僕がマイルを貯めるためにやっている9つのこと

ANAマイルの貯め方はたくさん紹介されていますが、情報が多すぎて何から手をつければいいか分からない方も多いと思います。

この記事では、僕自身が実際にやっていることだけに絞って「ANAマイルの貯め方」をお伝えします。ANAマイルではありますが、JALでも他のマイルでもやるべきことは変わりません。

1.入会キャンペーンを最大限活用
2.

前提として、僕のメインカードはANAアメックス・ゴールド、サブカードとしてマリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムアメックス・ビジネス・ゴールドを持っています。この3枚を軸にした実践内容です。


① 入会キャンペーンを最大限に活用する

ANAマイルを最も早く、最も大量に貯める方法がこれです。

ANAアメックス・ゴールドの場合、2026年3月時点で入会後3ヶ月以内に200万円を決済すると、最大102,000マイル相当のポイントが付与されます。普段の決済だけで同じマイルを貯めようとすれば、年間200万円の利用で20,000マイル、102,000マイルに届くまで5年以上かかります。

入会キャンペーンは「マイルを貯める最速の方法」です。

大きな出費に合わせて新しいカードを作る

僕が意識しているのは、大きな出費が発生するタイミングでカードを作ることです。引っ越し費用、家電の買い替え、保険料の年払い、旅行費用の立替えなど、もともと支払う予定のある出費をカード決済に集約すれば、生活費を増やすことなくキャンペーン条件を達成できます。

メインカードを1枚持っている前提で、キャンペーン目的のサブカードを作り、条件を達成したあとに必要なければ1年で解約する——という使い方もできます。

ただし注意点があります。アメックスは一度解約すると、同じカードを再度作成することができません。 再入会は原則不可なので、今後も使い続ける可能性があるカードは慎重に判断してください。

ANAアメックス・ゴールドの詳細・お申込みはこちら

各カードのキャンペーン比較は「マイルが貯まるおすすめ航空系クレジットカード比較【2026年版】」にまとめています。


② 日常の決済を1枚に集中させる

例えば、ANAアメックス・ゴールドの基本還元率は100円=1ポイント=1マイルです。日々の支払いをこの1枚に集約するだけで、意識せずにマイルが積み上がります。

以下の日常決済をカードで行います。

  • 食費・日用品
  • 通信費(スマートフォン、インターネット)
  • 光熱費(電気、ガス)
  • 保険料
  • サブスクリプション(Netflix、Spotifyなど)
  • 交通費(Suicaチャージなど)

年間300万円の決済で30,000マイル。入会キャンペーンの102,000マイルと合わせると、初年度だけで132,000マイルに到達します。これはハワイ往復をハイシーズンで2回発券できる量です。

ポイントは「なるべく現金で払わない」こと。コンビニの数百円の買い物でも、カードを通すかどうかの積み重ねが年間で数千マイルの差になります。


③ ANAカードマイルプラス加盟店を押さえておく

ANAカードには「ANAカードマイルプラス」という仕組みがあります。対象の加盟店でANAカードを使って決済すると、通常のカードポイントとは別に、100円または200円につき1マイルが自動で積算されます。

つまり、通常のカードポイント(100円=1マイル)に加盟店ボーナス(100円=1マイル)が上乗せされ、還元率が実質2%になるということです。

主な加盟店の例

  • スターバックス(対象店舗でのカード決済)
  • apollostation・出光・シェル(ガソリンスタンド)
  • マツモトキヨシ
  • SUIT SELECT・コナカ
  • ANA FESTA(空港内売店)
  • ANA Mall(オンラインショッピングモール)

加盟店は定期的に変わるので、ANAカードマイルプラスの公式ページで自分が普段使う店が含まれているか確認することをおすすめします。

特に意識していなくても、日常的に使うコンビニやガソリンスタンドが対象に入っていることが多いので、「知らなかった」というだけでマイルを取りこぼしている可能性があります。


④ ANAマイレージモール経由でネットショッピングする

Amazonや楽天市場で買い物をするとき、ANAマイレージモールを経由するだけで、カード決済のポイントとは別にマイルが貯まります。

仕組みは単純です。ANAマイレージモールのサイトにログインし、そこから各ショップにアクセスして買い物をするだけです。

主な対象ショップと付与マイル

ショップ付与マイル
楽天市場200円=1マイル
Yahoo!ショッピング200円=1マイル
Apple Store200円=1マイル
じゃらんnet200円=1マイル
ユニクロオンライン200円=1マイル

※マイル数は2026年3月時点のものです。変動する場合があります。

年間で数十万円のオンライン購入がある方なら、モール経由の手間をかけるだけで1,000〜3,000マイル程度は追加で獲得できます。金額としては大きくありませんが、やることは「経由してから買う」だけなので、やらない理由がありません。

