最近、娘とテーブルセッティングで遊ぶことをはじめました。
玩具のティーカップやケーキ、雑貨屋で購入した紙皿やカトラリーを揃えて、正しい配置を教えています。伝えてみると、これは本当にこの位置で正しいのかなとか、以前習ったテーブルマナーのテキストを広げて確認したり、僕にとっても学びが多い時間です。
お皿の位置はテーブルの端から指二本、カトラリーは指三本だよと伝えるのですが、真似する娘の指が小さすぎて、パパはときめきっぱなしでした。
僕は30歳を過ぎてからテーブルマナーを本格的に学び始めました。テーブルマナーを知らないと、自分が入れるお店、入れないお店が出てきますし、格式の高いお店に入っても「この料理はどう食べればいいんだろう?」と、マナーが気になって料理を100%たのしむことができません。テーブルマナーを知らないことは、人生の選択肢の幅を狭めることでもあるのだなと気が付きました。いわばテーブルマナーは、そうした世界に足を踏み入れることを許される「パスポート」的なものなのだと思います。
娘には、日常的にテーブルセッティングを行い、カトラリーの扱いに慣れ、物心つくときには自然とそうした振る舞いができるような、そんな子になったらいいなと思っています。