うつ病を克服するために起業を決意!抗鬱剤ではなく「一人でも生きる力をつける」という治療法を選んだ話。

こんにちは、パワートラベラーの阪口です。

僕は2010年5月、23歳のときに鬱病で仕事を辞めています。

半年間ほど起き上がることができない期間が続き、抗鬱剤も飲んでいましたが、「一人でも生きる力をつける」というアプローチで、うつを克服することができました。

目次

抗鬱剤は、本当にうつ病を治してくれるのか?

Pharmaceutical medicament

他のうつ病の方と同様、うつ病と診断されてすぐに抗鬱剤を飲むように指示されました。

当時は「このままだと自分は死ぬのではないか」という切迫感があり、抗鬱剤を飲んでいないと不安でしかたがなくなります。何種類もの薬を、朝昼晩、食事のように摂っていました。

抗鬱剤を飲むと、精神がとろんとし、うまくものを考えることができなくなります。不安感が消え、生きていることの辛さに鈍感になります。

しかし一方で、精神が溶かされていくような感覚がありました。不安感がなくなる代わりに、何にも集中できなくなったり、うまく文字を認識することができなくなります。次第に、薬を飲まないでいることの恐怖より、薬を飲み続けていることの恐怖がまさるようになりました。

薬を飲んで不安感を消しても、その根本的な原因がなくなるわけではありません。本当にうつを克服するなら、うつを和らげるより、自分がうつになった原因に立ち向かわなくてはならない。

そう気がついた時、僕は薬を飲むことを諦めました。薬を飲んで一時的に良くなっても、それでは意味がないと気がついたからです。

薬でうつを和らげても、根本的な原因は消えない。

薬を飲むことで、改善する事例は多くあります。

しかし、たとえ薬によってうつが改善することがあっても、うつになってしまったという根本的な原因はなくなりません。

  • なにが自分をうつに追い詰めたのか
  • 仕事内容が原因なのか?
  • 人間関係によるものなのか?
  • 夢を追いかけることに疲れたのか?

健康的に、毎日を楽しく生きることができれば、うつになることはありません。

うつになり、あの異常な精神状態に追い込まれるにはそれなりの理由があります。その原因を突き止めて回避しようとしない限り、またうつが再発することは明らかです。

僕自身のうつの原因は、「毎日同じ職場で、同じ人と顔を合わせて仕事をすることができない」というものでした。

仕事をすることも辛くはありましたが、職場の人は優しかったですし、仕事内容も興味が惹かれるものでした。しかし、毎日同じ職場で働いているとどんどん息苦しくなって、うまく喋ることも、呼吸をすることもできなくなりました。

たとえ違う職場に移っても、業種を変えても、きっと自分はまたうつを再発するだろう。そう思った時、僕は自分の前に広がっていた道が、閉ざされていくのを感じました。

僕はもう、企業で働くことはできない。

でも、生き続けなければならない。

だから、企業や組織に属すことなく、一人でもできる仕事をしようと、起業を決意しました。

企業や組織に属すことなく、一人でも生きる力をつける。

企業や組織に属すことなく、一人でも生きる力をつける。それは、うつ病を本当の意味で克服するための僕なりの答えです。

どこにも所属をすることなく個人単位で生計を立てていく。誰かと繋がるなら、一人でも生きていく力をつけた後で繋がる。

誰かに属す形でしか生計が立てられない状態でなくなれば、もし自分がまた追い込まれそうになった時、逃げ出すことができます。そして、その力を身につけることは、抗鬱剤を飲むことよりも、より高い効果と持続性を持っています。

起業や組織に属さず、一人でもできる仕事の選択肢はいくつもあります。

  • Amazonなどの転売ビジネス
  • アフィリエイト
  • ブロガー活動
  • オークションビジネス
  • クラウドソーシングでの仕事受注
  • 株やFx
  • ネットショップ運営

僕の周りでは、企業をドロップアウトして、こういう働き方で生計を立てている仲間が多くいます。

その働き方は、ある意味では危ういを感じられるかもしれませんが、僕にとってはうつとは無縁の世界で、うつを克服できる世界です。

一人でもできる仕事を追求し続けて、今思うこと。

僕自身は「アフィリエイト」を選択し、収益をあげるサイトを作るための技術を学びました。ビジネスなどまったくわからない状態ではじめたので、人並みの月収が稼げるようになるまでに2年かかりました。

しかし、うつの治療にそれ以上の年月を捧げる人も多いことを考えると、2年という歳月は短かったと思っています。なにより、その2年のあとで、自分の人生を取り戻すことができました。

今では、WEBを使って活動・サービスを広げたい企業や個人を対象にアドバイスをしたり、ライターさんと協力しながらWEBマガジンを運営したり、僕と同じようにPC一台で生計を立てたい人のサポートをするなど、仕事が広がってきています。

プライベートでも、一人で仕事をすることの利点を活かして、海外の好きな街に住み着いて生活するライフスタイルも叶いました。一人でも生きる力を身につけたことで、仕事の幅も、人生の幅も、これまでの自分とは想像もできないほどに広がりました。

僕の場合、うつを治すのに、薬は必要ありませんでした。指定された通り病院には通いましたが、うつになった根本原因を解決することで、自分らしい生き方を手に入れる。そういった解決の仕方を行っています。


YUKI

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 確かに抗うつ剤だと根本的な解決にはならないですね。僕も通院し始めてから丸3年飲み続けました。最初の方は改善の手応えがあったんですが、2年半ほど経ってそれが頭打ちしているのに気づきましたね。僕の場合は5本指シューズを履いてウォーキングを毎日のように取り組んでいたらほぼ克服できました。本格的に取り組み始めて数週間後には薬を順番に減らし、1ヶ月半後には通院する必要はないと(自信を持って)判断できたほどです。医学部性の方が言うには「運動は抗うつ剤よりも抗鬱効果がある」らしいです。しかも副作用なし。僕はそれを身を持って実感しました。鬱克服で自信がつき、今はうつ病の原因になった別の精神疾患の治療に励んでいます。
    僕がうつ病で悩んでいる人にオススメしたいのは、薬を服用しつつ、週に数回でも歩き始めることです。(五本指シューズであれば更に効き目ありますし、通院・薬代がなくなればすぐ元は取れます。)
    人に見られたくないのであれば、暗い時間帯(車の少ない夜中が⚪︎、早朝なら◎)歩くといいと思います。
    ただ1つ注意したいのは「無理してやらないこと」だと思います。無理するのは逆効果なので。
    僕の場合は五本指シューズという、ちょっと高めで特別なアイテムを使うことにより、モチベーションを高める工夫をしました。そして歩くのが楽しみになり、けっこうハマりましたね。
    現在はジョギングにまで発展し、長年悩んでいた不眠症も改善していってます。
    とりあえず、「運動は抗うつ剤よりも抗鬱効果がある」という事実を知っておくだけでも違うと思います。うつ病は残酷な症状ですが、治せる病気だと思います。
    この素敵な記事を読んだ読者さんたちの参考になればと思い、コメントさせていただきました。
    長文失礼しました。

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