国会議事堂の見学ガイド|衆議院・参議院は予約なしで行ける?年齢・当日の流れと、最高裁の見学会
✔ 子どもと国会議事堂を見学したいけれど、予約がいるのか分からない
✔ 衆議院と参議院、どちらに行けばいいか迷っている
✔ 最高裁判所も小学生で見学できるのか知りたい
国会議事堂は、家族だけでも中を見学できます。
しかも9人までなら予約はいらず、当日に受付へ行けば案内してもらえます。教科書で見る本会議場を、子どもが自分の目で見られるのは大きいと思います。
この記事では、衆議院と参議院の見学(参観)の決まり、当日の流れ、子連れで選ぶならどちらか、そして小学生が最高裁判所に入れる見学会をまとめます。
この記事でわかること
- 国会議事堂の見学は、9人までなら衆議院・参議院とも予約なし・無料
- 土日に行けるのは衆議院だけ。参議院は平日の毎正時
- 年齢の決まりと、身分証・手荷物検査・写真撮影のルール
- 最高裁のふだんの見学は高校生以上。小学生は夏休みと10月の見学会で
国会議事堂の見学は、衆議院と参議院の2つある
国会議事堂は、真ん中の塔をはさんで、向かって左が衆議院、右が参議院です。
見学はそれぞれが別に受け付けていて、入口も時間もちがいます。どちらに行っても、衛視(えいし)さんが決まった順路を案内してくれる形です。
9人までなら、予約なしで当日行けばいい
衆議院も参議院も、予約が必要なのは10人以上の団体だけです。
家族で行くなら、当日に受付窓口へ行って申込書を書けば見学できます。料金はかかりません。
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| 衆議院 | 参議院 | |
|---|---|---|
| 見学できる日 | 平日と土日祝 | 平日のみ(休日・年末年始を除く) |
| 時間 | 平日 8:00〜17:00(受付は16:00まで) 土日祝 9:30・10:30・11:30・13:00・14:00・15:00 | 9:00〜16:00の毎正時(受付は5分前まで) |
| 受付 | 平日:衆議院参観通用門の参観受付所 土日祝:衆議院面会受付所 | 参議院参観受付・入口(西通用門横) |
| 予約 | 9人までは不要 | 9人までは不要 |
| 所要時間 | 約60分(混雑時は30分ほど) | おおむね60分 |
| 最寄り駅 | 国会議事堂前駅・永田町駅(1番出口から徒歩3分) | 永田町駅 出口1から約3分、国会議事堂前駅 出口1から約6分 |
年齢の決まりはなく、身分証もいらない
衆議院・参議院とも、見学に年齢の決まりは書かれていません。参議院は「身分証は必要ありません」と案内しています。
ただ、手荷物検査はあります。衆議院は小学生以下は対象外、参議院は学校行事の団体以外の大人が対象です。スーツケースは参議院には持ち込めず、衆議院には荷物を預ける場所がありません。
注意
見学中は、衛視さんの案内から離れることも、途中で抜けることもできません(衆議院は緊急時を除く)。院内の食堂や売店も使えないので、トイレは出発前に済ませておくと安心です。古い建物なので段差や階段が多く、ベビーカーよりも抱っこひもが動きやすいと思います。
衆議院の見学(参観)の流れ
衆議院は、見学の出発地点として「衆議院ビジターセンター」を用意していて、パネルや映像で国会の仕組みを紹介しています。
先にここを見てから院内に入ると、子どもも何を見ているのか分かりやすいと思います。
土日祝に見学できるのは衆議院だけ
平日は国会議事堂の裏側にある「衆議院参観通用門」の中の受付所で、8時から16時まで受け付けています。
土日祝は「衆議院面会受付所」の窓口で、1日6回の時間が決まっています。学校を休まずに家族で行けるのは、この土日の回です。
- 受付窓口へ行く平日は参観通用門、土日祝は面会受付所。申込書は窓口で書く
- 手荷物検査大人は検査あり(小学生以下は対象外)
- ビジターセンターパネルと映像で国会の仕組みを見ながら出発を待つ