僕はブラウザのブックマークにANAマイレージモールのトップページを登録しておき、ネットで何か買うときはまずそこを開く習慣にしています。

ANAマイレージモール 対象ショップ一覧


⑤ 税金の支払いでもマイルを貯める

固定資産税、住民税、所得税、消費税(個人事業主・法人)などの税金も、クレジットカードで支払えばポイント付与の対象になります。

税金は金額が大きいため、ここでマイルを取りこぼすのはもったいないです。

支払い方法

  • 国税:「国税クレジットカードお支払サイト」で所得税・消費税・法人税等を決済可能
  • 地方税:「地方税お支払サイト」で住民税・固定資産税・自動車税等を決済可能

注意点

税金のカード払いには1万円ごとに約76〜83円(税抜)の決済手数料がかかります。還元率1%のカードであれば、手数料を差し引いてもわずかにプラスになりますが、利幅は小さいです。

さらに、ANAアメックスを含むアメックスの提携カードでは、国税の支払いに対するポイント付与率が半減(200円=1ポイント) になっています。加えて、年間300万円を超える国税支払い分はポイント対象外です。

ただ、キャンペーン達成の利用額にはカウントされるため、「3ヶ月以内に200万円」といった条件がある場合は達成しやすくなります。僕もキャンペーン挑戦時はカードで決済、そうでない時は銀行引き落としを選ぶなど、柔軟に調整しています。


⑥ 事業の経費決済をポイントが貯まるカードで切る

僕は個人事業主なので、広告費・外注費・ソフトウェア利用料などの事業経費をすべてクレジットカードで決済しています。事業経費は金額が大きく、ここでポイントを取りこぼすと年間で数万マイル相当の損失になります。

以前はマリオットボンヴォイで経費も決済していた

もともとはマリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムで事業経費を含むほぼすべての支払いを行っていました。100円=3ポイントの還元率が高く、マイルにもホテル宿泊にも使えるため、効率が良かったからです。

しかし、2025年10月の規約改定により、アメックスの提携カード(マリオット・ANA・ヒルトン・デルタ等)は、事業用決済と判定される加盟店での利用がポイント加算対象外 になりました。

対象外となる事業用決済の例は、広告宣伝費用、運送関連費用、オフィス用品、建設資材など。アメックスが「事業用」として登録した加盟店での決済が対象であり、具体的にどの加盟店が該当するかは開示されていません。

つまり、マリオットボンヴォイやANAアメックスで広告費やオフィス関連の経費を決済しても、ポイントがゼロになる可能性があるということです。

アメックス・ビジネス・ゴールドに切り替えた

この改定が適用されるのは「提携カード」であり、アメックスが自社で発行するプロパーカード(ビジネス・ゴールドなど)は対象外 です。

そこで僕は、事業経費の決済用にアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを発行しました。

項目内容
年会費49,500円(税込)
基本還元率100円=1ポイント(=1 ANAマイル相当)
入会キャンペーン条件達成で最大180,000ポイント(2026年3月時点)
事業用決済ポイント付与対象
ANAマイル移行メンバーシップ・リワード経由で1ポイント=1マイル
追加カード最大99枚発行可能

広告費のように月額数十万円の経費であれば、年間で数百万円の決済になります。還元率1%で計算すると、年間500万円の経費決済で50,000マイル相当。これは東南アジア往復のビジネスクラス特典航空券に相当する量です。

ビジネスカードの詳細は「経営者・フリーランス向けビジネスカードガイド」で解説しています。


⑦ マリオットポイント → ANAマイルの移行を活用する

僕のサブカードであるマリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムで貯まるマリオットポイントは、ANAマイルに移行できます。

基本の交換レートは3ポイント=1マイルですが、60,000ポイント単位でまとめて移行すると5,000ボーナスマイルが加算されます。

移行ポイント通常マイルボーナス合計マイル
30,000pt10,000マイルなし10,000マイル
60,000pt20,000マイル5,000マイル25,000マイル
120,000pt40,000マイル10,000マイル50,000マイル

マリオットポイントはホテル宿泊にそのまま使うのが最も価値が高いですが、マイルが足りないときの「予備のマイル源」として移行できる柔軟性は大きな利点です。

このカードの詳細は「Marriott Bonvoy Amexプレミアム5年使ったレビュー」で解説しています。


⑧ ANAカードファミリーマイルで家族のマイルを合算する

ANAカード会員であれば、「ANAカードファミリーマイル」 に登録することで、特典航空券の発券時に家族全員のマイルを合算して使用できます。

マイル自体を家族間で移動することはできませんが、特典航空券に交換するタイミングで合算できるため、実質的にマイルの貯まるスピードが上がるのと同じ効果があります。

登録の条件

  • ANAカード(クレジット機能付き)の会員であること
  • 2親等以内の家族(配偶者、子、父母、祖父母、兄弟姉妹など)
  • 登録は無料
  • プライム会員(親カード会員)1名+ファミリー会員で構成

家族旅行の例

たとえば、自分が80,000マイル、配偶者が30,000マイル持っている場合。個別ではニューヨーク往復のビジネスクラス(レギュラーシーズン105,000マイル)に届きませんが、ファミリーマイルで合算すれば110,000マイルとなり、2人分のうち1人分をビジネスクラスで発券できます。

