社会科見学になる旅先|政治・お金・産業・防災・交通のテーマ別に、小学生と行ける見学先
✔ 家族旅行のついでに、子どもの社会の勉強になる場所へ行きたい
✔ 社会科見学に行ける場所は、予約や年齢の決まりがありそうで不安
✔ 夏休みの自由研究につながる旅先を探している
小学校の社会で習う「国の仕組み」「お金」「工業」「災害」「交通」は、実は家族でも見学できる場所がたくさんあります。
しかも、国会議事堂や造幣局、防災体験の施設など、無料のところが多いです。教科書の写真で見たものを実際に見ると、子どもの記憶への残り方がちがうと思います。
この記事では、家族で行ける社会科見学の旅先を、政治・お金・産業・防災・交通のテーマ別にまとめます。くわしい見学のルールは、テーマごとの記事にリンクしています。
この記事でわかること
- 社会科見学になる旅先を、政治・お金・産業・防災・交通の5つのテーマで選ぶ方法
- 国会・造幣局・日本銀行など、予約や年齢の決まりがある見学先
- 防災・交通の施設で、予約なしで行けるところ
- 見学を組み合わせた1泊2日の例と、自由研究へのつなげ方
社会科見学の旅先は、テーマから選ぶと決めやすい
行き先から考えると、「どこも良さそう」で決められなくなりがちです。
先に「何を学ぶか」のテーマを1つ決めると、行き先が自然にしぼれます。小学校の社会では、3・4年生で地域の仕事や災害、5年生で産業、6年生で政治や歴史を習うので、学年に合わせて選ぶのもいいと思います。
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平日しか見学できない場所が多いので、日程を先に確かめる
国や会社の施設は、ふだん働いている場所を見せてもらう形なので、平日だけのところが多いです。
造幣局の工場、日本銀行本店、参議院は平日だけです。土日に行くなら、衆議院の見学や、博物館・防災施設を中心に組むと予定を立てやすいと思います。
政治:国会議事堂と最高裁判所
6年生で習う国会・内閣・裁判所のうち、国会と裁判所は家族でも中に入れます。
国会議事堂は、9人までなら予約なしで当日に見学できます。衆議院は土日祝も1日6回案内していて、参議院は平日の毎正時です。どちらも無料で、年齢の決まりもありません。
最高裁判所のふだんの見学は高校生以上ですが、夏休みの「子ども見学会」(小学4〜6年生)と、10月の「法の日」の見学会(小・中学生)なら、親子で大法廷や小法廷を見られます。見学の流れは「国会議事堂の見学ガイド」にまとめています。
お金:造幣局・日本銀行・貨幣博物館
お金は、子どもが毎日触れるものなので、興味を持ちやすいテーマです。
硬貨をつくる造幣局、お札を発行する日本銀行、昔のお金を集めた貨幣博物館と、つくる・発行する・歴史の3つの角度から見られます。
造幣局は、さいたまなら予約なしで工場を見られる
造幣局の工場見学は、大阪・さいたま・広島の3か所で、どこも無料です。大阪と広島は予約制ですが、さいたまは19人までの自由見学なら予約がいりません。
工場が動いているのは平日だけで、土日は大阪とさいたまの博物館だけ見学できます。3か所の予約の取り方は「造幣局の工場見学」にまとめています。
日本銀行本店の見学は、小学5年生から
東京・日本橋の日本銀行本店は、平日に約1時間の見学をしています。対象は小学5年生以上で、小学生は保護者の同伴が必要です。4年生以下と未就学の子は入館できません。
見学は無料で、日本銀行の本店見学予約サイトから、見学日の90日前から原則5日前まで予約できます。各回22名の先着順です。
注意
日本銀行本店は、見学する全員の名前を見学日の1か月前までに登録し、当日は全員の身分証明書(原本)で本人確認をします。小学生は健康保険証などを用意します。身分証を忘れると見学できません。遅れた場合も参加できないので、時間に余裕を持って行くのがおすすめです。
貨幣博物館は、予約なし・無料で寄れる
日本橋の貨幣博物館は、入館無料で、9時30分から16時30分(入館は16時まで)に開いています。月曜日が休館です(祝休日は開館)。三越前駅のB1出口から歩いて1分です。
日本銀行の見学に入れない低学年の子でも行けるので、兄弟がいる家族はこちらと組み合わせるといいと思います。東京の無料の施設は「東京の子連れ観光|無料で遊べる場所まとめ」にもまとめています。
産業:工場見学は、エリアで探す
5年生で習う工業は、工場見学がいちばん分かりやすいと思います。
お菓子や飲み物、乗り物など、工場は全国にあって、予約の仕方も年齢の決まりもそれぞれちがいます。関東と関西の工場見学は、別の記事でエリアごとにまとめています。
造幣局も、硬貨をつくる「工場」の見学です。お金のテーマと産業のテーマを、1回の見学で兼ねられるのはうれしいところです。
防災:体験しながら学べる施設
防災は、3・4年生で地域の安全や自然災害として習うテーマです。
防災の施設は、家族なら予約なしで入れて、無料や子ども無料のところが多いです。体験型の展示が多いので、低学年の子でも楽しめると思います。
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| 施設 | 場所 | 料金 | 休み | 見どころ |
|---|---|---|---|---|
| そなエリア東京 | 東京・有明 | 無料 | 月曜・第2火曜 | 大地震のあとの72時間を生き抜く知恵を学ぶ体験ツアー「東京直下72hTOUR」 |
