リージェント・セブンシーズとは?寄港地観光込みのクルーズの中身と注意点
最終更新日:2026年10月21日
筆者の乗船実績:エメラルド・プリンセス(アラスカ)/ディズニー・ワンダー(シドニー発着)/ディズニー・ファンタジー(西カリブ海)/ノールダム(エーゲ海&東地中海、大西洋横断)
リージェント・セブンシーズ・クルーズは、全室スイートの船を運航するラグジュアリーの船会社です。
いちばんの特徴は、寄港地観光が回数無制限で運賃に含まれることです。お酒やチップに加えて観光まで込みの会社は、ラグジュアリーの中でも多くありません。
この記事では、リージェントの船・航路・料金に含まれるものを、親会社の公式発表などをもとに整理します。
先に結論
- 船は6隻(定員約490〜750人)。新しい Seven Seas Prestige が2026年12月に引き渡しの予定
- お酒・チップ・Wi‑Fi・スペシャリティレストランは込み
- 寄港地観光は回数無制限で込み。ただしヘリコプターなどの特別なツアー(Regent Choice)は別料金
- 2026年4月から、米国・カナダ居住者向けの航空券込みの運賃がなくなった。日本で予約する場合の航空券の扱いは未確認
- 向くのは、寄港地観光を毎日入れたい人。観光の費用を別に足す必要がほぼない
リージェントはどんな会社か
ノルウェージャンと同じグループ
リージェントは、ノルウェージャン・クルーズラインやオセアニア・クルーズと同じ、ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス(NCLH)のブランドです。親会社は1992年からのブランドと紹介しています(前身の会社の経緯は未確認)。
同じグループのオセアニアは、このサイトではプレミアムに分類しています。リージェントはラグジュアリーに分類しています。
全室スイート、含まれる範囲の広い運賃
客室はすべてスイートです。運賃に含まれる範囲が広く、船の上で財布を出す場面がかなり少ない仕組みになっています。
ただし、このサイトでは「ラグジュアリー=全部込み」とは書きません。リージェントにも、別料金のツアーや、航空券のように含まれないものがあります。
公式サイトについて
この記事を書くにあたって、リージェントの公式サイトは確認の時点で読み込めませんでした。数字は親会社 NCLH の公式発表で確かめ、足りないところは第三者の情報として書き分けています。
船:6隻と新しい船
2026年10月に親会社の公式ページで確認した6隻です。定員は2人1室で数えた人数です。
| 船名 | 就航 | 定員 |
|---|---|---|
| Seven Seas Grandeur | 2023年 | 750人 |
| Seven Seas Splendor | 2020年 | 750人 |
| Seven Seas Explorer | 2016年 | 750人 |
| Seven Seas Voyager | 2003年 | 700人 |
| Seven Seas Mariner | 2001年 | 700人 |
| Seven Seas Navigator | 1999年 | 490人 |
Explorer クラスの3隻
Seven Seas Explorer、Splendor、Grandeur の3隻は、定員750人の同じ型の船です(クラス名は第三者の情報)。リージェントの中では新しく、大きな船です。
Grandeur にはアジア料理の Pacific Rim があるとされます(第三者の情報)。2026〜27年のアラスカと日本の便は、主に Seven Seas Explorer が担当します。
Voyager・Mariner・Navigator
2000年前後に就航した3隻です。Seven Seas Voyager は2026年4〜5月にフランスのマルセイユで改装を終え、5月21日に復帰しました。
Seven Seas Navigator は定員490人で、艦隊でいちばん小さい船です。2026年11月からは、初めて冬の地中海を航海すると発表されています。
新しい Seven Seas Prestige(2026年12月予定)
新しい型の1番船 Seven Seas Prestige が、2026年12月に引き渡される予定です。約77,000トン・定員822人と、いまの船より大きくなります。
処女航海は2026年12月13日のバルセロナ発と発表されています。2026年10月時点では、まだ引き渡しの発表は見つかっていません(未確認)。同じ型の2番船は2030年、3番船は2033年の予定です。
航路:どこへ行くか
主なエリア
- 地中海:バルセロナ、ローマ、ベネチア、アテネなどから。5隻が担当
- 北欧・北ヨーロッパ:夏。ロンドン、ストックホルムなどから
- アラスカ:2026〜27年は Seven Seas Explorer のみ。バンクーバー、スワード、シアトル発
- カリブ海・パナマ運河:マイアミ、タンパなどから
- アジア・日本:東京発の便あり
- 南太平洋、南米、カナダ・ニューイングランド
- 世界一周:2027年に140泊の世界一周
エリアごとの運航の月は、多くが公式の情報で確認できていません(未確認)。行きたい時期にその航路があるかは、便を探して確かめてください。
日本発着の便
