「コンフォートゾーン」
という考え方があります。
コンフォートゾーンとは
「自分がラクでいられる範囲」のことで、
たとえば部屋でTVを見ていたり
決まりきったルーティーンをこなしたり
冒険もない代わりに刺激もない
そうした行動範囲のことを言います。
その意味で、この写真は
僕にとっては完全に
コンフォートゾーンを外れているものです。
まさか僕は、フィリピンの路上で
人生はじめてのバイクに乗ることになるとは
夢にも思っていませんでした。
東南アジアを巡る中で
バイクに乗ることを迫られる機会は多く、
そのたびに断っていたり
誰かの後ろに乗せてもらうしかなかったり
(東南アジアでは移動はバイクがふつうで
12歳くらいには運転できたりします)
情けなく、カッコがつかない思いを
ずっとしていました。
このドゥマゲッティでようやく僕は、
その悔しい思いに
決着がつけられたような気がします。
バイクに乗り始めて
2日が経ちましたが、今ではもう、
「乗れていること」が普通になりつつあります。
そのうち、
「過去の自分は、なぜ怖がっていたのか?」が
わからなくなる日も来るのでしょう。
勇気を出してコンフォートゾーンを飛び出して
もがきながらも、なんとかやりきる。
そうすれば、ゾーンがその分だけ広がります。
僕はそうしてもがきながら
行動範囲を広げてきたように思います。
もう僕は、
海外で暮らすことも、
世界を旅して仕事をすることも
夫婦で仕事をしながら旅する生活も
特別なこととは思わなくなりました。
それは僕にとっては当たり前の毎日で
その毎日を生きながら
「これから自分はどう生きようか」と考え続けています。
怖かったのは、飛び出す前だけ。
頭でぐるぐる考えているときだけで、
身体を張って飛び出せば
世界は必ず味方をしてくれたように思います。
あなたは最近、何かに挑戦したり
冒険をしたりしましたか?
自分のコンフォートゾーンは
今どのくらいの広さですか?
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