Marriott Bonvoy Amexプレミアム5年使ったレビュー|初年度キャンペーン・ポイント還元率・無料宿泊・マイル移行まとめ【2026年版】

筆者はマリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(以下、マリオットアメックスプレミアム)を5年間使い続けています。

メインの航空系カードとしてANAアメックスゴールドを持っていますが、海外旅行の頻度が上がるにつれてホテルでの宿泊機会も増え、「どこかのホテル系列のカードを1枚持っておきたい」と考えるようになりました。

最終候補はマリオットとヒルトンの2択でしたが、マリオットを選んだ理由は3つあります。

  • 世界8,000軒以上という圧倒的なホテル数と選択肢の幅広さ
  • ポイントをANA+40社以上の航空会社マイルに交換できる柔軟性
  • マリオット系列ホテルでアップグレードやラウンジ利用特典

です。

この記事では、マリオットアメックスプレミアムの入会キャンペーン、ポイント還元率とマイル変換の仕組み、無料宿泊特典、エリートステータス、旅行保険、そしてANAアメックスゴールドとの使い分けまで、5年間の利用経験をもとにまとめます。

Marriott Bonvoy Amex プレミアムカード基本スペック

項目内容
年会費(税込)82,500円
家族カード年会費1枚目無料
国際ブランドAmerican Express
ポイント還元率(通常)100円=3ポイント
ポイント還元率(マリオット系列ホテル)100円=6ポイント
ポイント有効期限実質無期限(2年以内にポイント増減があれば延長)
付帯ステータス(カード保有のみ)ゴールドエリート
年間500万円以上決済プラチナエリート
無料宿泊特典年間400万円以上利用で最大75,000ポイントのホテルに宿泊可能
マイル移行3ポイント=1マイル(60,000pt単位で5,000ボーナスマイル付与)
マイル移行先ANA、JAL含む40社以上の航空会社

年会費は2025年8月の改定で49,500円から82,500円に引き上げられました

決して安くはありませんが、後述するポイント還元率の高さ、無料宿泊特典、エリートステータスを合わせて考えると、ホテル宿泊機会の多い人にとっては年会費以上のリターンが未だにあるカードといえます。

入会キャンペーンで最大125,000ポイント

2026年3月現在、紹介経由の入会で最大125,000ポイントを獲得できるキャンペーンが実施されています。公式サイトからの直接入会は最大115,000ポイントです。

条件獲得ポイント
入会後3か月以内に30万円以上利用36,000ポイント
入会後3か月以内に100万円以上利用30,000ポイント
入会後3か月以内に150万円以上利用49,000ポイント
150万円利用分の通常ポイントポイントに含む
紹介経由ボーナス(紹介入会の場合)+10,000ポイント
合計(紹介経由)最大125,000ポイント

125,000ポイントの価値をマイルに換算すると、60,000ポイント×2セット=120,000ポイント→40,000マイル+ボーナスマイル10,000=50,000マイル相当。

残りの5,000ポイントは次回の移行に充てられます。あるいはマイルに移行せず、マリオット系列のホテル宿泊に使えば、1泊30,000〜50,000ポイント相当のホテルに2〜4泊できる計算です。

ポイント還元率 — ANAアメックスゴールドより実質マイル還元率が高い

このカードを持つ理由のひとつが、マイル換算時の実質還元率の高さです。

通常決済のマイル還元率

項目マリオットアメックスプレミアムANAアメックスゴールド
通常決済のポイント付与100円=3ポイント100円=1ポイント
マイル変換レート3ポイント=1マイル1ポイント=1マイル
基本マイル還元率1.0%1.0%
60,000pt単位ボーナス込み1.25%

マリオットアメックスプレミアムのポイントをマイルに移行する際、60,000ポイント単位で移行すると5,000ボーナスマイルが加算されます

つまり60,000ポイント→25,000マイル(20,000マイル+5,000ボーナス)。100円=3ポイントなので、200万円の決済で60,000ポイント=25,000マイルとなり実質マイル還元率は1.25%です。ANAアメックスゴールドの1.0%を上回ります。

