パワートラベラーの阪口です。妻とシンガポールに来ています。
シンガポールは、これが4回目の滞在。空港からの移動や市内の地理も、だいぶわかるようになってきました。
今回は僕の予定半分、妻の予定半分になっています。
●僕の友人と合流
●妻の友人と合流
●現地のことに詳しい友人と不動産巡り
●マリーナベイ沿いのホテルを泊まり歩き(泊まりたかったフラートンベイホテルにも!)
という感じで動いています。
今はホテルのロビーでこの記事を書いているのですが、画面の向こう側に異国の風景が広がっているのは新鮮で。
こうして日本を遠く離れたところに来ると、落ち着いて自分の心と向き合うことができるように思いますし、そうしてPCに向き合いながら仕事をしたり記事を書いたりする時間は、すごく贅沢なように感じます。
最近やっていること
最近は、少しFacebookやブログの更新頻度を落としていました。
調子が悪かったわけではなく、むしろ逆で、自分の仕事の仕組みを作りなおすために色々と精力的に動いていました。
こちらは、以前、岡山の就実大学の経営学部で「パワートラベラーのビジネスモデル」についての講義したときのスライドの一枚。
https://powertraveler.jp/lesson-at-shujitsu-univ/
僕は仕事をつくるときには、<蓄積化><外注化><仕組み化>という、この3つの軸を考えるようにしています。
1.仕事の<蓄積化>
まずは、仕事の<蓄積化>です
やったらそれで終わり、といったビジネスではなく、やったらやっただけ積み重なっていくようなビジネスを作っています。
たとえばブログなどは、1度書いた記事はそのままブログに残り続け、記事が増えれば増えるほどに色んな人の目に触れ続けることになります。
1記事書くのにかけた時間と労力が、その後も続いていくということですね。
他にも、何かセミナーを開催するとき。人を集めて、当日開催をするだけであれば、その会場に来てくれた人にしか情報を届けることができません。
しかし、当日の動画を撮影しておけば、当日会場に来れなかった人にも届けることができますし、ブログなどの媒体に置いておくことで継続的な販売ができるようになります。
こうした自分が注いだ力を一過性のものにするのではなく、継続的に作用するようにするのが「蓄積化」です。
2.仕事の<外注化>
次に<外注化>です。
人間には得意不得意があり、自分が本当に力を発揮できる仕事は限られています。
たとえば僕の本業は、アフィリエイト広告やアドセンス広告で収益をあげるWEBサイトを作り、広告収入をあげることで生計を立てています。
僕は、これまでにない視点のサイトの企画を考えたり、競合の隙間を見つけたり、戦略を立てることは得意なのですが、サイトの必要な記事を書くのはとても苦手だったりします。
そうした不得意な記事執筆は、すべてクラウドソーシングで外注をしています。
例:クラウドワークス
たとえば旅行系のサイトを作るときにも、もし僕が、自分が行ったことない地域について記事を書くのであれば、ガイドブックをイチから紐解いて調べなければ満足な記事は書けません。
しかし、その地域に僕よりも詳しい人はいくらでもいるわけで。このクラウドソーシングにも、以前旅行会社に勤務していた人や、現地に住んでいる人がたくさん登録しています。
そうした人を見つけて、記事を外注すれば、自分の時間を削減することができますし、結果的に良質な記事が集まることになります。
不得意な仕事は、自分が頑張って能力をあげるのではなく、それが得意で好きな人に任せるようにする。その、得意な人を見つけることに自分の力をつかう。
そうすると、自分の不得意なものが手を離れ、自分が本当にやるべき仕事に集中できるようになります。
3.仕事の<仕組み化>
最後に、<仕事の仕組み化>です。
これは、どのような流れでビジネスが回っていくかを整え、改善していく作業になります。
たとえば「月100万円」の収入が入ってくる状態を目指していたとして、「対面」の仕事でその収益を達成することができたとします。
コンサル契約を受注したり、セミナーを開催したり、オフラインでの塾を開講したりといった仕事ですね。
しかし、たとえば月100万円を稼ぎたい動機が、
「家族と一緒にいる時間を増やして、子育てや自分の時間を大切に使いたい」
ということだったとします。
すると、コンサル契約が増えて、お客様に使わなければならない時間が多くなればなるほど、家族や自分のプライベートに使う時間は少なくなっていきますし、理想の状態からは遠ざかることになってしまいます。
理想の収入を達成することと、理想の状態を叶えることは、同じなようで違うことがほとんどです。
このときに考えなければならないのが<仕組み化>です。
たとえば、収入を減らさず、対面での仕事を減らしたいのであれば、対面での仕事を「オンライン」に切り替えるという方法が考えられます。
僕は、収益サイトの作り方や技術を伝える「パワートラベラー実践会」というオンラインコミュニティを運営していますが、こうしたサイトの作り方は、もともと対面で教えていたものでした。
対面で教えていたサイト作成の手順やスキルを、対面ではなく、動画や音声の形でまとめて配信する。
そうすると、自分のノウハウがどんどん<蓄積化>されていきますし、対面での仕事も減り時間ができます。
オンライン配信になるので、自分は好きなときに、好きな場所でコンテンツを作成することができるようになります。
僕は対面が苦手なこともあり、月10人くらいに伝えるのが限界でしたが、今はオンラインに切り替えたことで毎月400名のメンバーに向けて情報発信ができるようになりました。
得られる収益額も変わりましたし、そこに至る過程もまったく変わっています。
自分の理想の状態に合わせて、ビジネスの形を柔軟に変えていく。これが仕事の<仕組み化>です。
シンガポールで考えていること
7月は、この仕組化を整えることをやってきました。そしてここシンガポールでも、その仕組みをどのように回すかについて考えています。
収益をあげることはもちろん大事ですが、そこに至る道程、その仕組みを、どのように今の自分が理想とする状態と一致させることができるか、そこにこれからの僕の勝負があると感じています。
シンガポール滞在は1週間、その間に少しでも多くのものを学び、成長したいと思っています。