2026〜27年は、Seven Seas Explorer と Seven Seas Navigator でアジアの航海が15本あり、そのうち日本の寄港を重視した便が7本と、親会社が発表しています。
東京発の便の日付や名前は、販売会社の掲載で確認したものです(第三者の情報)。日本に住んでいる人なら、東京発の便は乗る港までの航空券がいらないので、後で書く航空券の変更を気にせずに済みます。
アラスカは1隻だけ
アラスカの航路は、2026〜27年は Seven Seas Explorer の1隻だけです。シアトル発の便は、このシーズンが初めてです。
アラスカの航路の選び方は、アラスカの航路の地図で比べています。
料金に含まれるもの
2026年10月に親会社の公式発表などで確認した内容です。
- お酒・飲み物
- チップ
- Wi‑Fi
- スペシャリティレストラン
- 寄港地観光(回数無制限)
- ランドリー
- Regent Choice(ヘリなど)
- 航空券(日本での扱いは未確認)
- 乗船前のホテル1泊(Concierge Suite 以上)
含まれるもの
- お酒を含む飲み物:高級ワイン・スピリッツ、客室のミニバー
- チップ:含まれる
- Wi‑Fi:Starlink の Wi‑Fi が含まれる(回線の段階分けがあるかは未確認)
- スペシャリティレストラン:追加料金なし(第三者の情報)
- 寄港地観光:回数無制限(次の章で詳しく)
- ランドリー:無料
- 乗船前のホテル1泊:Concierge Suite 以上の客室のみ
スペシャリティレストランの予約
スペシャリティレストランは、店ごとに1回の予約が目安で、船の上で空きがあれば追加できるとされています(第三者の情報)。
料理教室の Culinary Arts Kitchen は、料金がかかるかどうかを確認できていません(未確認)。
航空券は2026年4月から変わった
リージェントは2024年7月から、航空券込みの「Ultimate All-Inclusive」と、航空券なしの「All-Inclusive」の2つの運賃を出していました。
2026年4月1日からは、米国・カナダ居住者向けに Ultimate All-Inclusive が廃止されました。かわりに「Air Concierge」という有料の航空券手配になり、予約時の市場価格で航空券を買う仕組みです。
- 2024年7月:運賃が2種類に航空券込み(Ultimate)となし
- 2026年4月1日:Ultimate を廃止米国・カナダ居住者向け
- かわりに Air Concierge有料の航空券手配
- 日本で予約する場合は未確認見積もりで航空券の有無を見る
- Air Concierge は手付金が必要。航空券の代金に充てられ、使わなければ船内のクレジットになる
- 空港と船の間の送迎バスと、送迎サービス(Blacklane)のクレジットは含まれる
- 期間限定で「航空券無料」のキャンペーンが出ることはある
これは米国・カナダ居住者向けの条件です。日本で予約する場合に航空券がどう扱われるかは、このサイトでは確認できていません(未確認)。見積もりを取るときに、航空券が入っているかを必ず確かめてください。
寄港地観光はほぼ込み
回数無制限で含まれる
リージェントでは、寄港地観光が回数の上限なく運賃に含まれます。寄港地ごとに用意されたツアーから選んで申し込みます。
ツアーの申し込みが始まる時期や、ツアーごとの定員の扱いは、公式の情報で確認できていません(未確認)。予約したら、申し込みの時期を早めに確かめておくと安心です。
Regent Choice は別料金
ヘリコプターや水上飛行機を使うツアーなど、一部の特別なツアーは「Regent Choice」として別料金です(第三者の情報)。
アラスカのように、ヘリコプターで氷河や雪山へ行くツアーが人気の地域では、ここが大きな金額になります。筆者がアラスカで乗ったプリンセスでも、ヘリコプターを使うツアーは他のツアーより高額でした。
込みであることの意味
筆者は、クルーズの満足度は寄港地観光で決まると考えています。寄港地観光が込みなら、「高いからやめておこう」と迷わずに、毎日のように観光に出られます。
逆に、寄港地では自分で歩きたい人や、個人でガイドを頼みたい人には、込みの価値は小さくなります。使わない観光の分まで運賃に入っている、と考えることもできます。寄港地観光の考え方は寄港地観光の記事にまとめています。
船内の過ごし方
食事は自由席
メインダイニングの Compass Rose は、時間も席も決まっていません。スペシャリティレストランは予約制です(第三者の情報)。
ドレスコード(2025年から変わった)
- 18時まではリゾートカジュアル
- 18時以降は Elegant Casual。きれいなデニムやドレススニーカーも可(2025年から)
- 長い航海には、フォーマルが任意の夜がある
- 最終夜はカジュアルでよい
フォーマルが任意の夜がある航海の長さは、資料によって15泊以上・16泊以上と違います。正装を楽しみたい人は、その便の案内で確かめてください。
子どもと船内の催し
キッズクラブがあるか、何歳から乗れるかは、公式の情報で確認できていません(未確認)。船内のショーや催しの内容も、このサイトではまだ確かめられていません(未確認)。
子ども向けの施設を期待する家族旅行なら、ほかの船会社も含めて考えるのがよいと考えています。
向く人・向かない人
向く人
