フランスでレンタカーを借りる方法|Europcarの予約手順と保険・チャイルドシート・必要なもの
2020年1月、フランスとモナコに行く前に、ニース・コートダジュール空港で借りるレンタカーを、ヨーロッパの大手レンタカー会社「Europcar(ユーロップカー)」の公式サイトで予約しました。
この記事では、予約の前に用意しておくもの、公式サイトでの予約の流れ、車の選び方、チャイルドシート、保険(プロテクション)の選び方をまとめます。空港に着いてから車を受け取るまでの流れは「ニース・コートダジュール空港でレンタカーを受け取る方法」に分けて書いています。
このときはモナコのエルミタージュホテルで演奏する予定があり、人も荷物も多かったので、9人乗りのバンを借りることにしました。
予約の前に用意しておくもの
フランスでレンタカーを借りるときに、カウンターで見せたものはこの4つです。
- パスポート
- 日本の運転免許証
- 国際運転免許証
- 予約のときに使ったクレジットカード
国際運転免許証だけでなく、日本の運転免許証も必要です。忘れないようにしてください。
国際運転免許証は出発前に日本で取る
フランスとモナコは、警察庁の「ジュネーブ条約締約国等一覧」に入っている国です。日本で取った国際運転免許証(国外運転免許証)で運転できます。
国際運転免許証は、住んでいる都道府県の運転免許センターや警察署で申請します。日本の運転免許証、写真1枚、パスポートを持っていくのが基本で、有効期間は発行から1年です。手数料や写真のサイズ、即日でもらえるかは都道府県で違うので、警視庁の案内など、住んでいる地域の警察のページで確認してください。対象の国は警察庁の一覧(PDF)で見られます。
クレジットカードと年齢
支払いはクレジットカードです。車を受け取るときに、予約で使ったのと同じカードを見せるので、忘れずに持っていきます。カウンターでは、保証金(デポジット)としてカードに一時的な枠を押さえられることがあります。
年齢についても見ておきます。Europcar の公式サイトでは、26歳未満は「ヤングドライバー」として追加料金がかかると案内されています。借りられる最低年齢や、免許を取ってからの年数の条件は、国や車の種類で変わります。予約画面に年齢を入れる欄があるので、当てはまる人は正しく入れておきましょう。
Europcar の公式サイトで予約する流れ
ここからは、僕らが予約したときの画面で流れを書いていきます。今の公式サイトは見た目が少し変わっていますが、入れる項目や順番はほとんど同じです。
1. 借りる場所と日時を入れる

トップページの「Pick up」の欄に、車を借りる都市名や空港名を入れます。今回はニース空港で借りるので「Nice」と入れました。

ニースの街の中にもいくつか営業所があるので、空港の「Nice Cote d’Azur Airport」を選びます。クリックすると Google マップで場所が出るので、行きたい営業所かどうか確認しておきましょう。

気をつけたいのが、日時(Date & Time)の入れ方です。料金は24時間単位で計算されるので、借りる時間より返す時間が少しでも遅いと、1日分多くかかります。僕らのときは5日間の予約で、借りるのを13時、返すのを15時にすると6日分になる、という計算でした。余計な支払いが出ないように、返す時間は借りる時間に合わせておくのがおすすめです。

当時の画面では、26歳以下だと保険の料金が変わるので、年齢を選ぶ欄がありました。今の画面では、年齢(26歳以上かどうか)と、住んでいる国を選ぶ形になっています。日本に住んでいるなら「Japan」を選びます。
2. 車を選ぶ

検索結果の画面です。上のタブで車の大きさを切り替えられますが、僕は「Automatic Cars(オートマ車)」に絞って探すのをおすすめしています。
日本のレンタカーでマニュアル車が出てくることはめったにありませんが、ヨーロッパではマニュアル車に当たることが多いです。日本でマニュアルに乗り慣れている人でも、ヨーロッパの車は左ハンドルなので、ギアチェンジは右手になります。これが慣れないと難しく、道や駐車場も日本より狭いことが多いので、僕はよほどのことがない限りオートマ車にしています。

車のアイコンの見方はこちらです。
- 人のアイコン:乗れる人数
- 荷物のアイコン:トランクに積める大きなスーツケースの数
- ドアのアイコン:ドアの数
車名のあとに「or similar(または同等の車)」と書いてあるとおり、予約した車種そのものが用意されるとは限りません。実際に僕らも、受け取りのときに別のメーカーの車になりました。
日本ではあまり見かけないルノーやプジョー、シトロエンなど、ヨーロッパの車を選べるのは楽しいですね。個人的にはプジョーがけっこう気に入っています。
3. オプションを選ぶ

