Gensparkとは? できることと料金 資料づくりを任せるAIワークスペースを解説

Gensparkとは?できること・使い方・料金を公式情報で解説

「CMで見かけたGensparkって、結局どんなAI?」
「ChatGPTを使っているけど、Gensparkも必要なの?」

Gensparkは、調べものから、スライド・表・文書といった仕事の資料づくりまでを、指示ひとつで任せられるAIワークスペースです。読み方は「ジェンスパーク」で、米国のMainFunc Inc.が運営し、日本語で使えます。

✅️ 調べた結果を、そのままスライドや表にまとめたい
✅️ 提案書や会議資料を作る手間を減らしたい
✅️ 最後の仕上げは、PowerPointやGoogleスライドで自分で直したい

こうした人には、Gensparkは検討する価値があると思います。調べる・まとめる・資料にするまでを1つの依頼で進められ、仕上げは手元のツールで直せるからです。

一方で、作った資料をファイルとして書き出して仕事に使うなら、有料のPlus(月約4,290円〜の目安)が前提になります。会話や文章の下書きだけが目的なら、ChatGPTなど他のAIで十分です。

無料プランはクレジットカードの登録なしで始められます。スライド・シート・スーパーエージェントなど、何ができるかを公式サイトで確認してみてください。

Gensparkと主なAIエージェント・AIチャットの比較▼

項目GensparkChatGPTManus
無料プランあり(毎日クレジットを付与・カード登録不要。スライドの書き出し不可など一部制限)あり(メッセージ数・画像作成などに上限)あり(毎日300クレジット・簡単な質問向け。同時に動かせる作業は1つ)
個人向け有料プラン(月払いの最安)Plus 約4,290円(月10,000クレジット。為替で変動)Go 1,400円(Plus は3,000円。税込かの記載なし)約3,100円(月4,000クレジット。米国通貨建てを1USD=155円で換算・税の記載なし)
年払いあり(月払いより約20%安い)—あり(月払いより約17%安い)
主な用途(公式の説明)スライド・シート・ドキュメントなどの資料作成とリサーチ会話・調べもの(Deep Research)・画像作成リサーチ・ウェブサイト・スライドの作成
(出典:Genspark・ChatGPT・Manusの公式サイト)

Gensparkとは|ジェンスパークはどんなAIか

ジェンスパークとは、公式サイトで「オールインワンAIワークスペース」と説明されているAIサービスです。英語表記はGensparkで、ジェンスパーク AIと呼ばれることもあります。

公式サイトでは、スライド・文書・画像・動画・コーディング・デザインまでを、1つの場所で作れると説明されています。

ひとことで言うと、ChatGPTのような「質問に答えるAI」に、「資料を作り上げるところまで進めるAI」を足したものです。

Genspark公式サイトのトップページ
出典:Genspark公式サイト

読み方と提供会社(MainFunc社・米国)

「Genspark読み方」で検索する人も多いですが、読み方は「ジェンスパーク」です。日本の公式サイトのタイトルやApp Storeのアプリ名にも「ジェンスパーク」と書かれています。

運営会社の情報は次のとおりです▼

項目 内容
運営会社 MainFunc Inc.(米国カリフォルニア州パロアルト)
創業 2024年(Microsoft・Google出身のエンジニア・研究者が創業)
日本法人 Genspark株式会社(2026年1月発足。法人向けの販売・導入支援)
アプリの配信元 Genspark Inc.(iPhone・Android)

「中国の会社では?」という声もありますが、本社は米国で、利用規約の準拠法もカリフォルニア州法です。運営元と安全性は「Gensparkはどこの国の会社?安全性・危険性と評判を公式情報から確認」で詳しくまとめています。

「AI検索」から「AIワークスペース」へ変わった経緯

Genspark AIとは何かを調べると、古い記事では「AI検索エンジン」と紹介されていることがあります。これは、サービスの中身が途中で大きく変わったためです。

流れを整理すると次のとおりです▼

時期 中身
2024年6月 AI検索エンジンとして公開。複数の情報源をまとめた「Sparkpage」というページで答える
2025年4月 スーパーエージェントを公開。検索から、作業を任せるAIへ軸足を移す
2026年10月時点 公式サイトの見出しは「Genspark AI ワークスペース 6.0」。資料作成が中心

(2024年・2025年の動きは第三者の解説記事による)

