こんにちは、パワートラベラーの阪口です。
二泊三日の出張で、香港に来ています。
香港では運営している旅行サイトの取材や、現地で起業家やビジネスオーナーとの会合に参加したのですが、会合後、一部のメンバーと中環エリアの酒場で飲み交わすことに。
閉店まで言葉を交わすもまだ話し足りず、駅前のマクドナルドに入りました。
香港のマクドナルドで、終電を逃したらしい現地の青年少女や、外国人観光客の中に紛れて、男4人が顔を付き合わせて談義をする。
そこで語られた言葉の中には、今の僕が
「知らなければならなかったモノ」
が含まれていました。
時計の針は過ぎ、朝五時を過ぎても眠気が訪れず、携帯の充電が切れそうとう理由で解散になった香港の路上で、
僕は、今回の香港訪問の意味を考えていました。
世界には、今の自分が知らなければならないものが隠されている
「世界には、今の自分が知らなければならないものが隠されている」
というのが、僕がこれまで世界を巡りながら生活をして気がついた、ひとつの真理です。
今の自分が抱えている悩み、壁の超え方がわからず足踏みをしている状態。
その悩みや自分自身のあり方が、一瞬にして変わってしまうようなモノが、世界のどこかに無造作に落ちていたりする。
僕にとってそれは、深夜、香港の中環駅前のマクドナルドにありました。
もし、香港に来るという選択肢をせず、日本に留まっていたままであれば、問題解決までにまだ、ずっと時間がかかったことでしょう。
「今の自分が知らなければならないモノ」
は、世界のどこにあるかわかりません。
それは、
代官山のカフェにあるかもしれないし、
バルセロナのフラメンコ劇場の中にあるかもしれないし
リスボンの地中海に面した遊歩道の上にあるかもしれない。
それは、行ってみなければわかりません。
ひとつだけ言えることは
「今、その場所にいなければ、決して出会うことがなかっただろう」
ということです。
今この瞬間にも世界のどこかで、自分に向けられたメッセージが発信されているかもしれない。でも、心を開くことがなかったり、距離を飛び越える自由と勇気がなければ、それはそのまま通り過ぎたまま、二度と戻ってくることはないのだと思います。
もやで煙る夜明けの香港をひとり闊歩しながら、そうしたことを考えたのでした。
パワートラベラー 阪口ユウキ