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シーボーンとリージェントの違い:含まれるもの・船・航路を比べて向く人を整理

最終更新日:2026年10月21日
筆者の乗船実績:エメラルド・プリンセス(アラスカ)/ディズニー・ワンダー(シドニー発着)/ディズニー・ファンタジー(西カリブ海)/ノールダム(エーゲ海&東地中海、大西洋横断)

シーボーンとリージェント・セブンシーズは、どちらも全室スイートのラグジュアリーの船会社です。お酒もチップも運賃に含まれ、パンフレットを並べると似て見えます。

ただ、2社には寄港地観光の扱いという大きな違いがあります。リージェントは回数無制限で込み、シーボーンの通常の船は別料金です。

この記事では、2社のデータを同じ項目で並べ、違いがどこにあるかを整理します。どちらが上かは書きません。旅の目的によって、合う会社が変わるからです。

先に結論

  • いちばんの違いは寄港地観光。リージェントは回数無制限で込み(特別なツアーは別料金)。シーボーンは通常の船で別料金、探検船は込み
  • お酒・チップ・特別レストランは、どちらも込み
  • 船はシーボーンが5隻(264〜600人)、リージェントが6隻(490〜750人)。シーボーンには探検船がある
  • 航空券は、どちらも標準の運賃に含まれない(リージェントは2026年4月から米国・カナダ居住者向けの条件が変わった)
  • 寄港地観光を毎日入れたい人はリージェント、観光は自分で選んで足したい人や探検航路も考えたい人はシーボーンが合いやすい

2社の基本

グループと船の数

シーボーンリージェント
親会社カーニバル・コーポレーションNCLH(ノルウェージャンのグループ)
船の数5隻6隻(2026年12月に1隻加わる予定)
定員264〜600人490〜750人
探検船2隻なし

どちらも、大きなクルーズ会社のグループに入っているラグジュアリーのブランドです。船の数は近いですが、シーボーンには南極・北極へ行く探検船があります。

どちらも全室スイート

2社とも客室はすべてスイートです。シーボーンは全室オーシャンビューで、内側の客室はありません。

どちらの会社でも「客室を内側にして予算を浮かせる」選び方はできません。客室で調整するなら、スイートの中のランクで考えます。

2026年に起きた船の変化

  • シーボーン:Seabourn Sojourn が2026年5月に運航を終え、三井オーシャンクルーズへ引き渡された
  • シーボーン:Seabourn Quest が2026年6月に大規模な内装の改装を終えた(第三者の情報)
  • リージェント:Seven Seas Voyager が2026年5月に改装を終えて復帰
  • リージェント:新しい Seven Seas Prestige(定員822人)が2026年12月に引き渡しの予定

料金に含まれるものの違い

2026年10月に、各社の公式サイトと親会社の公式発表で確認した内容です。

同じところ

項目シーボーンリージェント
お酒込み込み
チップ込み(不要)込み
特別レストラン全店込み込み(第三者の情報)
航空券含まれない含まれない(後述)

飲み物とチップの扱いは、ほぼ同じです。船の上の会計を気にしなくてよい点では、2社に大きな差はありません。

違うところ

項目シーボーンリージェント
寄港地観光通常の船は別料金。探検船は込み回数無制限で込み。Regent Choice は別
Wi‑Fi基本は込み。動画向けは客室で有料込み(段階は未確認)
ランドリー未確認無料
乗船前のホテル未確認Concierge Suite 以上に1泊

違いが大きいのは寄港地観光です。ほかの項目の差は、使う人と使わない人がいる、という程度の違いだと考えています。

スパのサービス料

シーボーンは、スパ・サロンに18%のサービス料が別にかかると公式に書かれています。リージェントのスパの扱いは、このサイトでは確認できていません(未確認)。

いちばんの違い:寄港地観光

リージェント:回数無制限で込み

リージェントでは、寄港地観光が回数の上限なく運賃に入っています。毎日のように観光に出ても、追加の支払いはほとんどありません。

ただし、ヘリコプターや水上飛行機を使うツアーなどは「Regent Choice」として別料金です(第三者の情報)。

シーボーン:通常の船は自分で選んで足す

シーボーンの通常の船(Seabourn Quest・Encore・Ovation)では、寄港地観光は有料です。少人数の特別なツアー「Ventures by Seabourn」も有料です。

探検船の Seabourn Venture と Seabourn Pursuit では、寄港地ごとにゾディアックでの上陸や観察などが込みになります。カヤックや潜水艇は有料です。

寄港地観光の扱いの違い
シーボーン
  • 通常の船の寄港地観光
  • Ventures by Seabourn
  • 探検船の寄港地ごとの観光
リージェント
  • 寄港地観光(回数無制限)
  • Regent Choice(ヘリなど)
○込み ×別料金。Regent Choice は第三者の情報。

