家族旅行の年間予算の決め方|回数と行き先から組む方法と、年に何回でいくらかかるかの目安

家族旅行は行くたびに「今回はいくらまで」と決めていると、気づけば年間でかなりの額になっていることがあります。

逆に、毎回お金のことが気になって、行きたい旅を先送りにしてしまうこともあると思います。

この記事では旅行の回数と行き先から1年分の旅行予算を組む方法と、年に何回行くといくらかかるかの目安をまとめます。

この記事でわかること

  • 年間予算は「回数×1回の費用」で組むと決めやすい
  • 国内・海外の旅の種類ごとの1回の費用の目安
  • 年1回から年3回までの年間の旅費の目安
  • 予算が足りないときにどこを動かすか

年間予算は「回数×1回の費用」で考える

先に決めるのは回数と行き先

旅行の予算というと「年間○万円まで」と金額から決めたくなります。

ただ、金額だけ決めても、その中で何回どこに行けるのかが分からないと、結局は毎回迷うことになります。

なので、先に「年に何回、どこに行きたいか」を決めて、そこから金額を出すほうが決めやすいです。

子どもが学校に通っているなら、行ける時期は春休み・夏休み・冬休みにだいたい決まります。うちも娘の学校があるので、今は長期休みに1回ずつ旅に出るスタイルです。

年間予算を組む4つの手順

順番はこちらです。

  1. 行きたい旅を書き出す「夏休みに沖縄」「冬に近場の温泉」くらいの粗さでいい
  2. 1回ずつの費用を出す交通・宿・食事・現地の遊びの4つに分ける
  3. 足して1年分にする12で割って、月にいくら積み立てるかも出す
  4. 家計で出せるか確かめる出せなければ回数・時期・行き先を動かす

この順番で考えると、「何を削れば、どの旅に行けるか」がはっきりします。

旅の種類ごとの1回の費用の目安

家族3人だと国内の2泊3日で20万円前後

1回の費用は旅の種類でかなり変わります。

大人2人と小学生1人の家族で、通常期に行くときの目安を出してみました。

旅の種類1回の目安
近場の1泊2日(車や在来線)7万円前後
国内の2泊3日(新幹線)20万円前後
沖縄の2泊3日(飛行機)25万円前後
ハワイの5泊7日約116万円

家族3人(大人2人・小学生1人)。国内は2026年10月時点の新幹線の料金と、ホテルの相場から置いた目安。ハワイは「子連れハワイの費用」の記事の計算の例

国内の2泊3日は、東京・京都・大阪・沖縄で宿・交通・食事・入場料に分けて計算しています。

ハワイの内訳は「子連れハワイの費用はいくら?」に、ディズニーの1泊2日の例は「子連れディズニーの予算」にまとめています。

京都の2泊3日を4つに分けると

たとえば東京から京都へ新幹線で2泊3日の家族旅行に行く場合はこうなります。

項目目安
交通(新幹線の往復)約7.1万円
宿(2泊)約6万円
食事(3日)約4.5万円
現地の移動・拝観料約1.5万円
合計約19万円

大人2人・小学生1人、通常期の目安

4つに分けておくとあとで「宿を1泊減らす」「時期をずらして宿代を下げる」といった調整もしやすくなります。交通と食事はあまり動かせないので、予算の調整はほとんど宿で決まると思っておくといいです。

統計で見ても1人7万円ほど

観光庁の調査では国内の宿泊旅行で1人が1回に使うお金は平均7万2,412円でした(2025年の確報)。

3人なら21万円ほどなので、上の「国内の2泊3日で20万円前後」とだいたい同じです。

迷ったら国内の宿泊旅行は「1人1回7万円」で置いておくと、大きく外れないと思います。

年に何回旅行すると年間いくらかかるか

回数別の年間の目安

上の目安を使って回数ごとに1年分を足してみます。

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回数組み合わせの例年間月の積み立て
年1回夏休みに国内2泊3日約20万円約1.7万円
年2回夏休みに沖縄、冬休みに近場の1泊2日約32万円約2.7万円
年3回春・夏・冬に国内2泊3日約60万円約5万円
年3回春・夏に国内2泊3日、冬にハワイ約156万円約13万円

家族3人(大人2人・小学生1人)・通常期の目安。繁忙期はこれより上がる

グラフにすると海外が1回入るだけで年間の額が大きく変わるのがわかります。

年間の旅費の目安(家族3人)

国内1回
20万円
国内2回
32万円
国内3回
60万円
国内2回+ハワイ
156万円

国内だけ海外を含む

子どもが大きくなると同じ回数でも増える

この目安は小学生1人の家族で出しています。

新幹線や飛行機は中学生になると大人と同じ料金になることが多く、ホテルも大人3人として数えられるようになります。同じ回数・同じ行き先でも、交通費と宿代が上がるということです。

