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ダイヤモンドプリンセスの料金と客室の選び方:3つのプランと割引の見方

最終更新日:2026年10月21日
筆者の乗船実績:エメラルド・プリンセス(アラスカ)/ディズニー・ワンダー(シドニー発着)/ディズニー・ファンタジー(西カリブ海)/ノールダム(エーゲ海&東地中海、大西洋横断)

ダイヤモンド・プリンセスは、プリンセス・クルーズが日本発着で走らせている大型船です。横浜や東京から乗れて、海外の船の雰囲気を日本語の案内つきで試せる船として知られています。

この記事では、料金の仕組みと客室の選び方を、公式サイトの情報で整理します。「○日間で○万円」のような相場の目安も載せていません。出発日・客室・割引の時期で大きく動くからです。

先に結論

  • 料金は「客室」×「料金プラン(Standard/Plus/Premier)」×「割引の時期」で決まる
  • 表示の代金とは別に、税金・港湾費用などと、チップがかかる(Plus/Premier はチップ込み)
  • 割引は早く予約するほど大きい形が中心。2026年10月時点で、日本発着の公式キャンペーンに「半額」はなかった
  • 客室は5種類。景色を楽しみたいならバルコニー、寄港地に予算を回すなら内側・海側も十分に選択肢
  • 3〜4人で1室に泊まれるが、3〜4人目のベッドは折りたたみ式やソファベッドになる

ダイヤモンド・プリンセスはどんな船か

日本で造られた大型船

ダイヤモンド・プリンセスは2004年に、姉妹船のサファイア・プリンセスと一緒にデビューしました。日本で建造された客船です。

  • 総トン数:115,875トン
  • 乗客定員:2,706人
  • 乗組員:1,100人
  • 全長290m・全幅37.5m

数字は2026年10月21日に日本語公式サイトで確認したものです。メインダイニングが5か所に分かれているのが特徴だと、公式サイトは紹介しています。

展望浴場「泉の湯」

ダイヤモンド・プリンセスだけにある施設が、海を見ながら入れる展望浴場「泉の湯」です。屋内に浴槽とサウナ、屋外に水着で入るスパプールと足湯があります。

  • 利用には予約と入場料が必要
  • 18歳以上のみ
  • 日本発着のクルーズ以外では、屋内も一部の時間を除いて水着着用

泉の湯は運賃に含まれないので、使うつもりなら予算に入れておいてください。

2027年・2028年の日本発着

  • 2027年:横浜発着で23本(3〜11月)。9〜15日間のコースが中心で、多くが韓国にも寄る
  • 2028年:サファイア・プリンセスと2隻で、東京を母港に40の出発日(2月末〜11月、チャーターを除く)

2027年はサファイア・プリンセスも東京発着で18本(3〜9月)あります。2隻の設備はほぼ同じですが、泉の湯があるのはダイヤモンド・プリンセスだけです。

姉妹船サファイア・プリンセスとの違い

  • サファイア・プリンセスは、2027年は東京発着(3〜9月)。2028年は2隻とも東京発着
  • 展望浴場「泉の湯」はダイヤモンド・プリンセスだけ
  • 2028年は、サファイア・プリンセスに8日間の短めのコースが4出発日ある

どちらに乗るかは、船の違いより、出発日とコースで決めるほうが現実的だと考えています。

日本語の案内

公式サイトでは、日本発着のクルーズについて、ゲストサービス・展望浴場・医務室などで日本語で対応し、船内放送や案内板も日本語だと案内しています。実際にどこまで日本語で通じるかは未確認です。

料金の仕組み:3つのプランと、別にかかるもの

ダイヤモンド・プリンセスの料金は、同じ客室でも3つのプランから選びます。どれを選ぶかで、船の上で払うものが大きく変わります。

プリンセス・スタンダード(クルーズ代金だけ)

客室、食事、移動、船内のショーなどが含まれます。公式サイトでは、次のものは含まれないと書かれています。

  • 租税・国際観光旅客税・手数料および港湾費用
  • チップ(クルー・アプリシエーション)
  • 一部の有料施設・有料のダイニング

このほか、お酒や一部のソフトドリンク、Wi‑Fi、寄港地観光、泉の湯も別料金です。

プリンセス・プラス

  • 1杯15ドルまでの飲み物が1日15杯まで(お酒を含む。日本発着では20歳以上が対象で、20歳未満はノンアルコールのパッケージ)
  • 500mlの水が1日12本まで
  • 高速Wi‑Fi(MedallionNet Max)1人1台
  • チップ(クルー・アプリシエーション)と、飲み物のサービス料
  • 有料のカジュアルダイニングのセットメニューが4回まで
  • アプリでの注文と配達、ルームサービス

