アフィリエイトサイトを作るときには、サイトで狙うキーワードを選定する作業がとても大事になります。
「どのキーワードを狙って書くか」が決まっていなければ、そもそも記事は書けませんし、狙うキーワードによって競合サイトの数も違うからです。
とはいうものの、
「どんな風にキーワードを選べばいいの?」ということがわからない方も多いと思うので、今回の記事では、
「広告の中からキーワードを抜き出し、膨らませていく」
という、初歩的なキーワード選定方法をお伝えします。
この方法は、どの広告・ジャンルに限らず応用できる方法なので、どんなキーワードで記事を書いていいか分からない、という方は、ぜひこの方法を試してみてください。
1.広告例:「ローヤルエンザミン酵素ドリンク」
今回は例として、「ローヤルエンザミン酵素ドリンク」という商品のキーワードを考えてみます。
LINK:ローヤルエンザミン酵素ドリンク
ASPの新着広告にあった広告を選んでみました。
酵素ドリンクは健康モノの通販ではかなり人気で、1件2000円-6000円程度と単価も高く、多くのアフィリエイターが参入しています。(ただ、市場は飽和状態なので、今から参入するのはちょっとキツイでしょう)
1-1. 広告の中にあるキーワードを収集する
この広告で狙うキーワードを
広告の中にあるキーワードを収集していきます。
画像のように広告内のキーワードを赤い四角で囲っていきます。
抜き出した順番に、
- 酵素ダイエット
- 熱に弱い
- 酸に弱い
- 吸収されにくい
- 太りにくい理想の体
- 酵素液
- ダイエット中の悩み
- 肌トラブル
…といった具合ですね。これをExcelにまとめていきます。
このキーワードを抜き出す段階では、主観を挟まずに、あらゆるキーワードを抜き出してくるのがポイントです。自分の知らないキーワードや、なんとなく需要がありそうなキーワードは特に要チェックです。
2.抜き出したキーワードをプランナーで広げていく
次に、広告から抜き出してきたキーワードをキーワードプランナーで膨らませます。(プランナーの使い方は「Googleキーワードプランナーの使い方をはじめから丁寧に」で解説)
今回は、
- 肌トラブル
- 酵素ダイエット
- 太りにくい体
の3つを例として広げていきます。
2-1. 「肌トラブル」で検索
「肌トラブル」の検索回数は、月590回。関連キーワードを見てみると、
こんな感じです。「オイリー肌」や「肌 カサカサ」「肌の乾燥」といったよく聞く肌トラブル、他のページでは「肌あれ」「にきび」などといったキーワードも出てきました。
調べてみると、酵素ドリンクを飲むことで体内環境が整い、体の中の老廃物を吐き出してくれるそうです。
疲労が溜まるとそれが肌に出てしまう人もいますよね。疲れや不規則な生活からくる「肌あれ」や「にきび」の解決策として酵素ドリンクを提案できるかもしれません。
2-2. 「酵素ダイエット」で検索
「酵素ダイエット」の検索回数は、月60500回。関連キーワードを見てみると、
「酵素 断食ダイエット」「酵素ダイエット リバウンド」「酵素ダイエット 効果なし」というような、酵素ドリンクを使ったダイエット方法や、その効果について調べるキーワードが出てきました。
他にも、「1ヶ月で痩せる方法」「5キロ痩せるには」といったダイエット関連のキーワードも出てきます。
これらを組み合わせて、「酵素ドリンクで1ヶ月1キロ痩せる方法」「酵素ダイエットで3ヶ月で-5キロ痩せるには?」といった特集ページを組みるのも面白いかもしれません。
2-3. 「太りにくい体」で検索
「太りにくい体」で検索すると、月590回。関連キーワードを見てみると、
「太りやすい体質 原因」「太りやすくなった」「基礎代謝アップ」といったキーワードが出てきました。
上で紹介した肌トラブルともかぶりますが、酵素ドリンクは体内環境を整え、代謝をよくしてくれるので、自然と太りにくい体になると言われています。
そのため、
たとえば1日1食を酵素ドリンクに置き換えてみて、どんな風に体重が変化するかをレポートしてみたり、酵素以外の基礎代謝をアップさせる方法をまとめてみたりすると、サイトコンテンツが広がりそうです。
この3つのキーワードをダウンロードして、ひとつのExcelにまとめでみたのがこちらの画像です。
僕はいつも、このようにキーワードを収集し、まとめたキーワードを眺めながら、サイト企画を立てています。
3.このプロセスを踏まないとどうなる?
このプロセスを踏まないでサイトを作ろうとすると、
- 「ローヤルエンザミン酵素 評判」
- 「酵素ドリンクダイエット 効果」
- 「酵素ドリンク 比較」
といった、ありがちなキーワードしか思い浮かばず、競合サイトと似たり寄ったりなサイトばかりを作りかねません。
そうなると、どちらが有益なコンテンツを作れるかという中身の勝負でなく、どちらが検索結果の上位に表示することができるかというSEO勝負になってしまいます。
SEO勝負になると、どれだけ良質な被リンク元を持っているかという勝負になってしまうので、まず初心者は勝つことができません。
一方、
今回のようにキーワードを丁寧に調べると、この「ローヤルエンザミン酵素ドリンク」という商品を欲しがりそうな人は、酵素に興味を持っている人だけでなく
- 体の中の老廃物がたまって肌トラブルに悩むひと
- 酵素ドリンクは知らないけど、1ヶ月に1キロやせたい人。
- 新陳代謝をアップさせてやせやすい体質になりたい人
といった、色んな悩みを抱えている人にも紹介できる商品と気がつくことができます。
このように色んな側面からキーワードを集め、眺めていくことでサイトの企画が広がり、競合が思いつかない視点から商品を攻めることができます。
まとめ:すべての広告・ジャンルに応用できるキーワード収集方法
今回ご紹介した「広告の中からキーワードを抜き出し、膨らませていく」という方法は、どの広告、どのジャンルにも応用できるキーワード収集法です。
キーワードも膨らみ、サイト企画も膨らむ良い方法だと思うのですが、実はめんどくさがってあまりやらない人が多いです。これをやるだけで抜け道を見つけられたりするので、ぜひこのプロセスを何度も練習してください。