マリオット系列ホテル利用時

利用場面ポイント付与マイル換算還元率(ボーナス込み)
通常の買い物100円=3pt1.25%
マリオット系列ホテル100円=6pt2.5%

マリオット系列ホテルでの決済は100円=6ポイントと倍になるため、マイル換算で2.5%という高い還元率になります。

マイル移行の仕組み

項目内容
基本レート3ポイント=1マイル
ボーナス60,000ポイント移行ごとに5,000マイル追加
移行上限1回あたり240,000ポイントまで
移行先ANA、JAL、ユナイテッド、デルタ、ブリティッシュ・エアウェイズ等40社以上
移行所要日数約2週間

ポイントはANA以外の航空会社にも移行できるのが大きな特徴です。

筆者の場合、家族3人分の特典航空券には大量のマイルが必要なため、このカードのポイントもANAアメックスゴールドと合わせてANAマイルに集約することが多いです。

ただ、ANAの特典枠が取れないときにユナイテッドやブリティッシュ・エアウェイズなど他社マイルで予約する選択肢があるのは安心感があります。

無料宿泊特典

マリオットアメックスプレミアムの目玉特典のひとつが、カード継続時にもらえる無料宿泊特典です。

項目内容
条件年間400万円以上のカード利用(2025年8月21日以降の申込分)
宿泊可能ホテル最大75,000ポイントまでのマリオット系列ホテル
ポイント追加購入最大25,000ポイントまで追加可能(合計100,000ポイントのホテルまで対象に)
有効期限発行から1年間

75,000ポイントあれば、国内のマリオット系列ホテルの多くに1泊できます。シェラトンやウェスティン、コートヤード・バイ・マリオットなどが現実的な選択肢です。ポイントを追加購入すれば、リッツ・カールトンやWホテルといった上位ブランドも射程に入ります。

改定前は年間150万円利用で取得できた特典ですが、2025年8月以降は400万円に引き上げられました。

筆者の場合、年間決済額が500万円を超えているためこの条件はクリアしていますが、利用額が年間400万円に届かない方にとってはハードルが上がった点は正直なマイナスです

エリートステータス — プラチナエリートのラウンジが実用的

ステータス取得条件主な特典
ゴールドエリートカード保有のみ客室アップグレード(空室時)、14時レイトチェックアウト、25%ボーナスポイント
プラチナエリート年間500万円以上のカード利用上記に加えて、ラウンジアクセス、16時レイトチェックアウト、50%ボーナスポイント、スイートへのアップグレード候補、ウェルカムギフト

プラチナエリートで最も実用的なのがラウンジアクセスです。マリオット系列のホテルでは、プラチナエリート以上がクラブラウンジを利用でき、朝食、アフタヌーンティー、イブニングカクテルなどが提供されます。

家族3人で旅行すると、朝食だけでも1回5,000〜10,000円程度かかりますが、ラウンジを使えばこれがゼロになります。3泊すれば15,000〜30,000円の食事代が浮く計算で、これだけで年会費のかなりの部分を回収できます。

年間500万円のカード決済はハードルが高く見えますが、ANAアメックスゴールドと合わせて日常の支出を2枚に分散している場合、意識的にマリオットアメックスプレミアムに寄せることで到達可能な金額です。

*厳密にはラウンジ利用はカード保持者+同伴者1名のみで、子ども分は別途払う必要があるホテルもあります。最近はルールが厳格化され、娘分のラウンジ利用料を支払うことも増えてきました。

旅行保険の補償内容

補償項目カード会員家族カード会員
傷害死亡・後遺障害最高1億円最高5,000万円
傷害治療費用最高300万円最高300万円
疾病治療費用最高300万円最高300万円
賠償責任最高4,000万円最高4,000万円
携行品損害1旅行最高50万円1旅行最高50万円
救援者費用最高400万円最高400万円

海外旅行傷害保険は利用付帯です。ANAアメックスゴールドと補償額は同水準なので、両方のカードで旅行代金を分散決済すれば保険を合算でき、傷害・疾病治療費用を最大600万円までカバーできます。

保険の合算や足りない場合の対策については海外旅行保険はクレジットカードで足りる?足りない人の特徴と対策【2026年版】で詳しくまとめています。

ヒルトンアメックスと迷ってマリオットを選んだ理由

ホテル系カードを検討する際、ヒルトンアメックスプレミアムも候補でした。両者の主な違いは以下のとおりです。

項目マリオットアメックスプレミアムヒルトンアメックスプレミアム
年会費(税込)82,500円66,000円
ホテル数(世界)約8,000軒以上約7,600軒以上
付帯ステータスゴールドエリートゴールドステータス
上位ステータス条件年間500万円→プラチナエリート年間300万円→ダイヤモンドステータス
無料宿泊特典年間400万円利用で最大75,000pt泊年間300万円利用でウィークエンド宿泊1泊
マイル移行40社以上(ANA、JAL等)不可(ヒルトンポイントのみ)
ポイントの汎用性マイル移行+ホテル宿泊ヒルトン系列ホテル宿泊のみ