プリンセス・プレミア

  • 1杯20ドルまでの飲み物が無制限(年齢の扱いはプラスと同じ)
  • 高速Wi‑Fi 1人4台まで
  • チップと、飲み物のサービス料
  • 特別レストランとカジュアルダイニングが何度でも
  • 寄港地観光のクレジット(6〜9泊で100ドル、10〜20泊で200ドル。5泊以下はなし)
  • 写真のパッケージ、劇場のオリジナルショーの優先席

日本発着の場合、プラスとプレミアは、スタンダードの代金に1人1泊の定額を足す形です。2026年10月21日に日本語公式サイトで確認した時点では、プラス11,000円、プレミア16,500円と表示されていました。

ただし同じサイトに、2026年10月9日更新の「料金プラン改定のお知らせ」も出ています。予約するときに、その時点の金額と中身を確かめてください。

3つのプランで付くもの(日本発着)
Standard
  • チップ
  • 飲み物
  • Wi‑Fi
  • 有料レストラン
  • 寄港地観光
Plus
  • チップ
  • 飲み物
  • Wi‑Fi
  • 有料レストラン
  • 寄港地観光
Premier
  • チップ
  • 飲み物
  • Wi‑Fi
  • 有料レストラン
  • 寄港地観光
○含まれる △一部 ×別料金。△は、プラスの飲み物が1日15杯まで・有料レストランが4回まで、プレミアの寄港地観光が泊数に応じたクレジット。2026年10月21日に日本語公式サイトで確認。

チップは自動で足される

スタンダードで乗る場合、チップは船内の会計に毎日自動で足されます。日本語公式サイトのよくある質問では、1人1泊 内側・海側・バルコニー17米ドル、ジュニア・スイート18米ドル、スイート19米ドルとなっていました。

一方、米国の公式サイトでは18〜20ドルと、1ドルずつ高い金額が出ています(どちらも2026年10月確認)。日本発着でどちらが適用されるかは未確認です。予約のときに旅行会社か予約デスクで確かめてください。

チップを計算してみる

チップは「1人1泊の金額 × 泊数 × 人数」でかかります。たとえば日本語公式サイトの金額で、バルコニーに2人で10泊(11日間のコース)なら次のとおりです。

チップの計算(例)
  • 17米ドル/1人1泊
  • 10泊(11日間)
  • 2人
  • 340米ドル(合計)
例:バルコニーに2人で10泊。日本語公式サイトの金額(2026年10月確認)。プラス・プレミアなら代金に含まれます。

プラス・プレミアを選ぶと、この分は代金に含まれます。プランを比べるときは、チップの分を差し引いて考えてください。

船内の支払いは米ドル

日本発着でも、船内の通貨は米ドルで、日本円は使えません。クレジットカードを登録するか、米ドルの現金でデポジットを預ける形です。

有料の飲み物には18%、スパや有料のフィットネスには15%のサービス料が足されます(日本語公式サイトのよくある質問)。チップの考え方はクルーズのチップの記事にまとめています。

どのプランを選ぶか

  • お酒をほとんど飲まない・Wi‑Fiも要らない:スタンダードで、必要なものだけ足す
  • 毎日何杯か飲む・スマホを1台つなぎたい:プラスを計算してみる
  • 特別レストランに行きたい・家族で複数の端末をつなぎたい・お酒をよく飲む:プレミアを計算してみる

得かどうかは、付いてくるものを実際に使うかで決まります。筆者はアラスカでプレミアを使いましたが、それでも寄港地観光は別に大きくかかりました。その明細はプリンセス・クルーズの記事に書いています。

割引とキャンペーン(2026年10月21日時点)

ダイヤモンド・プリンセスの日本発着は、早く予約するほど割引が大きい形が中心です。ここに書くのは、2026年10月21日に日本語公式サイトで見た内容です。終わったものは順に更新します。

2027年の日本発着

  • 早割:スーパー早割の終了後〜2027年2月28日の予約。客室とプランで、1人1〜3万円の割引(2名1室の場合)
  • 船内クレジット:2026年10月29日までの予約で、対象の出発日に1室あたり100〜220米ドル分(日本の旅行会社で日本円で予約した場合)
  • 3〜4人目:スイート・ジュニア・スイートなどの3〜4人目は、スタンダードなら無料(2027年2月28日までの予約)