今のGensparkは「調べるAI」ではなく「調べて、資料まで作るAI」と考えると分かりやすいです。

検索のように答えを読むだけなら、他のAIでも足ります。Gensparkの特徴が出るのは、調べた結果をスライドや表に仕上げる場面です。

CMで話題になったGenspark

GensparkのCMは、2026年4月1日から全国で放送が始まりました。出演は俳優の松坂桃李さんで、「プレゼン篇」「プロダクト篇」の2本です。

内容は、資料作成が苦手でプレゼンに失敗した主人公が、Gensparkで資料を作り、次のプレゼンで成功する話です(日本法人のプレスリリース)。

ジェンスパークのCMが「資料作成」を前面に出しているのは、今のGensparkの使い道が資料づくりにあるからだと思います。

Gensparkで何ができる?主な機能

ジェンスパークでできることは幅広く、公式サイトの「ツール」には、議事録・翻訳・ロゴ作成など数十の用途が並んでいます。ただ、中心になるのは次の機能です▼

Gensparkの主な機能をアイコンで並べた一覧。AIスライド・AIシート・AIドキュメント・AI画像と動画・AIチャットと、それらを組み合わせて進めるスーパーエージェントがあります。
機能 できること
AIスライド テーマから調べて、プレゼン資料を作る
AIシート 情報を集めて表にし、数式やグラフを作る
AIドキュメント 報告書・提案書などの文書を作る
AI画像・AI動画 複数の生成AIモデルを切り替えて画像・動画を作る
AIチャット GPT・Claude・Gemini・Grokなどと会話する
スーパーエージェント 上の機能を組み合わせ、依頼を最後の成果物まで進める

ここからは、1つずつ中身を見ていきます。

AIスライド(資料作成)

AIスライドは、テーマを伝えると、AIが調べて構成とデザインを考え、スライドを作る機能です。

公式ヘルプによると、スライドはチャットの隣の画面で1ページずつ組み上がっていきます。直したい箇所にペンで印を付けて一言添えると、AIがその部分だけを作り直します。

文字・色・配置を手で直す「高度な編集」は、クレジットを使いません。完成したスライドは、PDF・PPTX(PowerPoint)・Googleスライドの形式で書き出せます。

書き出しは有料プラン(Plus・Pro・Team・Enterprise)だけです。無料プランでは、ブラウザ上での発表と共有リンクまでになります。

作り方の手順とプロンプトのコツは「GensparkのAIスライドの使い方|パワポで書き出す手順とプロンプトのコツ」で詳しく扱います。

AIシート・AIドキュメント

AIシートは、Excelのような表の作業をAIに任せる機能です。App Storeの公式説明では、情報収集・数式の作成・テンプレートの作成を自動で行うとされています。

たとえば「競合5社の料金を調べて表にして」と頼むと、調べる作業と表を作る作業をまとめて進めます。

AIドキュメントは、報告書や提案書などの文書を作る機能です。公式の説明では、数百のテンプレートから用途に合わせて形を整えるとされています。

AI画像・AI動画

画像と動画は、Genspark独自のモデルではなく、外部の生成AIモデルを選んで使う仕組みです。App Storeの公式説明に並んでいるモデルは次のとおりです▼

  • 画像:Nano Banana Pro・GPT Image・FLUX・Seedreamなど
  • 動画:Gemini Veo・Sora・Kling・Seedanceなど

1つの契約で複数のモデルを試せるのが利点です。一方で、公式のクレジットガイドによると、動画は長さや選んだモデルでクレジットの消費が変わります。量を作るなら、残りのクレジットを見ながら進める必要があります。

スーパーエージェント(調査から作成までをまとめて実行)

Gensparkスーパーエージェントは、頼んだ作業を自分で手順に分け、調べもの・作成・確認を最後の成果物まで進めるAIです。

公式ヘルプでは「チャットボット以上の存在」と説明されています。普通のAIチャットとの違いは、1回の依頼で何段階も作業を進める点です。

スーパーエージェントの作業の流れ。1回の依頼を受けると、AIが自分で手順に分け、調べもの、作成と確認を経て、最後の成果物まで進めます。

公式ヘルプに載っている依頼の例は次のようなものです▼

  • 電気自動車市場のトレンドを調査し、要点をまとめた10枚のプレゼンを作る
  • アップロードした売上データを分析し、グラフと表を含むレポートを作る
  • 製品の概要書をもとに、紹介用のWebページを作る

一度教えた手順を「スキル」として保存し、次から同じ作業を呼び出せます。渡せるファイルは、無料プランで最大500MB、有料プランで最大1GBです。

PowerPoint・Google Workspace との連携

Gensparkは、普段使っているOfficeやGoogleのサービスとつなげて使えます。

公式ヘルプで分かる連携は次のとおりです▼

連携先 できること
Microsoft Office(Word・Excel・PowerPoint) アドインを入れて、Officeの画面の中で文章作成・数式作成・スライド作成を頼む
Google Workspace(Gmail・カレンダー・ドライブ) メールの下書き・予定の確認・ドライブのファイルの読み込みを頼む

