プライオリティ・パスとは?付いてくるカードと無料の回数・同伴者の条件、羽田・成田で使えるラウンジ

✔ プライオリティ・パスが付いたカードを持っているのに、どこで使えるのかよく分からない
✔ 「無料」と書いてあったのに、ラウンジで料金がかかると言われた
✔ 家族で使うと、同伴者や子どもの分がいくらになるのか知りたい

プライオリティ・パスは、カードについてくる特典の中でも、条件がいちばん分かりにくいものだと思います。

僕もANAアメックス・ゴールドに付いているプライオリティ・パスを使っていますが、無料なのは年2回まで、同伴者は有料と、細かい決まりがあります。

この記事では、プライオリティ・パスのしくみと、日本で作れるカードごとの条件、羽田・成田で使える場所を、各社の公式サイトで確認した今の情報でまとめます。

この記事でわかること

  • プライオリティ・パスの会員の種類と料金
  • 日本のカードで付くプライオリティ・パスの違い(無料の回数・同伴者・レストラン)
  • 羽田・成田でプライオリティ・パスを使える場所と、カードラウンジとの違い
  • 家族で使うときに気をつけたいこと

プライオリティ・パスとは

プライオリティ・パスは、世界中の空港ラウンジを使える会員制のサービスです。

航空会社のラウンジとは別のしくみで、乗る航空会社や座席のクラスに関係なく、会員証と当日の搭乗券があれば入れます。

公式サイトでは、使えるラウンジや施設は1,900か所以上とされています。

自分で入ると年会費がかかる

プライオリティ・パスは、自分で直接申し込むこともできます。

ただ、自分で入ると年会費がかかるので、日本ではクレジットカードの特典として持つ人がほとんどだと思います。

公式サイトの会員の種類はこの3つです。

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会員の種類年会費本人の利用料同伴者
スタンダード99米ドル1回35米ドル1名35米ドル
スタンダード・プラス329米ドル年10回まで無料、以降1回35米ドル1名35米ドル
プレステージ469米ドル何回でも無料1名35米ドル

出典:プライオリティ・パス公式(2026年10月時点)

カードに付いてくるプライオリティ・パスは、年会費が無料になります。

ただし、何回まで無料か、同伴者がいくらかは、カード会社ごとに決められていて、上の表とは違うことが多いです。

カード付帯は「ラウンジだけ」のことが多い

プライオリティ・パスの公式サイトを見ると、ラウンジのほかに空港のレストランやカフェ、仮眠できる施設なども載っています。

ところが、日本のカードに付いてくるプライオリティ・パスは、ラウンジだけで、レストランなどは使えないものが多いです。

アメックスは「空港ラウンジのみ(空港内のレストラン・スパ、免税品ショッピング、空港送迎、レンタカーは対象外)」と公式に書いています。楽天プレミアムカードも、お食事やリフレッシュの施設は対象外です。

アプリで使える場所を探すときは、自分のカードで登録したアカウントにログインして検索するのが確実です。ログインすると、そのカードで使える施設だけが出てきます。

日本のカードで付くプライオリティ・パスの違い

日本で作れるカードのうち、プライオリティ・パスが付く主なカードを、各社の公式サイトの条件で並べてみます。

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カードカードの年会費本人のラウンジ利用同伴者
アメックス・グリーン月1,100円1回35米ドル1名35米ドル
アメックス・ゴールド・プリファード39,600円年2回まで無料1名35米ドル
ANAアメックス・ゴールド42,900円年2回まで無料1名35米ドル
楽天プレミアムカード11,000円年5回まで無料1名35米ドル
JALカード プラチナ34,100円無料ブランドの案内で確認
アメックス・プラチナ165,000円何回でも無料1名まで無料
ANAアメックス・プレミアム187,000円何回でも無料1名まで無料

出典:アメックス公式(2026年10月時点)、楽天カード公式(2026年10月時点)、JALカード公式(2026年10月時点)

こうして並べると、同じ「プライオリティ・パス付き」でも、中身はかなり違います。

年2回までのカードは、3回目から有料になる

ゴールドクラスのカードは、無料で使えるのが年2回までのものが多いです。

ANAアメックス・ゴールドの場合は「年会費無料、1回35米ドルの利用料が年2回まで無料」です。

往復で2回使うと、それだけで1年分の無料回数が終わってしまいます。

僕は年に数回の海外旅行なら、年2回でなんとか足りています。ただ、旅行の回数が多い年や、乗り継ぎの多い旅程だと、すぐに使い切ってしまうと思います。

同伴者が無料なのは、プラチナクラスのカード

家族で旅行するなら、本人の回数より気になるのが同伴者の料金です。

アメックスの場合、同伴者が無料になるのはプラチナ・カード、ビジネス・プラチナ・カード、ANAアメックス・プレミアムだけです。それも何回でも無料、同伴者1名まで無料(2人目から1名35米ドル)、家族カードも対象という条件です。