家族で旅行する方にとっては、登録しない理由がない仕組みです。配偶者やお子さんがANAカードを持っていない場合でも、ANAマイレージクラブの会員であればファミリー会員として登録可能です。


⑨ フライトで貯める

飛行機に乗ればフライトマイルが貯まります。ANAアメックス・ゴールドを持っていると、搭乗ボーナスとして区間基本マイルの25%が上乗せされます。

路線(往復)区間基本マイルゴールドカードボーナス25%合計
東京→ソウル約1,520マイル約380マイル約1,900マイル
東京→バンコク約5,740マイル約1,435マイル約7,175マイル
東京→ホノルル約7,660マイル約1,915マイル約9,575マイル

正直に言うと、フライトマイルだけで特典航空券に届くには相当な搭乗回数が必要です。年に数回の海外旅行であれば、フライトマイルは「おまけ」の位置づけです。

メインの貯め方はあくまで①の入会キャンペーンと②の日常決済であり、フライトマイルはその上に積み重なるボーナスという感覚で考えています。


僕のカード使い分け(全体像)

用途使用カード理由
ANA航空券の購入ANAアメックス・ゴールドANA利用で還元率最大3%、搭乗ボーナス25%加算
マリオット系列ホテルの予約マリオットボンヴォイ アメックス・プレミアムマリオット利用で100円=6ポイント
日常の個人決済(食費・通信費等)ANAアメックス・ゴールド基本還元率1%でANAマイル直結
事業経費(広告費・外注費・SaaS等)アメックス・ビジネス・ゴールド事業用決済でもポイント満額付与
ANAマイレージモール経由の買い物ANAアメックス・ゴールドカード決済ポイント+モールマイルの二重取り

まとめ:年間マイル獲得の内訳

僕の場合のざっくりとした年間マイル獲得の内訳です。
*日常決済額と事業経費額は例としてこの金額にしています。

方法年間獲得マイル目安
① 入会キャンペーン初年度のみ:約100,000マイル
② 日常決済(年間300万円)30,000マイル
③ ANAカードマイルプラス加盟店分3,000〜5,000マイル
④ ANAマイレージモール1,000〜3,000マイル
⑤ 税金支払い2,000〜5,000マイル
⑥ 事業経費(年間1000万円)100,000マイル
⑦ マリオットポイント移行必要時のみ(予備)
⑧ ファミリーマイル合算家族分を合算して発券時に活用
⑨ フライト搭乗回数による
2年目以降の合計(事業経費含む)約136,000〜143,000マイル

初年度はキャンペーンで一気に10万マイル以上を獲得し、2年目以降は日常決済と事業経費を中心に年間10万マイル以上を積み上げる計算です。

このペースであれば、毎年ビジネスクラスで東南アジアや、レギュラーシーズンならニューヨークやロンドンへの特典航空券を発券し続けることができます。ビジネスクラスの特典航空券は1マイル=7〜9円の価値。年間9万マイルは、金額にして60〜80万円分の航空券に相当します。

カード選び、支払いの集約、マイレージモールの経由、家族マイルの合算。この4つを習慣にするだけです。

次のフライトチケットを安くするために。できることはもうはじまっているのです。

阪口ユウキ


追記:マイルを貯めることは「稼ぐ」ことと同じ

マイルの話をすると「ポイントでしょ?おまけみたいなものでしょ?」と思われがちですが、実際には違います。

マイルには明確な金銭的価値があり、交換するクラスによってその価値は大きく変わります。以下は、東京→ニューヨーク往復で比較した場合です。

クラス有償運賃の目安必要マイル(レギュラー)1マイルの価値
エコノミー約25〜30万円50,000マイル約5〜6円
ビジネス約77〜90万円105,000マイル約7〜8.5円
ファースト約180〜250万円170,000マイル約10〜15円

東京→ロンドン往復でも同様の傾向です。

クラス有償運賃の目安必要マイル(レギュラー)1マイルの価値
エコノミー約18〜30万円55,000マイル約3〜5.5円
ビジネス約80〜100万円115,000マイル約7〜8.7円
ファースト約160〜250万円190,000マイル約8.4〜13円

ファーストクラスの場合、1マイル=10円以上の価値になります。170,000マイルで、有償なら200万円以上する航空券が手に入る。10万マイルを貯めることは、100万円分の旅費を稼ぐことと実質的に同じです。

各路線・クラス別の1マイルの価値をまとめておきます。

交換クラス1マイルの価値レンジ
エコノミー約2〜6円
ビジネス約4〜9円
ファースト約8〜15円

マイルを電子マネーやポイントに交換すると1マイル=1円以下に下がるため、マイルは「飛行機に乗るために使う」のが鉄則です。

昨今の航空券価格の高騰によって、マイルの相対的な価値は過去最高水準に上がっています。日々の決済をどのカードで切るか、キャンペーンをどのタイミングで活用するか。一度考えておきましょう。

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