旅行のために見直したい固定費|通信・保険・サブスクから始める順番

旅行の分のお金を家計から作るなら、最初に見たいのは毎月決まって出ていく固定費です。

食費や日用品を毎日少しずつ我慢するより、一度見直せばずっと効くので、気持ちも楽です。

この記事では旅行のために見直したい固定費を、通信・保険・サブスクの順にまとめます。

この記事でわかること

  • 旅費を作るなら変動費より固定費から見直す理由
  • 通信・保険・サブスクで見ておきたいところ
  • 旅行のときにかかる通信費や保険の考え方
  • 浮いたお金を旅費として残しておく方法

旅費を作るなら固定費から

一度見直せば毎月効き続ける

固定費のいいところは手間が1回で済むことです。

たとえば月5,000円下がれば1年で6万円になります。家族で近場に1泊2日する分くらいです。

月5,000円固定費の見直し
年6万円何もしなくても毎年
近場の1泊2日家族3人の旅1回分

食費を削るのと違って、毎日の我慢がいらないのが固定費の見直しです。

見直す順番の目安

手間と効果で並べるとこんな順番になると思います。

固定費手間見直しの例
通信小使い方に合ったプランへ。データの量と家族の契約を見る
サブスク小使っていないものを止める
保険中重なっている保障を整理する
カードの年会費小特典を使っているかで残すか決める
電気・ガス中料金プランや会社を比べる

通信とサブスクは明細を見ればすぐに手をつけられます。保険は少し時間がかかるので、まとまった時間がとれるときにやるのがいいと思います。

通信費:使い方に合ったプランか見る

携帯の通信料は年10万円を超える家庭も多い

総務省の家計調査では2人以上の世帯の携帯電話の通信料は、年に約10.9万円でした(2025年)。月にすると9,000円ほどです。

家族の人数が増えるほどここは大きくなります。

データをあまり使わないなら安いプランで十分

見直すときはまず毎月どれくらいデータを使っているかを確かめます。

  1. 直近3か月のデータ量を見る各社のアプリやマイページで確認できる
  2. 家にWi-Fiがあるか確かめる家で使う分はスマホのデータに入らない
  3. 使う量に合ったプランを選ぶ使った分だけ払うプランも候補になる

家ではWi-Fiを使っていて、外ではあまりデータを使わないなら、大手の大容量プランは使い切れていないことが多いです。

ちなみに僕は海外で暮らしていますが、日本の電話番号は楽天モバイルで残しています。データをほとんど使わない月は、いちばん安い料金帯で済んでいます。

楽天モバイルは使ったデータの量で料金が変わるプランなので、使う月と使わない月の差が大きい人には合っていると思います。申し込みや料金は楽天モバイルの公式サイトで確認できます。

家族の回線はまとめて考える

家族それぞれが別々の会社やプランで契約していると、割引を受けられていないことがあります。

同じ会社にまとめると家族の割引が付く会社もあれば、1人ずつ安い会社を選んだほうが安くなる場合もあります。子どもにスマホを持たせるタイミングも見直すきっかけになると思います。

旅行のときの通信費もふだんのプランで変わる

海外旅行に行くなら旅先でのスマホ代も見ておきたいところです。

携帯会社によっては海外で一定量まで追加料金なしでデータを使えるプランがあります。そうでなければ、旅行用のeSIMを買うほうが、海外ローミングより安く済むことが多いです。

ふだんのプランを選ぶときに、海外でどう使えるかも一緒に見ておくと、旅行のたびの出費が減ります。

旅行先での通信は「海外eSIMの使い方と選び方」に、海外で暮らすときに日本の番号を残す方法は「海外で暮らすときの通信」にまとめています。

保険:重なっている保障がないか見る

世帯の生命保険料は年35万円ほど

生命保険文化センターの調査では2人以上の世帯が払っている生命保険の保険料は、年に平均35.3万円でした(2024年度)。

月にすると3万円ほどなので、固定費の中でも大きいほうです。

見るのは「重なり」と「今の家族に合っているか」

保険は必要な保障まで削ると困るので、やみくもに減らすものではないと思っています。

見ておきたいのはこの3つです。

見るところ例
保障の重なり医療保険と共済、勤務先の保障で同じものに備えている
家族の変化子どもが生まれた、住宅ローンを組んだ、子どもが大きくなった
特約使う見込みの少ない特約が付いたままになっている

