札幌の路面電車を貸切りって。就職以外の生き方を模索する佐々木壮一さんのインタビュー

札幌で活動されている佐々木 壮一さん、大畑俊介さんのインタビューを受けてきました。

佐々木さんは「シューショクイガイ」という個人メディアを立ちあげていて、就職しない生き方・働き方の情報発信をされています。

「シューカショクガイ」
⇒ http://www.soichisasaki.com/

今回「面白い場所に連れて行きますよー」と伝えられていたのですが、連れて行かれた先は、なんと市内を走る路面電車の中おでこの電光掲示板の表示が「貸切」になっていました笑

車内の通路のなかにテーブルがあり、そこで差し向かって1時間半ほどがたごと市内を走りながら楽しくお話させていただきました。

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目次

就職せずに「起業する」という選択肢。

就職以外の選択肢というとまず「起業」。そして起業とは「事業を起こす」といった何か大きなものを、特別なことをイメージされる方が多いと思います。

しかし僕は起業という言葉を、「生業」を「起こす」ものと考えています。事業という大げさなものではなく、どうやって食い扶持を稼ぎ、暮らしていくかという、生業。自分と、その周りにいる大切な人の生計を立てるための手段だと。

僕は23歳でうつ病になって倒れた時、もう、企業や組織に属してふつうに働くことはできないと思いました。

  • 誰かと一緒に働いていると息苦しい
  • 時間と場所に縛られる毎日は辛い
  • 人と接することが怖くてできない

そういった性格をすぐに変えることはできない。

無理に変えようとすれば、またうつやストレスに苦しむことは目に見えている。僕ができる仕事の選択肢は、ほぼありませんでした。

働けなくても、生きていかなければならない。

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企業で働くことができない。就職することができない。しかし、たとえ働くことができなかったとしても、なにかしらの生業を立てて、僕らは生きていく必要があります。

だから僕は、この弱い自分のままでもできる仕事の選択肢を探しました。

自分を追い詰めなくてもできる仕事の仕組みを考えよう、もしそれがないなら自分でゼロ創ってしまおう。

そういった想いから、「企業や組織に属さなくても、PC1台で完結する、ひとりでもできる仕組みをつくる」ことを決意。後に、”パワートラベラー”という職業を生み出しました。

就職以外の選択肢は、きっとある。

たとえ事業と呼べるものが何もなかったとしても、自分の力で生業を立てようと決意を固めて行動するとき、それは「起業」と呼ぶのだと思います。

そして、起業の形は自分が自由に決めていいんだと思います。大きく事業を拡大するような起業もあれば、僕のように、ひとりでも自由に生きていく、その力をつけるための起業もあります。

自分らしく自由に生きていく就職以外の選択肢はきっとある。そういったことを、インタビューでお話してきました。

就職以外の選択肢を生きる仲間たち。

佐々木さんと大畑さんもまた、就職以外の働き方、仕事の方法をつくりあげようとしています。

彼らの構想としては、今年中に自分たちのゲストハウスを作り、そこを拠点に、旅人や地域の人たちが自由に活動・交流できるような空間を作りたいと話していました。

企業や組織に属さずに、自分らしい仕事をして生計を立てる。そんな仲間とゆるく繋がりながら僕は僕にできる価値を発信し続ける。そんな仕事をしていきたいと改めて思った時間でした。

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