広島・宮島旅行ガイド|平和記念公園・原爆ドーム・宮島の回り方と、広島駅・空港からの行き方、宮島訪問税
広島は、新大阪から新幹線で約1時間20分、東京からは約4時間の街です。
原爆ドームと平和記念公園のある市内と、海に浮かぶ大鳥居で知られる宮島。広島旅行は、この2つをどう組み合わせるかで日程が決まります。
この記事では、平和記念公園・広島城・縮景園・宮島の回り方と、広島駅・広島空港からの行き方、宮島へのフェリーと訪問税をまとめます。
この記事でわかること
- 広島市内と宮島の位置関係と、回る順番
- 平和記念公園と原爆資料館を、子どもと回るときのこと
- 宮島への行き方(JR・路面電車・フェリー・世界遺産航路)と訪問税
- 東京・大阪・広島空港からの行き方と、泊まるエリア
広島観光は「市内」と「宮島」の2つで考える
広島の見どころは、大きく2つに分かれます。
ひとつは、広島駅から西へ路面電車で15〜20分の平和記念公園と原爆ドーム。そのまわりに広島城や縮景園があります。もうひとつが、市内から南西へ電車とフェリーで1時間ほどの宮島です。
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1泊2日なら、1日目に市内、2日目に宮島
市内と宮島は、別の日に分けたほうがゆっくり回れます。平和記念資料館をしっかり見るだけでも時間がかかり、宮島は潮の満ち引きで見え方が変わるので、時間に余裕がほしいからです。
日帰りで両方を回ることもできますが、その場合は宮島の滞在が短くなります。
この記事の料金と時間は、2026年10月に各施設の案内で確かめたものです。
平和記念公園と原爆ドーム
平和記念公園は、1945年8月6日に原子爆弾が落とされた場所の近くにつくられた公園です。元安川と本川にはさまれた中州にあり、広島駅から路面電車の2号線か6号線で「原爆ドーム前」まで15〜20分です。
原爆ドームは、川の向こうから見る
原爆ドームは、爆心地のすぐ近くで焼け残った建物です。1996年に世界遺産に登録されました。
建物の中には入れず、まわりの柵の外から見ます。元安川をはさんだ平和記念公園の側から見ると、川と一緒に見わたせます。
原爆資料館は、朝の開館に合わせて行く
平和記念資料館(原爆資料館)では、被爆した人の遺品や写真、当時の街の様子を見られます。開館は朝7時30分からで、閉館は3〜7月と9〜11月が19時、8月が20時、12〜2月が18時です。入館料は大人200円、高校生100円、中学生以下は無料です。
外国からの旅行者もとても多く、日中はかなり混みあって、入館を待つこともあります。朝の開館に合わせて行くと、落ち着いて見られます。朝7時30分〜8時30分と夕方の時間帯は、オンラインで前売券を買って入る決まりなので、先に買っておきます。
展示には、やけどやけがの写真など、子どもには強い内容もあります。小学生くらいなら、行く前に「何があった場所か」を話しておくと、見たものを受け止めやすいと思います。
外に列ができているときは、小学校に入る前の子ども連れなら、スタッフに声をかけると先に入れてもらえる「こども等ファスト・トラック」もあります。
原爆の子の像と、折り鶴
公園の中にある「原爆の子の像」は、被爆して亡くなった佐々木禎子さんをきっかけにつくられた像です。まわりには、世界中から届いた折り鶴が飾られています。
8月6日の朝には、公園で平和記念式典が開かれます。式典は8時から50分ほどで、その前後の朝5時から9時ごろまでは、公園に入れる人や場所が限られます。旅行の日程が重なるときは気をつけてください。
僕の体験
僕は、平和を祈りながらクラシックカーで東京から広島・長崎を走るピースラリーに参加して、広島の平和記念式典に出席したことがあります(Peace Rally に1972年式Fiat500で参加)。
おりづるタワーから、公園と原爆ドームを見下ろす
原爆ドームの東どなりにある、おりづるタワーの屋上は「ひろしまの丘」という展望台になっています。平和記念公園と原爆ドームを上から見下ろせます。
屋上から下の階へは、らせん状のスロープ「散歩坂」を歩いて下りられます。入場料は大人2,200円、中高生1,400円、小学生900円、4歳以上の子ども600円です。小学生以下は、18歳以上の大人と一緒に入ります。
