ANA特典航空券が取れない?確保率を上げる7つの方法|スターアライアンス提携便も
マイルを貯めたことがある人なら、一度は経験があると思います。
僕も家族3人分の特典航空券を取るために、毎回妻とあの手この手で探しています。
この記事では、ANAの国際線特典航空券が取りにくい理由と、確保できる確率を上げるために我が家が使っている7つの方法を、ANA公式サイトで確認した今のルールと一緒にまとめます。
結論から
- 予約開始は復路の355日前・朝9時往復は帰りの日から数える。カレンダーに入れておく
- 取れなければ、分けて・待って・直前に「2名+1名」でキャンセル待ち。出発1か月前からは毎日検索
- 確実に行くなら有償エコノミー+アップグレード先に席を押さえてから、ビジネスを待てる
この記事でわかること
- 特典航空券の予約が始まる日と時間、キャンセル待ちの締め切り
- ANA便の特典と提携航空会社の特典で、必要なマイルがどれくらい違うか
- 家族の分を取るときの「2名+1名」の分け方と、有償のエコノミー+アップグレードの使い方
- 僕が実際にやっている、出発までの手順
特典航空券が取れない理由
この章のポイント特典に使える席は1便に少しだけ。家族3人分が同じ便でそろうのはさらに難しい

特典航空券に使える席は、飛行機の空いている席すべてではありません。
1便のうち、特典用に用意される席は限られていて、何席あるかはANAから公表されていません。
特にビジネスクラスやファーストクラスは、もともとの席数が少ないうえに、使いたい人が多いクラスです。夏休みや年末年始のような時期は、予約が始まった瞬間に埋まってしまう便もあります。
3席〜の特典航空券予約はハードルが上がる
もうひとつ、家族旅行で難しいのが人数です。
3人で予約するなら、同じ便に3席必要です。1席や2席は空いていても、3席そろわないと取れません。エコノミーなら家族分でも取れることが多いですが、「取れない」と感じるのは、ほとんどがビジネスクラス以上だと思います。
ちなみに、ANAの上級会員(プラチナ以上やスーパーフライヤーズ)は、特典航空券の予約で優先される場面があると公式サイトに書かれています。どの場面でどれくらい優先されるかは公表されていないので、ここでは「一般会員でもできる方法」を中心に書きます。
まず押さえておきたい特典航空券の基本ルール
この章のポイント予約開始・キャンセル待ちの締め切り・払い戻しの3つの日付を先に知っておく
方法の話の前に、日付まわりのルールを整理しておきます。特典航空券は、出発の約1年前から出発直前まで、いくつかの区切りがあります。
日付の流れ
- 355日前午前9時に予約開始(往復は復路の日付で数える)
- 1か月前〜空席が出てくることがある
- 14日前キャンセル待ちの締め切り
- 96時間前新しく予約できるのはここまで
- 24時間前便・日付の変更はここまで
ルールの一覧
細かいルールを表にまとめるとこうなります。
| 項目 | ANA国際線特典航空券(ANA便) |
|---|---|
| 予約開始 | 搭乗日の355日前の午前9時(日本時間)。往復は復路の搭乗日から数える |
| キャンセル待ち | 最初の便の出発14日前まで。片道につき1便まで |
| 払い戻し | 1人3,000マイル(またはカードで3,000円) |
| 便・日付の変更 | 同じ区間なら手数料なしで変更できる。希望する便の出発24時間前まで |
| 使える人 | 本人+配偶者・同性パートナー・2親等以内の家族(最大10名) |
| マイルの有効期限 | 36か月 |
出典:ANA公式(予約・発券)(2026年10月時点)、ANA公式(払い戻し)(2026年10月時点)
ここで大事なのは、往復の予約は「復路の搭乗日の355日前」から始まることです。行きと帰りの日程が離れているほど、予約できるのが遅くなります。旅行の日程を決めるときは、帰りの日から逆算してカレンダーに入れておくのがおすすめです。
それから、払い戻しが1人3,000マイルで済むのは、特典航空券のいちばんありがたいところです。返金できない安い航空券を買うより、ずっと予定が組みやすいです。
確保できる確率を上げる7つの方法
この章のポイント1つに頼らず、いくつかを同時に進める。気になる方法を押すと説明に移ります
ここからが本題です。難しさと効果を先にまとめておきます。1つだけに頼るより、いくつかを同時に進めるのがコツです。
方法①:予約開始日の朝9時に取る
ANAの国際線特典航空券は、搭乗日の355日前の午前9時(日本時間)に予約が始まります。
いちばん席が多いのはこの瞬間なので、日程が決まっているなら、ここで取りにいくのが基本です。
- 復路の搭乗日から355日前を数える往復は帰りの日が基準。カレンダーに「予約開始日」として入れておく