- 衛視さんの案内で院内へ本会議場・御休所・中央広間などを約60分で回る
本会議の日は、開会1時間前から見学が止まる
衆議院は、本会議が開かれる1時間前から、散会して準備が整うまで案内をしていません。予告なく時間やコースが変わることもあります。
国会が開かれている時期の平日に行くなら、本会議の予定を見てから出かけるのがいいと思います。
写真を撮れるのは本会議場・御休所・中央広間・建物の外
衆議院の中で写真を撮れるのは、参観コースのうち本会議場、御休所(ごきゅうしょ)、中央広間と、建物の外だけです。混んでいるときは撮れないこともあります。
自由研究に使うなら、撮れる場所で何を撮るか、先に子どもと決めておくと慌てずに済みます。
注意
2026年11月1日から2027年1月24日までは、ビジターセンターのエレベーター工事のため、車椅子の人は土日祝と同じ「衆議院面会受付所」から入ります。ほかの人はいつもどおり参観門からです。
参議院の見学(参観)の流れ
参議院は平日だけですが、9時から16時まで毎正時に出発するので、時間を合わせやすいです。
コースは参観ロビー、参議院議場、御休所、中央広間、前庭の順です。最初の参観ロビーには、参議院の役割や議事堂の歴史の展示があります。
毎時40分ごろに着くと、待ち時間が少ない
参議院の手荷物検査は、毎時40分から55分のあいだに行われます。出発に間に合うには、55分までに申込みと検査を終える必要があります。
たとえば14時の回なら、13時40分ごろに受付へ着くのがちょうどいいと思います。最後の受付は15時55分です。
- :40受付で参観証を書いて出す。手荷物検査が始まる
- :40〜:55参観ロビーで展示を見ながら待つ。トイレもここで
- :55受付・検査の締め切り
- :00衛視さんの注意のあと出発。約60分
日曜は、議員を通じた申込みなら見学できる
参議院は、国会が閉会したあとの第1・第3日曜日に、参議院議員を通じた申込みで10時から15時まで見学できます。ただし、国会が召集される前の1週間はできません。
撮影は原則できますが、歩きながらの撮影や、混んでいる場所での撮影はできません。
衆議院と参議院、子連れならどちらがいい?
どちらも見られる場所は似ていて、議場・御休所・中央広間が中心です。
なので、選ぶ決め手は「何曜日に行けるか」だと思います。
衆議院
1日6回土日祝
- 学校を休まずに家族で行ける
- ビジターセンターで事前に仕組みを学べる
- 土日は時間が決まっているので、遅れると次の回まで待つ
参議院
毎正時9〜16時
- 1時間おきに出発するので予定を組みやすい
- 身分証はいらないと明記されている
- 土日祝は見学できない
どちらも、学校の長いお休み以外の時期は午前が混みます。混むと、立ち止まっての説明がない見学になることがあるので、午後に行くのがおすすめです。
最高裁判所の見学は、小学生は特別な見学会で
国会のすぐ近くにある最高裁判所も、庁舎の見学をしています。
ただ、ふだんの見学と小学生向けの見学会では、対象の年齢がちがいます。
ふだんの「一般見学」は高校生以上
最高裁判所の一般見学は、参加できるのが高校生以上です。中学生以下は参加できません。
実施日は公式ページで告知され、1〜9人の個人は電話(庁舎見学専用ダイヤル 03-3264-8151)で先着順に申し込みます。所要時間は50分ほどで、集合は南門です。実際の裁判を見るのではなく、大法廷などの建物を見学するツアーです。
小学生は、夏休みと「法の日」の見学会がある
小学生が親と一緒に最高裁判所に入れるのは、夏休みの「子ども見学会」と、10月の「法の日」の見学会です。
どちらも先着順で、申込みフォームから申し込みます。直近の内容はこうでした。
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| 夏休み子ども見学会 | 「法の日」の最高裁見学会 | |