2028年の日本発着

2028年の日本発着は、マックス早期予約割引・スーパー早期予約割引・早期予約割引の3段階です。

2028年の早割:早いほど大きい
  • 2026年12月20日までの予約最大7万円
  • 〜2027年2月28日の予約最大5万円
  • 〜2027年5月31日の予約最大3万円
1人あたりの最大額(2名1室)。2026年10月21日に日本語公式サイトで確認。

割引の額は、客室のランクと料金プランで違います。このほか、公式サイトからのウェブ予約だけの特典が出ることもあります。

「半額」について

「ダイヤモンド・プリンセス 半額」という言葉で調べる人は多いようです。ただ、2026年10月21日に日本語公式サイトで見た2027年・2028年の日本発着のキャンペーンには、「半額」という割引はありませんでした。

旅行会社のサイトには、プリンセスの海外発着の直前割として「最大半額」という表示が出ていたことがあります(第三者の情報)。日本発着の話と混ざらないように、対象の船と出発日を確かめてください。

割引で気をつけること

  • 各コースに販売の上限があり、上限に達すると空室があっても割引の対象外になる
  • 割引期間が終わったあとに、客室やプラン、名前などを変えると、割引が外れる
  • 早割の割引は1室2名までが対象。3〜4人目は対象外
  • 1人で1室を使う場合は、割引額が2倍になる
  • 早割どうしは併用できない

客室の選び方

ダイヤモンド・プリンセスの客室は、大きく5種類です。広さは2026年10月21日に日本語公式サイトで確認したものです。

客室広さひとこと
内側ツイン約16〜17㎡窓なし。シャワーのみ
海側ツイン約17〜19㎡窓あり。一部は視界が遮られる
海側バルコニー約22〜29㎡専用バルコニー。一部は視界が遮られる
ジュニア・スイート約33㎡バルコニー・リビング付き。バスタブあり
スイート約49〜124㎡リビング・ソファベッド付き。バスタブあり

ジュニア・スイートには「リザーブ・コレクション・ジュニア・スイート」という区分もあります。スイートとリザーブ・コレクションの客は、専用の特典が使えると公式サイトにあります。

バルコニーを付けるか

筆者は、できればバルコニーを付けたいと考えています。広さよりも、朝の港に入る景色や夕日を部屋から見られることで、過ごし方が変わるからです。

ただ、日本発着のコースは寄港地が多く、昼間は船の外にいる日が続きます。部屋にいる時間が短いなら、内側や海側にして、浮いた予算を寄港地観光に回すほうが満足度は上がると考えています。くわしくは客室の選び方で書いています。

「視界が遮られる」部屋

海側とバルコニーには、救命ボートなどで外の景色が一部見えにくい部屋があります。料金のカテゴリーが分かれているので、予約のときに確かめてください。

3〜4人で1室に泊まる

  • 内側・海側・バルコニー:3〜4人目は、壁や天井に付いた折りたたみベッド(プルマンベッド)
  • プルマンベッドは、9歳以下の子どもは安全上できるだけ控えるよう案内されている
  • ジュニア・スイート以上:3〜4人目はソファベッド
  • 3〜4人で使える部屋は数が限られていて、ベッドの種類は事前にリクエストできない

小さな子どもと3〜4人で泊まるなら、ジュニア・スイート以上のほうがベッドの面で安心です。子どもの年齢とベッドの種類を、予約のときに確かめてください。

客室はどう選ぶ?

9歳以下の子どもと3〜4人で1室?

はいジュニア・スイート以上(ソファベッド)
いいえ次の質問へ

部屋で過ごす時間が長い?