数年先まで考えるなら、子どもの年齢が上がる年に予算を少し増やしておくと、急に足りなくなることがありません。

海外はマイルとポイントで考え方が変わる

海外旅行が入る年は航空券とホテルが予算の大半を占めます。

この2つはふだんの支払いで貯めたマイルやポイントで小さくできる部分です。海外を入れたい年は、現金の予算と一緒に「マイルとポイントでどこまで出すか」も決めておくと、計画が立てやすくなります。

この考え方は「行きたい旅から逆算する」に詳しく書いています。

予算が足りないときに動かす3つのこと

回数より時期と行き先を先に動かす

1年分を足して家計で出せない額になったら、どこかを動かします。

動かすもの例
時期連休・お盆・年末年始を外す。宿代が大きく下がることがある
行き先飛行機の距離を新幹線や車で行ける距離に。交通費が半分以下になることも
回数年3回を年2回に。1回あたりの満足度は上げられる

個人的には回数を減らすのは最後でいいと思っています。

同じ行き先でも時期をずらすだけで宿代が大きく変わることは多いです。子どもの学校の休みは動かせないので、その中でも連休の真ん中を外す、出発を1日ずらす、といったところから試してみてください。

固定費の見直しは一度やれば毎月効く

旅行の分を家計の中から作るなら、食費を少しずつ削るより、通信や保険などの固定費を見直すほうが続けやすいです。

月5,000円下がれば年6万円です。近場の1泊2日なら、ほぼ1回分になります。

旅行用のお金は別にしておく

決めた予算は毎月の積み立てとして別の口座に移しておくと、ほかの支出に混ざりません。

ネット銀行の中には1つの口座の中で目的別にお金を分けておけるものもあります。家計簿アプリで「旅行」の項目を作って、実際に使った額を記録しておくのもおすすめです。

1年使った実績が残ると次の年の予算がぐっと正確になります。

うちは削るより「貯める・稼ぐ」側

ここまで一般的な予算の組み方を書いてきましたが、僕ら家族は節約して旅費をひねり出す考え方をあまりとっていません。

海外で暮らしていることや、旅行メディアの仕事で行く旅が多いことが理由です。それに、ホテル代も航空券代も世界的に上がっていて、少し節約したくらいではどうにもならないと感じています。

我が家のやり方

ふだんの支払いをカードにまとめて、ポイントとマイルを貯めています。マイルは基本的にANA、ホテルはマリオット系に絞っています。それでも足りない分は、行きたい旅の費用を先に出して、それを叶えるための仕事を作るようにしています。

ただ、一般的には年間の予算を決めることや支出を見直すことは大事だと思っています。

予算を決めて、ポイントとマイルで減らせる分を引いて、それでも足りなければ収入をどうするか考える。この順番はどの家庭でも使えると思います。

予算が決まったら泊まる場所を決める

予算の中で一番動かしやすいのが宿です。同じ街でも泊まるエリアで料金も移動のしやすさも変わります。

国内の主な街はエリアごとの特徴とおすすめのホテルをまとめています。

よくある質問

家族旅行の年間予算は平均でいくらくらいですか

家庭によって大きく違うので、平均より「年に何回、どこに行きたいか」から出すのがおすすめです。目安として家族3人で国内の2泊3日は20万円前後、年1回なら約20万円、春・夏・冬の3回なら約60万円になります。

予算は年収の何%と決めたほうがいいですか

割合で決めるより行きたい旅の費用を先に出して、それが家計で出せるかを確かめるほうが、使う額と行ける旅がずれにくいです。出せない場合は、時期・行き先・回数の順に動かしてみてください。

ボーナスで旅行代を払うのはありですか

ありだと思います。ただ、ボーナスの額は年によって変わるので、毎月の積み立てを基本にして、ボーナスは海外など大きな旅の上乗せに使うと計画が崩れにくいです。

子どもが大きくなると旅費は上がりますか

上がります。新幹線や飛行機は小学生まで子どもの料金がありますが、中学生からは大人と同じ料金になる場合が多く、ホテルも大人の人数として数えられることが増えます。数年先の予算を考えるときは子どもの年齢も入れておくと安心です。

海外旅行を入れたい年はどう予算を組めばいいですか

国内の旅と同じように1回の費用を出してから、航空券とホテルのうちマイルとポイントで出せる分を引きます。残りが現金の予算です。海外の年は国内の回数を1回減らす、と決めておく家庭も多いと思います。

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