自分で判断しにくいときは、保険の見直しの無料相談を使う方法もあります。相談先によって扱っている保険会社が違うので、1か所で決めずに比べてみるといいと思います。

旅行保険はカードの付帯で足りることもある

海外旅行のたびに旅行保険に入っているなら、クレジットカードに付いている保険で足りないかも見ておきたいところです。

カードによって持っているだけで使える保険と、旅行代金をそのカードで払ったときだけ使える保険があるので、条件は先に確かめておきます。

カードの保険で足りる旅と足りない旅の分け方は「海外旅行保険は必要?」にまとめています。

サブスクと年会費:年に1回、明細で棚卸しする

小さな額ほど気づかないまま続く

動画・音楽・アプリ・クラウドの容量など、月数百円から千円台のサブスクは、いくつも重なりやすいです。

カードの明細を1年分見て、「最近使っていないもの」に印をつけていくと、意外と見つかります。年払いのものは更新の月にしか出てこないので、1年分で見るのがおすすめです。

旅行で使うものは旅の前後だけ契約する

動画や音楽のサブスクの中には旅行中の移動で子どもが見る動画をダウンロードするために使っているものもあると思います。

そういうものは1年中払い続けるのではなく、旅行の前に契約して帰ってきたら止める、という使い方もできます。月額のサブスクは使う月だけ払うと考えると、ずいぶん減らせることがあります。

カードの年会費は特典を使っているかで決める

クレジットカードの年会費も固定費の一つです。

ただ、旅行の特典が付いたカードは、年会費より多く取り戻せていることもあります。無料宿泊や空港ラウンジ、貯まるマイルなどを、1年で実際にどれだけ使ったかで考えるのがいいと思います。

使っていないなら年会費の安いカードに替え、使っているなら残す。旅行向けのカードの選び方は「海外旅行におすすめのクレジットカード」に書いています。

電気・ガスや車も一度は見ておく

電気とガスは料金プランや会社を変えるだけで下がることがあります。使い方は変えなくていいので、比較サイトで今の明細の数字を入れてみるだけでも、どれくらい変わるかがわかります。

車を持っているなら、駐車場代・保険・税金・車検を足すと、かなりの額になります。乗る回数が少ないなら、カーシェアやレンタカーにする選択肢もあります。旅行先でレンタカーを借りるのと考え方は同じです。

浮いたお金は旅費として別にしておく

下がった分をそのまま積み立てる

固定費を下げても、そのお金がほかの支出に混ざると、旅行の分としては残りません。

見直して下がった額を毎月の自動の積み立てにして、旅行用の口座に移しておくのがおすすめです。

1年でいくら貯めればいいかは行きたい旅の回数と行き先から決めると迷いません。

うちは節約が中心ではない

ここまで固定費の見直しを書いてきましたが、正直に言うと僕ら家族は節約を中心に旅費を作っているわけではありません。

海外で暮らしていて、旅行メディアの仕事で行く旅も多いからです。それに、ホテル代も航空券代も世界的に上がっていて、少し節約したくらいでは追いつかないと感じています。

我が家のやり方

うちが力をかけているのは、ふだんの支払いでポイントとマイルを貯めることと、行きたい旅の費用を先に出して、それを叶える仕事を作ることの2つです。

ただ、一般的には固定費を見直して旅行の分を作るのは、いちばん手堅いやり方だと思っています。

固定費を見直しても足りない分をどう考えるかは「行きたい旅から逆算する」に書いています。

よくある質問

固定費の中で最初に見直すならどれですか

手間が小さく、すぐに効くのは通信費です。直近3か月のデータ量を見て、使い方に合ったプランか確かめるところから始めるのがおすすめです。

格安SIMに替えると海外旅行で困りませんか

プランによっては海外でデータを使えない、または料金が高いことがあります。その場合は旅行用のeSIMを使えば、ふだんのプランに関係なく現地でデータを使えます。乗り換える前に海外での使い方も確かめておくと安心です。

保険を減らすのは不安です

必要な保障まで削る必要はないと思います。見直しは「減らす」より、重なっている保障と、今の家族に合わなくなった保障を整理するものと考えるといいです。迷うときは複数の相談先で話を聞いて比べてみてください。

年会費の高い旅行向けカードは固定費として削るべきですか

無料宿泊やラウンジ、マイルなどの特典を、年会費より多く使えているかで決めるのがいいと思います。使えていないなら年会費の安いカードに替え、使えているなら旅費を減らす道具として残す、という考え方です。

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