スマホ中心の仕事生活に切り替えた大きな利点のひとつが「強制的にシングルタスクになる」ということです。
スマホの画面では複数の画面を同時に立ち上げて作業することができません。
ひとつのアプリを立ち上げれば、他アプリは奥に引っ込む。つまり、目の前の作業以外のことは強制的にできなくなります。
Evernoteで記事を書くときは、Evernoteで記事を書くだけ。
写真を編集するときは、写真をアプリをいじるだけ。
メール返信をするときはメール返信を書くだけ。
パソコンのように、画面の隅でYoutubeや動画を流しながら作業をしたりすることはできなくなります(笑)
仕事環境をスマホ化してから、この、一見すると不便に思えるシングル画面が、集中力を驚くほど持続させてくれることに気がつきました。
マルチタスクができる環境、というのは、逆にいえば「目の前の作業以外のこともできてしまう環境」ということです。
せっかく集中していたのに、メールのポップアップが入って読んでしまったり、情報収集中に目に止まった面白そうな記事を読みに行ったまま帰ってこれなくなった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
『ハーバード成功のテキスト IQより大切な頭の使い方』によると、人の集中力は、一旦途切れると 20〜30分は戻らないという研究結果が出ているとのこと。途切れるたびに30分かかっては終わるタスクも終わらないですよね。
仕事環境をスマホ化し、複雑な作業はできなくなりましたが、逆に記事執筆などのアウトプットに関しては、以前よりずっと捗るようになりました。
色んなことに時間や注意を奪われ仕事環境をが捗らないなと思う場合、スマホの強制的なシングルタスク環境が、ひとつの解決策になるかもしれません。