Officeのアドインは、デスクトップ版とWeb版のどちらでも使えます。必要なのはMicrosoftアカウントとGensparkの無料アカウントで、Microsoft AppSourceかOfficeの「アドイン」から入れます。

Gensparkの使い方(始め方と指示の出し方)

Gensparkの使い方は、アカウントを作って、作りたいものを選び、日本語で指示を出すだけです。ジェンスパークの使い方の流れを3ステップで説明します。

ステップ1:無料アカウントを作る

Gensparkの公式サイトを開き、Googleアカウントかメールアドレスで登録します。無料プランはクレジットカードの登録が要りません。

スマホなら、iPhone・Android向けの公式アプリからも始められます(iPhoneはiOS 16.0以降)。

ステップ2:作りたいもの(スライド・表など)を選ぶ

ホーム画面の中央のチャット欄に、そのまま依頼を書けます。サイドバーの「新規作成」メニューからは、スーパーエージェントなどの機能を選べます。

何を作るか迷ったら、まずスーパーエージェントに頼めば十分です。公式ヘルプによると、依頼に合うツールをAIが選んで作業を進めます。

ステップ3:指示を入力して仕上げる

指示には、次の4つを入れると、意図に近い資料ができやすくなります▼

  • 目的:何のための資料か(例:社内会議で新サービスを提案する)
  • 相手:誰が読むか(例:部長・役員)
  • 量:スライドの枚数や文字数(例:10枚)
  • 中身:必ず入れたい数字・論点・参考にする資料

公式ヘルプでは、クレジットを無駄にしないために、まずAIチャットで依頼の文を固めてから、スーパーエージェントに渡す使い方が勧められています。

できあがったら、細かい文字や色の直しは手で行うとクレジットを使いません。AIに頼むのは、構成や内容を大きく変えたいときだけにするのが節約のコツです。

無料プランでどこまで試せるかは「Gensparkは無料でどこまで使える?無料プランの制限と、有料にすべきタイミング」にまとめています。

Gensparkの料金の概要

Gensparkの料金プランは、個人向けがFree・Plus・Pro、法人向けがTeam・Enterpriseです。概要は次のとおりです▼

プラン 月額(月払い・税込の目安) 毎月のクレジット
Free 無料 毎日100(合計に上限あり)
Plus 約4,290円〜 10,000〜95,000
Pro 約42,570円〜 125,000〜2,000,000
Team 1人 約5,170円 1人12,000
Enterprise 個別見積もり 個別に決める

(税込の目安。公式ブログの円の目安〈税抜〉に消費税10%を足した金額)

料金は米ドル建てなので、実際の請求額は為替で変わります。年払いにすると、月払いより約20%安くなります。

クレジットは、スライド作成・リサーチ・画像生成など、すべての機能で共通に減っていくポイントです。

1回の作業で何クレジット使うかは、作業の中身や選んだモデルで変わり、公式にも決まった数は載っていません。

Tierの選び方やクレジットの仕組みは「Gensparkの料金はいくら?Free・Plus・Pro・Teamの違いとクレジットの仕組み、選び方」で詳しく解説しています。

GensparkとChatGPT・Manusの違い

GensparkとよくくらべられるAIは、ChatGPTとManusです。それぞれの違いは次のとおりです▼

  • ChatGPT:会話と調べものが中心。有料はGoが月1,400円、Plusが月3,000円(公式の円表示)
  • Manus:Gensparkと同じく、作業を任せるAIエージェント。月約3,100円から(米国通貨建ての料金を換算した目安)
  • Genspark:スライド・シート・ドキュメントなど、資料の形に仕上げる機能が厚い

正直に言うと、質問への回答や文章の下書きが目的なら、ChatGPTの方が安く済みます。Gensparkを選ぶ理由になるのは、「調べた結果を、そのまま資料の形にしたい」かどうかです。

用途ごとの選び方は「GensparkとChatGPT・Manus・Perplexityの違い|どれを選ぶかを用途別に比較」で比べています。

Gensparkの良い点・気になる点

良い点

  • 調べものと資料づくりを、1つの依頼でまとめて任せられる
  • スライドをPowerPoint・Googleスライドの形式で書き出し、手元で直せる(有料プラン)
  • GPT・Claude・Geminiなど複数のAIモデルを、1つの契約で切り替えて使える
  • 手で行う編集や書き出しにはクレジットを使わない
  • 日本語のサイト・アプリ・日本法人があり、日本語で使える

