子連れ箱根旅行の計画ガイド|ロマンスカー・ベビーカーでの乗り物移動・子どもと行きやすいスポット・雨の日
✔ 子連れで箱根に行きたいけれど、電車と車のどちらがいいか迷っている
✔ 登山電車やロープウェイ、海賊船にベビーカーで乗れるのか知りたい
✔ 温泉以外に、子どもが楽しめる場所や雨の日の過ごし方を知りたい
箱根は、東京から近くて、子連れでも行きやすい温泉地です。
ただ、箱根は山の上と下で乗り物を何度も乗り継ぐので、子連れだと計画の立て方が少し大事になります。
この記事では、子連れ箱根旅行の計画の立て方をまとめます。ロマンスカーと車の行き方、ベビーカーでの乗り物の乗り継ぎ、子どもと行きやすい場所、雨の日の過ごし方まで、順番に書いています。
この記事でわかること
- ロマンスカーの「子育て応援車」と、車で行くときの渋滞の時間帯
- 登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船を、ベビーカーで乗り継ぐときに知っておきたいこと
- 彫刻の森美術館・ユネッサン・箱根園水族館の、子連れで知っておきたいこと
- 雨の日の過ごし方と、1泊2日の流れの例
子連れで箱根へ行くなら、ロマンスカーか車か
東京方面から箱根へは、小田急のロマンスカーか車で行く家族が多いと思います。
どちらにも良いところがあります。子どもの年齢と、箱根の中でどこを回りたいかで決めるのがいいと思います。
ロマンスカーは、3号車の「子育て応援車」を選ぶ
新宿から箱根湯本までは、ロマンスカーで最速75分です。乗り換えなしで着くので、子連れにはいちばん楽な行き方だと思います。
子連れで乗るなら、3号車の「子育て応援車」を選ぶのがおすすめです。小さな子どもを温かく見守ってもらうための車両で、ベビーベッドのあるトイレに近い号車になっています。新宿を11時〜16時59分に出るロマンスカーと、新宿に11時〜17時59分に着くロマンスカーが対象で、料金はふつうの特急料金と同じです。
ロマンスカーは全席指定です。未就学の子どもも、座席を使うなら子どもの特急券と乗車券が必要になります。膝の上に乗せるなら、子どもの分はいりません。
車なら、国道1号線の混む時間帯を外す
車なら、荷物を気にせず、仙石原や芦ノ湖のような駅から離れたところにも行けます。
ただ、箱根は渋滞が起きやすい場所です。箱根ナビでは、国道1号線の小田原側から箱根湯本へ向かう道は9時〜15時ごろ、宮ノ下から箱根湯本へ下る道は15時〜18時ごろが混むと案内しています。土日祝日は特に混み、ふだん5〜15分の道が30分〜1時間かかることもあります。
大涌谷の駐車場も、土日祝日は入るまでの車で渋滞します。車で来ても、大涌谷はロープウェイの駅(早雲山・姥子・桃源台)に車を置いて、ロープウェイで行くのが渋滞を避けるコツだそうです。
電車で行くなら、荷物は箱根湯本駅から宿へ送れる
電車の旅でいちばん大変なのは、子どもを連れながらの大きな荷物です。
箱根湯本駅の「箱根キャリーサービス」なら、当日8時30分〜12時に駅で預けた荷物を、15時以降に宿で受け取れます。帰りは宿のフロントで10時までに頼めば、13時30分〜18時30分に箱根湯本駅で受け取れます。料金は1個1,500円(3辺140cm・15kgまで)からです。
ただし、ベビーカーは預けられません。届けてもらえるのは提携している宿だけなので、泊まる宿が対象かどうかを先に見ておいてください。
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| 行き方 | 良いところ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| ロマンスカー | 新宿から箱根湯本まで最速75分。3号車の子育て応援車がある | 山の上へは乗り継ぎが多い。荷物は宿へ送ると楽 |
