SFC・JGCとは?ANAとJALの上級会員の取り方と家族へのメリット|JGC修行の今とSFCの2028年改定

✔ SFCやJGCという言葉は聞くけれど、何がもらえて、どう取るのかよく分からない
✔ 「修行」をする価値があるのか、家族旅行にもメリットがあるのか知りたい
✔ SFCが2028年に変わると聞いて、これから取るべきか迷っている

航空会社の上級会員は、たくさん飛行機に乗る出張族のもの、というイメージがあると思います。

僕は、娘が学校に通うようになる前に、ANAのSFC(スーパーフライヤーズ)を取りました。いわゆる「SFC修行」です。家族旅行が混む時期に集中するようになっても、少しでもマイルで旅行しやすくするためでした。

この記事では、ANAのSFCとJALのJGC(JALグローバルクラブ)の取り方と、家族にとってのメリットを、両社の公式サイトで確認した今のルールでまとめます。JGCは持っていないので、情報と「僕ならこう考える」で書きます。

この記事でわかること

  • SFCとJGCのしくみの違い(1年の実績か、生涯の実績か)
  • SFCに必要なプレミアムポイントと、2028年4月からの新しい区分
  • JGCに必要なLife Status ポイントと、今の「JGC修行」の考え方
  • 家族カード・家族会員で、家族も上級会員のサービスを使える仕組み

SFCとJGCは「一度取れば続く」上級会員

ANAもJALも、上級会員のステータスはふつう1年ごとの搭乗実績で決まります。翌年に乗らなければ、ステータスはなくなります。

SFCとJGCは、条件を満たして専用のクレジットカードを持てば、そのカードを持っている限りサービスが続く仕組みです。だから一度だけ集中して飛行機に乗る「修行」をする人がいます。

条件を満たすSFC:1年の実績/JGC:生涯の実績
専用カードに申し込む年会費のかかるクレジットカード
カードを持つ限り続く毎年乗らなくてもよい

いちばんの違いは「実績の数え方」

SFCとJGCを並べると、こうなります。

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項目ANA(SFC)JAL(JGC)
入る条件「ダイヤモンドサービス」か「プラチナサービス」のステイタスを獲得、またはANAグループ便で100万ライフタイムマイル到達1,500 Life Status ポイント以上+JALグローバルクラブ JALカード(CLUB-A、CLUB-Aゴールド、JALダイナース、プラチナ、プラチナ Pro)
実績の期間1月〜12月の1年間生涯の合計(有効期限なし(生涯たまり続ける))
いちばん安いカードの年会費11,275円(一般カード)11,000円(CLUB-Aカード)
家族家族カードで本会員と生計を同一にする配偶者・両親・18歳以上の子(年間の搭乗実績にかかわらず申し込める)。家族会員もスーパーフライヤーズの特典・サービスを使える(一部本会員のみのサービスあり)本会員が1,500 Life Status ポイント以上なら、生計を同一にする配偶者・両親・18歳以上の子は家族会員になれる(JGC Three Star特典)
続く条件SFCのカードを持ち続ける対象のJALカードを持つ限り自動更新
アライアンススターアライアンスワンワールド
これからの変更2028年4月から、年間決済額でPLUSとLITEに分かれるJGCプレミアが2027年1月1日搭乗分から「JMBプレミア」に

年会費は税込・本会員。出典:ANA公式(スーパーフライヤーズカード)(2026年10月時点)、JAL公式(JALグローバルクラブ)(2026年10月時点)

SFCは「1年で一気に」、JGCは「何年かけてでも積み上げる」制度だと考えると分かりやすいと思います。

ANAのSFCの取り方(SFC修行)

SFCに申し込めるのは、ANAの「プラチナサービス」か「ダイヤモンドサービス」のステータスを取った人です。

1年でプレミアムポイントを50,000貯めるとプラチナ

ステータスは、1月〜12月の1年間に貯めた「プレミアムポイント」で決まります。

ステータス年間プレミアムポイントうちANAグループ便
ブロンズ30,00015,000
プラチナ50,00025,000
ダイヤモンド100,00050,000

出典:ANA公式(プレミアムメンバーサービス)(2026年10月時点)

