東京から大阪に戻ってきて、今日は山口県の下関へ向かっています。
朝6時の新幹線に乗り込んで、
新下関へ向かっていたのですが、、、
寝ぼけて降りたのは、ひとつ手前の「新山口」。
あっと気がついたときには新幹線のドアは閉まって、
ホームで立ち往生してしまいました。
そうして駅でぼおっと次の新幹線が来るのを待っていたのですが、
僕はこの、新山口という土地について
何ひとつとして情報を持っていないことに気が付きました。
観光名所は?
何が美味しいの?
方言は?
そうしたことを考えると、
遠く離れたパリやバルセロナとかの方が、
長く滞在したことがあるからまだ土地勘がある。
駅の位置もだいたいわかるし、観光名所の場所もあらかたわかる。
そんな風に思うと、
「この新山口のほうが、自分にとっては「異国」なのではないか?」
ということに気が付きました。
自分にとっての異国とは、物理的に距離の近い、遠いではなくて、
心理的な距離感のことを言うのかもしれない。
自分が踏み入れたことがない土地、
行ったことがない街は、総じて異国なのだと。
そんなふうに捉えると、
ちょっとした場所にも冒険的な匂いを感じた
プラットフォームでの待ち時間のひとときでした。