ヨーロッパには、お洒落でこだわりを感じる専門店を多く見つけます。
チェコのプラハで見つけた「ボタニクス(botanicus)」もそのひとつ。プラハ郊外で生まれたオーガニックスキンケアブランドです。 製品に使われるのは、チェコ国内で採れた草花や果実。「薔薇」や「ラベンダー」だけでなく「蜂の巣」など、ちょっと変わった石鹸やコスメが店内に並んでいます。こうした他にはない、オンリーワンの商品を扱っているメーカーはやはり魅力的ですね。
もちろん観光客にも大人気。驚いたのは中国人の「爆買い」に対応するために、中国人専用のお店も作っていたこと。そちらは始終中国人のツアー客で賑わっており、「プラハ市内でもっとも人口密度が高いお店では?」と思うほどでした。
僕らが買い物をしたのは、すぐそばにある中国人以外を対象にしたお店。こちらは落ち着いて買い物ができましたし、日本人の定員さんも2人いらしたので、いろいろと相談に乗っていただくことができました。 自国にあるもの、自分たちにしかつくれない商品をつくり、唯一無二のブランディングをつくること。これはリアルなショップだけではなくて、僕らの仕事にも当てはまることだなあと感じました。
フリーランスで働く僕らは、どうやって相手から選ばれるか、どうすれば他の人と差別化をすることができるかをいつも考えます。
身につけている人が少ないスキルを覚えたり、特異な経験をしたり。このお店にならんでいる色とりどりの石鹸のように、どれだけ自分の中にある引き出しを豊かに、色鮮やかに保っておけるかということが、生命線のように思います。
ヨーロッパの専門店に入ると、他店を寄せ付けない「突き抜けたこだわり」を感じます。以前このブログでも紹介した、パリのマスタード専門店「MAILLE」もそうですね。そのときも、「こんなお店があったのか!」「よくこの分野で突き抜けたな!」と感動したことを覚えています。
突き抜けたこだわりは、感動を生み出す力がある。僕も自分の仕事に、もっともっとこだわりを持たなければならないと感じました。
Botanicus
住所:Týn 1049/3, 110 00 Praha 1
営業時間:10:00-18:30
場所:30メートルくらい離れた場所に2店舗