Eden Rose Grand Hotel宿泊記|ミモザ祭りにおすすめのホテル
ボルム レ ミモザ(Bormes-les-Mimosas)の「Eden Rose Grand Hotel(エデン・ローズ・グランド・ホテル)」に、家族3人で1泊しました。
目的は、村のミモザ祭りを観ることです。高台にある村の中では、いちばん良いホテルだと思います。
ホテルは村の北側の高台にあって、オレンジ色の屋根が重なる村と、その先の海を見下ろせます。祭りの会場までは坂を下りてすぐなので、人混みに疲れたら部屋に戻って休めます。祭りの週末は村に人が集まるので、泊まるなら早めに予約したいホテルです。
この記事では、泊まった部屋と食事、祭りの日の行き方、それからミモザ祭りがどんなお祭りなのかをまとめます。
この記事でわかること
- 家族3人で泊まった、海が見えるデラックスルームと料金の目安
- ミモザ祭り(Corso fleuri)の日程の決まり方とパレードの中身
- 祭りの日の車での行き方と、食事のとり方
Eden Rose Grand Hotel はどんなホテル?
ボルム レ ミモザの村の北側、高台に建つ4つ星のホテルです。
1903年に建てられた邸宅を、100年以上たってから全面的に改装しました。いまはベストウエスタン(Best Western)の「BW Premier Collection」に入っています。
| 場所 | 167 Route du Baguier(村の北側の高台) |
|---|---|
| 建物 | 1903年の邸宅を改装した4つ星ホテル |
| 部屋数 | 43室 |
| 家族の部屋 | ファミリールーム、ファミリースイート、コネクティングルームなど |
| プール | 屋外のインフィニティプール(15m×3m、夏の季節のみ) |
| スパ | Mona Spa(ジェットバスの休憩プール・サウナ・ハマム) |
| レストラン | エデン・フロウ(Eden Flow)。地中海・プロヴァンス料理 |
| 空港・駅 | トゥーロン・イエール(Toulon-Hyères)空港から車で約30分、イエール(Hyères)駅から約25分 |
ホテルから歩いて行ける主な場所
ホテルから坂道を下りれば、すぐに村の中です。
- サン・トロフィム教会(Église Saint-Trophyme)、ガンベッタ広場(Place Gambetta)・観光案内所:坂を下りて2〜3分ほど
- サン・フランソワ広場(Place Saint-François):歩いて5分ほど。祭りの日はミモザの市が立ちます
- 歴史と美術の博物館(Musée d’Art et d’Histoire):歩いて5分ほど
- ゴンザレス公園(Parc Gonzalez):オーストラリアの植物を集めた庭。歩いて6〜7分ほど
- ル・ラヴァンドゥー(Le Lavandou)の港と浜:車で10分ほど(4〜10月はバスもあります)
帰りは上り坂になります。小さな子ども連れなら、ベビーカーより抱っこひもが楽かもしれません。
泊まった部屋:海が見えるデラックスルーム
泊まったのは、海の眺めのデラックスルームです。キングベッドのほかに、子ども用のソファベッドがついたプランでした。

白いベッドに、赤とピンクのクッション。じゅうたんの柄も明るくて、南フランスらしい色の部屋です。
壁はグレーなので、じゅうたんの色がよく映えます。ベッドの横には、外に出られる背の高い窓があります。

ソファベッドの壁には、大きな植物の絵。テーブルには、ミモザの花が置かれていました。
壁の絵は、オレンジや赤、深い緑の葉を大きく描いたもので、こちら側は紺色のじゅうたんに白い模様。ソファベッドは木の台の上にマットを置いた形で、子どもが一人で寝るのにちょうどいい大きさです。窓の外には海が見えて、子どもにとっても自分だけの場所ができるのは嬉しいと思います。
僕らのときは、1泊で大人2人・子ども1人、朝食つきで合計335ユーロでした(滞在税は別)。ミニバーのソフトドリンクも無料のプランです。
部屋からの眺めも良かった

窓を開けると、村の家々と、その先の海が見えます。
床から天井近くまである窓なので、部屋の中まで光がたっぷり入ります。妻と娘が窓辺に立つと、もう目の前が村の景色です。

手前には、傘のような形の松の木。部屋からの眺めも、とても良かったです。
松の向こうにはオレンジ色の屋根の家が斜面に並び、さらに先には、いくつも重なる丘と海が続いています。日が低い時間には、水平線のあたりが金色に光って、空の青とのグラデーションがきれいです。予約するときは、海の眺めの部屋を選ぶのがおすすめです。
バルコニーに出ると、村の上を風が吹き抜けていきます。2月の高台は風が冷たいこともあるので、外に出るときは上着があると安心です。