今回は「MERCEDES VITO」の9人乗りに空きがあったので、これを選びました。車を選ぶと、オプションを選ぶ画面に進みます。
子連れでまず入れたいのがチャイルドシートです。フランスの交通安全の公式サイトでは、10歳未満の子どもは、体に合った認証済みのチャイルドシートやジュニアシートに座らせることになっています。10歳未満の子は、乳児用シートを後ろ向きに付ける場合などを除いて、前の席にも座れません。守らないと運転する人に罰金がかかります。くわしくはフランスの交通安全(Sécurité routière)のページで確認できます。
僕も娘と旅行するときは、いつもこのチャイルドシートのオプションを付けています。ほかの国で借りるときも、「国名 チャイルドシート」で決まりを調べておくと安心です。
もうひとつ、あると便利なのがスマホホルダーです。カーナビはたいてい付いていますが、英語やフランス語の案内なので分かりにくいです。海外でも一番頼りになるのは Google マップなので、スマホホルダーはあると便利だなといつも感じています。
保険(プロテクション)の選び方

忘れてはいけないのが保険です。Europcar の保険は「Basic」「Medium」「Premium」の3つのパッケージになっていて、今の公式サイトでもこの3つが案内されています。
- Basic:盗難と、車の損害の補償
- Medium:Basic に加えて、フロントガラス・ミラー・ライト・タイヤの損傷と、乗っている人のけがの補償
- Premium:Medium に加えて、手荷物の補償と、免責額をゼロにできる
免責額というのは、事故や傷があったときに自分で払う上限の金額です。僕らが予約したときの例だと、Basic は244,380円、Medium は67,204円、Premium は0円でした。Medium で修理代が15万円かかったとすると、67,204円までは自分で払い、残りを保険で払ってもらう、という仕組みです。
僕はいつも Premium を選んでいます。自分でこすってしまうのはもちろん、ほかの車にこすられた傷も支払いの対象になるからです。スーパーなどの駐車場は日本より車の間が狭く、気づいたら角に傷がついていることもよくあります。慣れない海外の運転なので、保険は全部付けておいたほうが安心です。
ちなみに、モナコやイタリアなど、フランスから国境を越えて走るときは、受け取りのときにカウンターで伝えておくよう、Europcar のニース空港のページに書かれています。国をまたぐ場合は追加料金がかかることもあるので、予定が決まっていれば先に確認しておきましょう。
支払いと予約の確認

ここまで来たら、あとは名前などの情報とクレジットカードの情報を入れるだけです。
飛行機で着いてすぐ借りるなら、予約のときに便名も入れておきましょう。Europcar のニース空港のページによると、便名を入れておけば、実際に着いた時間から1時間は予約を取っておいてもらえます。

予約が終わると、この画面になります。

予約の内容は、登録したメールアドレスにも届きます。予約番号と名前を入れれば公式サイトで予約の確認や変更ができますし、アプリに予約を入れておいて、カウンターでその画面を見せることもできます。
ほかのレンタカー会社と比べたいとき

今回は Europcar の公式サイトで探しましたが、ほかの会社と料金を比べたいときは、いくつもの会社をまとめて検索できるサイトが便利です。このときは「Rentalcars.com」で調べました。今なら、Skyscanner のレンタカー検索でも、Europcar や Avis、Hertz などを並べて比べられます。
比較サイトからそのまま予約してもいいのですが、僕は公式サイトで予約することが多いです。現地で何かあったときに、間に会社をはさまず直接やりとりできるほうが話が早いからです。最近は、比較サイトで空いている会社と料金を調べてから、その会社の公式サイトで予約する、という流れが多いです。
航空券を探すときも、同じように比較サイトを使っています。やり方は「Skyscanner で航空券を最安値で見つける方法」に、旅行で使っているサービスは「海外旅行で実際に使っているサービスまとめ」にまとめています。
予約した車をニース空港で受け取ったときの様子は「ニース・コートダジュール空港でレンタカーを受け取る方法」に書きました。モナコのホテルのことは「モナコのエルミタージュホテルに夫婦で宿泊しました」にあります。