僕らは夫婦でどこでも仕事をしているので、気が付くとお互いMacを広げて仕事をしていたり、スマホでSNSに投稿をしていたりします。
パリで、セブで、大阪で、台湾で、色んな場所で生活をしていたのですが、今回の台湾旅行でいろいろと話し合った結果、
「これって出かけてはいるけど、”デート”ではないよね」
との結論に達しました。
世界のどこでもできる仕事の仕組みを持っていること。
それは言い換えれば、いつでも仕事ができてしまい、オンとオフ、日常と非日常の境界線があいまいということでもあります。
実際この1年、世界を旅をしながら妻と仕事をしてきましたが、明確に「デート」と呼べる時間は少なかったのかもなぁと。
「日常」と「お出かけ」そして「デート」を区別する
ということで阪口家では今回、
- 日常
- お出かけ
- デート
この3つを明確に定義しよう!ということになりました。
そして、
- ホテルやカフェ=日常
- 必要な買い物や外出=お出かけ
- 未体験の体験=デート
という定義付けをすることになりました。
デートとは、たとえばウミガメと泳ぐことである。
僕らはふだんからホテル泊が多いので、ホテルに宿泊するだけでは、それが高級ホテルであっても「デート」にはなりません。
また、たとえば新しい部屋に置く家具を見に行ったり、妻がネイルをしにいくのについていったり、そうした必要な用事を済ませるための外出は「お出かけ」に分類することにしました。
デートとは、まだ僕らが体験したことがない、「未体験の体験」をする時間のこと。
両手を、PCやスマホではなく、まったく別のものに触れさせる時間のことを、デートと呼ぶことにしました。
たとえば、
- ウミガメのいる南国の海で泳ぐ。
- 馬の背中に乗って手綱を握る。
- 石垣島でシーサーの置物をつくる。
- 鳥取砂丘でらくだに乗る。
こうした体験が「デート」です。
これまでは、このあたりの線引があやふやになっていて、だらだらと仕事をしたり、デートなのにPCを持って行ったりしていたので。
もっと妻といっしょにいる時間に集中したい、そしてふたりの想定の範囲外の体験や経験をすることに、もっと時間をとりたいなあと。
PCを置いて、外に出よう。
仕事をするならするで、本気でやろう。
そして、新しい世界をもっと、妻と二人で見に行きたいと思っています。