| 車 | 荷物を気にしなくていい。仙石原や芦ノ湖にも行きやすい | 土日祝日は国道1号線と大涌谷の駐車場が混む |
箱根の乗り物を、ベビーカーで乗り継ぐときのコツ
箱根の観光でいちばん楽しいのが、いろいろな乗り物に乗れることです。
箱根湯本から登山電車で強羅へ、ケーブルカーで早雲山へ、ロープウェイで大涌谷を越えて桃源台へ、そして海賊船で芦ノ湖を渡る。この順番で1周すると、乗り物好きの子どもならそれだけで大喜びだと思います。
- 登山電車箱根湯本→強羅(約40分)
- ケーブルカー強羅→早雲山(約10分)
- ロープウェイ早雲山→大涌谷→桃源台(各区間約10分)
- 海賊船桃源台→箱根町港・元箱根港(片道約25〜35分)
ただ、1日で全部を乗り継ぐと、小さい子どもには長い移動になります。泊まるホテルを途中に置いて、2日に分けて回るのがいいと思います。
登山電車は、スイッチバックで山を登る
箱根登山電車は、箱根湯本から強羅までの8.9kmを約40分で登る山岳鉄道です。
急な坂を登るために、途中の3か所で進む向きを変えながらジグザグに登っていきます。これが「スイッチバック」で、そのたびに運転士と車掌が入れ替わります。電車が好きな子なら、窓の外と運転席から目が離せないと思います。
6月中旬ごろからは、線路沿いのあじさいが咲く時期です。この時期や紅葉のころは車内が混むので、ベビーカーより抱っこひものほうが気が楽だと思います。
ケーブルカーは、車内が階段になっている
強羅から早雲山までのケーブルカーは、標高差209m、1.2kmを約10分で結んでいます。
車内は坂に合わせて階段のようになっているので、ベビーカーは乗る前にたたんでおくと動きやすいです。2両編成で、車両のあいだは行き来できます。
ロープウェイは、各駅に赤ちゃん休憩室がある
箱根ロープウェイは、18人乗りのゴンドラが約1分おきに出ています。早雲山・大涌谷・姥子・桃源台の4駅があり、それぞれの区間は約10分です。
駅はバリアフリーになっていて、車いすのままゴンドラに乗れます。各駅には授乳やおむつ替えができる赤ちゃん休憩室があり、使うときは駅の係員に声をかけます。大涌谷駅の2階にはレストランもあるので、ここでひと休みするのもいいと思います。
注意
ロープウェイは、強風や雷、台風が近いときは運休します。定期点検の時期には一部の区間が代行バスになることもあるので、出かける前に箱根ロープウェイの運行情報を確かめてください。営業時間は2〜11月が9時〜17時、12〜1月が9時〜16時15分です。
海賊船は、3隻ともバリアフリーになっている
芦ノ湖の海賊船は、桃源台港と箱根町港・元箱根港を片道25〜35分ほどで結んでいます。冬(12月1日〜3月19日)は、もう少し時間がかかる便もあります。
3隻ともバリアフリーになっていて、各港に車いすの貸し出しもあります。乗っている時間がちょうどいい長さなので、小さい子どもでも飽きずに乗れると思います。
6歳未満の子どもは、2人までバスの運賃がかからない
箱根登山バスの子どもの運賃は、年齢で分かれています。
| 年齢 | 箱根登山バスの運賃 |
|---|---|
| 6歳未満(幼児) | 大人か子ども1人につき、幼児2人まで無料。3人目からと、幼児だけで乗るときは子ども運賃 |
| 6歳〜12歳未満(子ども) | 大人の半額。6歳でも小学校に入る前は幼児、12歳でも小学生の間は子ども |
バスは、混み具合や車両によってはベビーカーをたたむようにお願いされることがあります。乗り物をたくさん使う日は、箱根フリーパスのような乗り放題のきっぷも比べてみるといいと思います。
子どもと行きやすい箱根のスポット
箱根というと温泉ですが、子どもが楽しめる場所もたくさんあります。
子どもが小さいうちは、ベビーカーで回れるか、授乳やおむつ替えの場所があるかを先に知っておくと安心です。