- 寄港地観光を毎日入れたい人。観光の費用を別に足す必要がほぼない
- 船の上でも寄港地でも、支払いのことを考えたくない人
- 数百人規模の船で、全室スイートに泊まりたい人
- 日本発着の便で、寄港地観光込みのクルーズを試してみたい人
向かない人
- 寄港地では自分で歩きたい人、個人でガイドを手配したい人(込みの観光を使わないことになる)
- 南極・北極などの探検航路に行きたい人(リージェントに探検船はない)
- キッズクラブなど子ども向けの施設を求める家族
- 大型船のショーやプールの遊びの施設を楽しみたい人
寄港地観光が別料金のシーボーンとの違いは、シーボーンとリージェントの違いで比べています。
日本語の情報と予約
日本語の公式サイトがある
リージェントには日本語の公式サイトがあります(検索で存在を確認。中身は確認時に読み込めませんでした)。日本の窓口の体制は確認できていません(未確認)。
日本語のスタッフは便による
船の上で日本語が通じるかは、船会社ではなく便によって違います。日本の販売会社がその便にスタッフを手配しているかどうかで決まることが多いです。
日本語のサポートが必要な人は、その便の体制を予約の前に確かめてください。
旅行会社を通す利点
航空券の扱いのように、居住国や時期で条件が変わる会社ほど、日本語で確かめられる窓口の価値は大きくなります。筆者がリージェントの船内を見学できたのも、旅行会社の見学ツアーでした。詳しくは旅行会社を通す理由に書いています。
調べるときに迷いやすいところ
「航空券込み」と書かれた古い情報
2024年7月から2026年3月までは、航空券込みの Ultimate All-Inclusive がありました。それ以前にも、航空券込みをうたう時期がありました。
日本語の記事やブログで「リージェントは航空券込み」と書かれていたら、いつの、どの国向けの情報かを確かめてください。
キャンペーンの条件
2026年10月時点では、2027〜28年のカリブ海などの一部の便に、往復の航空券が無料になるキャンペーンが出ています(2026年10月31日の予約まで、販売会社の掲載で第三者の情報)。
こうしたキャンペーンは、対象の国・便・予約期限が限られます。標準の運賃の条件と混ぜないようにしてください。
「込み」の観光と「別料金」の観光がある
同じ寄港地でも、込みのツアーと、Regent Choice の別料金のツアーがあります(第三者の情報)。申し込むときに、どちらかを確かめてから選ぶと、思わぬ追加を防げます。
予約までの順番
- 行き先と時期を決める地中海、北欧、アラスカ、日本など。アラスカなら Seven Seas Explorer に決まります。
- 寄港地観光をどのくらい使うか考える毎日のように使うなら、込みの価値が大きくなります。ヘリコプターなどの Regent Choice は別に足します。
- 客室を選ぶ乗船前のホテルが付くのは Concierge Suite 以上です。
- 航空券の扱いを確かめる日本で予約する場合の条件は未確認です。見積もりに航空券が入っているかを必ず見ます。
- 総額で比べるほかの会社と、同じ航路・日数・客室タイプでそろえ、寄港地観光の分を足してから比べます。
ほかのラグジュアリー船と、含まれるものを並べて見たい方はラグジュアリークルーズ比較をご覧ください。
似ている船会社との違い
リージェントに近いのは、同じく全室スイートの船を運航するシーボーンとシルバーシーです。お酒とチップは3社とも運賃に含まれ、いちばんの違いは寄港地観光です。
| 会社 | 船 | 寄港地観光 |
|---|---|---|
| リージェント | 6隻・490〜750人。探検船はない | 回数無制限で込み(一部は有料) |
| シルバーシー | 12隻・100〜728人。うち探検船4隻 | クラシック船は運賃の種類で変わる。探検船は込み |
| シーボーン | 5隻・264〜600人。うち探検船2隻 | 外洋船は有料。探検船は込み(一部は有料) |
シーボーンとの違い
シーボーンの外洋船では、寄港地観光は有料です。毎日のようにツアーに出るならリージェント、寄港地は自分で歩きたい日が多いならシーボーンが合いやすくなります。
2社の違いはシーボーンとリージェントの違いで詳しく比べています。
シルバーシーとの違い
シルバーシーは12隻で、定員100人の探検船から728人の船まであります。寄港地観光は、クラシック船では運賃の種類で変わり、探検船では込みです。
港を巡る旅で観光を毎回入れたいならリージェント、南極やガラパゴスなどの探検航路も考えるならシルバーシーが候補です。リージェントには探検船がありません。
まとめ
- リージェントは6隻。新しい Seven Seas Prestige が2026年12月に加わる予定
- お酒・チップ・Wi‑Fi・スペシャリティレストラン・ランドリーは込み
- 寄港地観光は回数無制限で込み。ヘリコプターなどの Regent Choice は別料金
- 2026年4月から、米国・カナダ居住者向けの航空券込みの運賃は廃止。日本での扱いは未確認
- キッズクラブの有無は未確認。日本語のスタッフは便による
リージェントの価値は、寄港地観光をどれだけ使うかで大きく変わります。毎日のように観光に出る予定なら、観光が別料金の会社とは、ツアーの分を足した総額で比べてみてください。違いはシーボーンとリージェントの違いでも比べています。