SFCに必要なのはプラチナなので、1年で50,000ポイント(うちANAグループ便25,000ポイント)が目標になります。

プレミアムポイントは「区間基本マイレージ × 予約クラス・運賃種別ごとの積算率 × 路線倍率 + 搭乗ポイント」で計算されます(ANA公式(2026年10月時点))。同じ距離でも、運賃や路線で貯まり方がかなり変わります。

飛行機+普段のサービスでも取れるようになった

今は、飛行機だけでなく、ANAカードの決済や「ライフソリューションサービス」(ANA Mall、ANAでんき、ANAトラベラーズなど)の利用を組み合わせてステータスを取る方法もあります。

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ステータスプレミアムポイント(ANAグループ便のみ)ライフソリューションサービスANAカード・ANA Payの決済額
ブロンズ15,0004サービス以上300万円
プラチナ30,0007サービス以上400万円

3つの条件をすべて満たす必要があります。対象期間:プレミアムポイントは2026年1/1〜12/31、ライフソリューションサービス利用数とANAカード・ANA Pay決済額は2025年12/16〜2026年12/15(2027年度ステイタス)。出典:ANA公式(2026年10月時点)

飛行機だけなら50,000ポイント必要なところが、この方法なら30,000ポイントで届きます。普段の支払いをANAカードに集めている家庭なら、飛行機に乗る回数をかなり減らせる可能性があります。

ただし、この方法で取ったステータスは、翌年4月からのサービスになり、早く達成したときの「事前サービス」は対象外です。

SFCのカードは4種類から選ぶ

プラチナを取ったら、スーパーフライヤーズカードに申し込みます。主なカードの年会費はこちらです。

スーパーフライヤーズカードの年会費(本会員・税込)

一般カード
11,275円
ゴールドカード
16,500円
ダイナース
34,100円
アメックス・ゴールド
42,900円

僕が使っているカードそのほかのカード

一般・ゴールドはJCB・VISA・Mastercard。プレミアムカードもあります。出典:ANA公式(2026年10月時点)

僕はANAアメックス・ゴールドを使っていたので、アメックスのSFCにしています。ポイントの仕組みがそのまま使えるからです。

年会費だけで選ぶなら一般カードがいちばん安いです。次に書く2028年からの新制度では、カードの決済額も関係してくるので、普段どのカードで払うかも一緒に考えるのがいいと思います。

2028年4月から、SFCは「PLUS」と「LITE」に分かれる

これからSFCを考える人に、いちばん大事な話です。

ANAは、2028年4月からスーパーフライヤーズカードの会員を、ANAカード・ANA Payの年間決済額で2つに分けると発表しています。SFCの資格そのものはなくなりませんが、決済額が少ないとサービスの一部が減ります。

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区分SFC PLUSSFC LITE
条件SFC PLUS:ANAカード・ANA Payの年間決済額300万円以上(100万ライフタイムマイル到達者は決済額にかかわらずPLUS)SFC LITE:年間決済額300万円未満
スターアライアンススター アライアンス・ゴールドスター アライアンス・シルバー
ANAラウンジこれまでどおり国際線は羽田・成田・ホノルルのANAラウンジ(ANAグループ便搭乗時)、国内線は混雑時を除き利用可(事前予約の仕組みを導入)
SFCマイル特典毎年5,000マイル(本会員)なし

出典:ANA公式(スーパーフライヤーズカードの制度変更)(2026年10月時点)

LITEになると、スターアライアンスの航空会社に乗るときは「シルバー」扱いになります。ルフトハンザやユナイテッドなどで、ラウンジや優先搭乗を使うつもりの人には大きな違いです。

最初の判定は2026年12月16日からの1年間の決済額

区分は毎年、前の1年間の決済額で決まります。

  1. 2026年12月16日最初の集計期間が始まる
  2. 2027年12月15日集計期間が終わる(2026年12月16日〜2027年12月15日)
  3. 2028年4月PLUSかLITEか、新しい区分でサービス開始
  4. 毎年前年12月16日〜12月15日の決済額で決まり直す

家族カードで使った分も、本会員の決済額に合算されます。夫婦で同じSFCのカード(本会員と家族カード)を使っているなら、2人分の支払いで300万円を目指せます。

決済額に入らないもの

年会費・各種手数料、カード付帯の電子マネー、ANAカードからANA Payへのチャージなどは対象外です。日本国内で発行された「ANA CARD」と書かれたカードが対象で、法人用のANAカードは入りません。