「調べる」「まとめる」「資料にする」を1つの画面で済ませられ、仕上げはPowerPointなど手元のツールで直せる。ここがGensparkの一番の強みだと僕は考えています。

気になる点

  • 1回の作業で何クレジット使うか、公式に載っていない
  • 料金が米ドル建てで、円の金額が為替で変わる
  • 無料プランでは、スライドをファイルとして書き出せない
  • 機能が多く、最初はどれを使えばよいか迷いやすい

App Storeには、Plusに入ったものの、AI動画を8秒×4本作った時点でクレジットを使い切ったという声も投稿されています。動画や大量の生成をするなら、無料プランで減り方を確かめてから契約するのが安全です。

Gensparkが向いている人・向いていない人

向いている人

  • 提案書・報告書・会議資料などを、週に何本も作る人
  • 調べものの結果を、表やスライドにまとめる作業が多い人
  • 複数のAIのサブスクを、1つにまとめたい人
  • PowerPointやGoogleスライドで、最後の仕上げだけ自分でしたい人

向いていない人

  • AIとの会話や文章の下書きだけが目的の人(ChatGPTなどの無料版や安いプランで十分です)
  • 資料を作るのが月に数回程度の人(Gensparkの無料プランで十分です)
  • 毎月の支払額をきっちり固定したい人(米ドル建てのため)
Gensparkが合うかを選ぶ分岐図。AIとの会話や文章の下書きだけならChatGPTなど、資料作成が月に数回ならGensparkの無料プラン、それより多く資料を作るなら有料のPlusが目安です。

よくある質問

Q. Gensparkは日本語で使える?

使えます。Gensparkには日本語の公式サイトがあり、App Storeのアプリも日本語に対応しています。指示も日本語で書けば、日本語のスライドや文書が作られます。

法人向けの販売と導入支援は、日本法人のGenspark株式会社が担当しています。個人プランの問い合わせ先は、米国のGenspark Inc.のサポートです。

Q. GensparkのAPIはある?

公式サイトとヘルプセンターを確認した範囲では、自分のアプリやシステムからGensparkを呼び出すための、一般向けのAPIの案内は見つかりませんでした。

逆方向の連携、つまりGensparkからGmail・Googleドライブ・Officeなどにつなぐ機能はあります。自社のシステムにAIを組み込みたいなら、APIを公開しているOpenAIなどのサービスを検討する方が確実です。

Q. Gensparkの安全性は大丈夫?

運営元のMainFuncは、SOC 2 Type II・ISO 27001:2022の認証を取得したと公開しています。法人プラン(Team・Enterprise)は、入力したデータをAIの学習に使わないと明記されています。

一方で、個人プランには学習の扱いの明記がありません。個人プランで使うときは、社外秘や個人情報は入れないのが安全です。

まとめ|まずは無料プランで試す

Gensparkの全体像は次のとおりです▼

  • 読み方は「ジェンスパーク」。米国のMainFunc Inc.が運営し、日本法人もある
  • AI検索として始まり、今は資料作成を中心とするAIワークスペース
  • スライド・シート・ドキュメント・画像・動画を作れ、スーパーエージェントが作業をまとめて進める
  • 料金はFree・Plus・Pro・Team・Enterprise。Plusは月約4,290円(税込の目安)から
  • 会話や調べものだけなら、ChatGPTなど他のAIで十分

迷ったら、まず無料プランで、普段作っている資料を1本作らせてみてください。

Genspark公式サイトのトップページ

Gensparkと主なAIエージェント・AIチャットの比較▼

項目GensparkChatGPTManus
無料プランあり(毎日クレジットを付与・カード登録不要。スライドの書き出し不可など一部制限)あり(メッセージ数・画像作成などに上限)あり(毎日300クレジット・簡単な質問向け。同時に動かせる作業は1つ)
個人向け有料プラン(月払いの最安)Plus 約4,290円(月10,000クレジット。為替で変動)Go 1,400円(Plus は3,000円。税込かの記載なし)約3,100円(月4,000クレジット。米国通貨建てを1USD=155円で換算・税の記載なし)
年払いあり(月払いより約20%安い)—あり(月払いより約17%安い)
主な用途(公式の説明)スライド・シート・ドキュメントなどの資料作成とリサーチ会話・調べもの(Deep Research)・画像作成リサーチ・ウェブサイト・スライドの作成
(出典:Genspark・ChatGPT・Manusの公式サイト)