広島城と縮景園
平和記念公園の北、紙屋町の繁華街の先に広島城があります。広島駅寄りには、大名庭園の縮景園があります。
広島城は、天守閣が閉館している
広島城は、毛利輝元が築いた城です。今の天守閣は1958年に再建されたものですが、建物が古くなったため2026年3月に閉館しました。今は外から見るだけです。
天守閣に入れなくても、お堀と石垣のまわりは自由に歩けます。復元された二の丸の建物は無料で見学できます。紙屋町や八丁堀の繁華街からも歩いてすぐです。
縮景園は、広島駅から歩いて行ける庭園
縮景園は、広島藩主の浅野家の別邸の庭園です。池のまわりに小さな山や橋があり、歩いてひと回りできます。
広島駅から路面電車で八丁堀へ行き、白島線に乗りかえて「縮景園前」で降りるとすぐです。入園料は大人350円、高校生以下は無料です。平和記念公園のあとに少し静かな場所で休みたいときに、ちょうどいい庭園です。
宮島と厳島神社
宮島(厳島)は、広島市の南西、広島湾に浮かぶ島です。海の上に建つ厳島神社と大鳥居が、1996年に世界遺産に登録されました。
宮島へは、宮島口からフェリーで約10分
宮島へは、まず対岸の宮島口まで行き、そこからフェリーで渡ります。
宮島口と宮島のあいだは、JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の2社が運航しています。どちらも約10分、大人200円・小学生100円で、交通系ICカードで乗れます。JRのフェリーには、大鳥居の近くを通る「大鳥居便」もあります。
平和記念公園からは、元安川の桟橋から宮島へ直接行く「世界遺産航路」の船もあります。約45分で、片道は大人2,400円、小学生1,200円です。ICカードは使えず、潮の高さで欠航や行き先の変更があります。平和記念公園から宮島へそのまま向かう日なら、乗りかえがなくて楽です。路面電車の広電なら、原爆ドーム前から広電宮島口まで乗りかえなしで行けます。広島駅からだと約1時間です。
宮島訪問税は、1人1回100円
宮島に渡るときは、「宮島訪問税」がかかります。1人1回100円で、フェリーの運賃と一緒に払う形です。
払わなくてよいのは小学校に入る前の子どもや、修学旅行の生徒などです。小学生・中学生も、家族旅行なら1人100円がかかります。年に何度も行く人向けに、1年分を500円で払う方法もあります。
大鳥居は、潮の満ち引きで見え方が変わる
厳島神社の大鳥居は、満潮のときは海に浮かんで見え、干潮のときは鳥居の足もとまで歩いて行けます。
行く日の潮の時刻を、宮島観光協会のサイトにある潮見表で先に見ておくと、見たい景色に合わせて動けます。潮見表には、鳥居まで歩ける時間も出ています。
厳島神社は朝6時30分から開いていて、閉まる時間は季節で17時〜18時30分のあいだで変わります。昇殿料は大人300円、高校生200円、小中学生100円です。
弥山と、表参道商店街
宮島の真ん中にある弥山には、宮島ロープウエーで山頂の近くまで上がれます。晴れた日は、瀬戸内海の島々が見わたせます。
往復は大人2,000円、6〜11歳1,000円で、混む日は予約が必要な日もあります。ベビーカーは乗せられず、乗り場で預けます。
フェリー乗り場から厳島神社へ向かう途中には、表参道商店街があります。もみじ饅頭や焼きがきのお店が並んでいて、歩きながら食べられます。
宮島にも鹿がいますが、宮島では鹿にえさをあげないよう呼びかけられています。紙やビニールを食べると鹿の体に悪いので、ごみは持ち帰ります。
広島1泊2日の回り方
はじめての広島なら、市内で1泊する組み方が回りやすいと思います。
- 1日目 午前広島駅から路面電車で平和記念公園へ。原爆資料館
- 1日目 午後原爆ドーム、おりづるタワー、縮景園
- 1日目 夜お好み焼きを食べて、市内に泊まる
- 2日目JRかフェリーで宮島へ。厳島神社と表参道商店街
宮島で旅館に泊まると、日帰りの人が帰ったあとの夕方と、朝の厳島神社を静かに歩けます。宮島に泊まる場合は、1日目に宮島、2日目に市内の順にすると、荷物を持って移動する回数が減ります。
子どもと広島を回るなら