彫刻の森美術館は、子どもが作品の中に入って遊べる
彫刻の森美術館は、登山電車の彫刻の森駅の近くにある、野外の美術館です。
子どもが中に入って遊べる「ネットの森」のような体験型の作品があるので、美術館でも子どもが退屈しにくいと思います。登れる彫刻や目玉焼きの形のベンチもあります。
公式サイトでは、開館は9時〜17時(入館は16時30分まで)で、年中無休。未就学児は入館無料です。ベビーカーは館内で無料で借りられ、新館インフォメーションに授乳室があります。
ユネッサンは、水着で家族一緒に温泉に入れる
小涌谷の「箱根小涌園ユネッサン」は、水着で入る温泉の施設です。
水着で入る「ユネッサン」と、裸で入る温泉の「元湯 森の湯」に分かれています。3歳未満の子どもは無料です。おむつの取れていない子どもも、ユネッサンのエリアなら防水用のおむつの上に水着を着れば入れます。森の湯では、洗い場までになります(箱根ナビ「ユネッサンデジタルチケット」)。
家族みんなで同じお湯に入れるのは、子連れの箱根旅行ではうれしいところだと思います。となりの箱根ホテル小涌園に泊まれば、ホテルとユネッサンを行き来しやすくなります。
箱根園水族館は、標高の高いところにある海水の水族館
芦ノ湖の東の箱根園にある水族館は、海水の大水槽を持つ水族館では日本でいちばん標高の高いところにあるそうです。
アザラシの広場や、ダイバーが大水槽の魚に餌をあげる海中ショーがあります。子どもの料金は4歳から小学生までで、ベビーカーは水族館で貸し出し(数に限りあり)、館内の通路にはスロープがあります。
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| スポット | エリア | 子どもの料金 | ベビーカー・授乳 |
|---|---|---|---|
| 彫刻の森美術館 | 彫刻の森駅(強羅の1つ手前) | 未就学児は無料 | ベビーカー無料貸し出し・授乳室あり |
| ユネッサン | 小涌谷 | 3歳未満は無料 | おむつの子は防水おむつ+水着で入れる |
| 箱根園水族館 | 芦ノ湖(箱根園) | 4歳から子ども料金 | ベビーカー貸し出し・スロープあり |
各施設の公式サイトで確認。料金・時間は変わることがあります
雨の日の箱根は、屋内で遊べる場所とホテルで過ごす
山の天気は変わりやすいので、雨の日の行き先を1つ決めておくと安心です。
ユネッサンと水族館なら、雨でも予定を変えずに済む
雨の日の行き先なら、まずユネッサンです。もともと濡れて遊ぶ場所なので、天気をあまり気にせずに楽しめます。
芦ノ湖のほうにいるなら、箱根園水族館も候補になります。ただ、ロープウェイは強風で止まることがあるので、天気が悪い日は乗り物を使わずに行ける場所を選んでおくと、移動で困りにくいです。
プールや貸切風呂のあるホテルなら、ホテルの中で一日過ごせる
雨の日は、無理に出かけずにホテルで過ごすのもいいと思います。
箱根ホテル小涌園やはなをりのように、家族だけで入れる貸切風呂があるホテルも、雨の日の過ごし方が増えます。雨が心配な時期に行くなら、ホテルの中で遊べるかどうかもホテル選びに入れておくのがおすすめです。
子連れ箱根旅行 1泊2日の流れの例
ロマンスカーで箱根に来る家族の、1泊2日の流れの例です。
乗り物を1日で全部乗り継がずに、1日目は登山電車の沿線、2日目は芦ノ湖のほうへ抜ける形にしています。
- 1日目 昼ロマンスカーで箱根湯本へ。荷物は箱根キャリーサービスで宿へ送る
- 1日目 午後登山電車で彫刻の森美術館か、小涌谷のユネッサン
- 1日目 夕方宮ノ下・小涌谷・強羅のホテルへ。温泉と夕食でのんびり
- 2日目 朝ケーブルカーとロープウェイで大涌谷を越えて桃源台へ
- 2日目 昼海賊船で芦ノ湖を渡り、バスで箱根湯本へ戻って帰る