夕食と朝食は、ホテルのレストランで
夕食と朝食は、どちらもホテルで食べました。
村にもレストランはありますが、選べる数は多くありません。祭りの期間中はとても混み合っていました。
なので僕らは、日中は祭りの屋台で食べて、夜はホテルのレストランにしました。祭りの日に泊まるなら、この組み合わせが楽だと思います。
祭りのあとの村は、帰る人と食事をする人で、夕方からさらににぎやかになります。祭りの週末は泊まる人も多いはずなので、ホテルの夕食も早めに予約しておくと安心です。
レストランの名前は「Eden Flow」。地元の食材を使った、地中海とプロヴァンスの料理です。海に向いたテラスの席もあります。
朝食はビュッフェで、7時半から10時半まで。部屋で食べる朝食も頼めます。
プールとスパ
2月はプールが開いていない
プールは、長さ15mの屋外のインフィニティプールです。夏の季節に毎日、9時から21時まで開いています。
僕らが泊まった2月は、まだ開いていませんでした。プールからも村を見下ろせるので、夏に泊まるならかなり良さそうです。
インフィニティプールは、水面がそのまま景色につながって見えるように造られたプールです。高台から村と海を見下ろしながら泳げるのは、このホテルならではだと思います。
スパ「Mona Spa」の AquaZen
館内のスパには、ジェットバスつきの休憩用プールとサウナ、ハマムがある「アクアゼン(AquaZen)」という水のエリアがあります。
ふだんはスパの施術を予約した人だけが入れる場所です。僕らが予約したプランには、1泊につき1時間、予約制で AquaZen に入れる特典がついていました。冬に泊まるなら、こういう特典つきのプランを選ぶのもいいと思います。
ボルム レ ミモザのミモザ祭り(Corso fleuri)
ミモザは、南フランスに春が来たことを知らせる花です。黄色くて丸い小さな花で、娘も好きな花です。
小さなぽんぽんのような花が、枝いっぱいに集まって咲きます。咲くのは1月から3月ごろで、まだ寒い時期に村が黄色く染まります。
ボルム レ ミモザでは、1920年から毎年2月に「コルソ・フルーリ(Corso fleuri)」という花のパレードが開かれています。村は1968年に、名前に「les Mimosas」を正式に付け足したほどです。
日程は、2月の週末の2日間
祭りは毎年2月の中ごろから後半の週末に、土日の2日間で開かれます。日にちは年ごとに決まり、2027年は2月20日・21日の予定です。
土曜は、Place Saint-François のミモザの市や子ども向けのワークショップ。日曜の午後が、花の山車のパレードです。日曜の会場は有料で(大人5ユーロほど、12歳未満は無料)、パレードのあとは通りで花を投げ合う「花合戦」もあります。
ミモザと花で飾った山車のパレード

山車は、新鮮なミモザで飾られています。12トンものミモザと、8万本の花が使われるそうです。
山車の上からはミモザの花束が配られ、音楽隊やダンスのグループも一緒に村を歩きます。娘も、パレードは楽しかったみたいです。
山車には番号がついていて、黄色いミモザに紫やピンク、白の花が重ねられています。上にパンダの着ぐるみが乗った山車や、音楽をテーマにした山車など、1台ずつ飾りが違うので、子どもも次は何が来るのかと見飽きません。沿道は人でいっぱいになるので、子どもが前で見られるよう、早めに場所を決めておくといいと思います。

祭りの日の車の交通
祭りの日は、村を下から上る道路が通行止めになっていました。
僕らのときは、上からの道で大回りしてホテルへ向かいました。警備の人にホテルの宿泊証を見せると、通してもらえました。
注意
通行止めの場所や、通してもらえるかどうかは年によって変わるかもしれません。祭りの日に車で行くなら、事前にホテルに道順を確認しておくと安心です。この時期はホテルからも交通の案内があるはずです。
「花の村」と呼ばれるボルム レ ミモザ

ボルム レ ミモザは、フランスでも指折りの「花の村」です。
花で飾られた町を評価する「ヴィル・エ・ヴィラージュ・フルーリ(Villes et Villages Fleuris)」で、いちばん上の「4つの花」を1950年からずっと持っています。2013年には、特に優れた町に贈られる「金の花(フルール・ドール、Fleur d’Or)」も受けました。
村の中には700種類をこえる植物があり、冬はミモザ、春は藤、夏はブーゲンビリアと、季節ごとに花が咲きます。2024年には「フランスの最も美しい村」にも入りました。

ミモザの時期以外なら、夏のブーゲンビリア
ミモザが咲くのは1月から3月ごろです。
それ以外の時期なら、濃い紫のブーゲンビリアが村を彩る夏がおすすめだと思います。プールも開いているので、子どもはホテルでも楽しめそうです。
家族で泊まるときに知っておきたいこと
子連れで泊まるときに、気にしておきたいのはこのあたりです。
- 部屋:僕らはキングベッドとソファベッドの部屋に3人で泊まりました。ファミリールームやコネクティングルームもあります
- 赤ちゃん:ベビーベッドなど、赤ちゃん用の道具を用意してもらえます
- プール:夏の季節だけ。冬は開いていません
- 祭りの日:村の食堂は混むので、夕食はホテルで食べると楽です
空港からは車で30分ほどですが、村の中は細い坂道が多いです。レンタカーで行くなら、ホテルの駐車場を予約しておくと安心です。
こんな人に向いているホテル
ミモザ祭りに合わせて、村の中に泊まりたい家族にはとてもおすすめです。ボルム レ ミモザに泊まるなら、拠点はここでいいと思います。
反対に、夜も街を歩きたい、レストランをいろいろ選びたいなら、ニースやマルセイユのような大きな街のほうが向いています。ニースで子連れで泊まるホテルやマルセイユのホテルもまとめています。
ちなみに、ボルム レ ミモザからグラースまでは「ミモザ街道(Route du Mimosa)」が続いています。グラースで香水づくりをした話は、グラースの香水づくりに書いています。南フランスのホテル選び全体は、子連れフランス旅行のホテルの選び方をどうぞ。
まとめ:ミモザ祭りの拠点にしたい、村の高台のホテル
村を一望できる高台にあって、坂を下りればすぐに祭りの会場。夕食と朝食もホテルで済ませられて、祭りの日でも慌てずに過ごせました。
ミモザの2月も、ブーゲンビリアの夏も、家族で泊まりたいホテルです。
- ボルム レ ミモザの村を一望する高台。坂を下りればすぐ村の中
- 1903年の邸宅を改装した4つ星、海が見える部屋
- 夏は村を見下ろす屋外プール、館内にスパ