| 消防博物館 | 東京・四谷三丁目 | 無料 | 月曜 | 本物の消防車やヘリコプター、火消しのジオラマ |
| 人と防災未来センター | 神戸・阪神岩屋駅から約10分 | 高校生以下は無料 | 月曜(祝日なら翌平日) | 阪神・淡路大震災の記録と、防災の体験展示・ワークショップ |
そなエリア東京の開館は9時30分から17時です。神戸の施設を含めた回り方は「子連れ神戸旅行の計画ガイド」も参考にしてください。
交通:鉄道博物館と空港
交通は、電車や飛行機が好きな子なら、それだけで行きたがるテーマです。
鉄道会社の博物館は、本物の車両の展示や運転シミュレータがあり、乗り物の仕組みや歴史を学べます。
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| 施設 | 場所 | 開館 | 休み | 最寄り駅 |
|---|---|---|---|---|
| 鉄道博物館 | さいたま市(大宮) | 10:00〜17:00(入館16:30まで) | 火曜・年末年始 | ニューシャトル「鉄道博物館」駅から徒歩1分 |
| リニア・鉄道館 | 名古屋市 | 10:00〜17:30 | 火曜(祝日なら翌日)・12/28〜1/1 | あおなみ線「金城ふ頭」駅から徒歩約2分 |
| 京都鉄道博物館 | 京都市(梅小路) | 10:00〜17:00(入館16:30まで) | 水曜(祝日・学校の長期休みは開館) | JR「梅小路京都西」駅から徒歩約2分 |
鉄道博物館の入館券は、ホームページやコンビニで事前に買えます。運転シミュレータなどの体験予約付きの入館券は、セブンチケットだけで売られています。
飛行機なら、羽田空港の展望デッキで、飛行機が離着陸する様子を見られます。空港での過ごし方は「羽田空港・成田空港を子連れで」に、名古屋と京都の回り方は「子連れ名古屋旅行の計画ガイド」「京都駅周辺を子連れで回るなら」にまとめています。
テーマを組み合わせた1泊2日の例
見学先は近くにまとまっていることが多いので、2つのテーマを1泊2日で回れます。
いちばん組みやすいのは、さいたまの「造幣局+鉄道博物館」だと思います。どちらも大宮・さいたま新都心のあたりにあり、造幣さいたま博物館は土日も開いています。
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| エリア | 1日目 | 2日目 | テーマ |
|---|---|---|---|
| 東京(平日) | 午後に国会議事堂(参議院は毎正時) | 日本銀行本店(小5〜)か貨幣博物館 | 政治+お金 |
| 東京(土日) | 衆議院の土日の見学 | 有明のそなエリア東京 | 政治+防災 |
| さいたま | 造幣さいたま博物館(平日は工場も) | 大宮の鉄道博物館 | お金+交通 |
| 大阪・神戸 | 大阪の造幣局(平日・予約制) | 神戸の人と防災未来センター | お金+防災 |
社会科見学の旅で泊まるなら
朝いちばんの見学に合わせるなら、見学先の近くに前泊すると子どもも疲れずに済みます。
上の1泊2日の例に合わせて、行きやすいホテルを選びました。
- JRさいたま新都心駅から徒歩1分。屋根のある歩道でつながる
- 電気機関車がテーマの「貨物列車コンセプトルーム」(1室だけ)
- ベビーベッド無料、未就学児の添い寝が無料(ベッド1台に1人)
- 国会議事堂前駅・溜池山王駅の6番出口に地下で直結
- 小学生未満はベッドを使わない添い寝なら宿泊料金なし
- 東京駅から車で約10分
- 造幣局と同じ大川沿い。JR桜ノ宮駅から歩いて約5〜7分
- 大阪駅から無料シャトルバス
- 小学生以下の添い寝とベビーベッドが無料
社会科見学の旅を自由研究にするなら
社会科見学は、行っただけだと「楽しかった」で終わってしまいます。
「問い→見学→調べる→自分の考え」の4つの順でまとめると、どのテーマでも自由研究の形になります。
- 問いを1つ決める「硬貨はどうやってつくられる?」「地震のあと、家族はどう動けばいい?」など、答えを知りたいことを1つ
- 見学でメモとスケッチ撮影できない施設も多いので、ノートを持っていく。見た順に書いておくと、あとで図にしやすい
- 帰ってから調べて足すパンフレットや施設のホームページ、教科書で、見学で分からなかったことを調べる
- 自分の考えを書く「自分ならどうするか」「家でできること」で締めると、まとめやすい
2つのテーマを回ったなら、「お金と交通」「政治と防災」のように、つながりを考えてみるのも面白いと思います。たとえば、国会で決まった法律が、防災の仕組みにどう関わっているかを調べる、という形です。
よくある質問
家族だけで社会科見学に行ける場所はありますか?
あります。国会議事堂(9人まで予約不要)、造幣局、防災施設、鉄道博物館などは家族で見学できます。日本銀行本店は小学5年生以上です。
土日に行ける社会科見学の場所は?
衆議院の見学(土日祝は1日6回)、大阪とさいたまの造幣局の博物館、そなエリア東京(月曜・第2火曜休み)、鉄道博物館(火曜休み)などは土日も行けます。造幣局の工場、日本銀行本店、参議院は平日だけです。
予約がいらない見学先は?
国会議事堂(9人まで)、造幣局さいたま支局の自由見学(19人まで)、貨幣博物館、そなエリア東京(家族)は予約なしで行けます。
低学年でも楽しめますか?
体験型の防災施設や鉄道博物館は、低学年の子でも楽しみやすいと思います。日本銀行本店は4年生以下は入れないので、貨幣博物館と組み合わせるのがおすすめです。