筆者がマリオットを選んだ決定的な理由はマイル移行の柔軟性です。ヒルトンアメックスのポイントはヒルトン系列ホテルの宿泊にしか使えませんが、マリオットのポイントはホテル宿泊にも使えるし、ANAを含む40社以上の航空会社マイルにも移行できます。

ホテル宿泊の頻度が高くない月でも、ポイントをマイルとして活用できるこの柔軟性は、年間を通して無駄なくポイントを使い切るうえで大きな差になります。

また、マリオット系列はリッツ・カールトン、セントレジス、Wホテルからコートヤード、フェアフィールドまでブランドの幅が広く、出張から家族旅行までシーンに合わせて選べるのも使いやすいポイントです。

ANAアメックスゴールドとの使い分け

筆者はANAアメックスゴールドとマリオットアメックスプレミアムの2枚を軸にしています。

用途使用カード理由
ANA航空券の購入ANAアメックスゴールド3.0%還元+旅行保険の利用付帯条件を満たすため
マリオット系列ホテルの決済マリオットアメックスプレミアム6ポイント/100円の高還元
日常の買い物(食費・光熱費等)マリオットアメックスプレミアムマイル換算1.25%でANAアメックスゴールドの1.0%を上回る
海外での現地決済Wise / VISAカードAmexが使えない店舗対策+為替手数料削減
SFC会員資格の維持ANAアメックスゴールドSFC紐づけカードとして必須

日常決済をマリオットアメックスプレミアムに集約しているのは、60,000ポイント単位のボーナス込みで実質マイル還元率1.25%となり、ANAアメックスゴールドの1.0%を上回るためです。

ANAアメックスゴールドは航空券購入(3.0%還元)とSFC維持に特化させ、それ以外の支出はマリオットアメックスプレミアムに回す、という役割分担をしています。

両カードのポイントをANAマイルに合流させることで、家族3人分のビジネスクラス特典航空券に必要なマイルの蓄積スピードが上がります。特典航空券の予約テクニックについてはANA特典航空券が取れない?予約のコツと確保率を上げる7つの方法【2026年版】もご参照ください。

こんな人におすすめ / 向いていない人

マリオットアメックスプレミアムが向いている人

年に数回ホテルに宿泊する機会があり、マリオット系列を利用することが多い方に最も向いています。

年間決済額が400万〜500万円以上あれば、無料宿泊特典とプラチナエリートの両方が取得でき、年会費82,500円を十分に回収できます。

また、ANAだけでなく複数の航空会社マイルに移行したい方や、ホテルポイントとマイルの両方を選択肢に持ちたい方にとっても、このカードの柔軟性は大きなメリットです。

向いていない人

年会費82,500円はホテル系カードとしては高額なので、ホテル宿泊の頻度が年に1〜2回程度の方には割高に感じらます

年間決済額が400万円に届かず無料宿泊特典が取得できない場合は、年会費の安いマリオットアメックス一般カード(34,100円)やヒルトンアメックス(16,500円)も検討の余地があります。また、マイル移行が不要でヒルトン系列のホテルをよく使う方は、ヒルトンアメックスプレミアムの方が合っている可能性があります。

まとめ 「ホテルにもマイルにも使える」唯一のカード

マリオットアメックスプレミアムの最大の強みは、ホテルポイントとしても航空マイルとしても使えるポイントの柔軟性にあります。

ANAアメックスゴールドが「ANAマイルを貯めるための最適解」であるのに対し、マリオットアメックスプレミアムは「ホテル宿泊とマイルの両方に対応できるサブエンジン」として機能します。

年会費82,500円は安くはありませんが、プラチナエリートのラウンジで浮く食事代、無料宿泊特典の1泊分、通常決済の1.25%マイル還元を合算すれば、年間400万円以上の決済がある方にとっては十分に年会費以上の価値を生み出せるカードといえるでしょう。

>>Marriott Bonvoy AMEXプレミアム・カードの詳細はこちら


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