平和記念公園は大切な場所ですが、子どもには長い展示が続くと疲れてしまうこともあります。体を動かせる場所や、子ども向けの施設を間にはさむと回りやすいです。
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| 施設 | 場所 | ひとこと |
|---|---|---|
| 広島市こども文化科学館 | 平和記念公園の北 | 入館無料。プラネタリウムは中学生以下無料。2027年4月から改修で休館 |
| おりづるタワー | 原爆ドームのとなり | 屋上の展望台と、らせん状の散歩坂 |
| 宮島水族館(みやじマリン) | 宮島 | アシカのショー。2026年12月〜2027年3月は休館 |
| マツダミュージアム | 広島駅の東 | 車づくりの展示。無料・予約制で、ふだんは平日のみ |
| 造幣局 広島支局 | 広島市の西 | 硬貨の工場見学。平日のみ・予約制 |
造幣局の見学の予約のしかたは「造幣局の工場見学」にまとめています。
資料館の前か後に、こども文化科学館や宮島水族館のような体を動かせる場所を入れると、子どもも最後まで楽しめると思います。
広島への行き方
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| 出発 | 行き方 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 東京駅 | 新幹線のぞみで広島駅へ | 約4時間 |
| 新大阪駅 | 新幹線のぞみ・さくらで広島駅へ | 約1時間20分 |
| 博多駅 | 新幹線で広島駅へ | 約1時間 |
| 広島空港 | リムジンバスで広島駅へ | 約50分 |
広島空港は、市内から東へ離れた山の上にあります。空港から広島駅まではリムジンバスで約50分、片道1,500円です。平和記念公園に近い広島バスセンターへ行くバスもあります。
新幹線の指定席と自由席
新幹線には、座席を決めて買う指定席と、空いている席に座る自由席があります。週末や連休は自由席が混むので、家族で並んで座りたいなら指定席を予約しておくと安心です。
市内の移動は路面電車
広島市内は、広島電鉄の路面電車(広電)があちこちを走っています。運賃は乗る距離に関係なく大人240円、小学生120円です。今はICOCAやSuicaなどの交通系ICカードも使えるようになりました。
路面電車は今、広島駅の新しい駅ビルの2階に乗り入れています。駅の中から乗れるので、雨の日も楽です。観光地を回る「ひろしまめいぷる〜ぷ」というバスもあります。
広島・宮島で泊まるなら
広島で泊まるエリアは、新幹線に近い広島駅のまわり、繁華街の紙屋町・八丁堀、平和記念公園の近く、それから宮島の旅館の4つです。
| エリア | 向いている人 |
|---|---|
| 広島駅のまわり | 新幹線・空港バスで着く、翌日も移動する |
| 紙屋町・八丁堀 | 夜にお好み焼きや買い物を楽しみたい |
| 平和記念公園の近く | 朝いちばんに資料館へ行きたい |
| 宮島 | 夕方と朝の厳島神社を見たい |
広島県では2026年4月から宿泊税が始まりました。素泊まりの料金が1人1泊6,000円以上のとき、1人1泊200円がかかります。宮島の旅館で温泉に入る場合は、入湯税(温泉に入る人にかかる税)がかかることもあります。
エリアごとのおすすめのホテルは「広島・宮島のおすすめホテル」にまとめています。
よくある質問
広島と宮島は1日で回れますか?
回れますが、宮島にいられる時間は短くなります。平和記念公園と資料館でおよそ半日、宮島への行き来と厳島神社で半日みておくと、1泊2日のほうがゆっくりできます。
原爆資料館は子どもと行っても大丈夫ですか?
行けます。ただ、やけどの写真など強い展示もあるので、行く前に何があった場所かを話しておくと安心です。
宮島訪問税はどうやって払いますか?
宮島へ渡るフェリーの運賃と一緒に払います。1人1回100円です。小学校に入る前の子どもはかかりませんが、小学生・中学生はかかります。
大鳥居の近くまで歩いて行けますか?
干潮の時間なら、鳥居の足もとまで歩いて行けます。行く日の潮の時刻を先に確かめておくといいです。