ゴールドクラスのカードでは、同伴者は1名ごとに35米ドルかかります。

家族3人で1回入るとき、料金がかかる人数(本人の無料回数が残っている場合)

ゴールドクラス
(同伴者有料)
同伴者2名分
プラチナクラス
(同伴者1名無料)
同伴者1名分

料金は同伴者1名につき35米ドル。子どもを同伴者として数えるかどうかはラウンジによって違います。出典:アメックス公式(2026年10月時点)

子どもの扱いも、ラウンジによって違います。羽田空港の公式サイトでは、プライオリティ・パスで同伴する子どもは大人料金と書かれています。

家族で入るときは、受付で人数を確認してから伝票にサインするので、その場で料金を確かめておくと安心です。

家族カードにも付くかは、カードで違う

家族カード会員もプライオリティ・パスを持てるかどうかは、カードによって違います。

アメックスは、ゴールド・プリファード、ANAアメックス・ゴールド、プラチナ、ANAアメックス・プレミアムは家族カードも対象で、グリーンは対象外です。楽天プレミアムカードは、本会員の特典として書かれています。

アメックスでは、家族カード会員も本人がそれぞれ申し込む必要があります。カードごとに申し込みが必要(家族カードは本人がマイアカウントから、別のメールアドレスで)です。

夫婦それぞれがプライオリティ・パスを持てば、それぞれの無料回数を使えます。家族で旅行することが多いなら、家族カードの分も申し込んでおくのがいいと思います。

プライオリティ・パスが付かないアメックス

Marriott Bonvoy アメックス、ヒルトン・オナーズ アメックスは、アメックスのプライオリティ・パスの対象カードの一覧に入っていません。これらのカードで使えるのは、国内外のカードラウンジ(同伴者1名無料)です。

申し込みから使うまでの流れ

カードに付いているプライオリティ・パスは、カードを作っただけでは使えません。カード会社のサイトから別に申し込む必要があります。

  1. カード会社のサイトから申し込むアメックスはマイアカウント(アプリからは不可)、楽天プレミアムカードは楽天e-NAVI、JALカード プラチナはカード到着後に申し込む
  2. プライオリティ・パスのアカウントを作る届いたメールのリンクから登録すると、デジタル会員証がすぐに使える
  3. 使えるラウンジを検索するアカウントにログインしてから探すと、自分のカードで使える場所だけが出てくる
  4. ラウンジで会員証と搭乗券を見せる会員番号を口で伝えるだけでは入れない。利用伝票の人数を確かめてサインする

プライオリティ・パスのサイトから直接申し込まない

カードの特典として使うなら、必ずカード会社のサイトから申し込みます。

アメックスは「無料(アメックスのマイアカウントから申し込み。プライオリティ・パスのサイトから直接申し込むと対象外)」としています。間違えて公式サイトから申し込むと、年会費のかかる普通の会員になってしまいます。

会員証の有効期限は、アメックスの場合3年(ANAアメックス・ゴールドは4年)、自動更新です。カードを切り替えたときは、新しいカードで申し込み直す必要があります。

羽田・成田でプライオリティ・パスを使える場所

日本の空港では、プライオリティ・パスで使えるラウンジはそれほど多くありません。羽田と成田で使える場所をまとめます。

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空港使える場所
羽田・国際線T2国際線 POWER LOUNGE PREMIUM、T3 SKY LOUNGE SOUTH、T3 TIAT LOUNGE(1:00〜5:00のみ)
羽田・国内線T1・T2の POWER LOUNGE(プライオリティ・パスでの利用は9:00〜16:00)
羽田・そのほか羽田エアポートガーデンのカフェ・レストランなど
成田・ラウンジT1:希和 -NOA-、Executive Lounge 1/T2:虚空 -KoCoo-、Executive Lounge 2
成田・レストランT1:Yakisuki Yanma、Japanese Grill & Craft Beer TATSU/T2:Teppanyaki Dotonbori KURITA/T3:BOTEJYU Express

出典:プライオリティ・パス公式(羽田)(2026年10月時点)、プライオリティ・パス公式(成田)(2026年10月時点)

これはプライオリティ・パスの公式サイトに載っている施設です。カードによっては、このうち一部しか使えません。

アメックスのプライオリティ・パスは、日本では国際線の出発ラウンジだけ

アメックスのプライオリティ・パスには、もうひとつ条件があります。

国内は国際線出発ラウンジのみ(国際線到着ラウンジと国内線のラウンジは対象外)。

羽田の国内線のPOWER LOUNGEや、空港のレストランは、アメックスのプライオリティ・パスでは使えないということです。国内線のラウンジを使いたいときは、カードラウンジのほうを使います。

羽田の国際線なら、POWER LOUNGE PREMIUMとSKY LOUNGE SOUTH

羽田の国際線で使いやすいのは、第2ターミナルのPOWER LOUNGE PREMIUMと、第3ターミナルのSKY LOUNGE SOUTHです。

POWER LOUNGE PREMIUMはT2 3F 国際線出発ゲートエリアにあり、営業時間は6:30〜25:30です。

第3ターミナルのTIAT LOUNGEもプライオリティ・パスの対象ですが、プライオリティ・パスは1:00〜5:00のみです。深夜便でなければ、SKY LOUNGE SOUTHを使うことになると思います。

