妻の妊婦健診に9ヶ月間付き添ってわかったこと

今日は、妻の妊婦健診で病院に行ってきました。

妊婦健診とは、妊婦や赤ちゃんの健康状態を定期的に確認する検診です。妊娠週に合わせて、月1〜週1回のペースで産婦人科に通います。

この検診に、毎回、欠かさず付き添いをして9ヶ月。

最初は先生にも、「あれ、旦那さんも一緒?」と珍しがられたのですが、今では看護師さん、助産師さんを含め、僕が付き添っているのが当たり前に受け入れられるようになりました。

他にも、助産師さんに「トコちゃんベルト」の付け方を教わったり、、、

病院で開催されている妊婦教室に参加してお産について学んだり、、、

妻が参加する場に当たり前のように一緒に入って、お産について学ぶことをしています。

目次

毎回妊婦健診に付き添って見えたもの

こうして毎回、妊娠について学んだり、赤ちゃんの成長を見るにつれ、自分の中の世界観がだんだん変わってきました。

まず、妊婦さんに対する考え方が変わりました。

僕らは、夫婦でビジネスをしているため、基本的には24時間一緒に生活をしています。

そのため、妻のお腹が大きくなる様子や、体調の変化を、毎日見てきました。

最近では胎動も激しくなって、たまに肋骨を蹴られて「うっ」と呻いていたり。そうした妻を眺めていると、新しい生命をお腹の中で育てている母体にかかる負担は、相当なものだろうと感じます。

「妊娠」
「出産」

というのは、知識としては知ってはいたのですが、実体験として目の当たりにするとこうも違うものかと。

この未知の体験を、あたりまえのように乗り越えている方々が、どこもかしこもいる。

最近では妊婦さんをみかけたり、子ども連れのお母さんを見かけるたび、「すごいよなあ…」と尊敬の眼差しを向けるようになりました。

自分の見えている世界が一変する瞬間

自分が見えている世界が、変わる瞬間。

これまで仕事をしながら海外を巡ってきて、何度もそうした瞬間に立ち会ってきました。

フィレンツェの石畳をコツコツと音を鳴らして歩いたとき。

月曜日の昼間ぼおっと、碧色をした地中海を眺めたとき。

はじめてひとり旅でバンコクの街に降り立ったとき。。。

自分の中にある世界の枠が一気に広がって、世界の見え方が一変する感覚。そうした感覚と同じものを、子どもができるという一連の体験にも感じます。

子どもを連れている母親の姿を見るたび、「この人たちはみんな、妊娠期間の10ヶ月を乗り越えてきた方々なんだな…」と、自然と尊敬の眼差しを向けてるというのは、過去の自分には全くないことでした。

ひとつのことを知ることで、世界の見え方が違って見える。

子どもが生まれると、もっとそうしたことを実感するんだろうなあ、、、ということを、今日、妊婦健診に向かうタクシーの中でぼんやり考えたのでした。

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