サイト運営に欠かすことができないのが「クラウドソーシング」。
このサービスができたことで、自分には書けない記事やデザインの依頼が簡単にできるようになりました。僕もここ2年半ほど「ランサーズ」を愛用しているのですが、サイトを作る速度は以前とは比較にならないほど早くなっています。
しかし、クラウドソーシングが一般的になり登録ユーザーが増えるにつれ、なかなか良いライターさん(ランサーズの場合はランサーさん)を見つけることが難しくなってきました。
今回の記事では、ランサーズを例に挙げて、質の高いライターさんを「オーディション」で見つける方法をご紹介します。
依頼するまではわからないライターさんの「質」
ランサーズでは依頼をする際に、ライターさんから「サンプル記事」を提出してもらうことを禁止しています。
クライアント側である僕らは、ライターさんの過去の実績や評価から、力量を判断しなければなりません。ライターさんの詳細ページがこちら。
この「ポートフォリオ」や他クライアントからの評価で、良いライターさんかどうかを判断しなければなりません。
基本的には評価が高いライターさんは、良い記事を書いてくれることが多いのですが、それでも、自分が求めている記事を書いてくださるかどうかは別問題。ピッタリのライターさんを見つけるまでに時間がかかることも多いです。
そういうときに、「タスクでオーディションをする」ということをやります。
タスクで集まった記事から「これだ!」と思う人を見つける。
たとえば、「妊娠中に飲むサプリ」を紹介するアフィリエイトサイトを作るとします。
このとき、想定されるエンドユーザーは「妊娠中のお母さん」ですね。なるべくこのテーマで良質な記事を書ける人を見つけたいとします。
そうしたときは、タスクでこんな依頼を投げかけます。
「妊娠中にあなたが一番悩んだことや辛かったことはなんですか?600字でお答えください」
専門的な記事ではなく、経験していれば簡単に取り組むことができる内容にするのがポイントです。
このタスクに参加してくれる人は、妊娠・出産を経験しているお母さん方がほとんどでしょう。つまりサイトで想定しているエンドユーザーになります。
このタスクに仮に20人の方が参加してくださったとします。そうすると、同じテーマで依頼を出しているのに、この20記事には明らかに記事のクオリティに差が出てきます。
文章そのものがわかりやすかったり、こちらが聞きたい意図を察して記事を書いてくださったり。思いもよらないような切り口で書かれていたり。こうした人が、3-40人に1人くらいの割合でいらっしゃいます。
こうしたクオリティの高い記事を書く人にメッセージを送り、直接「プロジェクト形式」で依頼を出せないかを打診します。
仕事に対してきちんと評価し、気持よく仕事をしてもらう。
ランサーズのタスクは、手軽に誰でも参加できる反面、誰からの評価を受けることはできません。
作業をして、承認されて、それでおしまいです。
気軽なのですが、文章を書くことが好きな方、もっとやりがいのある仕事にチャレンジしたい方には物足りないものになっています。
ですので、「良い記事を書いてくださりありがとうございました」と直接メッセージを送ると、サプライズ効果ですごく喜ばれます。ものすごく喜ばれます。
その流れでプロジェクト形式の依頼をすると、まず断られることがないですし、一生懸命記事を書いてくださることが多いです。
こうしたタスクを活用することで、質の高いライターさんに、ピンポイントで依頼を出すことができるようになりました。
シンプルですが、このやり方を実践すると、質の高い記事が集まる確率はとても高くなりますし、長くお付き合いができる方とも出会いやすいです。なかなか良いライターさんを見つけることができない方は、ぜひ実践されてみてください。
<追伸>
ランサーズではランサーさんとの「直接取引」は禁止されています。タスクで良い人を見つけて「プロジェクト形式で依頼する」ことを守りましょう!