ちなみに、ANAアメックス・ゴールドを持っていれば、POWER LOUNGE PREMIUMはプライオリティ・パスを使わずに入れます。条件は「羽田空港第2ターミナル3F国際線出発ゲートエリアのPOWER LOUNGE PREMIUMが無料(回数制限なし・同伴1名無料)」です。羽田の第2ターミナルから出発するなら、プライオリティ・パスの無料回数を減らさずに済みます。

羽田のラウンジ全体は「羽田空港のラウンジまとめ」に、成田は「成田空港のラウンジまとめ」にまとめています。

カードラウンジとの違い

ゴールドカードに付いてくる「空港ラウンジ」と、プライオリティ・パスのラウンジは別のものです。違いを表にするとこうなります。

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項目カードラウンジプライオリティ・パス
使えるカード多くのゴールドカード以上プライオリティ・パスが付いたカード
使える場所主に日本の空港(国内線・出国手続き前が多い)世界中の空港。日本では国際線の出国後が中心
入り方カードと当日の搭乗券プライオリティ・パスの会員証と搭乗券
中のサービスソフトドリンクが中心食事やお酒が出るラウンジもある
カードがないとき羽田は大人1,320円1回35米ドル(スタンダード会員)

出典:羽田空港公式(2026年10月時点)、プライオリティ・パス公式(2026年10月時点)

日本の空港ではカードラウンジ、海外ではプライオリティ・パス

カードラウンジは、出国手続きの前にあるものが多く、ドリンクが中心です。

成田空港では、出国手続き前のExecutive Loungeはゴールドカード以上、出国後の希和 -NOA-はプラチナカード以上が対象と、カードのランクでも分かれています。

海外の空港では、カードラウンジはほとんどないので、プライオリティ・パスの出番になります。

なので、日本ではカードラウンジ、海外の空港ではプライオリティ・パス、と使い分けると、ゴールドクラスの年2回でもかなり持つと思います。

我が家のやり方

僕はSFCを持っていて、妻も家族カードでSFCのステータスを持っています。国内線のANAラウンジはSFCで使えますし、年に数回の海外旅行なら、プライオリティ・パスも年2回でなんとか足りています。

僕ならこう選ぶ

プライオリティ・パスのためだけに年会費の高いカードを作るかどうかは、年に何回、何人で使うかで決まると思います。

僕が使っている

ANAアメックス・ゴールド

42,900円年会費

  • プライオリティ・パス年2回まで無料
  • 羽田のPOWER LOUNGE PREMIUMは回数制限なし
  • 同伴者は1名35米ドル
よく使う家族なら

プラチナクラスのカード

165,000円アメックス・プラチナの年会費

  • 何回でも無料、同伴者1名まで無料
  • 家族カードでも持てる
  • 年会費の差を使い切れるかがポイント

年に数回なら、ゴールドクラスの年2回で足りる

年に数回の海外旅行なら、ゴールドクラスの年2回と、日本でのカードラウンジの組み合わせで十分だと僕は考えています。

一方で、毎月のように海外へ行く人や、夫婦それぞれが同伴者を連れて使いたい人は、プラチナクラスのカードのほうが計算が合うかもしれません。アメックス・プラチナの特典全体は「アメックス・プラチナは家族旅行に必要?」で、ANAアメックス・ゴールドは「ANAアメックス・ゴールド10年使った本音レビュー」で詳しく書いています。

カードの細かい条件は、アメックス公式のプライオリティ・パスのページでも確認できます。

よくある質問

プライオリティ・パスは自分で入るといくらですか?

公式サイトでは、スタンダードが年99米ドル(利用ごとに35米ドル)、何回でも無料のプレステージが年469米ドルです。カードの特典として持つと年会費は無料になります。

カードのプライオリティ・パスで空港のレストランは使えますか?

カードによります。アメックスは「空港ラウンジのみ(空港内のレストラン・スパ、免税品ショッピング、空港送迎、レンタカーは対象外)」としています。楽天プレミアムカードも、お食事やリフレッシュの施設は対象外です。

羽田の国内線でプライオリティ・パスは使えますか?

プライオリティ・パスの公式サイトには「T1・T2の POWER LOUNGE(プライオリティ・パスでの利用は9:00〜16:00)」と載っています。ただしアメックスのプライオリティ・パスは「国内は国際線出発ラウンジのみ(国際線到着ラウンジと国内線のラウンジは対象外)」なので使えません。

子どもを連れて入ると料金はかかりますか?

ラウンジによって違います。羽田空港の公式サイトでは、プライオリティ・パスで同伴する子どもは大人料金と書かれています。同伴者が無料のカードでも、無料になるのは1名までなので、家族3人以上だと料金がかかることがあります。

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