社会から逃げ、人から逃げ、それでも自分からは逃げずに生きた4年間で手に入れたもの。

4年前の年末、
僕は車中泊で日本を回っていました。

その時はまだ、うつ病が残っていて
自分人生を模索しながら
ずっとハンドルを握っていたことを覚えています。

夜は道の駅や、どこかの路上に車を止めて
キャンプをしていたのですが

真っ暗闇のなか、じっと息を殺して
「この先、どう生きるか」という問いと
ひたすらに向き合っていました。

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3年前の年末、
僕はあいりん地区に住んでいました。

寒空の下、毛布にくるまるホームレスの
隙間をすり抜けるように、街を歩きながら

「どうすれば生き延びて、ここを出れるか」

を必死になって考え、

除夜の鐘を聞きながら、ひたすらに
手を動かしてサイトを作り続けていました。

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2年前の年末、
僕はラオスの首都ヴィエンチャンから
成田の実家に一時帰国をして戻っていました。

PC一台できる仕事を海外に持って出て4ヶ月。
東南アジアに住み着いてみたものの
自分が本当に為すべきものは何か、見えていませんでした。

とにかく、次の出国先はタイにしよう、
そこで語学学校に通い、タイ語を徹底的に覚えよう。

そう決めて、アパートと語学学校を探し
次の出国の準備を進めていました。

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1年前の年末、
僕はフランスのパリで迎えました。

フランスの冬は、ひとりで迎えるには
あまりにも寒く、あまりにも美しく

ライトアップされた
シャンゼリゼ通りを歩きながら

「次は絶対に、好きな人とこの風景を歩く」

と、まだ見ぬパートナーの姿に思いを馳せながら
黙々と、本の執筆を進めていました。

今年の年末は、
妻の実家で、妻の家族と一緒に
迎えることとなりました。

そして妻とふたりで、
「これからどう生きていくか」を考えています。
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振り返ってみると、
予想もつかない本当にたくさんのことが
起こってきたなあと実感します。

どうしてこうした、
起伏に富んだ人生を送ってきたか考えてみると、

自分の人生に100%責任を取る

と決意して、
自分の夢から逃げずに、
立ち向かってきたからだと思います。

僕は、企業で働くことから逃げて
人と関わりあうことから逃げて

逃げて、逃げて、それでも、

世界を自由に飛び回る仕事がしたい、
好きな人と一緒に、どこにでもいる力が欲しい、

その夢からだけは、
絶対に逃げることなく

そのライフスタイルが叶う選択肢だけを
選び続けてきました。
それがどんなに「ハードだ」と思うものでも。

そうして生きてきたからこそ
今、あの状況から生き延びて
自分が思い描くライフスタイルに
辿り着くことができたのだと思います。

僕は、
社会から逃げ出すことも
誰かから逃げ出すことも

それによって自分が救われるなら
恥ずかしいことではないと思っています。

けれど、

自分自身から逃げ出すことは、
恥ずかしいことだと思っています。

自分は一体どうありたいのか
何をして生きていたいのか

そこからだけは逃げ出さずに
向き合い続けること。
そうすることによってしか
突破できないものが、きっとある。

この4年間で、
そうしたことを学びました。

来年も、逃げずに自分と向き合い続けていたい。
2014年も終わるこのタイミングで、
自戒の念を込めて、書かせていただきました。

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