はいバルコニーを考える
いいえ内側・海側で、寄港地観光に回す

揺れと部屋の位置

「真ん中の低い階の部屋は揺れにくい」とよく言われます。ただ、揺れ方は海域・季節・天候で大きく変わるので、位置だけで決まるものではないと考えています。

デッキプランを見る

日本語公式サイトでは、2026年の日本発着用と、2027年以降の日本発着用のデッキプランが別々に公開されています。これから予約するなら、2027年以降の版で部屋の位置を見てください。

予約までの手順

  1. 時期とコースを決める春の西日本、夏祭り、秋の紅葉など、コースは季節で中身が変わります。
  2. 同行者と人数を決める3〜4人で1室にするか、2室に分けるかを考えます。
  3. 予算を決める代金のほかに、税金・港湾費用、チップ、寄港地観光、港までの交通を入れます。
  4. 客室を決める部屋で過ごす時間が長いか短いかで、バルコニーにするかを決めます。
  5. 料金プランを決めるお酒とWi‑Fiの使い方で、スタンダード/プラス/プレミアを選びます。
  6. 割引の締め切りを確かめる早割の期限と、変更で割引が外れる条件を見ておきます。
  7. 予約後に確認書を見る客室・プラン・人数が申し込みどおりかを確かめます。

予約は公式サイトのほか、旅行会社でもできます。筆者はプリンセスの予約でプランの登録違いがあり、旅行会社に直してもらいました。旅行会社を通す理由にその話を書いています。

寄港地の予算も先に決めておく

日本発着のコースは、国内の港と韓国・台湾の港に寄るものが多くあります。港の近くを歩くだけでも楽しめますが、せっかくの寄港地を何もせずに終えるのはもったいないと考えています。

筆者は、クルーズの満足度は寄港地観光で決まると考えています。予算が足りないときは、寄港地観光より先に客室を一段下げることを考えてください。選び方は寄港地観光(エクスカージョン)で満足度が決まるにまとめています。

ダイヤモンド・プリンセスが向いている人・向かない人

向いている人

  • 初めてのクルーズを、飛行機に乗らずに日本から試したい人
  • 海外の大型船の雰囲気を、日本語の案内がある環境で体験したい人
  • 10日前後の日程が取れて、いくつもの港をまわりたい人
  • 船の上で大浴場に入りたい人(泉の湯は有料・予約制)

向かない人

  • 短い日程(2〜3泊)で試したい人:コースの中心は9日間以上
  • 最新の船の大型施設を目当てにする人:2004年就航の船で、ドームのような新しい施設はない
  • 1つの街をじっくり見たい人:出港時刻に合わせて船に戻る必要がある

日本発着のほかの船と比べたい人は、日本発着クルーズの選び方も見てください。

似ている日本発着の船との違い

日本から乗れる大型の外国船には、ダイヤモンド・プリンセスのほかにMSCベリッシマがあります。日本の船の飛鳥や三井オーシャンも、同じく日本の港から乗れます。

日本発着の船で比べると
船チップ飲み物
ダイヤモンド・プリンセス自動で加算(プランで込み)一部のみ(プランで込み)
MSCベリッシマ1泊ごとにかかる一部のみ
三井オーシャン不要お酒を含め200種類以上込み
飛鳥不要お酒は有料
2026年10月18日に公式サイトで確認。寄港地観光は、三井オーシャンの半日ツアーなどを除き別料金です。

MSCベリッシマとの違い

MSCベリッシマは約17万トン、定員約4,500人で、ダイヤモンド・プリンセス(約11万6千トン、約2,700人)より大きな船です。MSCは客室とは別に「体験」を選ぶ仕組みで、ホテルサービス料が1泊ごとにかかります。

にぎやかな大型船で家族向けの施設も使いたい人はベリッシマ、展望浴場や日本語の案内を重く見る人はダイヤモンド・プリンセスが候補になります。詳しくはMSCクルーズの記事で整理しています。

日本の船(飛鳥・三井オーシャン)との違い

日本の船はチップが要らず、船内の言葉も日本語が基本です。三井オーシャンはお酒を含む飲み物と多くの寄港地での半日ツアーが代金に含まれ、飛鳥はお酒と寄港地観光が有料です。

海外の船の雰囲気を試したいならダイヤモンド・プリンセス、日本語だけで過ごしたいなら日本の船、と分けて考えると選びやすくなります。日本の船の違いは日本発着クルーズの記事にまとめています。

まとめ

  • 料金は「客室」×「料金プラン」×「割引の時期」で決まる
  • スタンダードは、税金・港湾費用とチップが別。プラス・プレミアはチップ込み
  • 割引は早く予約するほど大きい形が中心。2026年10月時点で日本発着の「半額」はなかった
  • 客室は5種類。部屋で過ごす時間と、寄港地観光の予算で決める

ダイヤモンド・プリンセスは、飛行機に乗らずに海外の大型船を試せる船です。表示額だけで比べず、選ぶプランにチップや税金・港湾費用が含まれるかを確かめてから、客室を決めてください。

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