- 前の日までにログイン情報と特典利用者を確認一緒に乗る家族が特典利用者に登録されているか、パスポートの名前と同じかを確認しておく
- 当日は9時前にANAのサイトを開いて待つ9時ちょうどはアクセスが集中して重くなりやすい
- 取れなかったら、すぐに人数を分けて探す3人で取れなくても、2人なら取れる便があるかもしれない(方法③)
海外に住んでいると、日本時間の朝9時が現地の夜中になることもあります。時差も計算して、予約開始の時間を現地時間でメモしておくと安心です。
方法②:出発が近くなってから出る席を狙う
予約開始で取れなくても、あきらめるのはまだ早いです。
出発の1か月前くらいから数日前にかけて、特典で取れる席が新しく出てくることがあります。我が家は、この直前に出てくる席で取れることがかなり多いです。
いつ、何席出てくるかは予想できません。なので、出発の1か月前からは毎日のように検索しています。席の数は会員の種類によって表示が変わることもあるようで、同じ便でも見え方が違う場合があります。
この方法は、日程を直前まで動かせる人に向いています。
もし先にエコノミーの特典航空券を取っているなら、ビジネスの席が出たタイミングで取り直すこともできます。払い戻しは1人3,000マイルなので、「とりあえず押さえて、いい席が出たら取り直す」という使い方ができます。
方法③:キャンセル待ちは「2名+1名」に分けて入れる
希望の便が満席なら、キャンセル待ちを入れられます。
締め切りは最初の便の出発14日前までで、キャンセル待ちできるのは片道につき1便までです。席が空けば自動で予約が入り、メールで知らせてくれます。
家族で使うときに知っておきたいのは、3人でキャンセル待ちを入れると、3席同時に空かないと取れないことです。1席だけ空いても、3人分の予約にはなりません。
そこで我が家は、2名と1名に分けてキャンセル待ちを入れています。
妻と娘の2名分と、僕の1名分に分けて入れることが多いです。結果、妻と娘はビジネスクラス、僕はひとりエコノミー、ということもありました。3人とも取れないよりは、ずっといいと思っています。
キャンセル待ちを入れる前に、その便にどれくらい人が待っているかを確かめておくと判断しやすいです。
このキャンセル待ち人数はANAのマイレージ予約専用の電話で聞くことができます。待っている人が多い便は、別の便に切り替えたほうが早いです。
ちなみに、我が家はスーパーフライヤーズ(SFC)のステータスを取っています。娘が学校に通うようになると、旅行はどうしても混む時期になります。少しでも取りやすくなればと思って、子どもが小さいうちに取っておきました。家族カードで妻もステータスを持てるので、夫婦そろって使えるのは助かります。
方法④:提携航空会社の特典航空券にして、必要なマイルを下げる
少し上級者向けですが、知っているかどうかで必要なマイルが大きく変わる方法です。
ANAのマイルで取れる特典航空券には、ANA便だけで行く「ANA国際線特典航空券」と、ANA以外のスターアライアンス加盟航空会社の便が入る「提携航空会社特典航空券」の2種類があります。
必要なマイルの決まり方が違っていて、ANA便の特典は時期(シーズン)で変わりますが、提携航空会社の特典は1年中同じです。
そのため、夏休みや年末年始のようなハイシーズンでは、提携航空会社の特典のほうがかなり少ないマイルで済みます。ビジネスクラスの片道で比べるとこのくらい違います。
必要なマイルの違い
たとえばヨーロッパなら、行きか帰りのどこかにルフトハンザやスイス航空などの便を1区間入れるだけで、旅程全体が提携航空会社の特典になります。予約するときは、往復ではなく「複数都市」の検索から探します。
提携航空会社の特典で気をつけたいこと
プレミアムエコノミーは予約できません。キャンセル待ちもできません(ANA便が入っていても不可)。行き先によっては日本発でも必要マイルが少し高い区分(Zone1-B)になります。ストップオーバーは往復で1回までです。
方法⑤:行き先や経由地を変えてみる
同じ都市の往復にこだわると、その都市への便が満席ならそこで終わりです。
行きと帰りで違う都市を使う「オープンジョー」にしたり、経由地を変えたりすると、空いている便が見つかることがあります。
たとえばヨーロッパなら、行きはロンドン、帰りはフランクフルト。間の移動は鉄道やLCCにすれば、むしろ2都市を楽しめる旅になります。オープンジョーは、ANA便の特典でも提携航空会社の特典でも、同じ地域の中なら条件つきで使えます。
ストップオーバーのルール
ストップオーバー(24時間以上の途中降機)のルールは、特典の種類によって違います。
| 特典の種類 | ストップオーバー |
|---|---|
| ANA便・日本発の往復 | 不可 |