同じ航路なら、どう比べるか

表示価格を並べると、寄港地観光が込みのリージェントのほうが高く見えることがあります。比べるときは、シーボーンの見積もりに、申し込む予定の寄港地観光の金額を足してください。

  1. 同じ航路・日数・時期にそろえる2社とも地中海、北欧、アラスカ、カリブ海、日本を航海するので、近い便を探せます。
  2. 客室のタイプをそろえるどちらも全室スイート。広さやバルコニーの有無が近い客室どうしで比べます。
  3. 寄港地観光を先に選ぶ寄港地ごとに参加したいツアーを決めます。リージェントでも Regent Choice を選ぶなら、その分を足します。
  4. シーボーンに観光の金額を足す通常の船なら、選んだツアーの金額を見積もりに足します。
  5. 航空券と前泊を足すどちらも標準の運賃には入りません。リージェントの Concierge Suite 以上なら前泊が1泊付きます。
  6. 総額で比べるここまでそろえて、はじめて比べられます。

総額のそろえ方は費用の記事でも詳しく説明しています。

筆者の考え

筆者は、クルーズの満足度は寄港地観光で決まると考えています。その意味で、寄港地観光が込みかどうかは、この2社を比べるうえでいちばん大事な項目です。

ただ、込みが必ず得とは限りません。寄港地では自分で歩きたい人や、個人でガイドを頼みたい人には、別料金で選んで足すほうが合うこともあります。寄港地観光の考え方は寄港地観光の記事にまとめています。

船と航路の違い

船の大きさ

シーボーンの通常の船は定員458〜600人、リージェントは490〜750人です。リージェントの Explorer クラスの3隻は、シーボーンのどの船より定員が多い船です。

船が小さいほど小さな港に寄りやすく、大きいほど船内のレストランや施設が多くなる傾向があります。どちらが良いかではなく、旅の目的で選ぶ項目です。

2社の船の定員
  • シーボーン 探検船2隻264人
  • シーボーン Quest458人
  • シーボーン Encore・Ovation600人
  • リージェント Navigator490人
  • リージェント Mariner・Voyager700人
  • リージェント Explorer級3隻750人
2026年10月に各社の公式情報で確認。

探検航路はシーボーンだけ

南極、北極、キンバリー(オーストラリア北西部)などの探検航路があるのは、2社のうちシーボーンだけです。耐氷の船体を持つ探検船2隻が担当します。

リージェントにも南米でドレーク海峡を通る便はありますが、探検船ではありません(上陸の仕方などの詳細は未確認)。

両社が重なる航路

  • 地中海、北欧・北ヨーロッパ
  • アラスカ(リージェントは2026〜27年は Seven Seas Explorer のみ)
  • カリブ海、カナダ・ニューイングランド
  • 日本・アジア(シーボーンは Seabourn Encore、リージェントは Seven Seas Explorer など)
  • ワールドクルーズ

重なる航路が多いので、同じ地域・同じ時期の便で比べやすい2社です。

日本発着の便

シーボーンは、2026〜27年の冬から春に Seabourn Encore で東京(横浜)往復の便があります(2027年2月15日発・27日発の14日間など)。リージェントは、2026〜27年に Seven Seas Explorer の東京発の便があります(便の一覧は販売会社の掲載で第三者の情報)。

日本に住んでいる人なら、日本発着の便どうしで比べると、航空券の条件の違いを気にせずに済みます。

航空券の扱い(2026年4月の変更)

リージェント:米国・カナダ居住者向けの航空券込みの運賃を廃止

リージェントは、2024年7月から航空券込みの「Ultimate All-Inclusive」を出していました。2026年4月1日から、米国・カナダ居住者向けにはこれを廃止し、有料の航空券手配「Air Concierge」に切り替えています。

日本で予約する場合の扱いは、このサイトでは確認できていません(未確認)。見積もりに航空券が入っているかを、必ず確かめてください。

シーボーン:もともと含まれない

シーボーンは、航空券を運賃に含めていません。キャンペーンで航空券のクレジットが付くことはあります。

2社とも、期間限定の航空券のキャンペーンが出ることがあります。標準の条件と混ぜて比べないようにしてください。

船内の過ごし方の違い

ドレスコード

シーボーンリージェント
夜(18時以降)Elegant CasualElegant Casual
デニム上品なものは可きれいなものは可
フォーマル通常の船で13日以下1回など長い航海に任意の夜

