こんにちは、パワートラベラーの阪口です。
僕は旅行サイトの運営や、複数のWEBメディアを運営しながら資金を稼ぎ、旅する生活を2012年から続けています。
アジア、ヨーロッパを問わず、これまで様々な街でアパート暮らしをしながら、そこで出会う色々な人に働き方を聞いてきました。
各地を旅をしながら仕事をする生活をしていると、色んな働き方で自由を叶えている人と出会う機会があります。
なかには「え、そんな方法で!?」と驚くような働き方もあり、まだまだ世界は広いなと感じています。
この記事では、実際に自由な働き方を叶えている人の事例をご紹介しながら、世界旅しながら「個人で」できる仕事をまとめてみました。
向き不向きやその人が持っている資源によって選ぶ選択肢は変わってくると思いますが、「どんな選択肢があるのか?」を知っておくだけでも、今後の人生設計を考える上でヒントになるはずです。
特別な才能や資格、技術がなくてもできる仕事も取り上げているのでご参考いただけると嬉しいです!
1.個人貿易家
最初は「個人貿易家」。海外の市場を巡り安く良いモノを仕入れてきて、それを国内外で高く売れる国に販売をするという仕事です。
BAYMAなどのプラットフォームを利用する人もいれば、自分でネットショップを立ちあげて販売したり、独自のルートに商品を卸している人もいらっしゃいます。主にアパレルやブランド品を取り扱っている人が多いですね。または日本のアニメや漫画などのグッズを海外に向けて販売している人もいます。
ポイントとしては、
- 良い市場を見つけられるか
- 商品を売るルートをどう作るか
- 商品を仕入れるだけの原資を稼げるかどうか
になるでしょう。
旅との親和性が高いだけでなく、一度こうしたノウハウを蓄積すれば、コンサルタントやセミナー開催などにも結びつけることができるようになったりします。
ちなみに、僕も一時期、個人貿易家の方に弟子入りをしていた時期がありました。その時の体験談はこちらの記事にまとめています▼
2.ギャンブラー
意外かもしれませんが、「ギャンブル」という選択肢で世界を飛び回っている猛者がいます。
ギャンブルを生業にして海外に滞在している仲間は2人います。
1人はフィリピンに滞在していて、主に「競馬」で稼いでいます。独自の理論に基づくデータソフトを開発し、馬券はオンライン上で購入。投資額を着実に増やしているのだとか。
もうひとりはプロポーカー。彼はポーカーで勝負をしながら2年間、香港やマカオのカジノを渡り歩いてきました。ポーカーは運ではなく、きちんと勝つことができるゲームだそうで、専門的な訓練を詰み、自分なりの勝ち方を積み重ねてきたそうです。
こうしたリアルなカジノの場に出かけていくこともできますし、最近は「オンラインカジノ」や「オンライン麻雀」といった、オンライン上でできるギャンブルも多く出ています。データと勝算を積み重ねられる人であればこうした「仕事」も可能だと思います。
この働き方に興味がある人は、野口健司さんの著『確率論を信じて世界50か国のカジノで計8億円を稼いだ僕の人生』が激アツの一冊で必読です!
3.パフォーマー・アーティスト
「パフォーマー・アーティスト」という選択肢もあります。
実際、音楽や演技、マジック、占い鑑定など、様々なパフォーマンスで資金を稼ぎ世界を旅している人は多くいます。
これは以前、オーストラリアの路上で1年間、自分が描いた絵を売りながら生計を立てていた女性に聞いた話なのですが、
「日本は芸術にお金を払う文化はないけれど、海外は芸術と生活の距離が近い。だから、良い作品をつくれば、路上でもきちんと評価されるの」
とのこと。日本では受け入れられない芸術や作品も、海外のどこかの国であれば受け入れてもらえるかもしれません。
大きく資金を稼げる仕事ではありませんが、自分の好きなものをタネに世界を回るというのは、他の仕事にはない魅力があると思います。
4.アフィリエイター
アフィリエイトは、自分で運営するウェブメディア(サイト、メルマガ、Facebookなど)を通じて、企業の広告やサービスを紹介することで、紹介料をもらうビジネスモデルです。
販売する商品は、ASPと呼ばれるサイト内から任意で選ぶことができます。
- A8ネット
- アフィリエイトB
- インフォトップ
などがそれに当たりますね。
たとえば僕は旅行系のサイトをこのサイトとは別に運営しているのですが、そこでは旅行系の「アフィリエイト広告」を掲載しています。世界各国のホテルを紹介しながら、ホテル関係のプログラム(AgodaやBooking.comなど)を紹介することで収益化しています。
このビジネスモデルは、初期投資を限りなくゼロに抑えられることと、PC一台あれば始められること、そして他の職業とくらべて才能が必要ないことが魅力です。
サイトを作るというと難しく聞こえますが、無料ブログ(はてなで作る人が多いです)を使えば0円ですし、僕のこのサイトのようにWordpressでブログを作ったとしても、そこまで経費はかかりません。
5.コンサルタント・講師業
「コンサルタント」や「講師業」も、世界を旅しながらできる仕事です。
旅のコンサルタントをしている友人の例を挙げると、彼は3ヶ月間は日本でセミナー開催し資金を稼ぎ、次の3ヶ月は旅をしながら、Facebookで情報発信をするような生活を続けています。
実際に旅をしていることでファンも喜び、それが新規顧客の開拓に自然と結びついていくのだと話していました。
海外にいても、スカイプやチャットワークといったツールを使えば顧客とコミュニケーションを取ることはできます。