| ANA便・海外発の往復 | 目的地以外に1回可 |
| ANA便・片道 | 不可 |
| 提携航空会社・往復 | 目的地以外に1回可(日本発・海外発とも) |
出典:ANA公式(2026年10月時点)
方法⑥:有償のエコノミーを買って、マイルでアップグレードする
ビジネスクラスの特典航空券がどうしても取れないときは、有償でエコノミー(またはプレミアムエコノミー)を買って、マイルでビジネスクラスにアップグレードする方法があります。
しくみ
いちばんのメリットは、先に「乗れる」状態を確保してから、ビジネスクラスを待てることです。特典航空券のキャンセル待ちだと、取れなかったときに旅行そのものが成り立たなくなりますが、この方法ならその心配がありません。
必要なマイル
アップグレードに必要なマイルは、行き先のゾーンや時期ではなく、乗る区間の距離(区間基本マイレージ)で決まります。片道1区間あたりのマイルはこちらです。
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| 区間の距離 | エコノミー→プレエコ | エコノミー・プレエコ→ビジネス | ビジネス→ファースト |
|---|---|---|---|
| 〜2,000マイル | 9,000 | 12,000 | 20,000 |
| 2,001〜3,500マイル | 15,000 | 18,000 | 30,000 |
| 3,501〜4,500マイル | 15,000 | 20,000 | 35,000 |
| 4,501〜5,500マイル | 20,000 | 25,000 | 40,000 |
| 5,501マイル〜 | 20,000 | 28,000 | 45,000 |
単位はマイル(片道1区間)。出典:ANA公式(国際線アップグレード)(2026年10月時点)
対象になる運賃
気をつけたいのは、アップグレードできる運賃が決まっていることです。日本発のエコノミーからビジネスにするなら、予約クラスがG/E/Y/B/M/Uの運賃が対象で、安いエコノミー運賃の多くは対象外です。申し込めるのは搭乗日の355日前〜出発24時間前です。
最近はこの方法を使うことが多いです。家族3人分のビジネスクラスの特典航空券を同時に取るのは本当に大変ですが、エコノミーの有償航空券なら3席確実に押さえられます。アップグレードが通ればビジネス、通らなくてもエコノミーで旅行はできる。この安心感は大きいです。
方法⑦:提携航空会社の便を探す
ANA便が満席でも、ANAのマイルでスターアライアンス加盟の航空会社の便を予約できます。ANA便とは別に特典の席があるので、ANA便がだめでも空いていることがあります。
| 方面 | 主な提携航空会社 |
|---|---|
| ヨーロッパ | ルフトハンザ、スイス インターナショナル エアラインズ、オーストリア航空、ターキッシュ エアラインズ、LOTポーランド航空 |
| 北米 | ユナイテッド航空、エア・カナダ |
| アジア | シンガポール航空、タイ国際航空、エバー航空 |
| オセアニア | ニュージーランド航空 |
アシアナ航空の便は、2026年12月16日搭乗分までの利用になります。
提携航空会社の便は、ANAのサイトの検索に出てこないこともあります。見つからないときは、電話で「提携航空会社の便も含めて探してほしい」と聞いてみるのも手です。なお、日本国内の乗り継ぎを入れる場合は、ANAが運航する便にする必要があります。
ANA便の特典航空券に必要なマイル(片道)
この章のポイント同じ行き先でもシーズンで倍近く変わる。燃油サーチャージは別にかかる
ANA便の特典は、ローシーズン(L)・レギュラーシーズン(R)・ハイシーズン(H)で必要なマイルが変わります。よく使う行き先の片道のマイルをまとめておきます。往復はこの2倍です。
← 横にスクロールできます →
| 行き先 | エコノミー L | エコノミー H | ビジネス L | ビジネス R | ビジネス H |
|---|---|---|---|---|---|
| 韓国 | 6,000 | 12,000 | 18,000 | 20,500 | 25,000 |
| アジア1(台北・香港など) | 8,500 | 15,000 | 24,000 | 26,500 | 32,500 |
| アジア2(バンコク・シンガポールなど) | 15,000 | 25,000 | 40,000 | 42,500 | 47,500 |
| ハワイ | 17,500 | 32,500 | 40,000 | 42,500 | 67,500 |
| 北米 | 20,000 | 36,000 | 50,000 | 52,500 | 82,500 |
| ヨーロッパ | 22,500 | 39,000 | 55,000 | 57,500 | 90,000 |