ロープウェイは、朝のうちに乗っておく
ロープウェイは、天気が悪いと止まることがあります。
朝のうちに乗っておけば、止まっていたときに予定を組み直す時間がとれます。もし止まっていたら、2日目は芦ノ湖へ行かずに、強羅や宮ノ下のまわりで過ごす形に切り替えるといいと思います。
車なら、帰りは15時より前に箱根を出る
車で来るなら、宮ノ下から箱根湯本へ下る道が混む15時〜18時ごろより前に出ると、帰りの渋滞にはまりにくくなります。
子どもが車の中で寝てしまう時間に合わせて、早めにホテルを出て、途中で休みながら帰るのもいいと思います。
子連れ箱根旅行で泊まりたいホテル
電車で来て移動を少なくしたいなら箱根湯本、ユネッサンや彫刻の森で遊ぶなら小涌谷・強羅、ロープウェイと海賊船に乗るなら芦ノ湖が便利です。
箱根のホテルは、おむつの取れていない子どもは大浴場の湯船に入れないところが多いです。赤ちゃん連れなら、貸切風呂やベビーバスがあるかも見ておくと安心です。
箱根湯本駅から近い、ホテルおかだ
ホテルおかだは、箱根湯本駅から共同バスで約10分の温泉ホテルです。
ベビーバスやおむつ用のごみ箱、補助便座などを無料で借りられます。食事は個室ダイニングかバイキングを選べるので、子どもが小さくても気をつかわずに食べられます。
- 箱根湯本駅から共同バスで約10分
- ベビーバス・おむつ用ごみ箱などを無料で貸し出し
- 個室ダイニングかバイキングを選べる
ユネッサンのとなりの、箱根ホテル小涌園
箱根ホテル小涌園は、水着で入る温泉「ユネッサン」のとなりにあります。
「ウェルカムベビーのお宿」に認定されていて、離乳食つきのビュッフェや予約制の貸切風呂があります。デラックスルームは大人6人まで泊まれるので、祖父母と一緒の旅行にも向いています。
- 「ウェルカムベビーのお宿」認定。デラックスルームは大人6人まで
- 離乳食つきのビュッフェと予約制の貸切風呂
- 水着で入る温泉「ユネッサン」のとなり
ロープウェイと海賊船の駅のそばの、箱根・芦ノ湖 はなをり
はなをりは、ロープウェイと海賊船が発着する桃源台駅のそばにあります。強羅のほうからは無料のシャトルバスも出ています。
半露天の貸切風呂が2つあり、ベビーベッドやベビーバスは無料で借りられます。露天風呂付きの和洋室は5人まで泊まれます。
- 露天風呂付き和洋デラックスルームは5人まで
- 半露天の貸切風呂が2つ。ベビー用品は無料で貸し出し
- 桃源台駅のそば。強羅から無料シャトルバス
添い寝や定員、お風呂の決まりまで含めたエリアごとのホテルは「箱根の子連れにおすすめのホテル」にまとめています。
よくある質問
ロマンスカーに子連れで乗るときのおすすめの席は?
3号車の「子育て応援車」です。ベビーベッドのあるトイレに近く、新宿を11時〜16時59分に出る列車と、新宿に11時〜17時59分に着く列車が対象です。料金はふつうの特急料金と同じです。
ケーブルカーやロープウェイに、ベビーカーのまま乗れますか?
ロープウェイの駅はバリアフリーで、車いすのままゴンドラに乗れます。ケーブルカーは車内が階段のようになっているので、ベビーカーはたたんでおくと動きやすいです。混む時期は抱っこひもがあると楽です。
子どもは乗り物の運賃がかかりますか?
箱根登山バスは、6歳未満の幼児は大人か子ども1人につき2人まで無料です。6歳〜12歳未満は大人の半額です。ロマンスカーは、未就学児でも座席を使うなら子どもの特急券と乗車券が必要です。
雨の日に子どもと行ける場所はありますか?
水着で入る温泉の「ユネッサン」や、芦ノ湖の箱根園水族館がおすすめです。ロープウェイは強風で止まることがあるので、天気が悪い日は乗り物を使わずに行ける場所を選ぶと安心です。
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