僕は、2014年の3月に、妻と出会いました。
そして、翌月の4月に告白とプロポーズを同時にしています。大阪で初対面を果たし、初デートは1ヶ月後の京都で。その翌日にプロポーズ。合計しても、12時間くらいしか一緒にいませんでした。
そういう事情もあって、「どうしてそんなにすぐ、結婚を決断したんですか?」とよく聞かれます。この記事では、僕が短期間で結婚に踏み切った理由や、猛スピード婚ならではのドタバタについてお話していきます。
僕がすぐに結婚を決意できた理由。
結婚を決断できた一番の理由。それは、僕が思い描くライフスタイルと、彼女が理想とするライフスタイルが重なっていたからでした。
僕はPC一台で世界を飛び回る「パワートラベラー」という仕事をしています。2012年の7月に出国してから、これまでに7ヶ国9都市、日本を含めると、8ヶ国11都市に住み着いて仕事をしてきました。
異国の街にアパートを借りること、語学学校に通って現地の言葉を覚えること、wifiの繋がる喫茶店で仕事をすること。その風景を配信することをライフワークにしています。
そして、もしパートナーになる女性は、こういった生活を一緒に楽しんでくれる人、その自由を一緒に広げてくれるような人であればいいなと思っていました。
「結婚」と「自由」は両立できる?
それまで僕は、結婚というものをネガティブに考えていました。
こういったライフスタイルに付き合ってくれる女性はそう多くはありません。ふつう結婚をして家庭を持てば、今のように自由な生活はできなくなります。
「パワートラベラーは、独身男性だからできるライフスタイルだよね」
と言われることもありましたが、僕自身、結婚するときにはこの仕事は廃業かなと思っていたのも事実です。
しかし、彼女と出会ったとき、結婚に対するネガティブな意識がなくなりました。なぜなら、結婚をすることで広がる自由もあることに気がついたからです。
彼女は僕に会う以前から、自分でビジネスを興していましたし、月に1回国内外を旅行しながら、その風景を伝えるようなことをしていました。自分の好きを仕事にすること、理想のライフスタイルを叶えられる働き方をすること、そしてそこから見える景色を色んな人に伝えること。僕は彼女と一緒になれば、自分の世界がもっと広がるに違いないと思いました。
「これだ!」と思う人はいつ現れるかわからない。
スピード婚を経験してみて思ったのは、「これだ!」と思う人はいつ目の前に現れるかわからないということです。
僕は正直、結婚なんて遠い先のことだと思っていました。おそらく、スピード婚を決めた多くの人が、似たような理由なのではないかと想像します。目の前にチャンスが急に落ちてきて、それを掴みとることができるかどうか、力づくでもモノに出来るかどうか。男性でも女性でも、そこには大きな勇気とエネルギーが必要です。
そういった決断ができるためには、「自分」というものを理解している必要があるのだと思います。もし自分が何を求めていて、どんな生活をしたいと思っているのか、それが固まっていなければ、どんな人をパートナーに選べばいいのかわからないからです。
「これだ!」と思う人はいつ現れるかはわかりません。でもそのチャンスをつかむための準備は、今すぐにでもできるのだと思います。
阪口ユウキ