昨日はチェンマイで、パワートラベラー実践会の卒業生メンバーと合流しました。
皆、企業や組織から自立し、PC一台で生計を立てているメンバーです。コンドミニアムやホテルの一室を借り、南国の自由な雰囲気の中で仕事を続けています。
近況報告や、チェンマイでの生活などいろいろなことを話したのですが、その時間、僕は色々なことを思い返していました。
2年半前、チェンマイにて
僕がチェンマイに住んでいたのは今から2年半前になります。
そのとき僕は、語学学校に通ってタイ語を学びつつ、それ以外の時間は、カフェを転々としながらWEBサイトを作り続けていました。
アフィリエイトやアドセンスなどのインターネット広告を活用したサイトを個人で作り、収益化まで持っていくのが僕の仕事です。チェンマイはお洒落なカフェが軒を並べていて、PCを広げて仕事をするにはピッタリの街です。
ですが、そのとき僕の周りには
「企業に縛られずに、世界で自由に働く」
という働き方を理解してくれる人は少なく、自由な働き方を叶えているような同世代も見つかりませんでした。
友達も少なく、日々PCに向かいながら仕事をするだけの日々は、自由ではあったものの虚しいものでした。
パワートラベラーが生まれた時
ある日、たまたま、チェンマイ大学の大学院で学ぶ岩城さんという方と出会う機会がありました。
岩城さんは「バックパッカーはなぜ旅に出るのか?」というテーマで研究をしていて、どこかで僕のことを知り興味を持ったとのこと。学生街カフェで待ち合わせ、いろいろなことを話しました。
僕のこれまでの経歴や働き方を伝えたとき、岩城さんはワクワクとしたような目をしながら、こんな風に言いました。
「阪口さんのその働き方って、ユニークで面白いですよね。その働き方に、名前とかってあったりするんですか?」
「名前、ですか?」
「そう。これまでの仕事の、外にある働き方をされてますよね。じゃあ、それに何か名前があってもいいかなと」
そう振られた時、ふっと、
「じゃあ、、、自由にどこでも働ける力のある旅人ってことで、パワートラベラーなんてどうでしょう。ただ自由なトラベラーじゃなくて、具体的な力のあるトラべラーってことで」
「それ、いいじゃないですか!!」
そこで、パワートラベラーが生まれました。
自分だけのオリジナルの肩書きを持つ、ということは、それだけで大きな力になります。
肩書きが決まったからといって、劇的に何かが変わることはありませんでしたが、それでも「自分はもう、パワートラベラーなのだ」と思うことで、何か見えない力に背中を押されるような気持ちがしました。
自由な人を増やす、仕事をしよう
それまで僕は、自分ひとりだけが自由になることを考えてきました。
・どうすれば企業で働くなくても生きていけるか
・どうすれば収益のあがるサイトが作れるか
・どうすれば弱い自分のままでも生きていけるか
23歳でうつ病になって企業を辞めてから、僕はそれだけを考えて生きてきました。
しかし、自分だけがいくら自由になっても、「この働き方っていいよね」と一緒に共感してくれる仲間がいなければ、いつまで経っても孤独なままです。
2年半前はまだ、ノマドという言葉も一般的ではなく、PC一台で世界を周っている同世代も見つかりませんでした。だから僕は、自分で、そうした自由な働き方を叶える仲間をつくろうと決めました。
「自由な人を、増やす」
それがパワートラベラーとしての僕のミッションです。経済的にも、精神的にも、自由な人を増やす。それを叶えるための具体的な方法を伝えることにしました。
自由な人を増やす場を作る
そのひとつが、「パワートラベラー実践会」というオンラインサロンです。
パワートラベラー実践会▼
http://powertraveler.club
パワートラベラー実践会はスクール形式で、PC一台でできる仕事の仕方や、僕が実践しているアフィリエイトの手法について動画や音声で伝えています。
このパワートラベラー実践会では「卒業生制度」というものがあります。月一定の報酬を上げた人は卒業生となり、海外で自由に僕と合流することができます。
世界を自由に飛び回るような力を持った仲間を増やしたい。将来は世界で気軽に合流できる人を増やしたい。2年半前、チェンマイで僕が切実にほしかったものを形にしたのが、この実践会です。
そうした卒業生たちと昨日、チェンマイで合流しました。
2年半前に叶えたかった風景
写真に写っている彼らは、誰もかれも、最初はパソコンのことも、サイト作成のことも、わからない状態でスタートしています。
それでも、「自由な働き方を叶えたい」「自分が理想とするライフスタイルに近づきたい」という想いから、時間をかけて技術を身につけ、企業や組織に属さない働き方を叶えてきました。
それぞれ、乗り越えなくてはならない課題はありますが、それでも皆、清々しい顔で仕事に取り組んでいます。
何気ない会話、何気ない笑い声、何気ない近況報告、そのどれもが、2年半前の僕が、どんなに欲しいと思っても作ることができなかった風景です。
この風景を、色んな場所で叶えたい。「自由な人を増やす」という仕事をこれからも続けていきたいと、改めて思った時間でした。