CDショップの試聴機で、立ちすくんだように動けなくなり、1曲フルで聴き惚れてしまったアーティストは久しぶりな気がします。
中性的な顔立ちと、透き通った少年のような声質。
真っ白な翼が生えているかのように、ぐんぐん天に伸びていく歌声。
Salyuという変わった名前の彼女の新曲「lighthouse」は、なんだか北欧神話に出てくる広大な世界の中で深呼吸をしたような、そんなすがすがしい気持ちにさせてくれます。
「とんでもない人が出てきた!」
と慌てて部屋に駆け戻って調べてみたのですが、
デビューは遥か昔の1997年17歳の時で、音楽業界ではその実力が認められた”本物のシンガー”だということがわかりました。
「強く記憶の中に残る歌声」
―越智志帆(Superfly)「もっと全国区、ある意味世界区になっていい人」
―小林武史(音楽プロデューサー)「本物ってすごいなぁと思った。いいなぁその声」
―桜井和寿(Mr.Children)
などなど、惜しみない賛辞というよりも、
「この人の歌声を聴くと感嘆の声を上げるしかないなあ」
という、素直な反応が漏れ聞こえてくるのも、Salyuというアーティストの素晴らしい歌声を物語っているように感じます。
個人的に嬉しかったのは、今も記憶の中に強く残っている映画、岩井俊二監督『リリイ・シュシュのすべて(2001年)』で架空の歌姫「Lily Chou-Chou」の歌声を担当されたということ。
あの、神秘的でシンボリックな歌姫は彼女だったのか!とひとしきり興奮状態に陥りましたw
wikipediaを覗いてみると、知名度が上がってきたのは2006年、音楽プロデューサーの小林武史、Mr.Childrenの桜井和寿を中心に結成された「BANK BAND」へ参加したことから。
翌年発売されたシングル「name/プラットホーム」でオリコン20以内にランクイン、以降ライブ活動や、他アーティストのコラボ楽曲で着実に人気を集め、2007年のアルバム『TERMINAL』ではゴールドディスク認定(日本レコード協会)を受けました。
冒頭に紹介した「Lighthouse」の発売は2月1日。
半ばにはこの楽曲も含んだアルバムが発売されるとのこと、臨時収入が入れば、絶対に手にしたいと思っています。
ちなみに、自分の着うたフルサイトを調べてみたら、ちゃんと彼女の着うたサイトを作っていて、驚きました(笑。
「Salyu lighthouse 着うたフル」
で検索するときちんと1位表示されていたので、
もし話題になって検索が伸びれば、報酬が上がるかもしれません。その報酬で、ぜひ彼女のアルバムを買って、還元したいなあと思います。