１年予約が取れないという鮨屋「心白」に誘っていただき行ってきました。
メニューは、店主おまかせの１コースのみ。ランチ時間に訪れたのですが、渾身の23品が終わる頃にはすっかり辺りは暗く。13時半〜18時半まで、実に5時間に及ぶ食の旅をたのしみ尽くしました。
特に忘れがたいのが、３品目、生命力の塊をそのまま口に含んだようなスッポンの卵と、７品目に登場した目光。魚のふわっとした食感に口の中が幸福感に包まれるというのは、なかなかにない経験でした。
こちらがスッポンの卵。味付けはいくらの醤油漬けに似ていますが、ぷちっと潰した食感が、命の塊がとろ〜と口の中に広がり満たしていく、その瞬間から精気が漲ってくる一品でした。
また、旅人的にはたまらないと思ったのが、10品目に出てきた「ウユニ塩湖のしじみ汁」。え、これ、しじみですか！？と思わず聞き返してしまうほどの大きさと、出汁の濃さ。ウユニ塩湖はいつかは行きたい場所のひとつですが、こうして先に、その場所のしじみを食べることができたのは、嬉しい経験でした。
全品、驚きと感動に包まれる、１年がかりでも是非また訪問したいと思える店でした。
鮨心白：https://salon.teriyaki.me/bisyokuclub/8832/.html
＊友人は次の来店予約をしたのですが、一番早い日付でも2021年5月1日、それを過ぎると、来年10月まで空きがないとのことだったので、本当に1年予約が取れない店でありました。
