パワートラベラー実践会では月3回、オンラインでの質問会を開催しています。
テキストベースの質問会で、メンバーが書き込んでくれた質問に対して、僕がテキストで回答するというもの。過去の回答はメンバーサイトにアーカイブされています。
1回につき、だいたい50〜100個ほどの質問が投稿されるので、月150-300個。それを7年間ほど続けているので、これまで累計12600〜25200個の質問に回答をしてきた計算になります。
今日は記事執筆についてこんな質問をいただいたので、こちらのブログでもシェアしたいと思います。
記事執筆は慣れれば早くなりますか?
今は、1記事1700〜5000文字くらいで、書くのに1日〜2日かかってしまいます。
阪口さんは、アフィリエイトを始めたばかりの頃は、1記事書くのにどのくらいかかっていましたか?
書くのは慣れればだんだん早くなるものなのでしょうか?
結論から書くと、慣れればだんだん記事執筆は早くなっていきます。
理由としては、
1.単純な慣れ
2.アフィリエイト的な記事執筆の慣れ
3.自分なりの表現の「型」ができてくる
という3つです。
1.単純な慣れ
文章を書く、という行為を日常的にしている人は少ないと思います。
仕事で資料を作成したり、メール作成をしている方は多いでしょうが、
・何かテーマを決めてそれについて書く
・そのテーマについて自分の意見の述べながら
・何か広告/商品を提案する
という、WEBライティングやセールスライティングを経験した人は、まずいないのではないでしょうか。
自分のブログを書いていた、普段からSNSを投稿しているという方であれば、文章作成自体に抵抗はないかもしれませんが、それでも「自分が想っていることをわかりやすく書く」文章作成と「何か商品を紹介するために書く」文章とでは、目的も求められる能力も異なります。
・文章作成そのものに対するハードル
・WEBライティング/セールスライティングに対するハードル
さらにいえば、アフィリエイトの記事は「何かを調べながらでないと書けない」記事がほとんどで、そうした情報収集をした上、自分の言葉でそれを表現するスキルも必要になります。
そのため、いきなり何かを書こうとしても止まってしまうのは当たり前で、もはやこれは、「そういうものなんだ」「わからないことをしているのだから当たり前だ」と思い、場数を踏んでいくしかありません。
僕が最初の1記事を書いたときのエピソード
ちなみに僕は、最初に書いた記事は1000文字ほどでしたが、それでも書くのに3日かかった記憶があります。
初日は何も考えずに書こうとして、書けず、
2日目は調べてから書こうと思って調べたが、まとまらず、
3日目は、もうさすがになんとかしようと6時間カフェに篭もり、なんとか書けたものの、そのあまりに酷さにパソコンをその場で放り出したくなる気持ちになりました。あれは悲惨だった。
文章作成はハードルが高いだろうとわかった上で書きますが、書き続けていくと、だんだん、書いている状態が当たり前になってきます。
自分の頭の中に思い浮かんだものが、リアルタイムで指先に伝わり、言葉になって吐き出されるようになってきます。そこからさらに、指先に小さな脳みそがついていて、それが思考しながら文字を生み出していくような、そんな状態になっていきます。
まずは、数をこなしましょう。
数ヶ月も真剣に記事執筆を続けていけば、少しは記事執筆速度も早くなってきます。
2.アフィリエイト的な記事執筆の慣れ
趣味ブログとは違い、アフィリエイトには記事執筆の「型」が決まっています。
たとえば、アフィリエイトの記事では「キーワード」を決めることからやっていきます。「ペアーズ 口コミ」「ペアーズ 料金 比較」とか、そういうものですね。
ユーザーが検索するだろうキーワードを考え、ツールを使って発掘し、それをタイトルに入れて記事を書いていくのですが、この時点で記事執筆の流れはだいたい決まってきます。
たとえば、「ペアーズ 口コミ」であれば、
「ペアーズを使いたいけど、口コミっていいのかな、悪いのかな?」
と思っているユーザーが対象となります。
では、その人はどんな内容について知りたいだろうかということを想像すると、自然と記事構成ができてきます。
例えばこんな感じ。
1.ペアーズの評判・口コミは実際どうなの?
2.ペアーズの女性視点/男性視点からの口コミと評価
3.ペアーズのメリット/デメリットとは?
4.ペアーズを実際に使ってみた結果と感想
アフィリエイトの記事は、まず見出しを作ってから中の文章を書くことが多いですね。見出しを作ってしまえば、あとはその中を埋めていくだけです。文字量についても、上位表示されている記事の文字量を割り出せば(そういう無料ツールがあります)、自分がどれだけ書けばいいかわかります。
これも慣れてしまえば、記事構成はキーワードが決まった時点で自動的に決まってきます。あとはどのように、その記事構成の中に自分の意見を表現し、オリジナリティを出していくかということですが、これも慣れですね。
3.自分なりの表現の「型」ができてくる
表現についても同様に、自分なりの「型」ができてきます。
僕が作っているWEBサイトは、1つのテーマについて数百記事書いていくような、資産となるようなサイトです。
1つのテーマについて数百記事も書いていれば、だんだん、そのテーマで自分の言いたいことも出てきますし、表現力も磨かれていきます。これはもう、勝手にそうなっていきます。
冒頭での自己紹介。
クロージングに使う言葉。
ユーザーに寄り添う言葉。
そういうものが自然と書けるようになってきます。
言葉を積み重ねて、そういう自分なりの表現ができるようになってくると、「記事執筆がたのしい」と思える状態になってくるはずです。
まずは慣れ、数をこなそう。
最初の10記事は、
・不慣れな文章執筆
・専門性も乏しい状態
・記事構成もわからない
状態で記事を書いていくので、当然ながら時間もかかります。
ここに加えて、Wordpressの使い方や、文字装飾や、画像の挿入/作成なども入ってきます。これはもう、時間がかかるものと思って諦め、向き合い、取り組んでいく他ないのだと思います。
ただ、同じ10記事でも、最初の10記事と、300記事書いてからの10記事とでは、かかる時間も自分の中にある知識も表現力も、全く違うことに気がつくはずです。
それは、ただひたすらに書き続けていけば、自然とそうなってきます。今記事執筆に時間がかかることに悩むのはやめて、とにかく前に、1文字でも前に進みましょう。
ちなみにこのブログ記事は、20分ほどで書いています。これも、慣れですね。
阪口ユウキ