どちらも、夜はジャケットが任意のきれいめの服装が基本です。正装を楽しみたい人には、シーボーンの通常の船のフォーマルナイトが、日数の短い便でもある点が違いです。

子ども

シーボーンは、2024年12月17日以降の予約では生後6か月から乗船でき、探検航海は6歳からです。キッズクラブの有無は未確認です。

リージェントは、キッズクラブの有無も、何歳から乗れるかも、公式の情報で確認できていません(未確認)。どちらも子ども向けの施設が中心の船ではないと考えています。

食事

どちらも自由席で、特別レストランに追加料金がかかりません。シーボーンは全店が込みでキャビアも無料と公式に書かれています。

リージェントのスペシャリティレストランは予約制で、店ごとに1回の予約が目安とされています(第三者の情報)。

比較の動画や記事を見るときの注意

2社を比べる動画やブログは、英語のものを中心にたくさんあります。ただ、2024〜2026年に条件が大きく変わったので、いつの情報かで結論が変わります。

2024年以降に変わったこと

  • シーボーン:The Grill が地中海料理の Solis に変わった(2024年から、第三者の情報)
  • シーボーン:Seabourn Sojourn が2026年5月で船隊を離れた(Seabourn Odyssey もすでに離れている)
  • リージェント:2024年7月に運賃が2種類になり、2026年4月に米国・カナダ居住者向けの航空券込みの運賃が廃止された
  • リージェント:2025年から夜のドレスコードが Elegant Casual に統一され、きれいなデニムも可に

誰向けの条件かを確かめる

英語の情報の多くは、米国やカナダに住む人向けの条件で書かれています。航空券やキャンペーンの条件は、住んでいる国で変わることがあります。

日本で予約するなら、日本の窓口で出た見積もりの条件で比べるのが確実です。

どちらが向くか

どちらが合いやすい?

寄港地観光を毎日のように入れたい?

はいリージェントが合いやすい
いいえ次の質問へ

南極・北極などの探検航路も考えている?

はいシーボーン(探検船がある)
いいえどちらも候補。総額でそろえて比べる

リージェントが合いやすい人

  • 寄港地観光を毎日のように入れたい人
  • 観光の費用を、旅の前にほぼ決めてしまいたい人
  • 前泊のホテルまで含めて手配を減らしたい人(Concierge Suite 以上)
  • 定員750人ほどの、施設が多めのラグジュアリー船がいい人

シーボーンが合いやすい人

  • 寄港地では自分で歩いたり、個人でガイドを頼んだりしたい人
  • 南極・北極などの探検航路も検討している人
  • 定員600人以下の、より小さな船がいい人
  • どのレストランでも追加料金を気にせず食べたい人

どちらも向かない人

  • キッズクラブや大型船の遊びの施設を求める子連れ
  • まずは費用を抑えて、クルーズが自分に合うか試したい人
  • 行き先を自分のペースで深く回りたい人(出港時刻に縛られる点はどの船も同じ)

子連れや初めてのクルーズなら、カジュアル船やプレミアム船のほうが満足度が高い家庭も普通にあります。船のタイプの違いは船の選び方の記事で整理しています。

日本語の対応と予約

日本語のサイト

シーボーンは公式サイトに日本語版がなく、日本地区の販売代理店が日本語のサイトを運営しています。リージェントには日本語の公式サイトがあります。

日本語のスタッフは、会社ではなく便で決まる

どちらの会社でも、船の上で日本語が通じるかは便によって違います。日本の販売会社がその便にスタッフを手配しているかどうかで決まることが多いです。

「この会社なら日本語が通じる」とは言えません。日本語のサポートが必要なら、比べている2つの便それぞれで確かめてください。

旅行会社を通すと比べやすい

寄港地観光、航空券、Wi‑Fi と、2社は条件の違う項目が多くあります。同じ条件にそろえた見積もりを日本語で出してもらえるのは、旅行会社を通す利点の1つだと考えています。

まとめ

  • シーボーンとリージェントは、お酒・チップ・特別レストランが込みの点で似ている
  • いちばんの違いは寄港地観光。リージェントは回数無制限で込み、シーボーンの通常の船は別料金
  • シーボーンには探検船があり、船も小さめ。リージェントは定員750人の船が中心
  • 航空券はどちらも標準の運賃に含まれない。リージェントの日本での扱いは未確認
  • 比べるときは、同じ航路・日数・客室にそろえ、寄港地観光と航空券を足した総額で

2社のどちらが合うかは、寄港地でどう過ごしたいかでほぼ決まります。毎日ツアーに参加したいならリージェント、自分で歩きたい日も多いならシーボーンから、同じ航路・日数の便を探してみてください。

ほかのラグジュアリー船も含めて、含まれるものを並べて見たい方はラグジュアリークルーズ比較をご覧ください。

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