| オセアニア | 18,500 | 32,500 | 40,000 | 45,000 | 67,500 |
単位はマイル(日本発・片道)。シーズンの期間は行き先ごとに違うので、ANA公式のシーズンカレンダー(2026年10月時点)で確認してください。
ヨーロッパのビジネスクラスだと、ハイシーズンはローシーズンの倍近くになります。日程を少しずらせるなら、シーズンの境目を見て決めるだけで、かなりマイルが節約できます。
燃油サーチャージは特典航空券でもかかる
見落としやすいのが、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)です。ANA便の特典航空券でも、有償の航空券と同じ金額がかかります。金額は発券する時期で変わり、今の金額(1人・片道)はこうなっています。
| 行き先 | 1人・片道 |
|---|---|
| ヨーロッパ・北米・中東・オセアニア | 55,000円 |
| ハワイ・インド・インドネシア | 35,800円 |
| タイ・シンガポール・マレーシアなど | 27,300円 |
| ベトナム・フィリピンなど | 19,300円 |
| 東アジア(韓国以外) | 14,300円 |
| 韓国 | 6,500円 |
2026-09-01〜2026-10-31 発券(購入)分。出典:ANA公式(燃油特別付加運賃)(2026年10月時点)
家族3人でヨーロッパを往復すると、燃油サーチャージだけでかなりの金額になります。マイルで「無料」と思っていると驚くので、予算に入れておくのがおすすめです。
ほかの航空会社のマイル(たとえばユナイテッド航空のマイレージプラス)でANA便を取ると、燃油サーチャージがかからないことがあります。ただ、必要なマイルや予約できる時期のルールが違うので、使うときはその航空会社の公式サイトで確認してください。
我が家が家族3人分を取るときの手順
この章のポイント朝9時 → 分けて探す → キャンセル待ち → 有償エコノミーも押さえる、の順

最後に、僕が実際にやっている流れをまとめます。ポイントは、1つの方法で決めようとせず、いくつかを同時に進めることです。
- 予約開始日の朝9時に3人で取りにいく取れればここで終わり。取れないことも多い
- 取れなければ2名+1名に分けて探す同じ日の別の便や、前後1日ずらした便も見る。同じ日に着ければ、便が別々でも大丈夫
- それでもなければキャンセル待ちを入れる待っている人が少ない便を選ぶ。締め切りは出発14日前
- 同時に、有償のエコノミーも押さえておく特典が取れたら払い戻す。取れなければエコノミーで行く。旅行がなくなる心配はない
- 出発1か月前からは毎日検索するビジネスの席が出たら取り直す。有償のエコノミーにはマイルでのアップグレードを申し込む
以前、夏休みにディズニークルーズに行こうとしたときは、行き先の違う3つの航路の日程で、それぞれキャンセル待ちを入れました。「一番便利な便がビジネスクラスで取れたら行く」と決めて、取れなかったら国内旅行にする。そのくらいの気持ちで待つと、気が楽です。
正直に言うと、この一連の流れは手間がかかります。それでも、ビジネスクラスを3人分正規の値段で買うことを考えると、マイルと工夫で同じ体験ができる価値は十分にあると思っています。
予約の前に確認したいチェックリスト
- 復路の搭乗日から数えた予約開始日を、カレンダーに入れた
- 一緒に乗る家族を特典利用者に登録した(名前はパスポートと同じ)
- 取れなかったときの「2名+1名」の分け方を決めた
- キャンセル待ちの締め切り(出発の数日前)を確認した
- 燃油サーチャージの金額を予算に入れた
- 念のため、有償のエコノミーを押さえるかを決めた
よくある質問
特典航空券は何日前から予約できますか?
ANA便の国際線特典航空券は、搭乗日の355日前の午前9時(日本時間)からです。往復は復路の搭乗日から数えるので、行きの便は1年以上前に予約することになります。
キャンセル待ちはいつまで入れられますか?
最初の便の出発14日前までです。キャンセル待ちできるのは片道につき1便です。提携航空会社の特典航空券では、キャンセル待ちはできません。
取った特典航空券をキャンセルするといくらかかりますか?
払い戻しは1人3,000マイルです(カードで3,000円を払う方法もあります)。同じ区間なら、日付や便の変更は手数料なしでできます。
家族の分も自分のマイルで取れますか?
取れます。本人+配偶者・同性パートナー・2親等以内の家族(最大10名)が、特典利用者として登録できます。予約の前に登録しておく必要があります。
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