海外で動画を撮影し、ウェブセミナーという形で開催することもできますし、いつでも相談に乗れる月額制の相談サービスなどを展開することもできます。インターネットをうまく活用することで、世界のどこにいても、顧客に価値を与えられるようになりました。
6.プロブロガー
アフィリエイターとも似ていますが、プロブロガーも世界を旅しながらできる仕事です。
プロブロガーとは、アクセスの集まるブログを運営し、そのブログからの広告収入をメインに稼ぐ仕事です。有名な人であれば、イケダハヤトさんの「まだ東京で消耗してるの?」や立花岳志さんの「No Second Life」などがそうですね。
主な収益源としては、Googleアドセンスなどの「クリック型広告」を設置していることが多いです。ブログを訪問してくれた人が広告をクリックしてくれると、そこから1クリック=約30円くらいの収益があがる仕組みです。
ブログの訪問者が多くなればなるほど広告クリックがされる確立も高くなり、収益性もあがります。ですので、プロブロガーは「どれだけアクセスが集まる記事(ネタ)を書くことができるか?」が勝負だったりします。
まだブログの訪問者数が増えていくと、書き手にファンがついてきます。
そうなると、
- オンラインサロンやスクール運営
- セミナーや勉強会
- コンサルティング
- 企業からの広告掲載依頼
- 本の出版(商業出版/Kindle出版)
など、他のビジネスに転換することができます。
ちなみに僕は全部経験しているのですが、収益性で考えればオンラインサロンやスクール運営が一番いいのかなと。旅をしながらでもコミュニティ運営はできますし、サロンのメンバーと海外合流をするなど楽しいイベントも作れます。
7.クラウドワーカー
クラウドワーカーという言葉が一般的かどうかはわかりませんが、、、「クラウドソーシング」を使って生計を立てるというのも、旅をしながらできる仕事のひとつです。
「ランサーズ」や「クラウドワークス」など、オンライン上で仕事が依頼・受注できるサービスは一般的になっています。
デザインから記事執筆、アプリ開発、なかには企業の企画立案まで、様々な内容の業務を個人が請け負うことができるようになっています。人気のワーカーさんになると、年収1000万円も超える人もちらほらいるとのことです。
敷居としては、この選択肢が一番低いかと。
東南アジアであれば、このクラウドソーシングでライティングやデザインを請負い、片っ端から納品していくだけでも生計は立てられます。実際、タイで僕が暮らしていた時は、周りでちょいちょいそんな人がいました。この選択肢があることを知っているだけでも、旅中の資金稼ぎに役立つかと!
8.不動産オーナー
こっからは資金力がある方向け。
国内外に複数の不動産を所有して、そこからの権利収入や家賃収入で自由な生活を叶えている「不動産オーナー」も、海外で暮らしているとけっこうな頻度で出会います。最近はAirBnBを回しているというオーナーも増えてきましたね。
僕の友人では不動産オーナーが複数人いますが、いい物件がないか、旅の合間に物件視察をしたり、これから発展が予想される地域の不動産を視察にいったりと、旅との親和性もけっこう高い職種だったりします。
不動産のオーナーというと、常にマンションやアパートの管理をしているイメージがありますが、(マンションンの一室に大家さんが住んでる、など)こうした管理は管理会社に任せることができます。自分は旅をしながら、管理会社からの連絡を待ち、入居者や修繕の決定だけすればいい、という状態にもすることができます。
不動産購入については、国内不動産については信用力がないと借りられない=企業を退職すると借りるのが途端に難しくなるため、できれば企業で働いている信用力があるうちに借りたいところ。
9.投資家
最後に、こちらもある程度の資金力が必要になってきますが、「投資家」という仕事も旅との相性が良い仕事です。
株、事業へのスタートアップ投資、不動産投資、FX、こうしたものを絡めながら大きな収益をあげていきます。言うまでもなく投資資金が必要なのと、きちんとした投資先が見極められる力があるかどうかですね。
友人でひとり、FXをして旅をしてるゆきひろさんという仲間がいるのですが、先日ランチをしたとき、「1週間に1度くらいしか取り引きをしない」と話していました。
「月に数回、市場が確実に動くタイミングがある!」
そうで、そのポイントに絞って勝負をしているのだとか。残りの期間は旅をしたり、読書をしながら見聞を広げたり、地元でフリーの家庭教師の仕事をしているとか。彼のような働き方も理想の形のひとつだろうなと思います。
僕もFXは取り組んでおり、DMM.com証券で口座開設/取引を行っています。
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方法は色々!あなたはどんな方法で世界に出ますか?
以上、世界を旅しながら「個人」でできる仕事をまとめてみました!
性格の向き不向きやこれまでの経歴、資金力などによって取るべき選択肢は色々あります。また、今回紹介した選択肢以外にも働き方はあると思うので、柔軟に思考を広げながら「自分はどんな仕事を、海外に持ち運ぶか?」ということを考えてみてください。
どんな働き方も、ちゃんと準備を進めていれば叶うはず。僕もビジネス経験ゼロからWEBサイトやブログを作り始めて1年3ヶ月で出国していますし、本気になって遮二無二やれば、叶わない働き方はないのかなと。
今回の記事が、旅をしながら仕事をしたいというあなたの人生設計に、少しでも参考になりましたら嬉しいです。
阪口ユウキ(パワートラベラー)