カードを使い分けている家庭は、配分を考え直すことになる

我が家は、ANAの航空券はANAアメックス・ゴールド、普段の支払いはマリオットのアメックス・プレミアム、事業の経費はビジネスカードと使い分けています。

こういう使い分けをしていると、ANAカードの決済額は思ったより少なくなりがちです。新制度でPLUSを続けたいなら、どの支払いをANAカードに寄せるかを考える必要が出てきます。逆に、国際線でスターアライアンスのラウンジを使わない人なら、LITEでも困らない場面は多いと思います。

JALのJGCの取り方(JGC修行の今)

JGCは、2024年から入会の仕組みが新しくなっています。

今は「Life Status ポイント」を生涯で1,500貯めて入会する

2024年1月1日に「JAL Life Status プログラム」が始まりました。搭乗やJALの日常のサービスの利用で、生涯の実績として「Life Status ポイント」が貯まります。

Star グレードに必要なLife Status ポイント(生涯)

JMB elite
250
JMB elite plus
500
JGC Three Star
1,500
JGC Four Star
3,000
JGC Five Star
6,000
JGC Six Star
12,000

JALグローバルクラブ(JGC)対象のJALカード本会員向け

出典:JAL公式(JAL Life Status プログラム)(2026年10月時点)

JGCに入れるのは、1,500ポイントを貯めたところからです。ポイントに期限はないので、何年かけて貯めてもかまいません。

ポイントは搭乗だけでなく、カードやJAL Payでも貯まる

主な貯まり方はこちらです。

サービスLife Status ポイント
JALグループ国内線1搭乗=5ポイント
JAL国際線1,000区間マイル=5ポイント
JALカード2,000マイル=5ポイント
JAL Pay400マイル=1ポイント

ほかにもJALの日常のサービスで貯まります。家族間の合算・相続はできない。出典:JAL公式(2026年10月時点)

国内線なら1回の搭乗で5ポイントなので、搭乗だけで1,500ポイントを貯めるのはかなりの回数になります。1年でまとめて飛行機に乗る「修行」とは、考え方がかなり違います。

僕がJGCを目指すとしたら、JALカードの支払いとJAL Payで日常の実績を積みながら、旅行の搭乗分を足していく形にすると思います。

JGCに入るには、対象のJALカードが必要

ポイントを貯めたら、JALグローバルクラブ用のJALカードに申し込む(切り替える)ことで入会します。

JGCのJALカード年会費(本会員・税込)
CLUB-Aカード11,000円
CLUB-Aゴールドカード17,600円
CLUB-Aゴールド(JALアメックス・JALカードSuica)20,900円
プラチナ34,100円
プラチナ Pro77,000円

JALダイナースカードもあります(34,100円)。出典:JAL公式(JALグローバルクラブ入会資格)(2026年10月時点)

JGCも、対象のJALカードを持っている限り自動で更新されます。JALカードをやめると、JGCも退会になります。

1年の実績で決まる「FLY ON ステイタス」は別の制度

JALにも、ANAのプレミアムポイントと同じように、1年の搭乗実績で決まるステータスがあります。それが「FLY ON ステイタス」です。

ステータス年間FLY ON ポイントうちJALグループ便
JMBクリスタル30,00015,000
JMBサファイア50,00025,000
JGCプレミア80,00040,000
JMBダイヤモンド100,00050,000

搭乗回数の基準もあります。出典:JAL公式(FLY ON プログラム)(2026年10月時点)

JGCプレミアは、今はJGC会員だけが対象ですが、2027年1月1日搭乗分から「JGC入会の条件をなくし、搭乗実績だけで達成」になり、名前も「JMBプレミア」に変わります(JAL公式(2026年10月時点))。

家族にとってのメリット

上級会員は1人で取るものですが、家族にもサービスを広げる仕組みがあります。家族旅行で考えるなら、ここがいちばん大事だと思います。

SFCは家族カードで、妻もステータスを持てた

我が家のやり方

SFCは僕が修行をして取りました。SFCの家族カードを作ったので、妻もSFCのステータスを持っています。カードの年会費を払い続ける限りステータスが続く仕組みなので、夫婦そろって使えるのは助かります。

ANAの公式ページでも「家族会員もスーパーフライヤーズの特典・サービスを使える(一部本会員のみのサービスあり)」と書かれています(ANA公式(2026年10月時点))。

