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結婚することで広がる自由もある、とパリで妻のワンピースを選びながら気がついた話。

結婚をすると自由が減る!

そんな風に思っている方は多いのではないでしょうか?

僕自身、世界を気ままにひとりで旅していた独身時代の頃は、そんな風に思っていたひとりでした。

結婚をすれば家庭を持つということ。

そうすれば拠点を保つ必要がありますし、独身のときのように気軽にふらっと海外に行くような生活はできないだろう。ましてや数ヶ月その街で暮らすなんて!、、、と。

そんなネガティブな思い込みは一転、結婚を機にガラッと180度変わりました。

なぜなら、僕は逆に結婚をしたあとの方が、得られる自由や選択の幅が一気に広がったからです。

目次

一人で生活するパリ、二人で生活するパリ

結婚をして自由が広がったなと実感した瞬間は色々あるのですが、

特に感じたのは、パリに一人で訪問したときと、結婚してから妻と二人で訪問ときの、経験できる世界の圧倒的な違いでした。

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1回目のパリを訪れたのは2013年の12月。

そのとき僕はまだ独身で、単身冬のパリで1ヶ月間アパートを借りて暮らしていました。

憧れのパリで仕事をしながら生活をする。最初はワクワクしていたのですが、、、

冬のパリをひとりで過ごすのは、とにかく寂しい!

ただでさえ12月の独り身は骨身にしみるものがあるというのに、それが華やかなパリという街であればなおさら。カフェもレストランもどこも恋人同士や仲間連れで賑わっていて、、、いつも疎外感を感じながら街路を歩いていました。

住んでいるだけで楽しいことは楽しいけれど、これはパリの楽しみ方ではない。

街並みを散歩したり、美術館をめぐったりはしましたが、「この街はひとりで来るもんじゃないなあ……」といつも物悲しい気持ちを感じていたことを覚えています。

1年半後にパリを再訪。パリでワンピースを買う自分へ

その1年半後に、妻とハネムーンでパリを再訪しました。

季節は新緑が香る5月。パリを旅行をするには最高の季節です。

季節が違うということもあるのですが、妻と一緒にパリで生活をしていると、同じ国にいるのに、まったく別の国に来ているように感じました。

たとえばこの日は、オペラ座周辺を散策しながらワンピースを買いに出かけました。

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オペラ座周辺には小さなブランドショップが数多く軒を連ねていて、そのどれもが個性的。

妻は気になるショップを見つけると、僕一人であれば絶対に足を踏み入れないようなショップにもふらっと飛び込んで、僕が後ろを追いかけていく頃には、もう、店員と打ち解けていたりする。

この日は「EGERIE」というショップでワンピースを選んだのですが、この時も店内は僕らだけ、貸切状態で何着も何着も試着させてもらっていました。

店員曰くこのブランドは、「DIANE von FURSTENBERG」のブランドと同じデザイナーが展開している姉妹ブランド、にも関わらずアイダンに比べて価格は3分の1とコスパが超いいのだとか。

妻と一緒にいると、行動範囲が広がりますし、自分が行こうとしなかった場所に行く選択肢が増えます。お洒落なレストランやカフェにも臆せず入ることができますし、自分一人では知らないホテルに宿泊することもできます。

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妻と一緒にいるおかげで、これまで触れたことのなかった色んな世界に出会えるようになりました。

結婚することで、自分ひとりでは踏み出せない、新しい世界に触れることができた

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もし独身のままひとりで生きていたら。僕はパリでワンピースを買うという日常とは、無縁の生活をしていたでしょう。

何度も訪問したことがある、タイやベトナムなど東南アジアの物価の安い街で、気楽な生活をしていたかもしれません。

ある意味ではそれは「自由」ですし、充実感も感じただろうと思います。しかし、その自由の範囲は、自分が選択できるものだけに限定されていたと思うのです。

自分だけでは踏み出せない、外側の世界に踏み出すきっかけをくれたもの。それが僕にとっての「結婚」でした。今僕はひとりでいたときよりも、何倍、何十倍も広い世界の中で、生きているように感じています。

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