。

リゾート地のホテルには「リゾート料金」もあります。Wi-Fiやビーチタオルの代金で、使わなくても1泊ごとに払います。ヨーロッパの都市では1人1泊ごとの宿泊税を現地で払うことが多いです。

ハワイ・1泊400ドルの部屋に5泊(ドル。オレンジはあとから足される分)

宿泊料金
2,000
税金 約19%
380
リゾート料金
225

リゾート料金を1泊45ドルとすると、5泊で600ドル以上が足される計算です。内訳は「子連れハワイの費用はいくら?」で出しています。

比べるときは税込みの総額で

予約サイトでは税や手数料が料金に入っているかどうかが料金の説明に書かれています。

1泊の料金が安くてもリゾート料金や駐車場代で逆転することがあります。レンタカーで行くなら、駐車場代も1泊ごとにかかります。

チェックインのときにデポジットとしてカードで仮に押さえられる額もあります。あとで戻るお金ですが、カードの枠は空けておきます。

現地でかかるお金

チップはアメリカやハワイでは15〜20%

アメリカやハワイのレストランでは、料金の15〜20%くらいのチップを払うのが目安です。税金もかかるので、メニューの値段の1.2〜1.3倍くらいが払う額と考えておくと、予算がずれにくいと思います。

ヨーロッパやアジアは国によって習慣が違うので、行く前に確かめておきます。

空港送迎は家族だとタクシーのほうが合うこともある

空港からホテルまでの移動も意外とかかります。電車やバスは1人ずつ運賃がかかりますが、タクシーや送迎車は1台の料金です。

家族3人で荷物も多いと、1台で行くほうが楽で、金額の差もそれほど開かないことがあります。日本の家から空港までの交通費や駐車場代も、往復で入れておきます。

我が家のやり方

家族3人で旅行すると、スーツケースは2〜3個になります。日本に帰ってきたときは、ANAアメックス・ゴールドの手荷物の無料宅配で1個を空港から家に送ってもらっていました。1個減るだけでも、帰り道がかなり楽になりました。

カードの外貨の手数料も旅費のうち

海外でクレジットカードを使うと、外貨の手数料がかかります。アメックスは3.5%で、30万円分を現地で使えば1万円ほどになります。

現地の小さな支払いは手数料の安いデビットカードにする、「日本円で払いますか?」と聞かれたら現地の通貨を選ぶ、といった払い方で抑えられます。詳しくは「円安でも海外旅行を続ける予算の考え方」と「外貨両替はどこがおすすめ?」に書いています。

見えない出費を予算に入れる順番

最後に予算に入れるときの順番をまとめます。

  1. 人数分かかるものを足す電子渡航認証・出国税・燃油サーチャージ・通信
  2. 1泊ごとにかかるものを足す宿泊税・リゾート料金・駐車場
  3. 現地の支払いに手数料とチップを乗せる外貨で払う額の数%と、アメリカならチップ
  4. 保険と空港までの移動を確かめるカードの保険の条件、家から空港・空港からホテル

航空券とホテルの見積もりに、ここまでを足してはじめて、その旅の総額になります。

行き先別の総額は「家族で海外旅行に行くと総額いくらか」で計算しています。

よくある質問

ESTAは子どもや赤ちゃんにも必要ですか

必要です。年齢にかかわらず1人ずつ申請し、1人40ドルかかります(2026年10月時点)。申請は公式サイトから行います。

出国税は子どもにもかかりますか

2歳以上ならかかります。2026年7月1日以降の出国から1人3,000円で、ふつうは航空券の代金に含まれています。

リゾート料金は払わなくてもいいですか

リゾート料金があるホテルでは、施設を使わなくても1泊ごとに払います。予約するときに1泊の料金に税金とリゾート料金を足した総額で比べておきます。

旅行保険には別に入ったほうがいいですか

カードの保険が使える期間(多くは90日)の旅行なら、僕は別の保険には入っていません。旅費をそのカードで払うことが条件のことが多いので、家族の分も同じカードで払っておきます。

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