SFCには、予約時の空席待ちや、特典航空券・アップグレード特典の優先といった、予約まわりのサービスもあります(ANA公式(2026年10月時点))。混む時期に家族でマイル旅行をしたい我が家にとっては、ラウンジよりもこちらが目的でした。

どの場面でどれくらい優先されるかは公表されていません。特典航空券を家族分取るための工夫は「ANA特典航空券が取れない?予約のコツと確保率を上げる7つの方法」に書いています。

JGCは配偶者・両親・18歳以上の子が家族会員になれる

JGCでは、「本会員が1,500 Life Status ポイント以上なら、生計を同一にする配偶者・両親・18歳以上の子は家族会員になれる(JGC Three Star特典)」とされています。

Star グレード家族向けの特典
JGC Three Star〜家族会員は、自分のポイント数にかかわらずJGC Three Starの特典が使える
JGC Five Star・Six Starご家族へのマイル継承、ラウンジ同行のご家族人数無制限、ご家族をJGC本会員へ招待(生涯3名まで)

出典:JAL公式(Star グレード特典一覧)(2026年10月時点)、JAL公式(2026年10月時点)

JGCに入るとマイルの期限が延びるのは、ANAのSFCにはない良さです。マイルの期限の違いは「マイルの有効期限は何年?ANA・JALのルールと延ばし方」にまとめています。

僕がSFCを取った理由と、これから取るならどう考えるか

最後に、僕の考えをまとめます。

子どもが小さいうちに取っておいてよかった

娘が未就園のころは、特典航空券の空きに合わせて、出発の1〜2週間前に旅行を決めることもできました。学校に通うようになると、そうはいきません。

子どもの年齢で旅行の時期が縛られることは、生まれた時点で分かっていました。だから日程の自由があるうちに修行をした、というのが僕の理由です。

これから取るなら、こう考える

今からなら、僕はこんな順番で考えると思います。

  1. メインで使う航空会社を決めるマイルを貯める航空会社と同じにするのが基本。迷ったら「ANAとJAL、マイルを貯めるならどっち」
  2. ANAなら、年間の決済額を確かめる2028年4月以降もPLUSを続けるには、ANAカード・ANA Payで年300万円以上が目安
  3. ANAは「飛行機+ライフソリューション」も検討するプラチナならANAグループ便30,000ポイント+決済400万円など
  4. JALなら、何年かけてLife Status ポイントを貯めるか考えるJALカード・JAL Payの日常の利用と搭乗を合わせて1,500ポイントへ
  5. 家族カード・家族会員まで含めて年会費を計算する家族も使えるかどうかで、価値はかなり変わる

ステータスは、取ること自体が目的になると大変です。家族旅行でどの場面が楽になるのかを先に考えておくと、修行をするかどうかも決めやすいと思います。

よくある質問

SFCを取るには、何ポイント必要ですか?

1月〜12月の1年間で50,000プレミアムポイント(うちANAグループ便25,000ポイント)を貯めてプラチナになると、申し込めます。ライフソリューションサービスを組み合わせる方法なら、ANAグループ便30,000ポイント、7サービス以上のサービス利用、決済400万円です。

2028年からSFCはどう変わりますか?

2028年4月から、ANAカード・ANA Payの年間決済額で「SFC PLUS」と「SFC LITE」に分かれます。年間300万円未満のLITEは、スターアライアンスでの扱いが「スター アライアンス・シルバー」になり、ラウンジの使い方も変わります。資格そのものはなくなりません。

JGC修行は今もできますか?

今のJGCは、生涯で貯める「Life Status ポイント」が1,500ポイント以上になると入会できます。国内線は1搭乗=5ポイント、JALカードは2,000マイル=5ポイントで、1年で一気に取るより、何年かかけて積み上げる制度になっています。

家族も上級会員のサービスを使えますか?

SFCは家族カードを作ると、家族会員もスーパーフライヤーズの特典・サービスを使えます(一部本会員のみのサービスあり)。我が家も妻が家族カードを持っています。JGCは、本会員が1,500ポイント以上なら、生計を同一にする配偶者・両親・18歳以上の子が家族会員になれます。

SFCやJGCの年会費はいくらですか?

SFCは一般カード11,275円からで、僕が使っているアメックスのゴールドは42,900円です。JGCはCLUB-Aカードの11,000円からです(いずれも本会員・税込)。

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