もし僕が手持ち資金がゼロ円で、特別な資格もなく、それでも仕事と旅を両立したいなら、きっと彼のように行動をしただろうと思います。
「住み込みトラベラー」の大崎くん。
日本全国の旅館に住みこみながら資金を稼ぎ、旅する生活を続けている22歳の青年です。
住み込みトラベラー大崎くんの、やりたいことが特にないことの強さ」
関連記事:「彼とは1年以上の付き合いになりますが、以前の彼はまだ、「自分の進むべき方向性が決まっていないんです」と話していました。
「ふつうに企業で働くのは 自分には向いていない、それはわかりました。でもまだ、どんな道に進んだらいいかはまだ見えない。だから、僕は住み込みで働きながら旅を続けてるんです」
その彼が、今日はMacbookを持参して、住み込み先の軽井沢から会いに来てくれました。
目的は、どこにいても仕事をができる仕組みを、住み込みではなく、PC一台で作るため。
「世の中にはいろんな稼ぎ方があるんだなあ、ということをこの1年で学びました。ブランディングとか資産運用とか、変なネットワークに巻き込まれそうになったりとか(笑) いろいろと見てきたんですが、結局、PC一台で稼いでいこうってところに落ち着きました」
「色々とやりたいことはあっても、結局、ベースとなるものがないと叶えられないなあと。とりあえず生計を立てられる収益をPCであげて、次の展開を考えようかと思ってるんです」
彼は住み込みで働きながら、休日を使って色んな場所に顔を出してきました。
セミナーや勉強会、オフ会、色んな人たちが集まる場所に出かけていって、新幹線やバスに乗って日帰りで帰る。その中で「自分は一体、何になりたいのか?」ということを、直に問いかけ続けてきたのだと思います。
僕が彼を尊敬するのは、「自分はこれからどう生きていこう?」ということを、ただ考えるだけでなく、身体を張って動きながら考え続けていることです。
トマムで働き、箱根で働き、香川で働き、また軽井沢で働いて、実家には戻らず自分ひとりの力で人生を切り開いてきた、それは誰にでもできることではないと思います。
何も見えないなら、見えないなりに行動をする。そして行動を続けていけば見えるものがある。その姿勢を僕は大崎くんから学びました。彼は今、住み込みに変わる、新しい生計を立てる力を手に入れるため、また動きはじめています。
※僕が主催する『パワートラベラー実践会』はオンラインサロンですが、こんな風にメンバーさんと個別に話す時間も不定期ですが設けています。