|---|---|---|
| 時期 | 7月下旬の1日(3回) | 10月はじめの土曜(2回) |
| 対象 | 小学4〜6年生と保護者 | 小学生・中学生(小学生は保護者同伴) |
| 定員 | 各回60名(1グループ子ども2名まで) | 各回70名(1グループ2名まで) |
| 申込み | 6月下旬〜7月下旬 | 9月 |
| 内容 | 小法廷の見学、裁判官の仕事紹介と質問、法服を着て記念撮影 | 大法廷の見学、裁判官への質問、法服で記念撮影、クイズラリー |
この年の受付はどちらも終わっています。次の年に狙うなら、春の終わりごろから最高裁判所のお知らせを見ておくといいと思います。どちらも参加は無料で、駐車場はありません。
学校の社会科見学は、先生が予約フォームから申し込む
小学校の社会科見学などの「学校見学コース」は、教職員の同伴が必要で、先生が予約フォームから申し込む形です。家族では申し込めません。
ほかに、お金や防災など、テーマ別に見学できる場所は「社会科見学になる旅先」にまとめています。
国会見学の日に泊まるなら、国会議事堂前駅のまわり
遠くから来るなら、前の日に永田町・赤坂見附あたりに泊まると、朝の移動がラクです。
国会議事堂前駅に地下でつながっているホテルなら、雨の日でも駅まで濡れずに行けます。
- 国会議事堂前駅・溜池山王駅の6番出口に地下で直結
- 小学生未満はベッドを使わない添い寝なら宿泊料金なし
- 東京駅から車で約10分
- 赤坂見附駅・永田町駅から徒歩3分
- ザ・メインとガーデンタワーは、小学生までの添い寝が無料(大人と同じ人数まで)
- 敷地の中に日本庭園がある
東京のほかのエリアで泊まるホテルは「東京の子連れにおすすめのホテル」にまとめています。高級ホテルなら、仲間が書いている note の「東京高級ホテルおすすめ9選」も参考になると思います。
国会見学を自由研究にするなら
国会見学は、見て終わりにすると「大きな建物だった」で終わってしまいがちです。
行く前に問いを1つ決めておくと、見学がそのまま自由研究になります。たとえば、こんなテーマが考えられます。
- 行く前:問いを決める「法律はどうやって決まる?」「衆議院と参議院はなぜ2つある?」など。教科書の三権分立の図を見ておく
- 見学中:見たものをメモする議場の席の並び方、演壇の位置、天井や窓など。写真を撮れる場所(衆議院は本会議場・御休所・中央広間)で撮る
- 帰ってから:調べてまとめる衆議院と参議院の議員の数・任期のちがいを表にする。参観者用のパンフレットは両院のサイトでも見られる
- まとめ:自分の考えを書く「自分が議員なら、どんな法律をつくりたいか」で締めると、まとめやすい
最高裁判所の見学会に行けたなら、国会(法律をつくる)と裁判所(法律にもとづいて判断する)の両方を見たことになります。三権分立を「行った場所」で説明できるのは、なかなか良い自由研究になると思います。
よくある質問
国会議事堂の見学は予約が必要ですか?
9人までなら、衆議院・参議院とも予約はいりません。当日に受付窓口へ行って申込書を書きます。10人以上の団体は事前の申込みが必要です。
国会議事堂の見学は何歳からできますか?
衆議院・参議院とも、年齢の決まりは書かれていません。見学は約60分で途中で抜けられず、階段も多いので、小さい子は抱っこひもがあると安心です。
土日でも国会議事堂を見学できますか?
衆議院は土日祝も、9:30・10:30・11:30・13:00・14:00・15:00の6回見学できます。参議院は平日だけです。
身分証明書はいりますか?
参議院は「必要ありません」と案内しています。衆議院も身分証の案内はありません。大人は手荷物検査があります。
最高裁判所は小学生でも見学できますか?
ふだんの一般見学は高校生以上です。小学生は、夏休みの「子ども見学会」(小学4〜6年生)や10月の「法の日」の見学会(小・中学生)なら、保護者と一緒に参加できます。